ヲトメは義母に恋してる

義母子?百合コメの複雑さ #1巻応援

ヲトメは義母に恋してる 桐原小鳥
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ

非常に発育が良い中学一年生が、子供の様な外見の成人女性と暮らし始めるこの物語。可愛い物好きなのに似合わない少女の悩みと、幼い容姿のせいで人に侮られがちな女性の悩みが並べ語られるのが印象的です。 ジェンダーへの違和等で無くても外見と内面の違和感は、多かれ少なかれ様々な人が抱くのかも知れないと、思いがけず気付かされる本書。他にも様々な複雑さと痛みが、優しさと共に描かれます。 主人公の鈴(りん)は、父が連れてきた再婚候補・寿々(すず)の愛らしさと、鈴に寄り添う心に絆され、寿々に初めての恋をする。 鈴が寿々と共に初めて過ごす「カワイイ」「女子らしい」時間。父親には難しい「女子の成長」に寿々が優しく対応するのも頼もしい。しかしそんな中で鈴の寿々への恋心は募り、でも寿々は父が好きだし……という鈴の心の揺れは切ない。 父は真摯で良い人なのですが、それが却って混乱を起こし、寿々が傷つく。そこで鈴の取る選択からは今後も鈴が苦しみ続ける姿しか想像できないのですが、全体的に温かなテイストの本書。優しさと複雑さの物語がどの様に紡がれて行くのか、期待したいと思います。 ※この作品は「マンバ通信」で芳文社四コマについて執筆されている、えむさんにTwitterで教えて頂きました。ありがとうございました!

徒然チルドレン

えっ これなんでクチコミないの

徒然チルドレン 若林稔弥
さいろく
さいろく

と思うぐらい私の中では超名作で、Tシャツも応援のつもりで購入したぐらい、最高に素晴らしく大好きなマンガなのです。 だからみんな読もうね。 若林稔弥先生のファンになったのはここからで、WEBで毎日毎日まだかなまだかなと更新を心待ちにしながら日々の仕事を乗り越えていたものです。。 ちなみに、今の大人気作品である「幸せカナコの殺し屋生活」のカナコがキャラがぶっ飛んでるとか面白いとか話題ではあるんですが、古参の風を吹かすようですごく恐縮ですが本作「徒然チルドレン」に出てくる超多数キャラ達の尖った個性と同格の1個性です。カナコ並にぶっ飛んでる(だけじゃないぞ!)キャラがいっぱい出てきて全員好きになるでしょう。間違いない。 ヲタあるあるすぎて何言ってるかわからなくなってきてますが本当に語彙力が欲しい。 でも本作が如何に面白いかは読んでもらわんと伝わらんのですが、4コマであり何パターンに至るかわからないぐらいのカップリングがあります。 で、設定云々は読んできゃわかるんでいいとして、本作の本当の売りはこの胸キュン度!声が出るほど胸に来るシーンが4コマの起承転結でめっちゃあります。もちろんほとんどギャグっぽい展開が多かったりはしますし、4コマだけで落ちてないやんけとかそういうのもあるものの本当に出来が素晴らしいです。 絵も上手いし、4コマに適した画角が得意な先生なんだと思うので(引きの画あんまり見た記憶がない)ずーーーーーっと読めます。 4コマで12巻まで続いてる実力がその内容の良さ、質の高さ、尊さを証明している!さあ読もう。 マンバに出会ったばかりぐらいの頃に完結してしまってたようでクチコミ書けてなかったのが悔やまれます。若林稔弥センセーのクラブハウスでのトークとかも面白いですよ!普通に心配になるよ! 画像は応援で買ったTシャツですがなんかまだ売ってそう!在庫残ってるサイズだけみたいですが1500円なのでサイズ合う人は買ってみるといいよ!外では着づらいデザインだけど!! とりあえず読んでみてやってもいいぞ、という方はこちらから無料でかなりの数読めますので読みましょう。 http://tsuredurechildren.com/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC/

妻が口をきいてくれません

ちょっとしたホラーです

妻が口をきいてくれません 野原広子
六文銭
六文銭

「ママ友がこわい」に続き、本作も読了。 書影をみていただければと思いますが、絵柄がふわっとしているのに、内容がリアルでエグいので中毒性があり思わず作家縛りしました。 タイトルどおり、ある日を境に妻が口を聞いてくれなくなった夫の話。 しかも、通算6年。 そう、数日とかではない。6年なのがポイント。 もちろん、ちょっとした挨拶や返事くらいはするので完全に口を聞かないとかではないが、それでも会話らしい会話がないまま6年がすぎる。 ヤバくないっすか。 自分だったら耐えきれず発狂するかも…と最初は思ったのですが、読んでいて、たしかに、子供がいて子供と会話する、ないしは子供を通して会話をするとかであれば、こういう家庭も案外ありうるのかもと納得してしまいました。 最初は夫側の目線で、妻が口を聞かなくなった状況を描き、 後半は妻側から、この背景を描いていく展開が、 謎解きをしていくミステリーのようでひきこまれます。 すべてに理由があるんですよね。 何気なく発した言葉でも相手を傷つけていたり、他人より近い夫婦だからより一層許せないことだったり、身に覚えがある分、思わず共感してしまいました。 自分自身、我がふりを考えるよいきっかけになりました。 夫婦生活がうまくいっている人も、そうでない人も、見直すきっかけになると思いますので、是非最後まで読んで欲しい。 最後のオチに、自分はざわつきました。

ママ友がこわい

「ママ友」界という名の地獄

ママ友がこわい 野原広子
六文銭
六文銭

ニュース記事サイトで連載されていて、思わず読んでしまいました。 ママ友…。 本編にも記載ありましたが、 子供がいるから仲良くしているだけであって、子供がいなければ仲良くなっていない。 そんな関係でも、無理矢理付き合わなくてはいけないってホント地獄ですね。 めんどうな人間関係が苦手なタイプなので、読んでいて、主人公の心労に身につまされました。 しかも、本作は、最初は仲良かったけれど、ちょっとしたすれ違いからママ友界隈で仕切り屋みたいな人からハブられて、無視され、孤立していくという展開。 子供のような仕打ちですが、大人だから悪意が強い分(そして、色々仕上がっているから、子供ほど仲直りしにくい)、余計たちが悪いですね。 恐ろしいです。 もっとも、主人公は専業主婦からパートで働きはじめて、次第にその小さいコミュニテイとは違う世界を知ることで肩の力が抜け、いい感じに距離をとっていきます。 この終始ウツウツした展開ではなく、自ら解決していく様は良かったです。 ママ友で悩んでいる人にとっても良い処方箋になるのではないでしょうか。 三千世界で最も地獄なのはママ友の世界、そんなことを思いました。

ギャル医者あやっぺ

マジご臨終〜!ギャルで医者なあやっぺ!

ギャル医者あやっぺ 長イキアキヒコ
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)

医者である前にギャルであやっぺでうぇ〜〜いな『ギャル医者あやっぺ』めちゃくちゃおもしろイキアキヒコギャグ漫画!! おそらく空想で描かれてるギャルがめっちゃよくて、僕も生のギャルは全然知らないとはいえ、絶対違うけどきっとそうなんだろうと思わせられる不思議な感覚。 あやっぺ以外にもライバルの白ギャルとかミヤビ先輩とかキャラも立ってるし、害がない漫画だからいろんな層の人に届いて読んでほしいなと思う。 長イキアキヒコ先生は、ジャンプSQとかにも読切を何度も載せてて、どれも面白いし似たようなギャグ漫画は見たことがない。 『ゴールデンキング』 『怪人お父さん山本光太郎』 『長生きする漫画』 『1dayティーチャーズ』 『すべての頂点に立つ女ゴッドレディ純子』 『宇宙になった黒ギャル ペコ』 『悲しみを撮る男 悲一』 『女子高生は小説より奇なり』 数えて見たらめっちゃ読切出してる。 短編集出してくれたら絶対買うから出してくれないかな…。 オモコロに載せてる漫画もどれも面白いしいつでも読めて最高。 https://omocoro.jp/writer/nagaiki/ そして、2019年内単行本発売決定!&巻頭オールカラーは最高すぎる! スタンプも制作中とか、買うしかない…。 マジご祝福〜! https://twitter.com/sinitoma/status/1171626312571789314?s=21