タクミくんシリーズ

全寮制男子校内でカップルが何組も成立😅

タクミくんシリーズ おおや和美 ごとうしのぶ
るる
るる

「June Pride」シリーズ1作目。 初めて読むシリーズで順番が分からずネットで調べた。 シリーズ1作目でタクミのトラウマがメイン。 ギィに打ち明けたことで症状は改善していくのかな。 うん、噂通りギィの溺愛好き。 「裸足のワルツ」シリーズ2作目。 ギィの溺愛はともかくタクミがまれに「は?」って思うようなイラッとすることやるよね。 なんで付き合っている相手宛の手紙を自分が橋渡しするのか意味がわからない。 ギィが怒るの当然だと思う。 橋渡しについても泉のオーロラ姫にまつわる嘘についても本質見ずに事なかれ主義だな、と。 「季節はずれのカイダン」シリーズ3作目。 サスペンス好きとしては今巻が1番面白かったかな。 BL故の事件、と言えるかも。 (男子寮とはいえカップル数すごいなw) 「美貌のディテイル」シリーズ4作目。 王道の記憶喪失キタ。 タクミは記憶があっても無くてもギィに対してツンケンしてるな。 そしたら今度はギィのなぞの変貌。 理由は次巻。 「jealousy」シリーズ5作目。 ギィとのコネクション目当ての輩たちからタクミを守るための変貌はタクミを傷つけただけでなくあの症状も再発させた。 痴話喧嘩に巻き込まれるタクミと、2人の関係を悟られないような隠れた逢瀬で私の中でも今巻はちょっと低迷。 「花散る夜にきみを想えば」シリーズ6作目。 今巻はギィxタクミ以外の2カップルがメイン。 山形先生がクズだった。 八津くんの境遇にウルウル。 別の角度から見たら矢倉くんには別の事情があったわけだけど、それ知らなかったら2度も裏切られたと思っておかしくない。 にしてもこの男子寮のBL率すごいなw 「Pure」シリーズ7作目。 真行寺くん切ないー。 こんなに好きでも人の感情って思い通りに行かないんだもんね。 相楽先輩は三洲くんのことどう思っているんだろう。 三洲くんはまだ相楽先輩のこと好きなの? だったらどうしてこれほど自分に執着している後腐れアリアリの真行寺くんと関係始めたんだろう。 「Pure 2」 真行寺くんと三洲くんの件は良かったなぁ。 相楽先輩、今更都合良すぎじゃね? 在学中はギィ、卒業したら何故か三洲くん。 相楽先輩がどれだけすごい人でも、一途に自分のことずっと思ってくれる真行寺くんが良いよ。 お墓参りの話はウルウル。 自分の病気に直結する重要なことを打ち明けるくらいに信頼していたのに相手にとってはそこまて重要ではなかったと知った時の失望感を思うと貰い泣きした。まあ実際はタクミが言い出す前から外出申請出していたくらいに重要性を認識してくれていたわけだけど。 これはこれ以上コミカライズ無いのかな。それが残念。

琥珀の貴女

喪失と影が生に輪郭を与える百合 #1巻応援

琥珀の貴女 東河みそ
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ

あらゆる物事は始まり、終わってゆく。生まれ、死んでゆく。物語も、恋も、そして命も。 死の波打ち際で生を振り返る時、または仮初の死から生還するとき、生は強く輝く。あるいは現実感がない喪失は、反芻していつまでも心を縛る。喪失が生きることに、輪郭を与える。影が光の世界にディテールを与える。 そんな影と光が描かれるのが、この大人百合短編集だ。強い物語も、ふんわりとした物語も、そこには喪失や影があり、それゆえに登場人物たちは複雑で、切実になってゆく。 どの物語もなかなか真相が明らかにされず、ショッキングな体験をくれる。そしてその核を貫くのはまごうことなき百合だ。昏くても明るくても、その百合は暗闇に差す細い光のように印象的だ。 ●chandelier 恋を失い死を願うレズビアン風俗のキャストは、好きな人との予行練習だと言う客に惹かれる。死の淵で手を取る二人。 ●ふたりの楽園 政略結婚に臨む花嫁と、彼女を束縛する幼馴染。昏い関係の真実に驚く。 ●えりちゃんのハイヒール 二丁目で私にキスをした、ゴツいハイヒールの小さな女性。たまさかの出会いと不在にぼんやりと心を縛られる感じ、なんかわかる。 ●水際 レズビアン風俗の30代のキャストは日本画の大家の女性にモデルとして雇われる。「よぼよぼのババア」に惹かれてゆく恋は強力だった。 ●転石苔むさず バイト先の苦手な先輩を、一晩泊めてやる。一瞬近づき、離れてゆくその距離感をこちらも想像する。 ●ひかり 母を亡くした新興宗教二世は、昔世話してくれた信徒の女性のために「神の子」になる。信頼を巡る物語は複雑に正しさを挫いてゆく。すごいものを見た……。