コアミックスマンガの感想・レビュー209件<<56789>>すごく刺さる!!私と私 佐原ミズ名無し短編とは思えないぎっしりと思いが詰まった作品。 想像しない世界の連続で、びくっとする。 知らない世界の扉を開けた感覚。 更にその後を少し・・・。 で、『箱庭の虜』は、救われた!可愛さとシュールさのバランスが絶妙織田シナモン信長 目黒川うな名無しいわゆる歴史上の人物の現代転生ものは数多くあれど、有名なあの人やこの人が可愛らしい犬に転生して、現世で犬生を謳歌しているという発想からくすっと笑えますし、だただ癒されます。 歴史上の出来事が小ネタで挟まれますが、死闘を繰り広げたかの武将達もあくまで昔の出来事として捉えているので平和そのもの。いい歳をしたおっさん目線で自分達をネタにした娯楽作品にツッコミを入れたり、かと思えば逆らえない犬の性分に振り回されもしたり、何もかもがほのぼのとしているので、歴史好きと小動物好きにはたまりません。美味しそうに食べてるだけなのに読み続けてしまうめしぬま。 あみだむくさいろく主人公のサラリーマン飯沼くん、あだ名が「めしぬま」。 冴えない感じのめしぬまにちょっと萌える要素として「美味そうに食う」というのを売りとした漫画。 気楽に読めてよい。妹かわいい。妹も大食漢で美味そうに食う(笑)物件探しにする前に読むべし!間取りはどれにする? 高尾じんぐkarin物件探しにおける、専門的な知識なんかもわかりやすく随所に散りばめられており、これから物件探しをしようとしている人は必読かも! 私も間取り見るの好きだし、 妄想でこんな部屋あったらいいな、と想像するのが大好きなので、地味にハマる漫画です。 尾かしらってそういうことか!尾かしら付き。 佐原ミズkarinマイノリティーに対する、学校や周囲の友達の反応は様々。それに対峙しながらも、育っていく2人のラブストーリー。 続きが気になります!忘れてはならない種モミじいさんのこと北斗の拳 原哲夫 武論尊くまぞうケンシロウ、ジャギ、ラオウみたいな強さも好きですけど、忘れてならないのは冒頭で、ただ一人抵抗を続けていた種モミじいさんのこと。 年取ると、種モミじいさんの生き方、本当の強さに気付かされる。ああいう人に私はなりたいって思う。 今日よりも明日なんじゃ!"病院薬剤師"が主人公というだけではない、これまでにない医療マンガアンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり 荒井ママレ 富野浩充sogor25近年、ややニッチな分野をテーマにした医療マンガが人気になりつつあります。ドラマ化された作品だけでも、病理医が主人公の「フラジャイル」、産婦人科が舞台の「透明なゆりかご」そして平成最後の月9ドラマとなった放射線科が舞台の「ラジエーションハウス」などなど…そして、"病院薬剤師"である葵みどりを主人公として描かれるのが今作です。 今作には、何でも解決できるようなスーパードクターも、私腹を肥やす倒すべき悪徳医師も登場しません。そのかわりに描かれるのは、主人公の葵先生を始めとした「患者さんのため」を想って日々の業務に携わる医療従事者達。彼女達は患者の「当たり前の毎日」を守るために日々の業務を遂行していきます。 そのため、この作品は従来の医療マンガとは少し異なった雰囲気を見せます。例えば、葵先生は主人公らしく熱血漢気味の性格なのですが、その熱血の心で突っ走るだけで問題を解決することは決してありません。突っ走りそうになるところを周りが諭したり影ながら支えたりして、気持ちだけでなく薬剤師としての知見をちゃんと駆使しながら解決を図ろうと奔走します。 また、主人公が医師ではなく薬剤師ということから、患者の生死に関わるような大きなイベントを常に扱ってはいないというのも特徴の1つです。あくまで日常の業務の中で、薬剤師として患者に接する中で直面する問題を描いており、他作品に比べてドラマチックな展開はないかもしれませんが、その分心構えをすることなく読むことができ、でもしっかり心に残るものがある作品となっています。 そして、私がこの作品の1番の魅力と感じている点が「チーム医療」を感じられる作品という点です。医療マンガ・医療ドラマといえば、スーパードクターが問題をバリバリ解決していく、もしくは悪徳医師が登場してそれを仮想敵として打倒していく、という作品が多いように思います。また、ドラマではナースが主人公の作品も多々ありますが、そのような作品も物語の舞台はナ―スステ―ションが中心で、他の医療従事者との接点が薄い作品が多い印象があります。でもこの作品は、仮に初出で性格の悪そうなキャラが出てきたとしても、それは敵対すべき存在ではなく、共に医療を作っていくチームの一員という描かれ方をします。そのため、意見が違った場合には、相手を論破するのではなく今後長く協力していくための"説得"もしくは"議論"するという様子が描かれます。実際、医師と薬剤師が治療方針について"議論"をしている様子を描いている作品はこれまでに殆どなかったのではないでしょうか。この作品は主人公の薬剤師だけでなく、医師、看護師、その他の医療従事者も含めて病院の全てのメンバーで"チーム医療"を支えている様子を垣間見ることができる、稀有な作品だと思います。 このように、色んな意味でこれまでにない医療マンガになりつつある、それがこの「アンサングシンデレラ」という作品だと思います。 2巻では"調剤薬局の薬剤師"という、同じ薬剤師でも特徴の異なる存在も描かれており、今後もたくさんの面から医療の現場が描かれることを期待しています。 2巻まで読了 大人になって読むたろーは感慨深い県立海空高校野球部員 山下たろ~くん こせきこうじ霧兵衛良かった点 ・たろーと辰巳の友情はいつ見てもいい 総評 ・球を投げている間に観客が長い解説をしたり、練習シーンがほとんどなかったり、冷静に見ると主人公がかなりやばい感じとか色々あるけど読むと感動する。えぐいいぃブルータル 殺人警察官の告白 古賀慶 伊澤了名無し始めちょっとブラックヒーロー的な感じでいいじゃん!って思ったけど 1巻の最後の方読んでて死にそうになったわコミュニケーションとは。友達とは。。綿谷さんの友だち 大島千春Pom まだ先は続きますが、人間関係とゆうものが人生の中でどれだけ大きいものなのか、言葉で伝えることの難しさ。など色んなことを考えさせられました。 綿谷さん達を通して、この先どんなことを考えさせてくれるのか、とても楽しみ。 綿谷さんの笑顔がたくさん見たい! 日常生活には音があるタカコさん 新久千映名無しタカコさんはちょっとだけ耳がいい。 ミュージシャン的な絶対音感があるとかではなく、 機械の様なリズム感を持っているとかではなく、 ホントに耳がちょっとだけいい。 そのちょっとだけいい耳で、 喫茶店での隣の席の会話、 電車の中で聞こえる発車ベルやアナウンス、 そういった普通は意識に上ってこないちょっとした 色々な音に他の人よりちょっとだけ 敏感に反応する。 そしてちょとだけ独特な感じ方をする。 そしてちょっとだけ幸福を感じるみたい。 普通の人が聞き流したり、 雑音や騒音とすら感じる生活音の中から、 楽しみや癒しや面白さを聴き取る。 そんな才能を持つタカコさんは とても幸せそうな人だ。 好きな感じアザミの城の魔女 たらちねジョン名無し魔女でこの繊細な描写がどこか入江亜季を彷彿とさせるんだけどでも雰囲気と表情などがそれよりももちょっとダークな感じでいい。 ふと入る縦構図の立ち絵とか色っぽいし服装が変わればまた色っぽいキャラを描かれるな、と。 まだ一巻なので今後に期待父と娘マイガール 佐原ミズ大トロ少しずつ親子になっていく過程が泣けます。 コハルちゃんがかわいいです。 長く一緒にいるからこそ。喰う寝るふたり 住むふたり 日暮キノコPom 付き合って2年同棲8年の彼(のんちゃん)と彼女(リツコ)のお話。ストーリーごとに、2人目線で物語が描かれていて、内容も日常アルアルで、とても読みやすかった。2人が生活に多くを求めてない感じも素敵で、読了後はホッコリした気持ちになった。綿谷さんの"真っ直ぐな言葉"が心に響く綿谷さんの友だち 大島千春sogor25相手の言ったことを文字通りに受け取ることしか出来ない女子高生・綿谷さん。「凪のお暇」の凪が"空気を読みすぎる"人なら、彼女は"空気を読むことができない"人かもしれない。そんな彼女と、彼女を取り巻くクラスメイトとの物語。 ともすると綿谷さんは"発達障害"や"アスペルガー症候群"などの"病名"をもって語られる存在なのかもしれない。もちろんそうすることで得られる物語的な効果もあるとは思うけど、今作では特段そういう説明のしかたをせず、あくまでよくある高校での一風景として綿谷さんと周囲の日常を描いている。それによって、極端に空気を読まない綿谷さんの存在がより親身なものとして感じられ、現実感のある物語になっている。 そして、空気を読めないことが"真っ直ぐな言葉"となって周囲の人に届くことにより、分かり合えない」のすれ違いから友だちになるまでの過程が高校生活の1ページとしてキレイに可視化されている。 主人公の振る舞いが周りに影響を与えていくというのは「町田くんの世界」や「スキップとローファー」とも近いかもしれないが、興味深いのは基本的に各話の語りの中心が綿谷さんではなくその"友だち"の側にあること。それは各話サブタイトルが友だちの名前になっていることからも分かるし、後から思い返すと作品のタイトル自体も「綿谷さんの"友だち"」だったと気付かされる。そういう意味ではもしかしたら「桐島、部活やめるってよ」に近い演出なのかもしれない。ただ、他者視点が多いなかで綿谷さんの視点でも要所で描かれており、実際に読んでみるとかなり極端な存在なはずの綿谷さんに対しても感情移入できるように作られている。 綿谷さん視点でも"友だち"視点で見ても、いずれにしても作品全体の"真っ直ぐさ"が純粋に心に響く作品。 1巻まで読了。正直に生きにくい人間の清涼剤綿谷さんの友だち 大島千春六文銭同著者の「いぶり暮らし」が好きで、その作家さんの新作ということで読了。 いぶり暮らしでは、グルメ漫画の面よりも、燻製生活を通しての同居人二人の関係や周囲の人間とのやりとりーーいわゆる「人間模様」が好きだっただけに、この作品はよりその点にフォーカスした作品で、個人的にドンズバでした。 綿谷さんは、周囲とあわせられず、空気も読めず、冗談も通じない、不器用な人間です。 「シャーペンの芯ちょっともらえない?」 と聞かれ 「ちょっとって、具体的にどれくらい?」 と聞き返すような感じ。 言葉通りにしか受け止められず、本音でしか生きられない。 皮肉も通じない。 なんと生きにくいだろうなぁと思いながら、どこか彼女を羨ましく思えてしまう。 周囲にあわせるだけの、風見鶏になっている自分としては。 最初は一人だった綿谷さんも、徐々に理解され、また綿谷さんも理解し(学習とも?)、友だちが増えていって、その過程も読んでいてい気持ちいいです。こういう人が報われるのって、嬉しくなるのです。 また、人間関係うまくいってそうなクラスメイトも、内面では色々問題を抱えていて、今後それがどう展開されていくか楽しみです。 全2話で読み応えある作品夕凪の街 桜の国 こうの史代マウナケア映画にもなっているので、もう少し長い話かと思っていました。「夕凪の街」と2話からになる「桜の国」、合わせて100ページ少々。決して情報量は多くありません。しかしセリフやしぐさの裏側にある何かが心にひっかかり読み応えある作品。生死、愛情、平和…、ありきたりだけど、いろんなことを考えさせられてしまいました。特にそれを意識したのは、「夕凪の街」を読んだ後。原爆が投下されてから10年後のヒロシマ。被曝しながらも生き残った女性を描くこの作品には、全編にうっすらと”哀”が漂っています。そしてほぼモノローグで語られる、繊細ではかないラスト3ページ。なんとなく、白いページにほんのりと薄紅がのって、桜の花びらのようにコマが散っていく、そんな印象を受けました。それでいて、話として何も終わらせてくれない。あとがきにもあるように、読んだ後にどう自分の中で消化していくかによって、この作品の世界観は完結するのでしょう。短い作品でも読後に残る心の作業は多いと思います。落ち込まずに読める夕凪の街 桜の国 こうの史代名無し広島の話。 重い話を重くなく、でも変に軽いわけでなくスッと入ってくる漫画。 やっぱこうの史代作品はいいですね… たまに読み返すと気が抜けるようで背筋伸びる感じします…。 矛盾してますがそんな感じ酒豪列伝よりも下戸の喜怒哀楽語りが多い酒エッセイマンガ酒 新久千映 鈴木小波 北駒生 他名無しお酒大好きな酒豪漫画家連中が登場するかと思いきや 「実は私は下戸でして」で始まる漫画が多い。 どうらやコミック・ゼノン連載陣を中心に リレー形式で酒に関する話を語ってもらった エッセイ的な漫画を纏めた本らしい。 下戸でもいいです酒にまつわる思い出話でもいいし、 みたいなワリと緩い感じの企画だったみたい。 そりゃそうだ、漫画家がみんな 土田世紀先生や西原理恵子先生みたいな人 ばかりのわけがない。 むしろ、このくらいの人が揃うほうが普通。 これで酒豪ばかりのエッセイ漫画がそろったら、 コミック・ゼノンはどんな雑誌だよ、となるし。 漫画ゴラクやアクションならともかく(ゴメン、偏見です)。 そんな感じで、ヘベレケに泥酔した話とか 酒乱気味に大暴れして大失態みたいな話とか それほどにはなくて、 下戸からみた客観的な酔っ払い観察記、 みたいな話が多い。 この漫画を読んで酒を飲みたくなる人は少ないだろうが、 お酒にたまに触れる生活、 家族や友達に酒好きがいる日常、 酒が引き出してくれて知った自分や知人の意外な一面、 世の中には、そんなあれこれがあってもイイんじゃないの、 と思ったりはする漫画だった。 そういう意味ではいわゆる飲兵衛漫画とは 別角度からの酒肯定漫画なんだけれども、 果たしてこの漫画を企画した意図が そういうことだったのかどうかは解らない。 食、衣の漫画ときたら次は住でしょ!!間取りはどれにする? 高尾じんぐニワカくーねるまるたの作者、高尾じんぐの作品。 漫画のムーブメント的に「食」が爆発的に流行り、次に「衣」がプチ流行りした。そんな中で訪れた「住」漫画のひとつがこれなのではないだろうか(適当) 物件探しや間取りの漫画というと地味になりそうだが、そこはキャラの強さと動きのある構成で、楽しく仕上げている。これ実は漫画力がないと難しいんじゃないか? 普通に物件探しに役立つような情報も盛り込まれてるのが、またいい。世界一幸せになってほしいふたり尾かしら付き。 佐原ミズ名無しといっても、最初からハッピーエンドが約束されている心温まるお話です。 中学生時代のふたりもいいけど、高校生になり、再会するまでのなんやかんやがまあ愛おしいこと。いろんな困難を乗り越えて今再びラブラブなふたり、このまま一直線でゴールインしてくださいよ…でも終わるのは寂しい…南斗水鳥拳伝承にまつわる過去が明らかに蒼黒の餓狼 北斗の拳 レイ外伝 原哲夫 武論尊 猫井ヤスユキマウナケア北斗の拳外伝シリーズの中で一番のお気に入り。おっぱい率が高いから…というわけではありませんよ。素直に色気のある絵も迫力ある絵も描けている完成度の高い作品として、そして北斗ファンの側からみても、レイのカッコよさを違和感なく表現してくれていると思うから、です。ケンシロウと出会う前のストーリーで、舞台はほぼアズガルドという色街限定。妹・アイリを探すことをいったん脇に置かなければならないほど重要な「義の星」の宿命である闘い、そして南斗水鳥拳伝承にまつわる過去が明らかにされています。むしろ”北斗”の男ではないことがよかったのでしょう。狂気を秘めつつ、優美で華麗、ともすれば女性的な著者なりのレイ像は、これならあり!と思わせてくれる説得力があります。 漫画ならではの楽しみこの世界の片隅に こうの史代starstarstarstarstar干し芋料理の素材と作り方のコマ割りが面白い! そして、すゞの描く『鬼イチヤン』も楽しめる♪パワー・オブ・ドリーム企業戦士YAMAZAKI 富沢順マウナケア最終話のタイトルでもある「パワー・オブ・ドリーム」――。これを鳥がなぜ空を飛べるのかと重ねて、命は望んだ方向へと歩んでいくもの、と主人公の山崎は語ります。人もまた同じで、強くなりたいと思う格闘家は過酷な練習を自らに課し、どんな病気でも治したいと思う医者は知識の吸収にさまざまな症例を見る。じゃあ、われわれ会社員の望む道とは? そんなことを考えさせられるのがこの漫画です。山崎は過労死した後、サイボーグとなって復活し、業績の落ち込んでいる会社に派遣され斬新な企画を提供する特A級企業戦士。燃やせる缶や壁掛けテレビ、新型コミュニケーション空間の提供と、新製品をプレゼンしながら、業績が上向かない理由=人の心の問題を解決していきます。その問題とは考えることを止めたり、他人の足を引っ張ったり、簡単な仕事しかしなかったり、部下とコミュニケーションできなかったり、などなど。ライバル社の企業戦士との格闘を通し、ビジネスマンのあるべき姿を説く山崎の台詞は説得力十分。日々流されて二の次になってしまう”こうありたい”と思う心。それを忘れないようにしよう、と思わせてくれます。<<56789>>
短編とは思えないぎっしりと思いが詰まった作品。 想像しない世界の連続で、びくっとする。 知らない世界の扉を開けた感覚。 更にその後を少し・・・。 で、『箱庭の虜』は、救われた!