幻冬舎マンガの感想・レビュー22件男のいない女たちの感想 #推しを3行で推す男のいない女たち 櫻井稔文starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 変な話、感動できそうな話と色々あったが第一話のが一番好きかな ・特に好きなところは? 第一話に尽きる。最後のページであれだけやばい気持ちにさせるのはさすが櫻井稔文だね ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! なんとなく読むのではなく気分がいい時に読むのをお勧めします。または一話づつ日をあけて読むのをお勧めします 男のいない女たちの感想 #推しを3行で推す男のいない女たち 櫻井稔文starstarstarstarstar_borderかしこ・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ どれも毒っ気の強い作品ではありますが、ベテランの安定感と完成度で安心して読める作品になっています。ただハルキストが関連作品だと勘違いして読んだら腰抜かすと思います(笑) ・特に好きなところは? どの女たちも記憶に残る強烈さでしたが、ヨネダ2000の愛ちゃん似の子が登場するやつは唯一の感動回でしたね。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 1話完結で読みやすいので櫻井稔文作品を未読の方もぜひ!正直なところ女性にオススメ出来るか微妙だけど、村上春樹はこの面白さを分かってくれる気がする。孤独死父よ、あなたは… 沖田×華starstarstar_borderstar_borderstar_bordermotomi淡々と×華さんがシャレも交えて漫画にしています。 家族関係が複雑、悲惨、不幸、な状況だけど悲惨さが無くてちょっと笑える。なんでかなぁ。お父さんが死んでも悲しさが感じられません。 どんな形であれど、自分の親はこの世で1人しかいないんだと感じさせてくれます。 思い出すといい思い出なんて、、、て描いてますが やはり小さな頃から過ごしてる自分の世界で一人しかいない親。 いなくなると大切さがすごく感じないのは悲しいですが... でももう少し発見が早かったらというのを知ってしまうとなんだか胸が苦しくなりました。主人公の家族構成がアニメや漫画の「サザエさん」というより漫画の「コボちゃん」ですが奥さまはニューヨーカー 島本真記子 岡田光世名無し※ネタバレを含むクチコミです。 ぶっとんでるギャグマンガおぼっちゃまくん 小林よしのりstarstarstar_borderstar_borderstar_bordermotomiくだらなく下品な漫画です。 小学生が大好きな下ネタ満載です。お金持ちのスケールが凄すぎます!! 柿野君みたいにしっかりしたキャラもいれば、びんぼっちゃまのように茶魔以上にぶっ飛んでいるキャラばかりで飽きが来ないのはいいところです。ヤベー女たちが魅力的すぎる!!恐怖と笑いのオムニバス男のいない女たち 櫻井稔文starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)『絶望の犯島―100人のブリーフ男vs1人の改造ギャル』や、『バスタブに乗った兄弟~地球水没記~』の櫻井稔文先生の最新作! 「小説幻冬」での連載ですね。 こちらからも少し遅れて読めます。 https://www.gentosha.jp/series/otokonoinaionnatachi/ 『男のいない女たち』というタイトルから、独身女性の真面目な話などを想像してしまうかもしれませんがそっち方面じゃないんですよね。 恐怖の激ヤバ女たちを扱った話で怖くて笑えて最高に面白いです!! https://twitter.com/b_sakuraichi/status/1618275758824394757 まず、第1回のタイトルからして最高。 「犬ストーカー女」て!!ド直球!! 男性が犬を連れて散歩していたら、犬に惚れた女が翌日から散歩コースで待ち伏せし始めてストーカー行為が過激化していくんですが、こうれがもう絶品! 大好き!! このぶっ飛んじゃった女性自体は怖いけど、受け手の男性のテンションが面食らって戸惑ってはいるのに、どこか冷静というか呆れてるような冷めた温度感なのもちょうどいいんですよね~。 こういうヤバくてオモシレー女たちを描いたオムニバスだと思うんですけど、楽しみすぎません!? 小説幻冬にはなかなか手が伸びないんですけど、こうやってweb掲載もしれくれたのは本当にありがたいです!ジョージ純度が高い!捨てがたき人々 ジョージ秋山starstarstar_borderstar_borderstar_border酒チャビン基本的には秋山先生お得意の厭世観と露悪趣味に富んだ作風で、それ自体はわたしは結構好きなのですが、こちらの作品は掲載誌が青年誌ということもあったのか、かなり行き過ぎてるように感じてしまいました…。 メッセージとしては芯をくったところをグイグイついて抉ってきていて、名言めいたものも結構あり、考えさせられる部分もあって悪くないと思うのですが、ちょっとジョージ純度が高すぎるので、読んでてだいぶアテられてしまいました。 新年会に向かう途中に読んでいたのですが、鬱屈した気持ちになってしまい、会中ほとんど口を聞くことができなかったです。新年会の場所も新年で閑散とした赤坂だったのも良くなかったかもしれません。 大嫌いだった父が亡くなった時のエッセイ父よ、あなたは… 沖田×華名無し沖田×華先生のエッセイ漫画に登場する人物の中でも、かなりキョーレツな個性を持っていた父・タカシさんが亡くなった時のエピソードです。作品を読んでいて他人ながら荒っぽくて下品な人だなぁ…と思っていたのですが、実父が亡くなるのは17年間絶縁していてもつらいものがあるんですね。とはいえ生前の父は自分の姉と二人暮らしをしていたけど、姉が認知症なので亡くなったことを理解出来ず、孤独死の状態で発見されたという最初のエピソードから始まり、想定外のことが起こりすぎるので読んでるだけでしんどかったです。葬儀もお墓も仏壇もすべて×華先生が負担されたそうですが、何よりこうして漫画にしてもらったことが一番の供養なんじゃないかと思います。ちなみに表紙は父の遺影写真のイラストです。金持ち 亀持ち いたらき持ちおぼっちゃまくん 小林よしのりstarstarstarstarstar_border酒チャビン子供のころ死ぬほどおぼっちゃまくんで笑わせていただいたと思います。最高でした。 いかんせんこどもだったので、大人目線の評価はわからないのですが、子供心に「とんでもないエポックメイキングな作品が出てきたものだ・・・」と思ったものです。とにかく、それまでに読んだマンガとは、何もかもが違うと思いました。 当時、わたしはジャンプ(週刊)とボンボンを購読していたのですが、コロコロはなんかボンボンに比べてちょっと優等生的な感じがあって、あまり気にしてはいなかったのですが、とにかくおぼっちゃまくんが読みたくて購読をはじめました。 その代わり、3誌購読は贅沢だということで、泣く泣くボンボンを辞めさせられた思い出があります。確かその後まもなくコロコロでかっとばせキヨハラ君も始まって、個人的には手放せないマンガ誌になった記憶があります。 いずれにしましても人生に影響を与えたマンガを10作えらべと言われたら、入ってしまう作品であることは間違いないです。ヘケケ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!男の自分が読んでみたら畏怖の気持ちを抱いた38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた 松本千秋名無しマンバのクチコミを読んで気になってたので読んでみた作品。マッチングアプリとか、美男美女の恋愛模様とか、自分の人生では1ミリも縁のない世界だったのでおっかなびっくりしながら読みました。 想像もつかない世界だったんだけど、出てくるひとたちの「ナマ感」はすごくて、本当にこういう人間が俺と同じ世界に生きているのか…と結果として半ば畏怖に近い気持ちを抱いてしまった。 実は同性の方が女性よりも「若いイケメン」に対する解像度が低いというか、より縁遠い存在なのかもと思ったり…。人間関係の考え方とか死生観とか、本当、色々圧倒されちゃった。 完結編が出てるみたいなのでそっちも読んでみようと思う。 とてつもない人間讃歌38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた 松本千秋野愛手当たり次第に若い男の子たちと遊んで、楽しかったり虚しかったり。 大事にされたい割り切れない気持ちも勿論あるし、寂しさを埋めたいだけのときもある。 マッチングアプリで無双する38歳バツイチ美女って浮世離れした存在かと思ってたけど、ちゃんと人間味があって面白い。 って感じでライトに楽しみながら読んでいたのに、突然現実に打ちのめされた。 同時に、彼女がこの作品を描きたかった理由がわかった気がした。 38歳バツイチ独身。自立していて美しくて、酸いも甘いも知り尽くした大人の女性。 だからと言って、強いわけじゃない。傷つきながらなんとか踏みとどまって今日を生きているのだ。 生きるってしんどい。でも死なないなら生きるしかない。 ポップなタイトルに油断して読んだけど、蓋を開けてみたら壮大な人間讃歌でした。読んでよかった。笑いのセンスが融合してるバクマン! おおひなたごう 爆笑問題かしここんな漫画があるなんて知らなかった。爆笑問題とおおひなたごうの組み合わせってすごく合ってる。20年も前のものなので太田と田中の見た目が若すぎることに違和感はあるけど、時代的なものじゃない笑いのセンスの部分では充分に楽しめた。お互いに今も漫才やってるし漫画も描いてるのすごいですね。「あしたの爆笑問題」での田中の片玉ネタが最高です!高度なギャグでありつつSFでもあるな〜と思いました。またこの組み合わせで漫画をやってほしい。さすがの情報量と台湾愛に満ちたガイド台湾ごはん何食べる? 台湾人・阿米と日本人・美菜の食楽記 AKRUhysysk作者は『北城百畫帖(カフェーヒャッガドウ)』のAKRU先生。絵柄の変わりように驚くが、その丁寧な時代考証などのリサーチ力はそのままに、実用性と愛情を兼ね備えた素晴らしいガイドになっている。グルメ情報だけでなく、台湾人の考え方やライフスタイルが見えてくるあたり、マンガの伝達力ってやっぱりすごいと思った。 台湾へは一度だけ行ったことがあって(これにも載っている金峰魯肉飯は本当にうまかった…!)、その時に一通り調べたつもりだったが、ぜんぜん知らない情報も沢山載っている。自分がもっと若ければこの本を片手に台湾に行って1日5食くらいしたいところ。せめてコロナが収まってくれたらなぁ。 元になった小説がとても気になる神聖喜劇 大西巨人 のぞゑのぶひさ 岩田和博starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男今まで色々なマンガを読んできたと思うが読んできたマンガの中でトップクラスのセリフが多いマンガだった。梶原一騎原作も小池一夫原作も読んできたし、そこそこセリフがあっても気にせず読んできたがこのマンガは別格で多い。戦前の日本軍を舞台とした作品で昭和十七年一月からの三カ月の教育期間中に凄まじい記憶力を誇る主人公の陸軍二等兵・東堂太郎が異常な軍隊世界の中で過酷な新兵訓練を受けるが、その記憶力を武器として軍隊内部の不条理に抵抗していくのと冬木との友情を育む話。 登場人物は基本も丸坊主で上等兵である神山と藤堂と仲の良い生源寺が眼鏡をかけているくらいでなかなか判別も難しくもあるが途中からすんなり理解できるようになる 東堂太郎の記憶力で軍隊内の不条理に対決していきますが、不条理の内容も規則の解釈だったり当時の思想の基づく話や特に印象深いのは「大根の煮物は軍事機密か」などの色々なものがあったり戦前当時の話のため現代社会では言ってはいけない発言なども多々あった。規則や論理、各登場人物の背景などは当時の社会情勢を反映しているのかその辺は興味深いものがあった 大前田文七/神山との絡みや上官からの思想についての話などはあまりに長くてめくったページがよくわからなくなるレベルだったが最終的にはミステリーっぽい話に終わる。 でここで重要なのは俺はこのマンガを読んだが今まで書いてきたことが正しいかどうかがよくわかっていない。多分あっていると思うが登場人物の心情を理解できるまで読めたと到底思っていない。絶好調の時にまた読み返したいね 原作小説はとてつもない名作だということだが、死ぬまでには一回くらい読んでみたい あとスマートフォンで読むのではなくタブレットなどの大きい端末で読むのをお勧めします。前半の群像劇が好きかな世界は二人のために、二人は世界のために 六田登名無し半年前に本屋でジャケ買いして読んでみたものの、正直よく分からないと思ってしまいそのままになっていたが、本棚を整理したら出てきたので再読。今回もう一度読んでみて、前半の群像劇とクライマックスの震災後の話は分けて考えた方がいいのかもしれないと思った。 前半の群像劇は問題のある人間ばかり出てきてとても面白い。自分はとくにサイコパスみたいなお巡りさんが好きだ。一人で問題を抱えて自暴自棄になっていた彼らが、それぞれに悩みを分かち合える相手を見つけて変わっていく…まさに「世界は二人のために、二人は世界のために」という話なので、そのまま物語が終わってもいいのになぁとも思わなくはない。 とはいえ、もともと東日本大震災のことを描かなくてはならないという気持ちから描き下ろしされたそうなので、最後の展開にうまく自分が乗れないのは震災が遠い日の出来事になってしまっているからなのかもしれない。いぬの心。#1巻応援こんにちは、いぬです じゅんPom 癒し漫画です。 出てくるワンちゃんが皆かわいい。 私も離れてますが犬がいて、この行動とるとる!って頷く所もあり、会いたくなりました。 犬とか動物って言葉を喋らないからこそ想像が膨らんで、楽しさ倍増するのかも。 とっても穏やかな気持ちにさせてもらいました。 爽やかなひと夏の青春夏の手 大橋裕之hysyskファンタジーと言えなくもない不思議な展開がありつつ、ちょっと切なくなる作品。 登場人物とかモチーフが変なだけで、やってることは大長編ドラえもんとかと同じだから。しかしどうやって考えるんだろうこんな話。。やはり大陸はでかかった、という話情熱大陸への執拗な情熱 宮川サトシ 宮川さとしnyae母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。を読んでからこれを読むと「元気そうでよかった」という、読む上でとくに必要のない感情が生まれてしまいました。 それはさておき、この漫画はひとりの(当時)マイナー漫画家が、情熱大陸に強く憧れ、いつか上陸(出演)するときのための準備にいそしむ様子を描いたドキュメンタリー漫画です。 準備というのも、ひとり胸に秘めてというレベルのものではなく、度々家族をゾッとさせるような行き過ぎたものもあり、それが非常に笑えます。彼は本当に「本気」なんだなというのは痛いほど伝わるんですが、大陸のデカさに気付くのに少し時間がかかってしまった。 そしてそんな彼をいたずらに振り回すような要素も多すぎた。 地元の同級生に上陸を先越されたり、上陸済の綾野剛とバイトで一緒だったことがあとから判明したり(遅ッ)、情熱大陸の公式Twitterに漫画に関してコメントされたり… しかし私自身もこんなふうに書いてますが、この漫画が連載されている時には「こんなこと描いてるけど、なんだかんだ話題になってるし、そのうち上陸するでしょ」なんて思っていました。要は私も大陸のデカさを全くわかってなかったんです。改めて読んで、やっぱでっかいなァ…と再認識したところです。タイトルに惹かれて読んでしまった…結婚しなくていいですか。すーちゃんの明日 益田ミリナンシー「婚活」とか、ガツガツした結婚話じゃなくて、心穏やかに読めます。 すーちゃんのバイト時代の社員さんであるさわこさんがメインとなって話が進んでいくのですが、心理描写がそりゃもう自然で。わかるわかるーって共感できます。別にそこまで強く結婚を望んでないけど、将来を考えた時だけ迷いが生じるあの感じ。 おすすめです。 不器用な女の子つぐみの青春物語マスタード・チョコレート 冬川智子starstarstarstarstarnyae人と合わせることができず、友達がいない高校三年生のつぐみは、自分の居場所をもとめ美大受験のため予備校に通い始めます。 そこで出会った人たちとの関わりの中で、閉ざしていたつぐみの心が少しずつ解き放たれる様子をゆっくり繊細に描く傑作です。 最初は能面のような顔のつぐみに読者として取っ付きにくさを否めなかったのですが、不器用ながらも自分に正直なところや、時たま見せる笑顔から目が離せなくなります。 受験シーズンに将来の不安にかられたり、人とつるむのが苦手でまわりと同じ青春時代を送れなかった人間には非常に刺さる部分が多いです。 ケータイコミック連載だったそうで、一コマずつ読んでいく形式なのですべてのコマが同じ大きさなので、窓から覗いているような感覚にもなり面白い。連載再開希望アサ−シネ 平野耕太starstarstarstarstarひさぴよ暗殺者同士が犯罪組織の代理戦争でひたすらドンパチするという、ヒラコー先生らしさ満載の作品。 登場人物には、某長寿番組で聞き覚えのある名前がチラホラ…。ふしぎな偶然の一致だろうか笑 おかげで、殺伐とした世界観にどこかユーモラスな雰囲気を与えることに成功している(ような気がする) 主人公の「銃狂(ガンマニア)」は過去の読み切り『ガンマニア』と同じキャラに見えるが、詳しい設定はいずれも不明である。 2013年にはComicREXからコミックバーズに移籍するも掲載が続かず、今だ単行本が出ていない。 まだまだドリフターズ描くので忙しいのだろうか・・・ このままボッシュートになるには惜しすぎるマンガなので、いつか連載再開してくれないかなあと思っている。タイトル通りのディープな旅日記!アジアのディープな歩き方 堀田あきおミチロウ彼女に振られたサラリーマンのアジア一人歩きです。 タイを皮切りに、ビルマやベトナムなどを旅する中でそこに住む人々の大らかさ(いい加減さ?)や純粋さなどの光と時に現れる過酷な現実や歴史の影が描かれます。(そして、そんな影に負けず、ひたむきに進むパワーも!!) 初めてこの本を書店で手にした時は、思わず最後まで立ち読みしたなぁ(その後、ちゃんと購入しました!) この漫画に感化され、アジアやメキシコなど旅したのも懐かしい想い出。 読んだら旅をしたくなる、そして、現地の人々と触れ合いたくなる、そんな一冊です!
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 変な話、感動できそうな話と色々あったが第一話のが一番好きかな ・特に好きなところは? 第一話に尽きる。最後のページであれだけやばい気持ちにさせるのはさすが櫻井稔文だね ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! なんとなく読むのではなく気分がいい時に読むのをお勧めします。または一話づつ日をあけて読むのをお勧めします