【推しの子】

スポ根×サスペンスのアイドルもの

【推しの子】 横槍メンゴ 赤坂アカ
酒チャビン
酒チャビン

現時点の最新刊(9巻)までですが、だいぶ面白く、早く寝ないといけないのに夜なべして読んでしまいました・・・眠すぎて早退したいです。。 一見オタク界隈のマンガかな?と思わせておきながら、スポ根×サスペンスの異色の組み合わせでした。どちらも好きなジャンルなので、すごいよかったです。アイドルものか・・・と思っている人がいたら、すごく勿体無いので、今日の帰りにくまざわ書店に寄ってボーナスで購入してください!! 登場人物も皆がんばっていて、がんばっている人好きな私としては、皆好感が持てます!! サスペンス部分もまだ全貌は全然明らかになっていないと思いますが(ですよね・・??)、一旦踊り場まできた感じで、これからのさらなる迷宮入りに期待が持てます!! しかもどうやら2023年にはアニメになるようですね・・・マンガのメディアミックスについては作中でも触れられていますが、本作のアニメはどうなるのでしょうか・・・オファーした側は、すごい勇気があると思います。私は動画ものは見てるとすぐ落ち着きなくなってきてしまうので、あまり見ないのですが、こちらのアニメについては絶対に目が離せないな、と思っています。

ジョジョの奇妙な冒険 第4部 モノクロ版

自分が一番好きなジョジョ

ジョジョの奇妙な冒険 第4部 モノクロ版 荒木飛呂彦
ピサ朗
ピサ朗

ジョジョは各部でかなり作風も内容も傾向も変わる作品だけど、自分が一番好きだと言えるのは4部。 舞台は日本の町一つ、ラスボスはただの殺人鬼と、スケールの大きさで言えば歴代でも小さいのだが、その分、身近な恐怖や能力者が生きる世界という物が見えやすく、想像力を刺激される。 出てくるスタンド能力も直接戦闘には役に立たないようなスタンドが多いのだが、見事に幅が広く活用悪用、非常に多彩な使い方を見せてくれる。 この「その世界にいる能力者たちの日常生活」感は選ばれた実力者ばかりの3部や犯罪に利用している5部に挟まれてる分、かなり独特な物があり、リアルタイムで読んでいたというのも有るが、世界の生活感や地に足のついた空気が非常に気持ちよかった。 ただ当然ながら特別な能力者が普通の日常生活を送っているとも限らないと悪用する犯罪者も出てくるのだが、こいつらが実に醜悪で生活感がある分、日常に潜む恐怖とも言える怖さや凄みがあり、能力以上に能力者、つまりは人間が怖いと描かれていて凄い。 そして同時にスタンド使いではないただの人間がキーマンとしても描かれていて、ゾクゾクする。 ジョジョは人間讃歌だと言うが、まさにこの4部こそスタンド能力が有ろうが無かろうが、人間の悪意や醜さ弱さを描きつつ、人間の善意や美しさ強さを描いているのではないかと感じる。 とはいえ先述したように、スタンド能力の多様性も随一であり、バトルに日常に様々な面で活躍するスタンド達も非常に見応えがある。 「弓と矢」や承太郎、ジョセフ等2,3部も読んでいた方が良い場面もあるが、基本は超能力者達の居る町の日々だと分かっていれば十分楽しめる内容で、入門用のジョジョとしてもオススメ。