人間とアンドロイドが共生している世界。16歳の御徒町 朱(あか)は「新しく買ったヘルプロイドより不出来だから」という理由で親に捨てられた。生きるためには働かなければ。そんな朱が得た仕事は、「風変りな姉弟が住むアパートの管理人」だった。不思議な雰囲気を持つ姉弟と、彼ら以外誰もいない広大なアパート。そこで過ごす毎日に慣れていく朱だったが――?
「俺と結婚してくれないか――?」◆学生時代に淡い想いを抱いていた王子様・小日向くんと8年の歳月を経て偶然の再会をし、プロポーズされた葵衣。だが、幸せ絶頂に思えるこの結婚にはワケがある。私たちは一度も愛し合ったことのない『仮面夫婦』なのだ――。結婚生活は、末期がんを患う小日向くんの母親が亡くなるまでのあいだだけ。そんな寂しさを拭えない新婚生活を、精神的にも家事手伝いとしても支えてくれたのは、葵衣が幼いころから児童施設で一緒に育った≪のじお≫だった。でも、夫婦の幸せも愛も望まないと固く心に誓ったある日のこと、夜中に目を覚ますと小日向くんがゆっくりと私に触れてきて――!? 私たち、仮面夫婦じゃなかったの…!? 『カタチばかりの夫婦+もうひとりの男』がひとつ屋根の下で紡ぐ、「家族を愛したことがない私たち」の物語。私たちは、愛し合ってもいいのだろうかーー?
「処女の血はね、快楽を感じてるときが一番おいしいんだ」何これ、身体があつくて…おかしくなりそうっ……!普通のOLである柴崎みちる。ある日、謎の光を踏んだかと思ったら、知らない世界で吸血鬼(ヴァンパイア)に囲まれていた。みちるは、彼らの『食料』として、異世界に召喚されたのだった。「この子、俺がもらうよ」貴族の吸血鬼・フィルに何故か気に入られたみちるは、強制的に紋章を手に刻まれ、彼の眷属(=従者)にされてしまう。逃げることもできず、ベッドの上で行われた『食事』は、ひどく淫らで……。「こんなに濡れちゃって、いやらしいね」催淫作用のある唾液で身体を舐められ、甘い快感にとろかされて…このまま屈服するなんて絶対に嫌、なのに――…!
「ずっと待ってたプロポーズの言葉ーー」いつもより着飾って挑むデート、素敵なディナー、そして綺麗な夜景が見える公園で…本日、彼氏からプロポーズされます――そう、期待を胸にふくらませていた柊ゆき(34歳)。しかし彼女を待ち受けていたのは「ごめん」の言葉だった。6年間も付き合っていたのに今更フラれるなんて…! 結婚を心待ちにしていた両親を安心させるためにも、婚活パーティーに参加することを決心。そこで出会った怜(れい)は、有名コンサルティング企業に勤務しているエリートで、特技も資格も何もないただのOLである自分とは何もかもが正反対。不釣り合いと思っていたが、「柊さんみたいな女性、はじめてだ」とアプローチされ、とんとん拍子で婚約することに。しかし結婚式目前で、とある事件が起こり――!?
「もしかして…もっと弄ってほしい?コリコリ乳首、カワイイね」――瞬君の唇が…舌が…私の胸をなでる。どうしよう、私はただのファンでしかなかったはずなのに――!!アパレルショップで働く小樽愛(おたる あい)は、地下アイドルである黄神瞬(おうじ しゅん)を『推し』として応援することを生き甲斐にしていた。ところがある日、瞬の所属グループが突然解散!事務所移転!絶望していた愛だが、ひょんなことから、瞬が『レンタル彼氏』(※有料で好みの男性とデートできるサービス)をしていることを知る。これを逃したらもう二度と会えない!と、瞬をレンタルした愛。ところが、レンタル彼氏としての瞬は、元気いっぱいドジっ子アイドルだった姿が嘘のように、スマートな『王子様』キャラになっていた!?さらにレンタル時間終了後、愛が別れようとしたら急に手を掴んできて――。「ダメ…また会うって言うまで、離してあげない」元アイドルの秘めた溺愛に、全身とろとろにされてしまい!?
「もうかなり濡れてるな、ゆっくり動かすぞ?」触られるたびに体中がしびれる…こんな感覚初めてで、アソコから伝わる波が体中走ってる…っ! まさかこのままセックスするの――!? 外見は人間と変わりないが、動物の遺伝子を持つがゆえに、ふとした時などに獣耳や尻尾が出る、“半獣人”と呼ばれる人間が存在する。中には彼らに偏見をもつ人間も少なくはない。図書館勤めの森咲沙奈(もりさき・さな)も半獣人で、ひとり静かに暮らしていた。ある日、未返却の本を返してもらいに図書館の常連である古山(こやま)の自宅を訪れる。古山は学者らしく、沙奈が半獣人だとわかっても好意的に接し、むしろ興味津々という変わった人物だ。ある日、沙奈は初めて発情期の発作に襲われ、応急措置として古山に抱かれることに! 「安心しろ」と優しく抱きしめるも、その指先は沙奈のトロトロになった性感帯をとらえて離さなくて……
「どうしよう…このままじゃ先生に、下着がびしょ濡れだってこと知られちゃう…!」ぎゅう詰めの満員電車。イく寸前のアソコを、大好きな人の手にまさぐられて…■結羽は、全身が超敏感な特異体質。他人と少しでも体が触れるだけで、性的に感じてしまう。通勤だけでも一苦労のため、とにかく家でできる仕事をしたいという一心で転職活動を続けていた。そんな時、面接先の出版社で、憧れの作家・紘田先生と出会う。先生は書くもの全てがヒットする有名作家、しかし人嫌いの気難しい性格で……。そんな紘田先生に、ひょんなことから結羽の《体質》がバレてしまった!恥ずかしくてたまらないのに……先生はまさかの興味津々で!?
「今日は“妻”として、旦那様にめいっぱいご奉仕しちゃうわね」同居をきっかけに、付き合うことになったえみと喜一のふたり。そんなある日、喜一から“新婚さんごっこ”をしようと提案される。けれど、甲斐甲斐しくえみの世話を焼いてくるのは喜一のほうで、まるで“妻”のよう!ご飯を食べて、お風呂に入って…そ、そのあとは…!?※本作は、2017年11月に単行本「オネエ失格」2巻とシチュエーションドラマCDの購入特典小冊子として描き下ろしされたスピンオフ作品の電子配信版です。
「まだまだですよ…全然足りない」獣のように必死で、私を求める彼の舌や指は、私のカラダを熱くさせて…俊奈は、両親や祖母も亡くし天涯孤独な彼氏ナシの27歳。一人の寂しさと不安を紛らわすため、とにかく仕事に没頭していたある日、光とともに俊奈の前に突然現れた一人の軍服を着た男。「何かの冗談!?」と思いながらも、苦しんで倒れている男から出た「家族はいない」という言葉に自分と同じ境遇を重ねてしまい、家に連れ帰る。過去からやってきて帰るあてのない本物の軍人・黒澤と奇妙な同居生活をすることになった俊奈。お互い求められることを必要としていた二人は、その日から必然のようにカラダを重ね合い…「俊奈さん、今夜オレと結婚してくれませんか?」
「決めた!こいつの初めて貰ってやる」水戸(みと)さくらは、ある日、自分とは正反対に優秀な双子の姉・すみれの彼氏が女装している場面に遭遇。彼を部屋へ連れ込んださくらは、大嫌いな姉を困らせようと「秘密をバラさない代わりに」と彼を寝盗ることにしたのだが――?新エピソードを加え、読み応え倍増のリメイク版!!
「抱かれてもいいんだな?主の御名において誓うか?」ガリ勉メガネ女子の愛理は、有名私立大の女子大生。入学のために上京してきたものの、敬虔なカトリック教徒で神様に恥じないようバカ真面目に生きてるせいか、都会の大学生生活に馴染めずにいた。今日も友達から合コンに誘われ、断りたい愛理だったが、仕方なく参加。だが、チャラい男達に襲われそうになり合コンを脱出。自分を恥じる愛理は、帰り道に見かけぬ教会を発見。気持ちを静めるため神様に懺悔をしようと入ってお祈りをしていると、中年神父が現れて、いきなりのキスとおさわり!? 聖職者らしからぬ不謹慎な言動と振る舞いに激怒、おまけに処女だったために恥ずかしさも重なって、家に帰っても、その出来事が頭から離れられず…なぜか妙になまめかしかった神父の言葉と指使いに、エロい夢を見てしまい、アソコを濡らしてしまう愛理。“これは神様が私に与えた罰”と、言いながらオナってしまうのだったが―――――!?
「僕も貴女を逃がしたくない。余裕がない男ですみません…」なに?結構この人、力強い…このアタシがロクに抵抗できなかったなんて――――元ヤンの力丸良乃は、いまだにヤンキーくささが抜けず、居酒屋でバイト生活。ある日高校時代のヤンキー仲間に偶然再会した良乃は、みんなが女子大生やOL、結婚してママになってるのを知り、一発奮起。見た目も中身も女らしくなって、彼氏を作って幸せをつかもうと決心する。そんななか、偶然入ったフラワー教室で、講師のフラワーデザイナー・佐倉と出会う。見た目物腰が柔らかそうな男だと思ったら、激しいキスと愛撫、熱い視線に、あれよあれよとほだされて…「いいですか?直接触りますよ」こんなこと今までされたことない、カラダがなんかムズムズしちゃう―――!?