ハイストーンマンガの感想・レビュー62件「新黒沢 最強伝説」各巻を読んだ感想新黒沢 最強伝説 福本伸行かしこ前作は黒沢の死を予感させる衝撃的な最終回でしたが、なんと黒沢は生きていた!!8年も昏睡状態で!!というこれまたすごい始まり方。実際に前作から7年後の連載らしいので色々と時の流れを感じます。53歳の主人公ってすごい。賭博破戒録カイジ #推しを3行で推す賭博破戒録カイジ 福本伸行starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 昔読んだ時はもっと短かった気がしたが気のせいかな。妙に長く感じてしまった ・特に好きなところは? 途中のほぼ主人公が一条になってるところ。あと会社員としての遠藤の行動と考え方。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! これがなかったら今連載しているスピンオフなどはなかったんだなと考えるとやはりすごいマンガではあるのは確かだ 真の名作は色褪せず、発酵し熟成する賭博黙示録カイジ 福本伸行starstarstarstarstarmampuku十数年ぶりにカイジを読んだ。当時とて当然感動したし面白かった。この間に数多くの漫画や書籍、映画やアニメに出会ってきて、精神的にも豊かになった。今読むとどうなるか? 勝負の勝ち負けも、ストーリーの結末も知っている。 だが面白い。 利根川の名言一つ一つが、熟成された旨味を伴って染み渡るのだ。カイジの小賢しさもここぞの度胸も、俯瞰して「観客」として楽しめる。 「金は命より重い」 当然ながら利根川は本心からそう思ったわけではあるまい。帝愛の企業理念やスローガンかもしれない。だが、間違いなくあの場あの空気に最もズシリと響いた言葉を選んだのだ。それは死人の考えや…銀と金 福本伸行starstarstarstarstar瀧俺が積もう、肘の高さまで… 福本伸行最期の傑作最強伝説 黒沢 福本伸行starstarstarstarstar瀧福本は黒沢と一緒に燃え尽きたのだ 続編はもう知らん最強伝説 黒沢について語ろう!最強伝説 黒沢 福本伸行なまこデラックス※ネタバレを含むクチコミです。「最強伝説 黒沢」各巻を読んだ感想最強伝説 黒沢 福本伸行starstarstarstarstarかしこ読んでいくうちに黒沢への気持ちが変わっていくのか記録していこうと思います。 「無頼伝 涯」読んでみた無頼伝 涯 福本伸行starstarstarstarstarかしこ資産家の老人を殺害した罪を着せられてしまった中学生の涯。更生施設「人間学園」に送られることになりますがそこは地獄のような場所だったのです。涯はそこから脱出して無実を勝ち取ることが出来るのか・・・?! 福本伸行作品を読むのがほぼ初めてだったのですが、主人公が未成年であることは設定上必須事項なんですけど外見も中身もまったく中学生だと思えない時点で面白かったです。でも必死な人間の顔に説得力があるのでどんなあり得ない出来事が起きても読ませる力があるな〜と思いました。 個人的に刺さったセリフは「個別に生きよう…!個別に死のう…!」でした。早く脱出しろと...賭博堕天録カイジ 24億脱出編 福本伸行starstarstarstarstar_border宮っしぃこんなに金を持って帰るのに心理描写を挟みまくるのは福本先生しかいないやろ... まだ10巻ぐらいまでの感想だが、ギャンブルしてないのにこんなにも楽しめるのは、本当に謎... カイジのギャンブルバトルの合間に入る、ちょっとしたコメディ要素色を強くしてまとめたみたいな話しは、何故か惹かれるものがあって楽しめる てか、これ脱出できるの...?ワニの初恋の感想 #推しを3行で推すワニの初恋 福本伸行マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 何でモーニング単行本版と電子書籍版は内容がかなり違うんだ?個人的には単行本版の方が圧倒的にいいと思う。表題作のワニシリーズもだが「次男のブルース」「オヤジのオヤジ」「あの人のトランペット」がものすごくいい。福本伸行自撰短編集でも少し読めます ・特に好きなところは? ワニの初恋とのり子の実家に帰るだな。俺の好きなハードボイルドな感じもあり人情話もありでよかった。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 福本伸行ファンでこれから買うなら正直単行本を探して買った方が満足度は高いと思う。なんせ単行本版には福本伸行が漫画家になるまでの自伝漫画があり、アシスタント時代の師匠であるかざま鋭二に言われた有名な「福ちゃんは性格がガサツだから、トラック運転手なんかが向いてるんじゃないかなあ」が読めます あくまでもフィクション賭博黙示録カイジ 福本伸行名無しこの漫画を読んで小手先の心理戦を会得したと思い、賭け事が得意だと勘違いしている奴が多そうで草 あくまでもフィクションです。 あんなクズ人間のカイジがギャンブルだけ才能があるなんてあり得ない。 現実は底辺でいる奴らはずっと底辺。 抜け出す事なんてない。 (自分で感想を書いていて胸が痛い。自分もクズ人間だから・・・・)麻雀好きは必見天 福本伸行名無しカイジもアカギも全部好き。 麻雀とかギャンブルの話だったら福本先生ですね。 確か、負けていてピンチになったから部屋の電気を消して、その間にテンホーでチューレン上がるというイカサマバレバレなシーンが印象的でした。 上がったら死ぬと言われたチューレンをテンホーなんて・・・ (ちなみに坊やテツのダンチは一晩でチューレンを2回上がった事があるようです) 麻雀好きな人は絶対に読むべきです!!カイジよりもアカギアカギ 福本伸行名無し麻雀漫画の最高峰と言っても過言ではないです。 麻雀のルールを知らない人でも楽しむ事ができると思います。 麻雀、駆け引き、秘策、心理戦、独特なセリフ、擬音、どれをとっても最高ですね。 個人的にはカイジよりもアカギ派です。 でも絵がね・・・致命的なんだよな。 逆に愛くるしいというのもあるけど ざわざわ賭博破戒録カイジ 福本伸行starstarstarstarstar_bordermotomi自分には無縁だと思っていますが、本当にこんな世界があるのか怖くなります。 カイジの性格もある意味感心するくらい欲に負けるところも面白いです。 クズなのにかっこよく見えるのは不思議です。真相心理もよく描けていて読みながらざわざわします。(笑)福本先生の魅力と成長が詰まった代表作天 福本伸行starstarstarstarstar_border完兀「初期の作品にはその人の要素が全て詰め込まれている」なんて話を聞いたことがある。 反例がいくらでも出てくる主張だが、比較的合致する例だってある。福本先生の場合、この「天」が合致するだろう。 人情話、ピカレスクロマン、極限勝負下の心理描写、緻密な勝負を構成する理による駆け引き、勝負を制する理の守破離、そして福本先生による人生哲学… 面白いと評される福本先生の要素が、ほぼ全て詰め込まれていると思われる。欠けているのは敗者の悲惨な末路描写と格闘描写ぐらいだろうか(ただしバイオレンスシーンなら天にもある)。 成長も詰め込まれている。絵の成長、演出の成長、話の構成の成長も魅力的なキャラ描写の成長も全てある。初期~中期の福本先生と共にあった漫画なんだからそれは当然なわけだが… そういった点で、天を軸に他の同時期作品と並読するのも面白い。 ただし、葬式編からは並読はできない。読んでいて涙がぼろぼろ出てしまうあの最終章に、横槍は禁物だ。 この漫画には、私がどうしても取り上げたくなる一節がある。 あまり顧みられることのない、ともすればあまり触れないでおこうみたいな風潮もみられる最初期赤木の、印象的なセリフだ。 私はそれを、作者による自己言及も含んだ創作論だと勝手に思い込んでいる。 というわけで、独断と偏見に基づいて私的解釈によるセリフ改変を傲慢にも以下に記す。 『お前この世で一番うまいもの何だか知ってるか? たとえば漫画だ…世の中には頓狂な奴がいてよ こんなラチのあかねえ娯楽に… 自分の分こえた代価 人生さえ賭けちまう奴もいるのさ…… まあそんな奴だから… 頭は悪いんだけど…… 描きたい気持ちはスゲェーもんだ… 後のない…勝負処での大事な一作に バカはバカなりに必死さ… 持てる全知全能をかけて描き上げる 決断して そして躊躇して それでもやっぱりこれしかない……て そりゃもうほとんど 自分の魂を切るように描く漫画があるんだよ その魂の乗った漫画 そういう漫画を読むこと…… それはまるで人の心を喰らうようだ… この世じゃ人の心が一番うまいんだ……』が…ダメッ…!天 福本伸行starstarstarstarstar酒チャビン個人的には福本先生の最高傑作だと思います。それまであまり売れてなかったらしいのですが、この作品でブレイクを果たしたそうですね。さもありなん。傑作です。 序盤は今の作風からするとなぜなのかというありがちな人情ものなのです。「しろうとのたけし軍団相手に本気でホームランかっとばしちゃうヤクルトの大杉です」などギャグも豊富に出てきます。 ですが、2〜3巻くらいから初期カイジとかアカギっぽいビリビリした勝負ものの感じが出てきます。 最後16〜18巻はなんと麻雀なし(注:近代麻雀掲載マンガです)。が…そこが特に素晴らしいです。アカギの某選択をめぐって「生きるとは」というテーマを深く抉ります。メッセージ性もあり、すごくよかったと思います。 ちなみに「アカギ」という作品は本作からのスピンオフです。本作では50過ぎの一線からは退いたジジイで、初登場時は目の下のたるみもやばいのですが、切れ味は衰えてません。「オレのアンコはそこにある」など名言も多数です。 もしカイジしか読んだことないよって方は、絶対に読んだ方がいいと思います。ハンチョウしか読んだことないよって方は、やめた方が無難だと思います。 となりゃ…決闘だろっ…!最強伝説 黒沢 福本伸行starstarstarstarstar_border酒チャビン理想があるんだよ…!みな…!みんなそれぞれ理想の男像…人間像ってのがあって…そういうものを…目指すから人間だ…! シートン動物記を読んで黒沢先生は悟り、覚醒なさいました。 自分なりに挑戦することの大切さを教えてくれた作品です。年末の忘年会続きでヘトヘトになっていた脳細胞とハートに喝を入れるため再読しましたが、いつ読んでも頑張ろうと思えます。 終盤ホープレスたちの退去を中止させるために、黒沢が演説をブちます。その演説もそれなりに響くところがあるのですが、それよりもそれを聴き終わった時の仲根の表情にグッときます。 最後の暴走族との対決シーンは地形を駆使したり罠を駆使したり心理的な駆け引きがあったり、規模は小さいですがキングダムに負けない戦描写でした。さすが福本先生。冷たい武器を突き付けられながら読むようなスリル銀と金 福本伸行starstarstarstarstar完兀※ネタバレを含むクチコミです。ごくごく一部の人にはおすすめできる続編漫画新黒沢 最強伝説 福本伸行starstar_borderstar_borderstar_borderstar_border完兀個人的評価☆1の新黒沢、正直わざわざ読む漫画ではない。 ハッキリ言って、名作と呼ぶにふさわしい前作に泥を塗った長大な蛇足だ。これを読むのは(ベクトルと所要時間が違うが)最強伝説仲根を読むのと同じぐらいつらい。もっとわかりやすく言えば、賭博黙示録カイジの後に(破壊録堕天録等々をすっ飛ばして)直接の続編として24億円脱出編が来るぐらいつらい。 しかし私はごく一部の人にはおすすめだと思う。 その理由は愛生流影の大黒柱にして中盤以降立ちはだかり続ける敵役、神林春樹の存在にある。 実にチンケで不快な手強さが特徴的悪役の彼だが、読んでいて「福本キャラ」のニオイを感じることができる。 恐らくは神林が全福本作品で最後の「生きた福本キャラ」、「福本伸行先生との距離が近いキャラ」になるだろう。彼の言動には作者の血が通っていると私は感じた。 逆に言えば、作者の血が通った福本キャラは神林を最後に消えてしまった。私見だが、最近の福本漫画には舞台装置または客観的観察対象としてのキャラしかいない。 つまり以上のような独断と偏見に満ちた福本漫画ファン視点からの資料的価値が神林、もとい新黒沢にはあり、この漫画がおすすめできるのはこの口コミに賛同できるか、口コミに騙されても寛容な精神で許してやろうじゃないかと言える人ぐらいに限られると思う次第である。 いるかっ…!そんな人間…! 平井銀次さん銀ヤンマ 福本伸行starstarstarstar_borderstar_border酒チャビン福本先生の短編集です。3本入っていて、「銀ヤンマ」の他は「ガン辰」と「遠藤」です。福本先生「遠藤」って苗字好きですね。 内容は、3本とも安定の麻雀漫画ですので安定感があります。が、一方で突き抜けた魅力があるかと言われると少し微妙かもです。アカギとか天とかがまだならそちらがオススメです。ただ、短編なので、サクッと読みたいというニーズにはマッチしてると思います。 ちなみに銀ヤンマの主人公は平井銀次さんですが、「銀と金」の平井銀二さんとは無関係のようです。福本先生の非ギャンブルもの無頼伝 涯 福本伸行starstarstarstarstar_border酒チャビンめちゃ面白いです。わたしは初期カイジを思い出しました。福本節が大炸裂しています。 本当にめちゃ面白いのですが、福本節というか、すごくメッセージ性というか説教がすごいです。わたしなど、どちらかというと、クズだと言われる側の人間ですので、めちゃくちゃ身につまされて、面白いんだけど、純粋にエンタメとして楽しむまではいけないです。 敵が結構的を射たことも言うんですよね。正論というか。やり方は違うんだけど、あってることも言っていて、それがものすごく自分の身につまされます。 なのにそれを「面白い」と思える人間の脳ってどうなってるのでしょうか?「面白い」と思う要素ってなんなんでしょうね?? 結構福本作品売れてるので、面白いと思ってるのはわたしだけではないはずなのですが、すごく不思議です。麻雀漫画の極地といえばコレアカギ 福本伸行starstarstarstarstar_border宮っしぃ麻雀漫画と言えばコレ 福本先生独特の心理描写と麻雀が絶妙にマッチし、血液のやり取りをする麻雀は手に汗握る ただワシズ編が物凄く長い... 牌1個引くのに1話使うのは、福本先生だけじゃないかな... ワシズが地獄に逝って閻魔様倒して帰ってくるとことか笑ったよね 少しクスッとする部分もあるが、とにかく絶妙な福本節が楽しく味わえる究極の麻雀漫画 カイジや零好きな人は是非読んで頂きたい!完結してるから牌引くの待つ必要ないので! 作中世界だけでなく実社会においても伝説となったアカギアカギ 福本伸行starstarstarstarstar_border酒チャビン麻雀マンガに興味がある人で、こちらの作品を読んだことない人はいないと思うほどの名作!ラストのワシズ戦があまりにも長く、1局に数巻使うというかつてのドラゴンボールのような状態になっていたのですが、無事対局が終了して良かったです。 徹マンで負けてる奴が「もう終わる」って口にしてくれた時と同等の安堵感・開放感がありました。 ただ、不思議と数日後にはまた徹マンに行ってしまうのと同じく、定期的に1巻から読み直したくなってしまいます。 何気に知らなかったのですが、こちらの作品が「天 天和通りの快男児」からのスピンオフだったのですね。てっきり逆で、人気のアカギが天にゲスト出演していたのだとばかり思っていました。それだけアカギの知名度・人気度が凄すぎるということではないでしょうか。 スピンオフが本家の知名度を超えてしまった稀有な例だと思いますが、その要因は、カイジなど他のフクモトプロ作品にも受け継がれている「特殊麻雀」ではないかと思います。麻雀はとても完成された知的なスポーツで、それ自体かなり面白く、マンガの題材としても面白くできるテーマなのですが、そこに少しスパイスを加えることによって何倍にも面白さがアップするという性質を持っています。他のスポーツで特殊ルールをやると途端にクソマンと化すのとは一線を画しています。 天の方はわりかしオーソドックスな麻雀勝負でしたので、やはり特殊麻雀というものを生み出したフクモトプロとアカギという作品は世界の麻雀マンガ界に革命を起こしたと言っていいと思います(特殊麻雀がアカギが初出出なかったらほんますいません)。カイジさんは見学・・・けど面白い!!賭博堕天録カイジ 和也編 福本伸行starstarstarstarstar_border酒チャビン本シーズンではカイジはギャンブルをしません! 和也が書いた「愛よりも剣」という小説を読むのと、光山さん、チャンさん、マリオさんという他人がギャンブルに挑戦するのを見学したりします! 光山さんたちのチャレンジは、ゲームの設定も進行していく内容も面白いのですが、失敗した時の死に方が少しマイルドで、今までにもっと気まずいやつがあっただけに、少しグレードダウンしてしまった感が否めず、ピンチの時もハラハラ度が低く感じてしまいました。 ただ面白いのは間違いないです。「愛」や「友情」を表と裏からえげつなく描いたというのは、読んでて本当に刺激的だと思いました。他のマンガで書かれそうにないことを書くというのは福本先生の良いところですね!和也の小説もすごく面白かったです!! ちなみに本シーズン途中で連載500回を迎え、多方面の有名作家さんからお祝いのイラストが寄せられたのが掲載されていて、それがすごく見ものです。 本作品で行われたギャンブルは以下のとおりです。 ■剣を刺すやつ ■友情確認♡救出ゲーム!<<123>>
前作は黒沢の死を予感させる衝撃的な最終回でしたが、なんと黒沢は生きていた!!8年も昏睡状態で!!というこれまたすごい始まり方。実際に前作から7年後の連載らしいので色々と時の流れを感じます。53歳の主人公ってすごい。