学園マンガの感想・レビュー4260件<<8990919293>>雑誌連載とWeb連載まとめた短編うねちゃこ!ときめき家庭科部 うさくんstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男ヤングジャンプの「青春とヒロイン」のテーマの増刊「アオハル」で連載していたがその後Webで連載していたはず 「青春とヒロイン」がテーマのはずだけど、やはり「うさくん」なので一筋縄ではいかないないようになっている。雑巾しか作らない先輩の「山盛フキ」の嘘童話の「ぞうきん姫」の回が特に好き主人公・奥村燐がエクソシストになる話青の祓魔師 リマスター版 加藤和恵名無しもともと人気があるのは知っていて、絵柄も好みだったので読んでみました。人気があるだけありストーリーがとにかく良い。キャラもオリジナリティがあって、それぞれの行動原理も良い。読んでよかったです。純真無垢なのっぺらぼう×意外とピュアなギャル伊藤くんは恋を知らない。 岩飛猫さいろく最近で言う「ギャル」のイメージはこういう感じだよなーという感じのギャルなので当然かわいいしイイヤツ感があって良い。 「ギャルと恐竜」とか「ギャルごはん」とかみたいなノリのギャル。 所謂いいぞもっとやれなのだが、相手が人外で純真無垢な伊藤くんとの掛け合いはそれを許容して笑い飛ばしているギャルの吉内さんに感情移入しそうになるぐらいである。 末永く続いていただきたい作品。続きが気になる地獄の教頭 大沼良太さいろく立ち読みでも十分続きが気になる。 この教頭の過去は?第一話でこんな流れだけど次はどういう話なんだ?としっかりヒキがあって面白い。 スレッドでダークヒーローとして紹介してもらった作品で、絵はそんなに上手くないけど学園モノ(教師視点)というのも珍しくてよい。 クリアカード編も絶対大丈夫だよ!カードキャプターさくら クリアカード編 CLAMP名無し子久しぶりにカードキャプターさくらを読んだら懐かしくてハマってしまいクリアカード編も読み始めました。さすがに続けて読むと絵柄が変わってしまった違和感があったのですがだんだん慣れてくるし、こっちの方が今のなかよしの読者さん達には合ってそうだな〜と思いました。でもCLAMP先生は小さなお友達も大きなお友達もどちらも喜ぶような演出をしてくれるので素晴らしいですね…。 さくらちゃんの可愛らしさは全く変わらないです。もう中学生だからなるべく「はにゃ〜ん」とか「ほええ〜」を言わないようにしてるけど、ついつい言っちゃうところとか、付き合い始めた小狼くんとのやり取りは可愛すぎてニヤニヤしてしまいました。なかなか無敵の呪文「絶対だいじょうぶ」のセリフが出てきませんでしたが、8巻でようやく出てきましたね〜。 利佳ちゃんだけ違う中学校に進学してましたが、寺田先生はまだ小学校の先生をしているようだし、関係がバレちゃった訳じゃないようなので安心しました。付喪神と空っぽ少女を巡る冒険!まぼろしにふれてよ 雨隠ギドあうしぃ@カワイイマンガ付喪神と言うと、長年使った道具に魂が宿るモノですが、こちらの作品の付喪神は人間の欲望が漂って物に取り憑き、仮初の命を宿すというモノ……これが愛らしい!幼くて無垢だったりヤンチャだったりして、これは愛着持ってしまいそうです。 そんな付喪神に憑いた欲望を集めて回る、女子高生の百地ひとこ。彼女は真っ直ぐで優しい、いい子。なのだけれど、ちょっと不思議なのは、彼女が「薄っぺらい」こと。考え無しで欲望もハッキリせず、ただ「ワクワクしたい!」の一念で狸に貰った力を振るう。 彼女はその「薄っぺらさ」に辛い思いをし、自覚してちゃんと考えようとしても、なかなか思考が働かない。その「薄っぺらさ」を巡る物語は彼女の血筋や過去、背景の大きな物語に繋がり、手には汗、目には涙が止まりません。 そして私達が普段、後ろめたさを持つ「モノを大切にするとは、どういう事か?」について、キチンと回答を出していて、納得させられます。ビニール傘から彗星まで、モノが持つ感情って、本当にこんなかもしれないなぁ、と温かな気持ちになれる、深い物語です。漂う妖艶さに翻弄されます能面女子の花子さん 織田涼六文銭代々のしきたりで、能面した女子・花子が織りなす学園コメディです。 この花子を一方的に好きな人が何名かいますが、全体的にラブは薄め。 基本的には、花子と友人香穂との日常がメインで、ゆるゆると読める作品です。 本作の私的見どころは、顔が能面ということなのですが、なぜか花子さんから漂ってくる妖艶さ。私、これに虜なんです。 顔が納豆のパッケージみたいですが、花子さんのスタイルの良さと、挙止動作の凛とした美しさに、顔が見えなくてもグッとくるものがあるんですよね。 あんまり顔って関係ないんだ、むしろ顔が見えないからこそ無限の可能性ある!と人間の想像の逞しさを痛感します。 能面ということで表情が変わらないように感じますが、巻数重ねていくと、なぜか前後の文脈と雰囲気だけで、花子さんの気持ちが汲み取れるようになってきて、これも新発見です。 顔は変わらないのに、怒ってる、喜んでるとか、わかってしまう。 最後に、顔をだすのか、、、いや出さないで終わって欲しい、、、という狭間でユレておりますが、いかんせん刊行速度が1年に1冊なので、待ちきれないのが当面の課題です。 主人公になれないはみ出し者の青春物語教室の片隅で青春がはじまる 谷口菜津子nyae※ネタバレを含むクチコミです。ダ・ヴィンチ・恐山というインターネット『くーろんず』シリーズ 空論基礎 ダ・ヴィンチ・恐山野愛ダ・ヴィンチ・恐山をダ・ヴィンチ・恐山として認識したのはいつ頃だったんでしょう。RTで何かしらのネタツイートは見かけているはずなのに記憶にあるのはにぅまさんのツイートばかりだし、オモコロで記事を見ているはずなのに永田さんの女装姿とかARuFaさんの奇行ばかり脳裏に焼きついています。 それが今更ながら恐山大好き。匿名ラジオ毎週聴いてるしオモコロチャンネルも見てるし一回だけ復活したオールナイト虚無も聴きました。 なので読んでみました。 めちゃくちゃ恐山。今も昔も恐山。 恐山すぎる〜という喜びによってさらに面白さが倍増してる気はしますが、それを抜きにしても面白い。インターネットという観念がここに凝縮されています。 乳首がもし取れたらの話はほぼ大喜利だし、それに付随する言葉遊びがめちゃくちゃインターネットです。「#名作に一文字足して台無しにする」みたいなのみんな好きでしょ? 今年の干支ってウサギだっけ?メスゴリラだっけ?っていうのもVIPのスレタイに絶対ありそうです。 巨人になってしまったら踏みつぶさないように新宿御苑にって話は匿名ラジオでもしてた!恐山だ〜!!やった〜!!とARuFaさんのようなテンションになってしまいました。 古参の恐山ファンは間違いなく読んでると思いますが、わたしのような新規の恐山ファンも間違いなく面白いですし、恐山のことはよく知らないけどインターネットが好きなひとにもおすすめです。 匿名ラジオもぜひ聴いてみてほしいです。愛され末っ子狐の劣等感 #1巻応援ゆらゆらQ 雨隠ギドあうしぃ@カワイイマンガ狐と神主の間に生まれた九人きょうだいの末っ子は、他の優秀で美しい兄姉と比べると、イマイチ。それでも兄姉と幼馴染男子に愛され、明るく過ごしていたが、ある時他人の言葉に傷つき……気がつくと「魅力(チャーム)の力」発動!周りメロメロ! ☆☆☆☆☆ とは書きましたが、「魅力の力」を使わない時の末っ子・久子(きゅーこ)も、ものっそい愛らしいです。のほほん明るい雰囲気に癒されるぅ〜。そして何より良いのは、人を否定する事が全く無いところ。愛されキャラ・久子は「愛する」キャラなのです! その事は兄姉も超カッコいい幼馴染・春人も分かっていて、そのままでいいと言ってくれる。なのに久子は納得しない。そして自分の魅力って何だろう……と悩み、模索するお話が始まります。 困ったことが起こると使ってしまう「魅力の力」で混乱を起こしつつ、春人と恋愛以前のイチャコラして、優しく楽しく愛らしい日々のお話、緩やか〜に進行中! 人の悪意が「見える」という事ファンタズム 雨隠ギドあうしぃ@カワイイマンガ母と折り合えず祖父と暮らしていた女子中学生は、祖父の死後、兄の元に引き取られる。彼女は人の「悪意」が見える。その事で苦しい思いをしてきたが、ある時それ迄の悪意と次元の異なる恐ろしいモノと、出会ってしまう。 ■■■■■ 彼女に見える「悪意」の描き方が恐ろしい。人を飲み込む闇や、覆い隠す煤といった表現で、まるでタチの悪い怪異の様な緊張感を演出する。 しかし「悪意」は、怪異の様に固定した存在ではない。怒っている人も優しくされれば悪意は消える。犯罪者でも悪意の無い者もいるし、善良な人が悪意を増減させることもある。揺れ動く「悪意」の描かれ方は、リアルに感じられる。 悪意を食べて回る「恐ろしいモノ」に対抗して、人の悪意を減らそうと働きかける女子中学生。その在り方は、私達が「悪意」とどう付き合っていけばいいのか、「悪意」に飲み込まれない為にはどうすればいいのかを考えさせる。 感情の御し方について、何か掴めそうな気がする、本質的な物語だと感じた。祝アニメ化!ヒロインの可愛さが特殊で面白いイジらないで、長瀞さん ナナシさいろく長瀞さんは非常にかわいい。 これは見た目じゃなくて中身なのでそこがわかるまではただのドSな後輩でしかないのだが…長瀞フレンズ含む周囲のキャラたちが頻繁に出てくるようになるとセンパイと長瀞さんが周囲からは公認の空気になってくるが、それに気づかない二人は初々しさというかウブさがずっと残っていて良い。 生意気な妹みたいな後輩、というと陳腐だけどこんな後輩がいたらいいのにと思いつつ、あの頃に戻りたい的な「若返り」たいなという叶わぬ願望が強くなるのでした。いいなぁ高校生… 西義之の漫画で一番好きかもしれんHACHI─東京23宮─ 西義之starstarstarstarstarマンガトリツカレ男すげー好きで単行本も発売日に買った覚えがある。何が好きかって言うとハチもテッキンもいいんだけど宮長がどいつもこいつも神らしく自分のルールでしか動かないというところがいい。23区を取り戻すところまでやってほしかった... 既存の麻雀のイメージを覆す"麻雀ラブコメ" #1巻応援鳴かせてくれない上家さん 古日向いろは 更伊俊介 内川幸太郎sogor25高校の片隅で1人スマホでネット麻雀を打っていた麻野イサムは、ある日突然、見知らぬ女の子に「一緒に麻雀を打ってください」と声を掛けられます。彼女は麻雀部に所属する後輩・上家(かみや)サクラ。先月麻雀を始めたばかりだという彼女に対し、ネット麻雀をやり込んでいて実力に自信のあった麻野だったのですが、実は彼はリアルでの麻雀は打ったことがなく、いざ打ち始めると上家さんとの会話に惑わされて自分の戦略が全く通用しません。なんとか彼女に勝とうと一生懸命考えを巡らせるうち、いつしか麻野は上家さんのことを意識し始めるようになり…という、「麻雀ラブコメ」という新たなジャンルを開拓しているのがこの作品です。 麻雀マンガといえば、これまでは競技としての戦略性やギャンブル的な表現が中心の作品が多かったのですが、この作品は"コミュニケーションツール"としての麻雀に注目しています。 麻野が得意とするネット麻雀は対戦相手とのコミュニケーションが基本的には一切なく、リアルで麻雀を打つ時の相手との会話や表情、仕草など、相手とのコミュニケーションという要素に惑わされる麻野の様子がコミカルに描かれています。 このネットとリアルの違いという面は麻雀を知らなくても、例えばオンラインでボードゲームや人狼ゲームをやったことがある人には理解しやすいかもしれません。 そして、そんな麻野が勝つために一生懸命に麻雀を打とうとするうちに上家さんや他の麻雀部員との会話が盛り上がっていき、自然とラブコメへと発展していきます。 「バガタウェイ」などで知られる古日向さんの絵柄は可愛くて読みやすく、また、各話の最後にはその話に登場する専門用語を監修の内川さんが丁寧に解説してくれています。連載誌も麻雀とは関係ないフラッパーということもあり、麻雀を知らない人にこそ読んでみてほしい作品です。 また、ネット麻雀のあるあるネタも多く、麻雀の描写自体もすごく丁寧で、麻雀を知ってる人ならさらに面白い要素を見つけられる作品になっています。 ちなみに、監修の内川さん、作中でも「コータロー」というネコとして登場していますが、麻雀界で一二を争うイケメン麻雀プロなので興味があればそちらも調べてみてください。 1巻まで読了すべてが瑞々しく映るボーイ・ミーツ・ガール #1巻応援ハロー、イノセント 酒井まゆsogor25特待生で高校に入った主人公の早瀬雪灯(ゆきと)。スポーツもできるイケメンでさらには性格も良く、非の打ち所のない完璧な人間に見える彼ですが、実は家庭の事情で 人には見えない努力を重ねていて、現状に不満を持っているわけではないのですが本人の言葉で言うと「ただひたすら息を止めているような感覚」を抱えた状態で日々を過ごしていました。 そんな中、たまたま立ち寄ったゲームセンターでとある女の子・宝生結以と出会うところから物語が始まります 。 偶然出会った彼女との会話の中に自身の抱える閉塞感を打破する何かを見つける雪灯でしたが、その後、結以が入学以来不登校を続けている同級生で不良少女だという噂もされているような子だということが判明します。 この2人のこれまでの生き方や考え方には大きく違いがあり、2人が関わりを持つことにより双方が影響を受けていく様子が描かれます。 また、同じ高校に通う雪灯の幼馴染 ・杉本遙夏という女の子も登場し、構図としては三角関係のような形にはなっていきます。ただ、遙夏は雪灯のことが好きなような描写は見えるのですが大人しめの性格で思いを内に秘めていて、雪灯は遙夏のことを大事に思っているけども恋愛にはまだ興味がないといった様子。そして結以はそれとは全く違うところで何か事情を抱えている様子で恋愛に発展するような雰囲気はまだありません。そんな雰囲気も含めてこの3人の関係性が変化していく様子、その全てが瑞々しく映る作品です 「りぼん」で連載されている作品ではありますが、大人の鑑賞に充分に堪える作品だと思います。 1巻まで読了圏外から圏内へ転がり込む女のドキュメント圏外プリンセス あいだ夏波nyae※ネタバレを含むクチコミです。 かわかみじゅんこ入門としてもオススメ日曜日はマルシェでボンボン かわかみじゅんこ名無し子かわかみじゅんこ先生の作品に登場する少年少女はガラスのようにナイーブな心を持っている人が多いですが、この作品のマシュマロみたいにふっくらした主人公・ジュリエッタちゃんは真逆なタイプのおませな女の子です。でもフランスの女の子って小さな頃からすでにパリジェンヌって感じですね。なんかちょっと言動が哲学的です。かわかみ先生のパリ暮らしエッセイ漫画「パリパリ伝説」を読むと、ジュリエッタちゃんってもしかしてこの子がモデルかな?やら、このエピソードを描いてる時ってもしかしてこの時?など、裏エピソード的なことも分かって面白いです。主人公はいますが群像劇なのでフランスの大人達のアンニュイな恋の話もあります!誰が読んでも気軽に楽しめる作品でありながら作家性も十分にあるので入門作としてもオススメです。香川男子×長野女子の同棲、割と幸せ進行トナリはなにを食う人ぞ ほろよい ふじつか雪あうしぃ@カワイイマンガ前作『トナリはなにを食う人ぞ』で、見事恋を成就した元ズボラ女子・稲葉さん。社会人になり、料理男子の瀬戸君と同棲を始める本作、なかなか甘々です。 前作と比べ、お酒をがっつり飲んだり、エッチな攻防が繰り広げられたりと、オトナな内容多め。レシピも酒のつまみが増えつつ、作り置き・弁当・副菜等豊か。 何がいいって、稲葉さん一人頑張るわけじゃないところ。瀬戸君も自分の細かい性格を自覚して直し、お互いに生活をすり合わせ、感謝しあったりして、共に楽しく生活する。そんな二人を、素直に見習いたくなります。 一番盛り上がるイベントは、お互いの実家への帰省。食を含め互いの基盤を知ったり、親に認めてもらおうと頑張ったり。特に瀬戸君の実家・香川回は、地域の食、実家の家業や家族構成など、瀬戸君の背景が見えて人物像に深みが。私も長男だから、分かるよ〜。 安定している二人だけれど、実は物凄い偶然のご縁だと知っているから、こちらがこの二人にどえらく感情移入してしまう。おはようからおやすみまで生活を覗きながら、二人の奇跡の続きをいつまでも眺めていたい、そんな作品です。己の出自を知った少年の孤独な戦い。イムリ 三宅乱丈名無し三宅乱丈先生の他の作品も読んでいて、最近完結したとのことでイムリも読んでみました。 全26巻でとくに印象深いのは、19巻の奴隷民族が思いもかけない協力者の助けを得て見事脱走を果たすシーンです。 どっからどう見ても女の子や〜恋する(おとめ)の作り方 万丈梓名無し内容は当然ながらあらすじのとおりなんですが、メイクした日浦くんがとてつもない激カワ女子で、そんな自分をわりとあっさり受け入れて、セーラー服を着て登校し始める…という人生大逆転ぶりが半端ない。なので設定としては男子同士の恋愛に発展するということなんだろうけど、読んでてとてもBLとは思えない。だってどっからどう見ても女の子なんだもん…! (そもそもBLレーベルではないのだが) ちょっとしたことでキャラが赤面してばかりの漫画は好みではないので、2巻以降もこの感じが続くのか、関係性がしっかり変わっていくのかでオススメ度が変わってくるかな…。もろ八宝菜のパクリ淫らな青ちゃんは勉強ができない カワハラ恋名無し 青ちゃんのお父さんがそのまま八宝菜。 作者さんの「東京!」もヘタリアっぽさあるし大丈夫? 少年誌だけど女性向けかなぁ。 撮る/撮られる三角関係彼女とカメラと彼女の季節 月子あうしぃ@カワイイマンガ舞台は岩手県盛岡市。高三のあかりは写真を撮る同級生・ユキと出会い、新しい世界を教わり、恋をする。 写真家を目指すユキと、彼女を追うあかりの撮る/撮られるが入れ替わる関係性。写真から互いの心を知る繊細さ。傷つく顔を撮らずにはいられないエモーション。「写真」を介して伝えられる感情は、多彩だ。 あかりの恋を軸に物語は進むが、あかりに恋する野球部の凛太郎、幼馴染の凛太郎を見つめるユキという三角関係が生まれ、切なさを加速させる。 それぞれが互いの弱さにつけ込み、都合良く築く関係性は、一時の安心の後、容易に崩壊する。その度に突きつけられる本心に、耐え切れず剥き出しになる感情は息苦しい。 一見「百合に挟まる」凛太郎だが、彼の恋心と真心が次第に見えると、彼のままならさが可哀想になってくる。彼も含めた三人それぞれに「受け入れられなかった」という瞬間が描かれ、崩れ落ちる苦しみの物語には〈三人の〉曲げられない恋心があり、それを突き詰めた先にある終局に感極まる。 三人のその後の、平和を祈りたくなる物語だ。 原作よりも漫画の方が好きなバトル・ロワイアル 田口雅之 高見広春starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男島でクラスメイト同士で殺し合いをするがどうも中学生には見えないキャラクターとむちゃくちゃな表現で話が進んでいく。やっぱり田口雅之の絵では独特で最高だった。 川田章吾がどう考えても中学生じゃなくおっさんにしか見えなかった 。 良質な言葉遊びと上品な絵柄とすべてを台無しにするすてきななにもかも4ジゲン にざかな野愛B.B.Jokerが面白いのは国民の総意ですが、より大人の楽しみ方をしたいなら4ジゲンを読むべきです。 なんでかっていうと面白いから。4ジゲンまじで面白いです。B.B.Jokerの方が有名だろと思ってるけどその認識があってるかもわからない。まあどっちも面白いからどっちも読んだほうがいいのは間違いないです。 4ジゲンの舞台となる定時制高校には17〜8歳の子から老人(とその医者や看護師)まで通っています。なので自分と同年代のキャラクターに感情移入しやすいはずです。嘘です。感情移入はたぶんしません。 とは言え、大人のキャラクターも多いのでギャグも大人っぽく言葉遊びが中心です。言語で笑いをとるのってすごく大人っぽいじゃないですか。知的じゃないですか。それに面白いじゃないですか。 というくらいの心持ちで楽しんでほしい漫画です。これは偏見だけどラーメンズ好きなひとは絶対好きだと思う。もっと遡ってボキャブラ世代のひとも好きだと思う。おもしろフラッシュ世代も好きだと思う。なんとなく。<<8990919293>>
ヤングジャンプの「青春とヒロイン」のテーマの増刊「アオハル」で連載していたがその後Webで連載していたはず 「青春とヒロイン」がテーマのはずだけど、やはり「うさくん」なので一筋縄ではいかないないようになっている。雑巾しか作らない先輩の「山盛フキ」の嘘童話の「ぞうきん姫」の回が特に好き