友達の妹が俺にだけウザい

うざガラミも、また愛

友達の妹が俺にだけウザい 三河ごーすと 平岡平 トマリ
六文銭
六文銭

なんと言いますか、ラノベ的な女性キャラのちょろさと言いますか、なんの労力もなくご都合主義的な流れで惚れてしまう展開とか、わかっちゃいるんですけど・・・ 大好物です!!! ええ、大好物です。もう毎日食べたいくらいです。 本作もそんな感じ。 ご多分にもれず、陰キャな主人公が無条件にモテる。 うざガラミしてくる友人の妹(惚れている)と、ひょんなことで転校してきたが態度が冷たい主人公の幼馴染(惚れている)の3人をメインに、わちゃわちゃするラブコメです。 また主人公は同人ゲーム?を指揮している立場で、友人がプログラマー、その友人の妹が声優、先生がイラストレーター、ツンデレ幼馴染がなんと・・・(ネタバレ回避) ラブコメ的展開と主人公の夢(野望?)が平行してすすみ、その過程で同人仲間との交流が進んでいくという、青春っぽい感じも良いです。 タイトルにあるウザがらみしてくる友人の妹が、とにかくかわいい。 ツンデレは、ツンとデレのギャップが良いことは周知の通りですが、ウザがらみは、普段うっとおしいのに、ふとした瞬間にしおらしくなるギャップが良いのだと認識しました。 安定のラノベ原作ラブコメですが、眼福な1冊でした。

BE-BOP-HIGHSCHOOL

現代ヤンキーマンガの祖

BE-BOP-HIGHSCHOOL 木内 一裕
酒チャビン
酒チャビン

このマンガがなかったら東京卍リベンジャーズも生まれてなかったので、そう思うとかなり感慨深いですね。私はリベンジャーズ読んでないのですが、池袋のアニメイトにすごい女子が並んでるの見てそう思いました。 こちらの作品との出会いですが、たぶんわたし中学生にはなってたと思うのですが、当時、田舎のおばあちゃんちに行くときに、大体駅の売店(キヨスク??)でマンガを2冊とか買ってもらえるじゃないですか(弟購入分と合わせて4冊)。なんか回転するやつにマンガが刺さってるのですが。それでビーバップの8巻(10巻だったかも)を買ったのが最初です。当時新刊だったのでしょうか、たまたま刺さってて、別にヤンキーに目覚めたりしていなかったのですが、それしかなかったんですね。 最近ヤンマガWEBで47巻まで無料だったので死ぬ気で読みました。おかげでブルーライトにやられたのか、何もしてないのにジワジワ涙がずっと出てます。 いやでもやっぱ面白いですね。初期はゴリゴリのヤンキーもので絵も描き込みが細かく、劇画調だったりするのですが、10巻くらいからほんわりとしたタッチのギャグマンガになります。そのギャグがまたセンスが良いのですよね。180話とかくらいからほぼケンカとかしないですね。ギャグです。全然シャバいです。 しかも後半に行くに従って、コーンフレークの漫才よろしく、偉大なるテンプレを確固たるものにして、あれ多分ネームとか速攻できてると思いますし、無限に話し続けられると思います。 しかもテンプレ使用のうえ、ストーリーラインも①ゲンさんもの、②ベンツ兄弟もの、③黒ちゃんもの、④順の巨乳好きの話、⑤しんぺーのダメ人間話の5つくらいで回し続けていて、偉大なるマンネリを延々と続けます。しかもネガティブなこと言ってるのではなくて、毎回面白いんですよ!!!延々と読み続けられます!!「日常」ってこういうことなんだな。そんな風に感じられます。 ちなみに無料は47巻までですが、実は48巻まであるので注意です。最終巻、わたしも買おうか買うまいか迷っているところです。日常は日常のまま続き、最終回とかないらしいので。 どんな方にオススメかというと、ヤンキーマンガが好きな方にオススメです。女子ん家にあるのを見たことがないので、ひょっとすると女子ウケは弱いかもしれません。ちなみにBL要素は2話ほどあります。