コルクマンガの感想・レビュー46件カヤックで楽しく働く面白く熱い人々 #1巻応援ならべ カヤック 羽賀翔一 川田大智 つきはなこ かっぴー 歩 ぐみこ えの 面白法人カヤック ハシモトスズ兎来栄寿昨年で25周年を迎えた、「サイコロ給」などで有名な面白法人カヤック。そこで働くさまざまな人や事業を、『漫画 君たちはどう生きるか』の羽賀翔一さんや『左ききのエレン』のかっぴーさん、『半人前の恋人』の川田大智さんなど、さまざまな漫画家の方々が描いたマンガです。 15周年の際に公開されたものなど一部古いものも含まれていますが、内容としては今読んでも十分面白いです。 『ことばのパズル もじぴったん』や『冒険クイズキングダム』を作った後藤裕之さんの「存在感の作り方」では、後藤さんが円周率を42195桁暗唱して世界記録を樹立したり、夏休みの自由研究で人間が100時間寝ないとどうなるかの研究を自分の体を使って人体実験した話など、突き抜けたお話がまず面白いです。 マジカルラブリーの『スーパー野田ゲーPARTY』も後藤さんだったんですね。川田大智さんが描く「スーパー野田ゲーPARTYを作った男たち」も笑いながら読みました。(『野田ゲー』の中でも邪道バースは天才的だと思いましたし、全国大会も熱かったです)。 突飛なところはもちろんですが、地に足のついたビジネス的な部分の良さもあります。 「ゲームやサイトを作るだけがクリエイティブな仕事ではない」 「メールひとつにも思いと工夫をこめれば喜んでもらえる」 という、秘書を描いたエピソードなどは社会人にとって参考になる一節でしょう。 それを体現するかのように、別の話ではユーザーからのゲームへのお問い合わせに世界観を尊重し反映した回答をするという別の社員のエピソードが描かれており、「王が履いているパンツは何色か」という質問にも極めて真摯に答えていきます。 ゲーマーならお世話になったことがあるかもしれないLobiや、e-sportsの普及に向けての愛溢れるモチベーションなども読んでいて高まります。コロナ禍でオフラインの大会が消えても、オンラインで毎週大会を行い配信をして格ゲーコミュニティを熱くし続けたなどの近年のエピソードなども好きです。 総じて、楽しみながら仕事をするということの素晴らしさ・大切さを教えてくれる掌編が詰まっています。 現在多くの電子書店で無料で全編読めるので、この機会にぜひどうぞ。暗い事情で結び付くふたりの少女 #1巻応援クリオネの告白 ざくざくろ兎来栄寿ドラマ化もされた『初恋、ざらり』で一躍有名になったざくざくろさんのマンガは、血を流しながら描かれている印象を受けます。 目を背けたくなるようなしんどさにしっかりと真摯に向き合って、触れると痛みが走るそれをもがき苦しみ叫びながら掴まえて、芯を捉えてくり抜き提示してくる。そうして身を削り魂を削るようにして描いたものだからこそ、読む者の心にも鋭利に爪を立てて掻き傷を残す。そんな作品です。 詳細は違えど、この作品で描かれるうららと似たような状況に立ったときの記憶が否応もなく蘇りました。その子にとって、自分しかいないのは解る。好きでいてくれるのも解る。でも、それに応えてしまうとより深い依存となってその先は底無しの沼が待っているのも解る。そこで適度に距離を取れれば良いけれど、その選択肢は有り得ない。それによって他の繋がりも犠牲にすることも含めて無限にどこまでも受け入れるか、この瞬間に離れるその子を再び孤独に追いやるかの二択。 今ははっきりと問題とされていても一昔前なら顕在化しにくかった父親の行為の気持ち悪さや、それを看過してしまう母親の在り方、それによって家族に味方がいなくなり孤立し傷つく様なども非常にリアルで流石です。 暗澹たる部分が縁となりながら、ある種の美しい煌めきを見せるように結びついていく寧々とうららの関係性。しかし、その最中に寧々の心の中からもたげてくる激しい情動。寧々はそれをどのように扱っていくのか。それを受けるうららは果たしてどうなっていくのか。 心と魂にたくさんの火傷や切り傷を負いながら描かれた重みを味わいたい方にお薦めです。 余談ですが、今日はポケモン28周年だとか。初代ゲームボーイが描かれる1997年という舞台設定が懐かしさを催します。体も心もポカポカに #1巻応援おでんダネはよもやま話で まるいがんもstarstarstarstarstar兎来栄寿9月まで続いた猛暑の和らぎから一転、急速に寒さが増してきて秋が短すぎると感じる昨今。 いいとこ探しをするならば、温かいものが美味しく感じる季節になってきたというところですね。そう、たとえばおでん。皆さんはおでんの具では何が一番好きですか? 私はかつてはちくわぶ一択だったのですが、近年は大根・玉子という鉄板に加えてもち巾着も非常に好きで、なかなか選ぶのが難しいです。そんなわずかな好みの変遷も人生の一部だなあと、このおでんの向こう側に人生を見るマンガを読んでいると思い耽ってしまいます。 本作はおでんとコーヒーを提供するお店を舞台に、訪れる多種多様なお客さんたちが繰り広げる人情劇です。 お酒は置いておらず、あくまでコーヒーとおでんだけを楽しむというちょっと変わったお店。その取り合わせは未体験ですが、コーヒーも多様なのでおでんと合うコーヒーもきっとあるのでしょう。一度試してみたいです(ちなみに、作中で登場するおでんの残り汁とカレーを合わせたおでんカレーはたまに作って美味しいことは知っています。和風だしとカレーの相性はカレーうどんで証明されていますしね)。 こういった小さなお店は何より店主の存在が大きいのですが、このお店の店主は「粋」が解る人物で読んでいて安心できます。お店が人気になるのも納得です。 昔から変わらずある練り物やこんにゃくなどのベーシックな具材。ロールキャベツのような、後年にニューフェイスとして登場した具材。新旧どちらにも良さがあるおでんの具材たちですが、それは人間社会にも同様に言えることであるなど、おでんを通して人間ドラマの数々が描かれていきます。 個人的に、終盤のあるエピソードは特に共感するところが多く自分の過去を思い返しながらしみじみと読みました。 この作品の前身となる「さかえ通りO.D.N」も収録されているのですが、高田馬場のさかえ通りも少し馴染みがあるところなので親近感が湧きました。 おでんのように素朴で温かい、味の染みた作品が読みたいときにお薦めです。 なお、あとがきによると連載前にコルクの合宿で大谷翔平選手もすなるマンダラチャートをしてみんとてするなりと中央に「WEBメディアで連載する」と書いて、実際に連載を始められて、こうして本にもできたそうで驚きました。まさか、こんなところでも大谷選手のすごさを見せつけられるとは。動物の言葉を通訳してくれるコッペくん♫コッペくんとしんぱいいぬ やじまけんじぺそなんだかみたことある絵だなあと思ったら猫のおふくちゃんと同じ方でした✨動物と人間の通訳をしてくれるコッペくんのおかげで、動物たちがどんなこと考えているのかわかってほっこりします♫地味に3話の「(カフェ山奥という名前を見て)店の位置情報を店名にしちゃうのすごい」というコッペくんのコメントに笑っちゃいました。突っ込みが冴えてる〜!😂 ロケ弁って憧れるロケ弁の女王【タテヨミ】 のやまあきstarstarstarstarstar_border野愛ロケ弁って魅力的ですよね。一般人なのでロケをすることはないからこそ美味しそうに見えるのかもしれません。 主人公はドラマの制作進行・米子。 ミスは多いし要領悪いし、お世辞でも仕事ができるとは言えないドタバタな女の子です。 でも飯のことは誰よりも真剣に考えているのです。飯のことしか考えてないなコイツ……と思わなくもないですが、米子が手配したロケ弁は毎回美味しそう! ここでもうっかり好みに合わないものを用意したり、突然やってきた大物スタッフに弁当を取られそうになったりトラブルは起きますが、全力でぶつかり解決する姿勢に元気をもらえます。 ロケ弁の用意なんてちょい多めに頼んでおけばいいもんじゃないの?と思ってたけど、どんなことでも真剣に考えて働いてる人がいるんだよなあとしみじみ感心しました。 オーベルジーヌ美味しそうだなあ…。起立性調節障害という病気学校に行けなかった中学生が漫画家になるまで 月本千景starstarstarstarstar_borderゆゆゆ・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 病名がついたからといって治るわけではないけど、怠けているわけじゃないと認めてもらえるとか、原因がわかることは本当に安心できることだと思う。 ・特に好きなところは? どうにもならない絶不調から少しずつ抜け出して今に至るところ。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 描くのは大変だったと思いますが、そのおかげでただ病名を言われるより、その大変さを知ることができました。成長記録を上手に残す次女ちゃん こやまこいこstarstarstarstarstar_borderママ子何気ない日常のつぶやきと絵がとてもかわいいです。言い間違いやクスッと笑ってしまう行動には癒されます。日常を切り抜いた思い出は子どもが大きくなって共有できる最高のプレゼントです。一瞬で過ぎ去る子どもの成長を大切に残す作者のメッセージが素敵です。 証券口座を作る所から始めてみます。インベスターZ 三田紀房名無し投資は自分にとっては遠い存在だと思っていたけど、この漫画を読んだら少し短なものだと思えるようになった。 新聞とかニュースで聞いた事はあるけど意味がわからない言葉もわかりやすく解説してくれるので、非常に勉強になる漫画でした。 すごく面白くて一気に読んでしまったのですが、自分の資産は自分で守らないといけないという危機感を感じました。 まずは証券口座を作る所から始めてみます。 コツコツ積み重ねる事が大切だと教えてくれました。あまりにもしんどい普通の恋愛のお話初恋、ざらり ざくざくろ野愛LINEマンガの新着で見かけて、なんとなく読み始めた。 気がついたらざくざくろ先生のツイートを遡って夢中で全話読んでいた。 めちゃくちゃ面白い。でも、面白いと思ってしまうことに罪悪感を覚える。 主人公は軽度の知的障害を持つ有紗。 求められたら体を差し出してしまう、自分に自信が持てない女の子。 バイト先で出会った優しい先輩・岡村と恋に落ちるところから物語が展開していく。 一生懸命仕事を覚えて頑張ろうとするけれど上手くいかない。一般常識とか暗黙のルールが全く理解できない。 でも、迷惑をかけたり疎まれたりしていることは痛いほど理解している。 有紗の「普通になりたい」という叫びがあまりにも切実で、思わず目を背けたくなる。 優しくされたらすぐ好きになって、むき出しの自分を全部あずけるのも痛くてつらい。しんどい。 それでも有紗が可愛くて、目が離せなくなってしまう。どうか幸せになってと願うけれど、有紗にとっての幸せは何かわからない。 痛くてしんどくて読む前に戻りたいと思うくらいに面白い作品。可愛し面白いオチビサン 安野モヨコサミアドオチビさん達の可愛さがオメガMaxなのは見て解ると思いますが、漫画として見ても面白いです。 四季や自然を感じる話も好きですが、オチビさんが浮き輪で沖に出て夜中にヘリで捜索される話(セリフ無しのサイレント漫画)とか、ギャグ回では笑えます! ほっこり息をつきたい時に、ちょっと笑顔になれる作品です。オススメです! 息抜き、クールダウンにオチビサン 安野モヨコさいろくホッとするというか、フッと息が抜ける。 そんな作品だと思う。 単行本で一気に読むというのは正直ちょっと興が醒めるとこもある気がするけど、寝る前に数ページずつ、登場人物たちのブレない姿勢に感心しつつ安心して眠るような使い方が良いと思う。 あれ、絵本なのかな?謙信と信玄の記憶を持つ女子高生が惹かれ合う物語 #1巻応援龍と虎 いくたはなsogor25同じ学校に通う女子高生の上杉龍と武田虎子。 実は彼女たちはそれぞれ、龍は上杉謙信の、虎子は武田信玄の記憶を持ったまま生まれた、いわば「生まれ変わり」のような女の子たちでした。 この作品はそんな2人が現代で再び出会い、そして惹かれ合う様子を描く作品です。 見た目は女子高生でちゃんと現代の知識も持っているのですが、言葉遣いや性格は武将そのもの、という龍のと虎子2人。 そのアンバランスさのなかで、武将としての勇ましさと恋をする初々しさの両方を見せながら、2人が少しずつ互いに惹かれてゆく様子に尊さが溢れています。 また、2人だけではなく、それぞれの家臣だった武将の記憶を持つ女子高生たちも登場し、歴史ネタも上手く織り交ぜながら物語が進んでいきます そのため、当主と家臣という深い関係性を引き継ぎつつ、現代で新たな関係性を紡いでいく女子高生たちの群像劇としても面白い作品です 単行本は今のところ電子書籍のみでの発売ですが、もっといろんな人に読んでほしいと思える作品です。 1巻まで読了さすが、安野モヨコ♬鼻下長紳士回顧録 安野モヨコstarstarstarstarstar干し芋安野モヨコの描く絵だと変態も芸術に感じてしまう。 ユリスという犬になっているおじさんも、箱に中から皆の私生活を伺うプレーをしているエミールも登場人物全員その人の背景が見えるのでとてもリアルにみえる。 コレットが小説家に目覚めることができたのは、辛かったけどレオンとの恋愛があったから。 本当に、死んでしまったのだろうか? レオンならどこか誰も知らないところで生活している気がする。 コレット、これから幸せになってね。 優しい気持ちになれます❤ツンドラ ブルーアイス 安野モヨコstarstarstarstarstar干し芋しっかり者で頭を使いすぎるカラと、のんびり者で自由に生きているノムは、世界で二番目に寒いところに二人で住んでいる。 二人ともニンジンが嫌いなのにニンジンの入ったスープを作ってしまったノム。 そのことで、二人は喧嘩になって、寝ようとするが、おなかが空きすぎて眠れない。 二人は、我慢して、嫌いなニンジンの入ったスープを飲むことにする。 どうして、ニンジンのスープを作ったかって? それは、トナカイがニンジンをくれたから。 カラは、寝ようとベッドに入ったときに考えた。 悪いのはスープを作ったノムか? ニンジンか? ニンジンをくれたトナカイか? ニンジンを嫌いな自分か? ・・・・・・。 いけないのは、そんなことじゃなくて二人の夕飯の時間が消えてしまったこと。 って気付くのってとても素敵なことだと思った。 リモートワークあるあるの嵐#1巻応援在宅勤務子ちゃん わたしたちのリモートワーク日記 一秒六文銭時代ですね。自分もフルリモートになってはや1年。 もう、この内容通りの生活で、読んでいて自分のことかと唸りました。 やりとりがオンラインなので相手の顔色がわからないからちょっとした間で不安になるとか、業務以外のどうでもよい雑談がしたいとか…。 わかりすぎるっ! 悪い面もありますが、通勤がないこと(特にラッシュに巻き込まれなくて良い)が全てをチャラにしてくれてます。 マジ、日本の通勤ラッシュは地獄ですから、これがないだけでも大分ラクです。 ただ、リモートだからって仕事が減るわけではなく、むしろ通勤がない分増えている印象があり、生産性も求められ、また家とオフィスの境目がないから24時間仕事している感じが、精神的に病みますね。 みーんな、妖怪のせいでも、香水のせいでもなく、コロナのせいです。 はやく、元の世界に戻って欲しいと願うばかりです。「バッファロー5人娘」って未完なんだ…バッファロー5人娘 安野モヨコかしこ何も知らずに読み始めたらもうすぐクライマックスだ!っていう感じのところで終わってた。なんで未完なのか検索したらCUTiE Comicが休刊になったからと出てきた。しかも未完なので10年以上単行本化されなかったから、掲載された雑誌はネットでプレミアが付いていたらしい。いや〜そうなるよ…。 ちなみに発売された時にクラウドファンディングでオールカラーの豪華本も制作されていて、「バッファロー5人娘」の単行本化について安野先生がコメントをされていました。 https://camp-fire.jp/projects/534/activities/2767 たとえ未完だとしても作品を読んだら20代の安野モヨコが描いた名作を本の形にして残すことは大正解だなと思いました。 懐かしのメンバーの活躍に期待ドラゴン桜2 三田紀房たたみしょっぱなから分かりやすい『悪者』が登場し、行き詰った学園の苦しい状況がさらされる。 しかし、最強の主人公が現れて、容赦なく悪者を叩きのめすという展開はスピーディで痛快。 リアルタイムで『ドラゴン桜』を読んでいた世代には、「これこれ!」と懐かしさを感じるスタートでもあります。 最新の東大合格メソッドがどのように提示されるのかも含めて、今後の展開が楽しみです。お洒落すぎる初恋とその終焉宗太郎くん るびー天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。優しい3人暮らしに癒やされる…!もぐの夜【分冊版】 こやまこいこぺそ新刊ページを見てて見つけたやつ。色使いも絵も可愛かったので買ってみたらも〜〜〜すんごい可愛い!フルカラー作品なのですが、1ページ目を見て一瞬で好きになってしましました。内容もふわふわした優しいお話で心が全回復しました。 妖精のもぐ、元ぬいぐるみのぷうちゃん、ぺろぽんは3人暮らし。 もぐはネットで手芸作品を売って暮らしている妖精。作家だから他のすごい作家と比べてしまい落ち込んだり、自分の創作に自信を持てなくなったりしてかなり人間臭い。 ぬいぐるみのぷうちゃんはもぐよりしっかり者で、ぺろぽんは全く喋らないんだけど振る舞いがすんごくかわいい…! この3人のほのぼのマイペースな暮らしぶりがとにかくいい…。見ているだけで心の疲れがグングン癒やされました。 調べてみたら、ダルちゃんなどを連載していた資生堂の「花椿」で連載しているんですね、素敵。 https://hanatsubaki.shiseido.com/jp/comic4/7194/ 紙で読みたい本No.1です。単行本楽しみにしています…! つまらない映画の損切りについてインベスターZ 三田紀房ツムツム自分の場合はチケットを買ったからというのではなくて、無駄を愛でるというか、つまらない映画はつまらない映画として楽しもうとしてしまう…。この発想はなかったから新鮮だった。いつでも読めるところに置いておきたいかもがんばらなくても死なない 竹内絢香名無しけっこう「分かっちゃいるけど出来てない」ことがたくさん書いてありました。 私はそこまで無理して頑張ってる日々は送ってないですが、人と自分を比べたり、少しの失敗で必要以上に自分を責めたり、他人の目線を気にしすぎたりは、やめたいなーと思ってました。なので挙げられてる項目が、どれが刺さってくるかは人によって違うと思います。 いちばん共感したというか「ほんとそれ」って思ったのは、片付けとかがどうしても出来ない時、考え方を変えてやってみるか、それでもダメなら「寝よう!」というやつ。笑 多少の家事を放って寝ても、死なないですもんね。 定期的にパラパラっと読み直したくなるなと思いました。 確かに。。#1巻応援がんばらなくても死なない 竹内絢香Pom 自分でも気づかないうちに頑張ってしまう時、頑張りすぎてしまう時ってあるけど、(少なくとも自分はある)この本はそんな時に読みたくなる。 共感する所も沢山あった。 確かに、がんばらなくても死なないよなぁ。 この本を読んでそう思った。 漫画家夫婦の育児奮闘記ニブンノイクジ うめ名無し家事と育児を両立する日々に悪戦苦闘しているエッセイコミックです。読むと母親って本当に大変だなぁって思いますね。常に男性よりも女性のほうが、責任が重いし大変な思いをすることが多いのは少々不公平だなと。でもこの漫画はそんな不公平感よりも、ポジティブに突き進んでいるお母さんの姿に心打たれました。 2匹の飼い猫も仲が良くて赤ちゃんを守ろうとしている様子が伺えて、猫好きとしては羨ましい限りです。 イマドキの育児事情が分かって勉強になるし、その合間にユーモアがあって面白かったです。世界で2番目に寒い町に住む二人の少年の話ツンドラ ブルーアイス 安野モヨコたか※ネタバレを含むクチコミです。<<12>>
昨年で25周年を迎えた、「サイコロ給」などで有名な面白法人カヤック。そこで働くさまざまな人や事業を、『漫画 君たちはどう生きるか』の羽賀翔一さんや『左ききのエレン』のかっぴーさん、『半人前の恋人』の川田大智さんなど、さまざまな漫画家の方々が描いたマンガです。 15周年の際に公開されたものなど一部古いものも含まれていますが、内容としては今読んでも十分面白いです。 『ことばのパズル もじぴったん』や『冒険クイズキングダム』を作った後藤裕之さんの「存在感の作り方」では、後藤さんが円周率を42195桁暗唱して世界記録を樹立したり、夏休みの自由研究で人間が100時間寝ないとどうなるかの研究を自分の体を使って人体実験した話など、突き抜けたお話がまず面白いです。 マジカルラブリーの『スーパー野田ゲーPARTY』も後藤さんだったんですね。川田大智さんが描く「スーパー野田ゲーPARTYを作った男たち」も笑いながら読みました。(『野田ゲー』の中でも邪道バースは天才的だと思いましたし、全国大会も熱かったです)。 突飛なところはもちろんですが、地に足のついたビジネス的な部分の良さもあります。 「ゲームやサイトを作るだけがクリエイティブな仕事ではない」 「メールひとつにも思いと工夫をこめれば喜んでもらえる」 という、秘書を描いたエピソードなどは社会人にとって参考になる一節でしょう。 それを体現するかのように、別の話ではユーザーからのゲームへのお問い合わせに世界観を尊重し反映した回答をするという別の社員のエピソードが描かれており、「王が履いているパンツは何色か」という質問にも極めて真摯に答えていきます。 ゲーマーならお世話になったことがあるかもしれないLobiや、e-sportsの普及に向けての愛溢れるモチベーションなども読んでいて高まります。コロナ禍でオフラインの大会が消えても、オンラインで毎週大会を行い配信をして格ゲーコミュニティを熱くし続けたなどの近年のエピソードなども好きです。 総じて、楽しみながら仕事をするということの素晴らしさ・大切さを教えてくれる掌編が詰まっています。 現在多くの電子書店で無料で全編読めるので、この機会にぜひどうぞ。