今まで色々なマンガを読んできたと思うが読んできたマンガの中でトップクラスのセリフが多いマンガだった。梶原一騎原作も小池一夫原作も読んできたし、そこそこセリフがあっても気にせず読んできたがこのマンガは別格で多い。戦前の日本軍を舞台とした作品で昭和十七年一月からの三カ月の教育期間中に凄まじい記憶力を誇る主人公の陸軍二等兵・東堂太郎が異常な軍隊世界の中で過酷な新兵訓練を受けるが、その記憶力を武器として軍隊内部の不条理に抵抗していくのと冬木との友情を育む話。
登場人物は基本も丸坊主で上等兵である神山と藤堂と仲の良い生源寺が眼鏡をかけているくらいでなかなか判別も難しくもあるが途中からすんなり理解できるようになる

東堂太郎の記憶力で軍隊内の不条理に対決していきますが、不条理の内容も規則の解釈だったり当時の思想の基づく話や特に印象深いのは「大根の煮物は軍事機密か」などの色々なものがあったり戦前当時の話のため現代社会では言ってはいけない発言なども多々あった。規則や論理、各登場人物の背景などは当時の社会情勢を反映しているのかその辺は興味深いものがあった
大前田文七/神山との絡みや上官からの思想についての話などはあまりに長くてめくったページがよくわからなくなるレベルだったが最終的にはミステリーっぽい話に終わる。

でここで重要なのは俺はこのマンガを読んだが今まで書いてきたことが正しいかどうかがよくわかっていない。多分あっていると思うが登場人物の心情を理解できるまで読めたと到底思っていない。絶好調の時にまた読み返したいね

原作小説はとてつもない名作だということだが、死ぬまでには一回くらい読んでみたい

あとスマートフォンで読むのではなくタブレットなどの大きい端末で読むのをお勧めします。

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金色夜叉

金色夜叉

こんな話だとは、知らなかった!夏目漱石も読んだ名作、初の完全漫画化!貫一(男25歳)「そんなに金持ちが好きか!?」お宮(女21歳)「違うの。私の話を聞いて!」失恋男は女に復讐を遂げられるか? 金持ちを選んだ女の運命はどうなる? 明治期、読売新聞の連載小説として読者を熱狂させ、日本近代文学史上に燦然と輝く名作『金色夜叉』。国語教科書の文学史年表にも登場し、誰もがタイトルだけは知っている。しかし原作は、読みづらく、わかりにくい文章のせいで挫折する読者が多く、現代では意外にストーリーが知られていない。かつて総数30作を超えるといわれる映画化も戦後は途絶え「忘れられた名作」になっているが、最大の問題をコミカライズで克服し、ここに完全復活。なぜか存在しなかった漫画化に、『漫画版 神聖喜劇』(原作/大西巨人)の、のぞゑのぶひさが敢然と挑戦。1時間余で楽しみながら読み通せる、現代の「泣ける」エンタメに仕上げ、未完の原作を完結させた。

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