屍と花嫁

散りばめられた違和感が解消された時、深い愛の物語が見えてくる #1巻応援

屍と花嫁 赤河左岸
sogor25
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黄(ファン)家には兄の静(ジン)と弟の麗(リィ)という腹違いの兄弟がいました。 2人は次期当主の後継争いで対立しており、現当主である父の寵愛を受けていたリィは雹華(ヒョウカ)という女性と政略結婚をすることになるのですが、その婚礼の儀の最中、ヒョウカはジンの一派に毒を盛られてしまい、リィはジンのことをその場で殺害、一方のヒョウカはというと一命を取り留めたものの毒の影響で人前に出られない顔になってしまったとのこと。 そんな凄惨な事件が起こったあとのリィとヒョウカを描いた作品… なんですが、1話を読み進めていくうちにある違和感が顔を覗かせてきます。 「人前に晒すことができない顔になった」と作中で言われていたヒョウカですが、1話後半で描かれている"彼女"の姿は美しく描かれており、また、一見すると"彼女"が"男性"であるかのような描写も見られます。 そんなヒョウカに対してリィは至って自然に接しているのですが、ヒョウカの名前を覚えていないような振る舞いを見せるなど、なにか秘密を抱えている様子。 そんな数々の違和感が物語を読み進めるうちに少しずつ解消されてゆき、気付けば"2人"の愛の物語へと収束していきます。 ストーリーは細部まで綿密に組み上げられていて、それでいて物語の最後の最後まで仕掛けが施されている、始めから終わりまで全てが美しい物語です。

デキないふたり

初恋をこじらせた美男美女カップルにキュン♡ #1巻応援

デキないふたり 里村
名無し

「LINEマンガ恋愛ランキング第1位」と単行本の帯に書いてあったので、ホイホイ買ってしまいました!小中高と顔見知り程度の同級生だった2人が、高3になって付き合い始めますが、初体験に失敗してしまい、大嫌いになってしまったまま疎遠に…。しかし社会人になり今度は同じ会社の同僚として再会します!職場では犬猿の仲として認識されているので、もちろん幼馴染の元恋人同士であることは秘密ですが、お互いに美男美女で仕事もデキるので何かと注目されがちです。上司から一緒に仕事をすることを命じられて急接近しますが、これがきっかけで気持ちのすれ違いが起きてしまったあの出来事を振り返ることになり…?と、ここまでが1巻かな…。2人とも未だにトラウマから脱却してないんだけど、好きっていう感情も残ってるところにキュンとします。ちょっとだけ両思いなんですよね。特に男性側は表向きはツンツンしてるけど、内心はこんなデレデレしてるんだよ〜っていうのを見せてくれるので可愛いです。作者の里村さんってどこかで見たことあるお名前だなぁって思ったけど、ココハナの新連載「岬くんの不器用な溺愛」の人か!キュンキュンするイケメンを描いたら今一番の実力かも!

#BがLする 4ページアンソロジー ~そのとき僕は、恋をした!~

良いBL作品を探す手段としても役立った。

#BがLする 4ページアンソロジー ~そのとき僕は、恋をした!~ 加藤マユミ ヤマダ 雲田はるこ 黒江S介 寺井赤音 倉橋トモ 日野晶 ダヨオ アキヲ クロフネ編集部アンソロジー らくたしょうこ 井口病院 ぱらり 園田ゆり 黒井モリー ゆうぎ 原百合子 嶋次郎 馬あぐり すずり街 ツバダエキ 桂馬びんぞこ びみ太 三星たま 宮田トヲル 吾笠花 結城にこ 深澤ねじ ショオ どうざき
nyae
nyae

タイトルの通り、いろんな作家さんが描いた4PのBL漫画を掲載したアンソロジーです。普段BLを描かれてない方も参加していますので、この作家さんがBL描くとこういう感じか…!という良い発見があります。 漫画自体はすべて4P完結なので、それぞれがどうということでなく(もちろん全部あますことなく素晴らしいBのLでしたよ)この漫画を描いた作家さんは普段どんな作品を描いているのかな?と都度調べて、面白そうだなと思ったらポチる、の繰り返しをしていることに気づきました。この商売上手め!! なのである意味カタログ的な役割を果たしていたのです。あくまで自分の場合ですけど、もし「面白いBLを読みたいけど多すぎて探すの大変…」という悩みをお持ちの方にこれを差し上げたいという気持ちです。