怪奇・ミステリーマンガの感想・レビュー3336件<<3435363738>>表も裏も怖すぎでしょう。嘘をついた私たち たまいずみPom 4人が皆が皆怖い。 すずとさくらの友情関係もヤバすぎでしょう。 誰もが疑わざるを得ない出来事が起こりすぎ。 そして、さくらとみーくんが壊れて行く様が、リアルにありそうで背筋がゾクっとする。 嘘(読み進めてくと皆隠し事してるし嘘ついてる)が、どんどん大きくなって深い沼に落ちて行く。 人間がどん底を経験して立ち上がって行く様が描かれるのか、そのまま沼落ちのままなのかは話が進まないと分からないけど、続きが非常〜に気になる。推理小説を読んでるかのよう…DYS CASCADE 中川海二名無し2巻出てたので読みました。 おっとここでタイトル回収… 前作に引き続き重いテーマをうまいこと調理されますね… いやもう早く続きが気になります。心理戦にドキドキ約束のネバーランド 白井カイウ 出水ぽすかstarstarstarstarstar_bordermotomi特殊な設定と謎が多い世界観が独創的で、ストーリーが進むにつれて徐々に明かされていく謎が一つ一つとても丁寧に作り込まれています。 話も展開も、スピード感のある場面や心理描写・心理戦の緊迫感のある場面が散りばめられていて、そのテンポが素晴らしいので全く間延びしません。 見ていて辛い描写も多いですが、とにかく面白いです。 登場人物が全員魅力的で、知るほどに一人も死なせたくないと思えるので、主人公の気持ちに同調します。表紙詐欺ならぬ表紙正直笑顔の世界 岬かいり兎来栄寿伝説的なバズりを記録した表題作「笑顔の世界」を始めとする、ちゃおコミやちゃおデラックスに掲載されたホラー短編を8編収録した岬かいりさんの待望の作品集です。 皆さんも、子供のころに読んでトラウマになったマンガの1つや2つはあるのではないでしょうか。私は『アウターゾーン』の「妖精」(という名の獰猛な小さいゴブリンのような怪物)が怖くて仕方なかったり、『ジョジョ』4部のしげちーのハーヴェストが億泰のズボンの下に侵入して足の肉を刮ぎ抉り取るシーンに生理的な嫌悪と恐怖を覚えたりしていました。 「笑顔の世界」を読んだことがある方ならお解りになるかと思いますが、本作は小さい頃に読んでいたらトラウマになっていただろうなと思う話が満載です。 ただ、元々の発表媒体がちゃお系だったにも関わらず、単行本のレーベルは裏少年サンデーになったのは時代の流れでしょうか。帯が伊藤潤二さんなのはホラー系を描く作家としては最高級の誉れだと思いますが、表紙の絵も間違っても小さな女児が「かわいい〜!」といって手に取らなさそうな露骨なものになっているのは個人的にはちょっと惜しい気持ちもあります。 あえて、表紙詐欺で作中のかわいい部分を押し出した形のものにして「かわいい〜!」と思って買ったらとんでもないことになった、という体験をしておくこともまた人生においては大事な経験ではないかと思うからです。現実は、もっともっと理不尽で残酷なのですから……。 という余談はさておき、岬かいりさんのホラー系短編はただ露悪的というわけではなく、かなり社会情勢や社会問題にも寄り添いながら批評的な意味合いも持っているお話が多いのが面白く、推せるところです。 「笑顔の世界」はもちろん、マスク社会で他人の素顔が都市伝説同様になってしまったという「口裂け女」や、中学受験における競争社会性を描いた「地獄の落とし穴」などは特に顕著です。「地獄の落とし穴」の最後のコマなどは非常に味わい深さがありますね。 本日、ちゃおコミに掲載された読切「社会の秘密」も併せてお楽しみください。 https://ciao.shogakukan.co.jp/webwork/47206/ 巨乳まろ眉こじらせ系喪女と化野クンのオカルト物語怪異と乙女と神隠し ぬじまstarstarstarstarstarさいろくツボすぎる。 何もかもがツボ。ツボ売ってたら轆轤回すレベル。 やわらかスピリッツで連載中で、まだ4話しかないけどはよ続きください。。。 リンク先貼る必要あったっけ、と思いつつ念の為。 良かったらみんな読んでみてくださいー https://yawaspi.com/kamikakushi/index.html少女マンガ × ミステリー桜神父の事件ノート 小川幸辰 青木吾郎starstarstarstar_borderstar_border酒チャビン金田一くんタイプの殺人事件を解決するタイプのマンガです。ミステリーは小説ではかなり作品数もバンバン出る人気ジャンルですが、マンガではそこまで数は多くない印象なので、見つけると読んでしまいます。 作風としては、リアル路線で、マンガマンガしていないというか、良くも悪くも「いやいやいや」みたいな部分がありません。種明かしもすごく地に足のついた感じです。 ですが逆にいうと少し驚きに欠けるところがあるかもしれません。わたしは小説の方でも、あまりロジカルに偏りすぎているものは好みではないので、そう感じました。 逆にリアルさを求める方には合うと思います。 この作品のいいところですが、やはり少女マンガとのミックスっぽくなっていて、独特のムードがあるところだと思います。探偵役はイケメンの神父ですし、見立ての対象が黙示録なところも雰囲気あって良いと思いました。 途中「読者への挑戦状」が挟まる部分もミステリー好きを興奮させ、良いと思いました!!! 絵柄は若干時代を感じさせますが、わたしはほぼ気にならなかったです。「特別」への羨望と嫉妬を煮詰めたオムニバス #1巻応援取るに足らない僕らの正義 川野倫兎来栄寿1巻完結の物語としては、早くも2023年最高峰ではないかと思わせる非常に上質な作品が登場しました。 シンガーソングライター・多野小夜子とそれぞれ多様な関わりを持つ男女数名が織り成す、連作短編です。 作者はごめん名義でも描かれていた、西野カナさんのMVなども描かれた川野倫さん。 誰しも一度は「特別」になりたいと憧れ、そして多くの人は夢破れて「平凡」になるわけですが、本作では「特別」な小夜子と、それを取り巻く「平凡」な人々で構成されています。さまざまな感情の堆積がやがて歪みを生み発露するさまが、多様な角度から描かれていきます。人間の持つ嫉妬心や他人の不幸を願う気持ち、自分の心を安定させたいがための卑しい行為などが非常にリアルで丁寧で、読み応えがあります。 また言葉のセンスにも光るものを感じました。 ″恥ずかしくて死にたくなれよ。 生きてるなら。″ といった切れ味鋭いセリフや、作中で小夜子が「なぜ歌を歌うのか」と問われた時の ″ただの自傷行為だよこんなの。 曲を作ることも歌うことも。 でもさ、それで救われたって人もいたんだよね。 そういう人のために歌うわけじゃないけどさ、 そういう人もいるんだなって思ったよねー。″ というセリフなどは、特に好きです。 ある種神格化さえされている創り手の神聖に見える創造行為が、本人の認識ではただの自傷や自慰行為に過ぎない。でも、それは決して悪いことではなく、それでもその被造物によって救われる人も確かに存在する。そのことは、創り手にとってのささやかな救いともなる。 理不尽に覆われたこの世界がそれでも美しいと思える理由が、ここにあると思いました。 見た目がおじいちゃん過ぎる58歳いぬやしき 奥浩哉starstarstarstarstar_borderママ子おじいちゃんの生き甲斐が見つかって良かった。強くなって人助けをする主人公は優しい性格が溢れ出ている。助からない命、助かる命どちらも辛い思いをしなくて済むのならアリだと思う。様々な背景がある命の意味を考えさせられる内容で面白い。人生そんなかわらない東京卍リベンジャーズ 和久井健starstarstarstarstar_borderママ子マイキーとドラケンどっちを選ぶかといったらマイキー!タケミチは不器用だけど真っすぐな主人公だけど優しくて強いマイキーにはかなわない!タイプリープで人生が簡単に変わると思いきや一歩進んで二歩下がるような展開もあり。物語の展開とマイキーのカッコ良さが好きです。ジェンダーレスの先駆け約束のネバーランド 白井カイウ 出水ぽすかstarstarstarstar_borderstar_borderママ子恋愛的要素はない漫画。ファンタジーと思いきや残酷な内容のギャップに驚きです。頭脳面・肉体面においてもエマとレイ、ノーマンはほぼ同等な主人公として描かれているのが特徴。スラスラ読める展開でまた読みたいです。 亡くなった人にしか分からない世界死役所 あずみきしstarstarstarstarstar_borderママ子亡くなった人はどうなるのか?未知の世界観に引き込まれます。死役所は現実世界の様に少し手続きが複雑です。子供も手続きする所は「御役所仕事」を表現されていると思いました。描写はグロテスクな所がありますがまた読みたいと思いました。短編集でも荒木ぶし死刑執行中脱獄進行中 荒木飛呂彦starstarstarstar_borderstar_border酒チャビン1995〜1999年に発表された短編を集めたものです。JOJOも4部の終盤くらいの時期以降の作品なので、すでに荒木先生も確固たるスタイルをお築きになられております。 こちらに収録された作品も、ちょっとおどろおどろしいというか「怖い」絵柄によるホラー・サスペンス作品ばかりで、いかにも荒木先生が作ったという感じがぷんぷんしてきます。というかこういった雰囲気の出し方が本当にうまいですね。絵柄だけではないと思うのですが、読んでると吸い込まれるようなこの独特の雰囲気。 内容自体はそれなりに楽しめるのですが、個人的には岸辺先生シリーズの方が好きでした。ストーリー自体はそれほどどちらが良いということはないですが、やはり岸部先生が狂言回し的なポジションで出てくると、なんとなく芯が一本通る感じがでて、好みの感じになります。 ちなみに岸部先生シリーズの第1作である懺悔室がこちらにも収録されていますが、それ目当てなら、せっかくですし岸部先生シリーズをお求めください。 ちなみにデッドマンズQに吉良吉影という方が登場するのですが、これって4部のと同一人物なんでしょうか??女性ならではの観点!ミステリと言う勿れ 田村由美starstarstarstar_borderstar_borderママ子人の深層心理を暴く展開が何度も読みたくなります。様々な生活スタイルの中でどの人にも共感出来るポイントがある気がします。特に家族のありがたみや母親目線の描写があり女性から支持される漫画だと思います。作者の他の漫画も読みたくなりました。 結構おもしろく、ハマってきます!岸辺露伴は動かない カラー版 荒木飛呂彦starstarstarstarstar_border酒チャビン特に岸辺露伴ファンってこともないしな・・と敬遠していたのですが、2023年は正直荒木先生の年になりそうな気がしたので、読んでみました!面白いですよこれ! 岸部先生が取材などで体験したものの紹介的な感じなのですが、短編(40p前後)でサクッと終わる話が数編入っているのが、世にも奇妙な物語的な感じですごく心地よいです!! 岸部先生も自身のスタンドであるヘブンズドアなどを駆使したりもしますが、バトルに重きが置かれているわけではないですし、JOJO本編を知ってないとわからないってことも(多分あまり)ないはずなので、「JOJOは合わなかったけど・・」という方も世界の荒木先生を知る体験版としてぜひ読んでみてはいかがでしょうか・・・!!! 早く3巻が出てほしいです。展開がよめない!!親愛なる僕へ殺意をこめて 伊藤翔太 井龍一starstarstarstar_borderstar_borderママ子展開が読めないです。ドラマを見てから読みましたが内容が少し違って面白かったです。描写がグロテスクなのでドラマでは表現できなかった部分が描かれています。先に漫画を読んでいたら少し物足りなさを感じそうですがドラマも漫画も楽しめる内容です。ジョジョファンに必見ゴージャス★アイリン 荒木飛呂彦名無し荒木大先生の初期作品。 ジョジョと絵の感じは違いますが、セリフの言い回しとかはジョジョそっくり。 ジョジョ本編のルーツがちょくちょく出てきます。 ジョジョ立ちっぽいシーンも多数見られれます。 ジョジョファンに必見の漫画です。 事務職あるあるこれは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 青木祐子 森こさち名無し事務職あるあるがたっぷり詰まっている漫画です。 僕は営業職だった頃があるのですが、経費精算がいつもギリギリでミスばかりでした。 当時の経理の方は、あまり表情に出さない人ですがきっとブチギレていたのでしょう。 世の中の営業職の皆さん。 この漫画を読んで早めの経費精算に取り組みましょう。 会社は売り上げを作る部門に注目がいきがちですが、バックオフィスの皆さんが支えてくれるおかげなのですよね、 お狐様は何申す?嘘憑き狐の巫女様は後宮で謎を占う 望月桜 唐澤和希starstarstarstarstarママ子二巻までで読んでました。いつの間にか完結してる! 主人公の丹己は低級妃だから皇帝からのお呼ばれとかもなく、後宮で過ごすだけの生活。お妃さまにもいろいろな位があるんですね。 彼女は巫女の家系で狐憑きであることを隠している。怪しげな占いをしていると噂を聞きつけた第三皇子に頼まれて、お狐様のお告げをヒントに事件を解決していく。 謎解きっぽくて面白いです、続き読ませていただきます!魔少年ビーティーとはうってかわってバオー来訪者 荒木飛呂彦starstarstar_borderstar_borderstar_border酒チャビン魔少年ビーティーは割りに丸っこく若干遊戯王っぽい絵柄だったのですが、絵柄的にはこの辺りで既にJOJOと言って良いですね。 ジャンルも若干SFっぽさも入った特殊能力バトルアクションもので、結構ビーティーから変えてきました。逆に頭脳戦要素が後退してしまい、まず間違いなく謎解きはしない感じの主人公となっています。 これは完全に好みの問題なので合わない人はスルーしてほしいのですが、個人的にはビーティーの方が好きでした。 JOJO(特に初期)好きの人はまず間違いなく楽しめると思います(そういう人は既にこちらも読んでる方が多いと思いますが・・)! くらわしてやらねば ならんッ!然るべき報いを!魔少年ビーティー 荒木飛呂彦starstarstarstarstar_border酒チャビン個人的にはJOJOのスタイルより好きです! ちょっと一風変わった謎解きものに分類されますかね??JOJOにも頭脳戦の要素はありますが、アクションも全面に押し出されているため、ジャンル分けするとアクション活劇になると思いますが、こちらはアクション要素があまりないので、純粋な頭脳戦ものになってます! 確かに初期の作品なので、荒削りな部分もあるのですが、アイデアが好みで、もしこれが第8部まで続いていたら・・・金田一の斜め上をいく唯一無二の変態謎解きマンガが生まれてたのではないでしょうか!! ぜひJOJO9部はビーティーのスタイルでやってほしいです!!(というかキシベッチシリーズがそんな感じにもなってますかね。) 公一くんの手品教室もさり気にCOOLです。世界のアラキ先生の初期短編集!!デビュー作も!!ゴージャス★アイリン 荒木飛呂彦starstarstar_borderstar_borderstar_border酒チャビン世界の荒木飛呂彦先生ですが、当然その先生にも若手の頃はあられました。その当時の作品です。 アウトロー・マンというデビュー2作目の作品は、集英社の引っ越しの際に原稿が紛失したようで、掲載当時の誌面(ジャンプ?)からデジタル複製されたもので、ちょっと画質が悪いです。バージョンによって収録されていたりされてなかったりするようなのですが、こちらの電子書籍版には、キッチリ収録されておりました。 あと書き下ろしなのか、冒頭に今の画風で書かれた美女が載っています。ぱっと見、徐倫ぽくも見えるのですが、突然の出演すぎるので、誰なんでしょうね??謎です。 内容は、基本的にはJOJOに至るまでのある種修行時代の作品ですので、やはり世界のアラキ先生といえども粗さは否めないのですが、初期の西部劇やSF色が強い作風から、徐々に頭脳戦や特殊能力戦といったJOJOの作風に近づいていってるのが伺えるので、ファンにとっては貴重な資料だと思います。 個人的には魔少年ビーティーが好きなので、それの連載開始前のパイロット版が載っていて満足です。というか、もはやこれは魔少年ビーティーの単行本に収録した方がいいと思います。安部礼司=AVERAGE(平均、標準、なみ)という名前のとおり #1巻応援あ、安部礼司です。 青木U平 「NISSAN あ、安部礼司~BEYOND THE AVERAGE~」starstarstarstarstar_borderかしこラジオドラマ「NISSAN あ、安部礼司」って日曜日の夕方に母親が夕飯作りながら聞いてたな〜くらいのぼんやりした認識しかないけど、それも私が実家にいた10年以上前からの話なので、こうしてコミカライズするくらいむちゃくちゃ人気な長寿番組なんですね!青木U平作品が好きなので読んでみました! 安部礼司=AVERAGE(平均、標準、なみ)という名前のとおり、ジャンルでいえばサラリーマンおとぼけギャグですね。ラジオリスナーじゃなくても他の青木U平作品と変わりなく楽しめる内容になっていました。ここんとこ脳みそを使う漫画ばかり読んでいたのでコタツに埋まりながら読むのにちょうどよかったです。日曜日の夕方にちょうどいい番組ってこういうことか〜と思いました。2巻も買います。 読んだこと知られたくない漫画ギロチンTV-嘘つき野郎に神の雷- 佐藤真冬野愛政府は真実を隠蔽しているとか清純派女優の裏の顔とかセンセーショナルで悪趣味なものを凝縮した漫画がこちらです。 読んでおきながらこんなこと言うのはアレだけど、好きな人がこの漫画読んでたら嫌だなあと思いました。 嘘をつくと猛烈な頭痛に襲われる音が流れるボックスに入れられた挑戦者が、視聴者から寄せられた質問に答えていくという話。 清純派女優が下品な質問に答えたり、政治家が原発問題の真実を問われたり…という人の嫌なところを煮詰めたような展開がずっと続きます。 Twitterで政治問題とAV女優へのリプと懸賞リツイート繰り返してる人の頭の中ってこんな感じかもしれない。刑期を終えて出会った少女の正体は最果てに惑う モモヤマハト名無し※ネタバレを含むクチコミです。<<3435363738>>
4人が皆が皆怖い。 すずとさくらの友情関係もヤバすぎでしょう。 誰もが疑わざるを得ない出来事が起こりすぎ。 そして、さくらとみーくんが壊れて行く様が、リアルにありそうで背筋がゾクっとする。 嘘(読み進めてくと皆隠し事してるし嘘ついてる)が、どんどん大きくなって深い沼に落ちて行く。 人間がどん底を経験して立ち上がって行く様が描かれるのか、そのまま沼落ちのままなのかは話が進まないと分からないけど、続きが非常〜に気になる。