学園マンガの感想・レビュー4260件<<9091929394>>うーん…センパイのために、オトコになってみたんですが? NAN名無しタイトルが気になって1巻出たときに読んでみたけどかなり微妙だった。絵(フルカラー)は悪くないし、設定・ストーリーも王道な感じでいいんだけど、不要な全く意味のないコマが多くて読んでてイライラしてしまった。たぶん元は縦スクロール作品なのを漫画形式にしたのかなと思う。 単話売りでもないのに2巻の表紙が1巻と同じなところも残念。 ちなみに同じレーベル(モバMAN マカロン)から出てるコンクールは普通に面白いのでおすすめです。愛の無いオチDreams 七三太朗 川三番地名無し※ネタバレを含むクチコミです。モノローグの一言ひとことが深い月下の一群 吉野朔実かしこかなり初期の作品のようです。とても面白かった。以前に吉野朔実先生の違う作品を読んだ時にとても難解だった印象があったのですが、この作品は大学生の青春がベースにあるので親しみやすくてスラスラと一気に読み終えてしまいました。あらすじにすると主人公は2個下の弟くらいしか心開ける相手がいない内気な女の子で、仲良しの弟がせっかく自分と同じ大学に合格したのに寮に入ることが不満だったんだけど、その寮に出入りするようになってから友達も出来るようになって世界が広がっていく、けれども恋人に婚約者が現れてから初めて感じる自分の嫉妬心に戸惑うようになる…。単純に言ってしまうと恋の三角関係の話なんですが、人間の内面の掘り下げが深いのでモノローグの一言ひとことも噛み締めたくなる深さでした。吉野朔実先生を理解するきっかけになりそうな作品です。人生を考える。桜は君に3度舞う 炊田鳩子starstarstarstarstar干し芋子供なのに大人でなきゃならない、そして、大人の世界は、複雑で子供のままでは理解できないことが多すぎて、心が無茶苦茶になりそう。 そんな中でも純粋に生きられる加藤は、良い家族に恵まれ、唯一心を許すことのできる折原に再会できて病気でがあるものの恵まれた環境で生活できていることは何より。 しかし、きっとこれから色んな試練が襲ってくるであろう。 そして、人生の折返し時点と言われどう生きていくのか? 自分の人生を若い心のまま考え、老いていく体でどう受け止めるのか? 普通であることの幸せを考えさせられる。 鳴海清隆が暗躍する『スパイラル』前日譚スパイラル・アライヴ 城平京 水野英多ANAGUMA『スパイラル 〜推理の絆〜』連載中に1巻が発売したものの、休載を挟んで本編の完結後に連載が再開されたちょっと特殊な外伝です。そのため1巻と2巻ではガラリと雰囲気が変わっていて、外伝オリジナルキャラクターたちの関係に香介や亮子ら本編のブレード・チルドレンが関わってくることになります。 しかも『アライヴ』ではきちんと殺人事件が起き、解くべき謎に対して本格的なミステリー要素が関わってくるのです!推理の絆だ…! 2巻以降は本編が完結したあとということもあってか、なんと言ってもフィクサー鳴海清隆が顔出しでそこかしこにちょっかいをかけまくる姿が見られるのが醍醐味でしょう。本編の前日譚ではありますが、清隆がその全能ぶりをいかんなく発揮するサマに登場人物と同じくちょっと腹を立てながら舌を巻くことが出来ます。 本編キャラの存在感に負けず劣らず外伝のメイン3人も強烈な個性の持ち主で、『スパイラル』のテーマや業の深さを体現したかのような魅力を持った存在です。合わせて読むと『スパイラル』の世界をより奥深く味わえますよ。百合の玄関マット作品GIRL FRIENDS 森永みるくyrsk言わずと知れた有名作品。百合好きを名乗るなら必読です。※入門編的な意味で玄関マット作品という言い方があるらしいですね。まさにそんな作品です。 地味目な女の子と派手なギャル系の女の子、それぞれの隠れた可愛いところを見つけ仲を深め、いつしか友情を超えた感情に………! 決まったパターンといってしまえばそれまでですが、森永みるく先生はギャルと地味女子恋愛の専門店(と勝手に思っている)のでそこが良い、安心の展開です。 主人公二人が友人たちと一緒に高校生活を送っているだけで癒されます。学校行事と王道百合イベント、最高………。健康になりました恋する僕らは胃腸が弱い 奥田枠yrsk※ネタバレを含むクチコミです。 実はあんまり家出してない…?娘の家出 志村貴子かしこずっと前に第一話を試し読みして「なんか重い話なのかな〜」と思ってしまい読まずにいましたが、全巻通しで読んでみるとそうじゃなかったです。確かに離婚した父親が実はゲイで今は彼氏と暮らしているというのは複雑な家庭事情なんですがそんなに重くないです。なんなら家出した主人公のまゆこちゃんはデブ専で父親の彼氏は好きなタイプだった…なんてちょっと可愛いオチなんです。最初は読み切りの予定で掲載されて、そこから三回連載になり、そして本格連載になっていたそうなので、だんだんキャラクターも増えてきてあんまり「娘が家出する話」じゃなくなっていくんです。なんていうか「家出したくなる時ってこういう気持ちだよね」という感じになっていきます。最終的に一番好きになったキャラは担任の久住先生。先生が推してる男性アイドル「ビビッド・スコア」もストーリーに絡んでくるのですごく面白かった。試し読みから流れるように読んでしまうなれの果ての僕ら 内海八重名無し1生徒分集まっての生存競争ものですね。 裏切るか、信用するか。頭を使うと言うよりは本心を言っているか、人間みんな裏の顔があってそれぞれ思っていることはちがう、っていう漫画です。 こういう漫画、可愛い無垢でいかにも善良な子が豹変するから面白い。 描きたいところが人間の内面なのでグロ描写はあっさりしています。 普通の漫画に飽きてきた頃に読みたい一作。紅だァァァァーーーーーーーッ!!!!カラオケ行こ! 和山やま兎来栄寿私は最も好きなアーティストがX JAPANなので、「紅」が物語上でとても大きな役割をもたらすこの物語には一際愛着が湧きました。「紅」は前奏が長いし何ならギターソロも非常に長いんですけど、それも含めて最高なんですよね。 昨年、颯爽と発売されたデビュー単行本『夢中さ、きみに。』でマンガ好きに旋風を巻き起こした和山やまさん。今年も『女の園の星』に加えて、この『カラオケ行こ!』で見事にマンガ読みを熱狂の渦に巻き込み、その勢いは早くも一般層にまで波及しようとしています。 本作は絶対音感を持った組長が開催する恐怖の罰ゲーム付きカラオケ大会でビリにならないために、39歳のヤクザが歌の上手い中学生に教えを請うという設定でまず1オモシロ。 次々と展開されるヤクザエピソードが笑えて2オモシロ。 そこに、コメディだけでなく合唱部部長でコンクールを目前に控えながらも声変わりという難題に直面する聡実のシリアスな葛藤が加わり物語の厚みが増して3オモシロ。 聡実の家族の出番はほんの僅かですが、その少しの時間で見せる人間臭い魅力、4オモシロ。 そして全体を通したストーリーの素晴らしさ、計100オモシロ。本作も最高でした。 「紅」では 「紅に染まったこの俺を慰める奴はもういない」 と歌われますが、狂児には聡実という言葉では表せない関係性を持った人間ができた、紅に染まっても慰めてくれる奴がいる、その尊さ。 単行本ならではの描き下ろしも非常に嬉しいおまけでした。 巻末の狂児のプロフィールにおけるカラオケベスト3で、1位が紅なのはもちろんですが、2位と3位があの曲になったのはとてもエモいですね。狂児が歌う2位の歌も聴いてみたいです。夢花火。 同級生の教師と生徒という不思議な関係性桜は君に3度舞う 炊田鳩子兎来栄寿炊田鳩子さんの初単行本。どこかで描いてた方なのかな? と思うほどに絵もネームも非常に読み易いです。ちなみに、一瞬吹田かと思ってよく見たら炊田(たけた)さんでした。作者名にルビが振ってあるのはありがたいといつも思います。 1年で3歳分歳を取る特異体質を持つ加藤が、かつて同級生だった友人折原と生徒と教師という立場で再会するところから物語は始まります。 この根幹にある設定が、さまざまに作用して妙味を生み出します。先生としては子供っぽいと周囲から見られている加藤。しかしその実は……というところが描かれていきます。20年生きると60歳分加齢されるとしたら、自分はどのように生きただろうと思わず考えさせられました。 第7話で病院で出逢うおばあさんとの、病気に対する向き合い方にまつわる会話のシーンはこの作品でも特に好きなところです。この病気が実在しなかったとしても、人間が自分の力ではどうにも立ち行かなくなってしまった時にいかに生きていかに周りの人間と関わって行くかというテーマは普遍です。 人間の価値は、自分の最期を悲しんでくれる人がどれだけいるかで決まると教えてくれた中学時代の先生の言葉を思い出しました。物語の行く末は寂しい結末を予感させますが、加藤が迎える終わりを見届けたいです。 余談ですが小深田先生や国頭先生など、ショートカットの女性がやたらと魅力的に感じられました。私はロング派なんですが。頑張れ、元気くん可愛そうにね、元気くん 古宮海名無し※ネタバレを含むクチコミです。先輩最高手品先輩 アズ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 クライマーズ・メンタル三者三様ストロベリー・キャニオン 朔田浩美あうしぃ@カワイイマンガ主人公・みよは豆腐メンタル。幼馴染のケイタはガンガン進んで周囲をかき乱す。もう一人の幼馴染・鉄はそんな二人に振り回されてペースを乱す……本作はオリンピックを目指す三人の関係性を中心に、クライミング競技者の「メンタル」を描きます。 家族の応援のプレッシャー、恋とパフォーマンスの因果関係の分からなさ、ライバルの存在と力み……競技者の心は難しい。 繊細に描かれる心模様と、それに苦しむ姿にはシビアな現実感があり、読んでいてもどかしく苦しい。しかしクライミングと向き合い、心を定めて高みを目指す彼女達を追う高揚感は、物凄い! 舞台の宇都宮の風物、クライミングジムや岩場までリアルに描かれ、講師のトップ選手も実在の選手がモデルになっている様です。 舞台から心理までリアルに描き、派手さはないけれど真剣な物語。4巻以降、みよの試練が示唆されますが、例え苦しくても、切実な心情を追うのを止められなさそうです。女性クライマーに「惚れる」視点フリクションガール nogaあうしぃ@カワイイマンガ1巻では少し奇妙なクライマーの生態と、挫折した女子の新たな一歩を描いた本作。2巻ではより本格的にボルダリングを描き始めますが、女子の楽しげなやり取りの中に、クライマーのカッコ良さがふんだんに描かれています。 これを読んで、クライマーに惚れない人はいないでしょう! 分かりやすいのは、鍛えられたボディ。全体的に大きなギャオ&細マッチョなむゆ先輩の彫刻の様な身体は、初心者のうーちゃん&たまちゃんと並ぶとより際立つ。そしてその身体がウォールで躍動する迫力!私の中の乙女心がトゥンク…します。 または精神性。ギャオの望みは「どんな壁でも登れるようにありたい」というもの。その高い志は、ただ自分を高める事に向けられます。強さと、誰かを追い落とさない優しさの同居。その在り方に憧れてしまいます。 そんな強く優しいギャオに、主人公・うーちゃんはかなり惚れて?しまっている様子。同じ道具使いたいだなんて……。そして、ギャオの言った「サイコーになる」を知りたくて、うーちゃんは今後も登り続ける様子です。 ギャオとボルダリングに救われたうーちゃんが、どんなクライマーになるのか……じっくり進む本作、少なくともあと10巻は読みたい!気持ち悪すぎて逆に気持ちいい嫌がってるキミが好き 鬼山瑞樹野愛想像以上に嫌すぎて気持ち悪くてめちゃくちゃ最高でした。嫌すぎて逆に良くて、まことくんへの気持ちがどんどん大きくなってます。最高。 タイトル通りの狂ったラブストーリーです。 まことくんはみことちゃんが嫌がったり泣いたり怒ったりしてる顔が大好きで、みことちゃんはそんなまことくんが大嫌い。でも彼氏がいるというステータスが必要だからまことくんと別れられない。 さすがに別れたらいいのにと思うけど、そういう愚かでチョロいみことちゃんがかわいく見えてくるから不思議です。 みことちゃんには申し訳ないけど、2人の初めてのキスシーンは最高でした。わたしはあの瞬間まことくんに恋してしまったので間違いなくフラれることでしょう。 恋愛漫画キスシーンランキングがあったら堂々の第一位です。 恐怖と嫌悪感と性的興奮を全部混ぜたら恋の高鳴りと同じ心拍数になるんだと思うんですよね。 この絶対に間違っていて愚かなままの2人で永遠に幸せに暮らしてほしいです。みことちゃんには申し訳ないけれど。 読まなきゃ損する超ハイテンション狸婚活コメディ!!ラブ・ミー・ぽんぽこ! 赤瓦もどむ天沢聖司初めてこの作品に出会ったときから、表紙の上手さを見て「あーこれ絶対面白いだろうな」と思っていたけど、読んでみたら想像を軽々超える面白さだった!読むと無茶苦茶元気が出る…!! https://youtu.be/U9Io0ExsVj8 主人公は一族の生き残りをかけて、人間の男と結婚するため学園に通うメスタヌキのぽんこ。人間の女の子に化けた姿はなかなか可愛いけど、いかんせん本性がタヌキなのでオツムはかなりアホ…だがそこがいい…!! この動物らしい単純な思考にキュンキュンしてしまう。自分は哺乳類飼ったことないのですが、おそらく犬を飼っている人はこういうキュンを毎日味わっているんだろうな〜と、読んでいてホッコリします。 この動物っぽいアホっぽさがいい味を出しているという点で、千年狐にかなり近いものがありますが、根底がシリアスな向こうの話と比べるとこちらはバリバリの学園コメディなので心の底から安心して笑って楽しめます。動画工房にアニメ化して欲しさ2000%。 さらにコメディとして最高だなと思うのが、この作品のイケメンヒーローである二ノ宮兄弟もガッツリボケてギャグに参加して畳み掛けてくれるところ! ただクール気取ってないところが好感度高いし、イケメン2人による勢いのあるボケと鋭いツッコミが面白さを加速させててたまりません。 https://twitter.com/modomutu/status/1184788511276158976?s=20 もうホントにとにかく絵が上手くて…マジで眼福です…かわいい…ニチアサになってほしい…かわいい…🥺 人間の姿も可愛いんですけど、タヌキ姿のときもまるで人間のようなポーズをとったりして全身表情豊かで超可愛いんですよ…! これは絵がうまくなきゃ描けないよなぁと、毎回しみじみ思います。 ぽんこと二ノ宮兄弟の、ラブに発展する気配の全くない飼い主とおバカなペットのようなほのぼのしたプラトニック関係が最高な一方で、動物園のペンギンのぎん(♂)と飼育員のぎんじろー(男性)の2人の“““愛”””に満ちた関係にはトキメキで胸がねじ切れそうになります。 現実でもたまにいて話題になりますよね、飼育員さんに求愛するペンギンって。こうやってマンガで描かれちゃうと、ものすごい健気さで見てるこっちがおかしくなりそう。破壊力すごい。 ペンギン姿でも充分すぎるくらいキュンキュンしてたのに、ぽんこの力で人間に化けるとかも〜〜〜ね。動物マジやば…最高…。 4巻では男装のボクっ娘(イタチ)まで登場してもう全方位敵なしだな…という感想。この優しくておかしい世界をいつまでも見ていたい。 未読の方はいま1巻無料なので読んで笑顔になってください!!じっくり丁寧に進むのがいい…君には届かない。 みかたかクリスマスにオタクの友人とオススメ漫画を贈りあう遊びをしたのですが、その時にもらったのがこれでした。 「成績優秀な男前と地味で勉強が苦手な主人公の幼馴染」という王道オブ王道、今までの人生で100万回読んでる設定のはずなのに「あぁ〜〜〜…いい…!」と悶えてしまう。 ベタな設定に加え、絵も多く描き込まないシンプルで可愛い感じでそこまで自分の好みじゃないのに面白い…! BLは割と「BL世界にしかいない思考回路の男」が登場することが多い。すぐ惚れて大袈裟にドキドキしたり、何の疑念や羞恥を感じず男同士ベタベタしたり…それで面白いこともあるけど、大半はその「あり得ない都合の良さ」に読んでてしらけてしまう。 一方、「君には届かない。」は、そこんとこがすごくちゃんとしてる。 2人の内面での葛藤や疑念をじっくり描いているからこそ、身体的精神的イチャイチャがなく友達として一緒にいるだけで萌える。そしてほんのちょっとな些細な触れ合いが、とんでもない破壊力を持つのがたまらない…!! ヤマトがカケルを思い、自分の恋心に蓋をしてストイックに幼馴染みの距離を保ち続ける姿が本当にいじらしい。 2巻がメチャクチャいいところで終わってて、まんまとハマりました。「君には届かない。」という切ないタイトルの物語が、今後どう進んでいくのか楽しみです!LGBTあるあるなのか付き合ってあげてもいいかな たみふるさいろく最初こそLGBTならではの問題をしっかり描いていたもののいつの間にか彼女たちの周りのLな子たちの"普通"に慣れてしまい、いつの間にか冴子・みわに感情移入したりして、すごく深い恋愛マンガとして読んでしまっていた。 若かりしあの頃にあったなぁそういうの、っていうシーンが多々出てきてすごく巧いなーと関心しながら一心不乱に読んだらまだ5巻までしか出てなかった。 ハッピーエンドを迎えられるのだろうか、どういう形ならハッピーエンドなんだろうか、先輩後輩・バイト先・サークル内の曼荼羅に外から中から無意識にも悪意を持っても攻められる彼女たちのウブさにはLGBTなんて関係なく、ただ人としての「若さ」ですべて片付けられる。だがそこがいい。 京極さんっぽさは何処だろうルー=ガルー 忌避すべき狼 完全版 京極夏彦 樋口彰彦さいろく京極夏彦といえば妖怪かなと思うけど別の人も書いてる通り妖怪は出てこない。 近未来SFのような世界観で、人類が一度絶滅しかけたパンデミック後の世界で、全ては「端末」で管理されている。主人公とその仲間はJKなのだがみんな設定が特徴的で、THE平凡といったキャラがいないのもまたこの状況下だからなのかなんなのか。 資産家の娘、IQ220の天才で変人、デフォルメ模写能力?が異常に高い娘や、異常な身体能力を持つ影のある娘などなど、特徴が憶えやすくなんとなく「少年探偵団」を思わせるところがあるかも。京極さんらしいわけではないけど。 別作品でもコメントを書いて本作を知ったんだけど、樋口彰彦先生の線が好きなのでとても読みやすい。KADOKAWAっぽいというかなんというか、余白の使い方やコマ割りなんかも洗練されているように感じる。 ルー=ガルー というのが 人食い狼 ということなのだそうだけど、3巻で完結ということで一気読みがしやすく良いと思う。これはこれは童貞絶滅列島 川崎順平名無し馬鹿馬鹿し過ぎてめちゃくちゃ面白い(そして良いことも言っている)んだけど、自分が童貞だったら読みたくなかったと思う。ジェイソンとかフレディとかそういう類のエリカ 楠本哲野愛広告でよく見かけるので読んでみました。 熱血漢の新人教師がクラスのいじめられっ子・エリカを救おうとしたら、エリカはヤバいストーカーだった!というのが広告を見ただけでわかるストーリーなのですが、実際その通りでした。というかそれ以外のストーリー展開は特にありません。 じわじわと周囲を味方につけて主人公を追い詰めていくのかと思いきや、フィジカルでゴリゴリ攻める感じです。サイコスリラーというよりモンスターホラーです。 エリカの幼い頃のエピソードも描かれてはいますが、サラッと触れるだけなのがもったいないなあと思ってしまいました。 もっとエリカの悲しみや寂しさが詳しく描かれると味わい深いお話になりそうなんだけどなあ…。 とは言え間違いなく恐怖は味わえるので、サクッと怖い話を楽しみたい方にはおすすめです。 言葉は通じないけど、意外となんとかなる。 #1巻応援魔王様に召喚されたけど言葉が通じない。 うたしまsogor25主人公の学生レンは講義をサボったりネットゲームにハマったりとと自堕落な生活を送っていましたが、ある日、目が覚めると見知らぬ城の中にいました。地面には謎の魔法陣、そして目の前には角の生えた紫髪の美少女が座っていて、直感的に異世界転生したと把握したレンでしたが、目の前の少女が話しかけてきた時にどうやら言葉が通じないらしいということが判明します。 この作品はそんなレンと彼を召喚した魔王の少女マリィとの日々を描いた作品です 。 レンが召喚されてからずっと言葉が通じないまま物語が進んでいくのですが、『翠星のガルガンティア』や『ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~』のように相手の言語を習得していくというような描写はなく、2人それぞれが身振り手振りで何とか意思疎通を図ろうとするという日々が描かれます。いろいろと頑張りながらなんだかんだ上手くコミュニケーションができている、そんな様子がとても可愛らしい作品です、 また、言葉が通じない代わりに、いわゆるノンバーバルコミュニケーションの部分は共通しているようで、読者も普通の作品と比べてより相手の表情や仕草に注目しながら読むことになるので、日常シーンが中心の作品にもかかわらず絵の情報量が多い、ある意味で漫画という表現方法にすごくあった作品ではないかなと思います。 今のところ魔王のマリィの視点での描写がほとんどなく、レンを召喚した理由などについても謎の多い作品ですが、そのあたりも今後のコミュニケーション次第で明かされていくと思うので、それも楽しみな作品です。 1巻まで読了待て待て待ってくれ〜不思議なゆうなぎ 大庭直仁nyaeこんな凄い日常SFファンタジーがあったとは!マンバを使ってなかったら知らなかったかもしれない。 いや名前は知ってましたけども、なんでもっと早くちゃんと読まなかったんだと後悔しました。 『全知図書館』『迷宮団地』『地下世界』…こんなワードが琴線に触れそうな人は必読です。 ふたりの少女が地球の不思議、いや宇宙の不思議に、巻き込まれてしまいながらもいたってマイペースに友情のような恋のような心を育んでゆく描写が感動的でもある。 なにかと主人公が服を脱がせられがちなのにエロを描こうという気持ちが無さそう。など、この作者にしか描けない独自のワールドが展開しています。 全2巻というのは短い気がしますが、次回作があるならそんな楽しみなことはないです。<<9091929394>>
タイトルが気になって1巻出たときに読んでみたけどかなり微妙だった。絵(フルカラー)は悪くないし、設定・ストーリーも王道な感じでいいんだけど、不要な全く意味のないコマが多くて読んでてイライラしてしまった。たぶん元は縦スクロール作品なのを漫画形式にしたのかなと思う。 単話売りでもないのに2巻の表紙が1巻と同じなところも残念。 ちなみに同じレーベル(モバMAN マカロン)から出てるコンクールは普通に面白いのでおすすめです。