ハイストーンマンガの感想・レビュー62件<<123>>くせになる絵とスリルある展開。賭博破戒録カイジ 福本伸行名無し綺麗な絵に慣れていたため、初めは本作の独特すぎる絵に抵抗がありました。しかし、読み進むに従ってストーリーに引き込まれ、この絵じゃなきゃ物足りない!と思うまでに。主人公のカイジは世間で言う「負け組」なのですが、人間らしい弱さや真っ直ぐさがありつい感情移入してしまいます。物語で出てくるゲームは単純なルールながら、参加者同士の騙し合いがスリルがあり面白いです。「ざわ...ざわ...」など独特の擬音もこの漫画の魅力。ハマりすぎて実生活で使わないよう注意です。アカギを読んでると繋がってくる闇麻のマミヤ 福本伸行名無し巷では主人公は、アカギの娘なんじゃないかって言われてるみたいだね。 まぁでもたしかに一話の雨ざぁざぁの中、引き戸から登場するシーンはアカギを彷彿させるなぁ あと最新話でおっさんになった治(アカギの忠言どおりラーメン屋の店主になった)が青い顔して代打ちさせられてて笑った。本質変わらねぇなぁ麻雀好きにもそうじゃない人にもおススメできる大好きな作品熱いぜ辺ちゃん 福本伸行名無し表紙の通り麻雀漫画ですが麻雀を知らない人でも楽しめる作品で、麻雀大好き!でも弱い大学生の辺ちゃんとヤクザのおじさんや大学のマドンナ、バイト先の店長とその家族など色んな人との人情溢れる話がどれも魅力的です。最終話の大金を掛けた勝負は鳥肌モノです。マージャン・ヒューマン・ストーリー天 福本伸行マウナケア雑誌連載時から読んでいて、章が変わるごとに、著者の新しい面が見られるのが楽しみでした。3巻あたりまでは、麻雀をきっかけに知り合ったひろゆきと天のヒューマン・ストーリー。泣かせる演出も入れた仕立てで、これは『熱いぜ辺ちゃん』など初期の作品に見られるテイスト。その後、真骨頂である心理戦を中心とした麻雀勝負論が、ヤクザの代理戦である東西戦を舞台にスタートします。強烈な個性のぶつかりあい、息をもつかせぬ駆け引きの数々と、このあたりは『アカギ』などの代表作で確立した作風そのもの。そして最後の3巻は麻雀とかけ離れた、裏の主人公・赤木しげるの死生観について。不治の病に侵され、自ら死を選ぶ赤木と、それを翻意させようとする仲間との人生談義が展開されます。「無頼伝涯」などでも見られた極限の人生論に圧倒されました。今更ながら思うのは、著者のさまざまなタイプの作品のエッセンスは、みんなこの中にあるということ。福本漫画の世界に入門するにはうってつけです。 大勝負に臨むヒリヒリ感賭博黙示録カイジ 福本伸行マウナケア自堕落な日々、負け続ける人生、非生産的な毎日。人の足をひっぱり、何の積み重ねもなく、ハナからあきらめ、あげく罠にはめられる。こんな泥沼から這い上がれるとしたら…やっぱり賭博で一発逆転しかないでしょう。。アニメや映画にもなっているこの作品ですが、やはりこの漫画のほうが、大勝負に臨むヒリヒリ感がダイレクトに伝わってきますね。一世一代の勝負に挑むは最低の人生を送っている主人公・カイジ。しかし彼は単なるダメ人間ではなかった、というのがこの漫画の真骨頂。小細工から大芝居、ギリギリのところで脳細胞をフル回転させ、人の心理を読み、一度手からこぼれおちた未来を手繰り寄せる。心理ゲームの妙というより、そんなプロセスと、その結果がもたらすカタルシスに心が動かされます。さすがは逆境で輝く男という異名を取るだけのことはある。最後まで逆転のカードを持ち続けるタフさと恐るべき勝負度胸は尋常ではありません。見習いたいもんですな。あ、見習ったら破滅しちゃいますか。「オレはただオレなんだ。それだけ……。名前は森田鉄雄 ー 背景はない……!」銀と金 福本伸行ヒロシ(漫学)「悪党」の生き様を描き切った福本マンガの出世作であり最高傑作。 キャラクター一人一人が己の哲学を持ち、言葉と行動が深いレベルで一致しているので、モブキャラであっても吐き出すセリフが魂に突き刺さる熱量を持っている。 「オレはただオレなんだ。それだけ……。名前は森田鉄雄 ー 背景はない……!」はいつか合コンで言ってみたい近代漫画史に残る名台詞。一方、なぜこの作品が「ピザッツ(成人向け月刊漫画雑誌)」で連載されていたのかは近代漫画史に残る大いなる謎。和也編は読み返した時のほうが面白い説賭博堕天録カイジ 和也編 福本伸行名無しなんだかんだ和也も憎めない。後々の展開を踏まると、外道だけどコンプレックスの裏返しだとか、弱さが見えてくる。 和也編はだから読み返してみると、救いようもないけど嫌いきれない。むしろそういう意味だと二度目のほうが状況と弱さがゆえに外道になった人間だと分かって、面白い 続編ではない?新黒沢 最強伝説 福本伸行日和見最強伝説黒沢がものすごく面白かったからあの続きを期待して読んでしまったけど、別物だと思った方がいいかも。福本先生の傑作賭博黙示録カイジ 福本伸行しんカイジ、最低だけど最高!!福本伸行先生の傑作アカギ 福本伸行しんアカギ、勝負強過ぎ!! 俺は海商王になる!!海商王 雁屋哲 かざま鋭二霧兵衛良かった点 ・良くも悪くも雁屋哲のアクが強い ・この頃のかざま鋭二の絵は最高 総評 ライバルと喧嘩で理解しあう/男とはなんだ?男の生き様とはなんだ?の自問自答を繰り返す流れになっている。海商王になる前に終わってるので消化不良 カイジ賭博堕天録カイジ 福本伸行名無し映画かはされていないけどこれもいい独特の絵からじしぼたん 石山東吉大トロ子供の頃近所の古本屋で全巻セットが安く売られていて買って読んだのを最近思い出しました。 少しグロく世紀末っぽい世界観が北斗の拳っぽいなと思いました。 兄妹の絆が泣けます。 送ってきた人生や年齢によって読まれ方が変わってきそうな人情コメディ漫画最強伝説 黒沢 福本伸行なまこデラックス送ってきたや年齢人生によって読まれ方が変わってきそうな人情コメディ漫画。だけど、最後はみんな感動するはず。 最初の方は夢もない家族もない金もない40過ぎの男の悲哀が凝縮していてちょっと読むのが辛い。「人望が欲しい」って言って赤松と比較されてるところとか見てられない。 けど、ある日急に人間模様が変化して、コメディ要素が増えてくる。40男の悲しさもちょっと笑えるような描かれ方をされるようになるし、黒沢が奮起しているところは純粋にかっこいいなって思う。ただ、笑いに変えながらも「人生を1日に例えたら、15時。あと二時間で終業」とか突然言い出すから乾いた笑いしか出てこないこともあって、もしかしたら歳を重ねるごとに真に迫ってくる漫画なのかなとも思う。 けど、最後は頑張って生きよう、できないことなんてないって勇気付けられて感動するから黒沢は大好きな漫画。<<123>>
綺麗な絵に慣れていたため、初めは本作の独特すぎる絵に抵抗がありました。しかし、読み進むに従ってストーリーに引き込まれ、この絵じゃなきゃ物足りない!と思うまでに。主人公のカイジは世間で言う「負け組」なのですが、人間らしい弱さや真っ直ぐさがありつい感情移入してしまいます。物語で出てくるゲームは単純なルールながら、参加者同士の騙し合いがスリルがあり面白いです。「ざわ...ざわ...」など独特の擬音もこの漫画の魅力。ハマりすぎて実生活で使わないよう注意です。