集英社マンガの感想・レビュー4975件<<157158159160161>>繊細で切ない、色褪せない物語瞬きもせず 紡木たく名無し学生のころに読んで、大好きだった作品。「瞬きもせず」は、同じ紡木先生の「ホットロード」の世界に比べて、より身近な学校生活が舞台で、より世界に入り込んで何度も読みました。 かよちゃんが純粋でかわいいし、紺野くんの性格がほんとかっこいい。そして、恋の話だけじゃなくて、家族の話し、周りとの関係など、切なくもどかしくなる場面も。 大人になった今読みかえしても、当時と同じように切なく、キュンとさせてくれる作品です。女子の好みの設定と、先が気になるストーリー。スターダスト3年め いくえみ綾名無し学生時代に繰り返し読んだ漫画。クラスで気になる、かっこいい男子。大人っぽくてクールなのに、自由な振る舞いで、自分に好意があるかのようにからかってくる…というシチュエーションは女子なら大好きなんじゃないかな。そして、忘れられない昔あった人の面影と重なってしまう、という設定が、ストーリーの先が読みたくなります。 いくえみ綾先生の絵のタッチが今とはちょっと違って、目がとても大きいし、ファッションや髪型にも時代を感じるけど、それでも今読んでも引き込まれます。小説版のコミカライズEX-ARM Another Code エクスアーム アナザーコード 古味慎也 HiRock 久麻當郎名無し『EX-ARM』には『EX-ARM THE NOVEL』というスピンオフの小説版があって、それのコミカライズということらしい。小説は読んでないのですが、オムニバスで対策課のメンバーの日常を補完する内容のようです。 そんな原作なのでファンサービスの要素が強いみたいで本編より気持ちセクシーショット多めです。本編や『EXA』がハードめの展開だったので、古味先生の絵を何も考えずに楽しめるという点ではかなり最高。カワイイ女の子だけでなくアクションやメカも全力なのが嬉しいですね。 TVアニメに合わせての企画だと思いますが、EX-ARMファンなら読んで損なしかと。爽子のまっすぐな心を応援したくなる!君に届け リマスター版 椎名軽穂名無し「貞子」なんて呼ばれて誤解されてる主人公の爽子が、とにかく純粋で心がきれい。だから、辛い目にあってるシーンを読むと苦しくなるし、泣けてきます。でも、その分、風早くんの格好良さと誠実さに救われます。 読んでいて、爽子がんばれ!ってまっすぐ応援できるし、成長してる爽子に感動することもたびたび。自分は爽子みたいに行動できただろうか?って思ったり、いろいろ感じることがあります。 誰でも、多かれ少なかれ、学生時代は恋愛や友人関係で、思うようにいかないことがあるはず。だから、いま中高生の人はもちろん、大人にもおすすめ。よくある学園恋愛モノと敬遠せず、幅広い人に読んでほしいです。 きらめきのライオンボーイきらめきのライオンボーイ 槙ようこ名無し槙ようこさんの作品が大好きで、愛してるぜベイベ、あたしはバンビを読んでいた時代が懐かしいです。相変わらず絵がすごく細かくて丁寧で上手です。みわちゃんが可愛いですし、桐敦君にその友達もカッコいい。こんな青春時代送りたかったなと思いつつ、キュンキュンしながら読んでいます。なんだかほっこりする作品でした。濃い絵柄に斬新なセンス奴隷遊戯 ヤマイナナミ 木村隆志名無しこの漫画、当時流行っていたポ〇モンGOの露骨なパロディで、奴隷(スレイブ)GOと言うアプリを主人公が手に入れてからの物語なので、一発ネタに見えるのですが、なかなかどうして面白いストーリーが展開されます。 奴隷というと卑猥な想像をしてしまうかもしれませんが、その実内容は奴隷を使った殺し合いやら何やらが始まるので、別の意味で刺激的です。 そして、ワードや擬音のチョイス、キャラの濃さなども突出しているので、ツッコミながら見れる漫画としても優秀で驚きます。 特に「ムオオオオ」と言う擬音や、セレブの癖にスーパーのハチミツを愛用する叶姉妹のようなキャラは、読者の語り草になっているようで、自分もそこで笑いました。 最初のヤマ場である戦いが「ZEX」と言う略称で、何が起きるのかと読者達を混乱の渦中に陥れたこの漫画、濃い絵柄に騙されず読んでみると色々な面白さが発見できると思います。工業男子すげーいいな只野工業高校の日常 小賀ちさと名無しこうして漫画でイケメンが工具持ってオールインワン着こなして作業してるのかっこいい!!!イケメン!!!て思うけど、実際世の中にはこうして社会に出てきて自分の近くでも働いているのだなって思って感慨深い。 これを読んで棋士に…ヒカルの碁 ほったゆみ 小畑健名無し囲碁界も将棋界もAIが新たな戦い方を教えてくれる時代。このヒカルの碁は、その先駆けになるような漫画だったように思います。インターネット上での対局ができるということを、この漫画を通して知った子も多いハズ。今やこの漫画を読んだ世代から囲碁の棋士が誕生しています。そういう意味でも一度読んでみる価値のある漫画だと思います。もちろん物語としても非常に面白いです。好きすぎた九龍ジェネリックロマンス 眉月じゅんmampuku漫喫で読んだ。その足で本屋で買って帰った。好きすぎた。 まずSFチックな世界で九龍城というだけで、ゲットバッカーズを読んで育った私のようなオタクに致命傷を与えるには十分だった。ディストピア感があって、謎めいた眼鏡美女(三十路)がいて、工藤もまたいかにもこういう世界観のアニメで主役やってそうなおっさんで最高。 今回のメインの男女とも「雨上がり」とはまた全然違った魅力が素晴らしい。普段の無邪気さと時折みせる陰とのギャップがいい感じの工藤はもちろん、鯨井の大人の色気とフェティシズムにはいい意味で驚かされた。 1巻のラストは衝撃的すぎてとにかく続きが気になる……頭が良い子どもたちだな〜約束のネバーランド 白井カイウ 出水ぽすかくまぞう「ネバーランド」と聞くとついマイケル・ジャクソンを思い浮かべてしまう世代です。まわりの評判が良いので読んでみましたが、しょっぱなから続きが気になる展開が目白押しで非常に面白い。話の広げ方は、海外ドラマに似てる感じしますね。とにかく、主役の子ども達がみんな能力が高く頭が良いものだから、なんだか子どもに手を引いてもらいながら、物語の深みにハマってく感覚になりました。 反現代野球 〜神様、仏様、渡久地様〜ONE OUTS 甲斐谷忍影絵が趣味甲斐谷忍の『ONE OUTS』といえば、正統派の野球マンガからはちょっと離れた洒落っ気のある野球マンガと思われがちですが、じっさい『ONE OUTS』ほど反現代的で泥臭い野球マンガはないでしょう。 NPBのシーズン最多勝記録は42勝で稲尾和久の手にありますが、42勝ですよ、バカなんですか。いまの野球では考えられない。当時は力のあるピッチャーが平気で連投していたんですね。まあ、連投だけなら無理をすれば誰にでもできますけど、連投しながら尚且つチームを勝利に導くとなるとはなしは変わってくる。ある年の日本シリーズにいたっては7試合中6試合に登板、そのうちの4試合で完投し、優勝をもぎとっています。そのときの新聞の見出しには「神様、仏様、稲尾様」と載ったのだとか。 稲尾はシーズン42勝の記録と同じ年に、シーズン与20敬遠という不名誉な記録も持っていて、これまたNPBの最多記録となっている。これらの記録からみえてくるのは、流しどころ、抑えどころをよく知っているということ、つまりは効率のよい勝ち方を知っているということだと思います。 まあ、何というか、連投、勝つ、敬遠、これだけでも渡久地とよく似ている感じがしてきましたけど、稲尾はさらに制球が非常に優れたピッチャーとしても知られている。球速は平凡で、変化球はスライダーとシュート、スライダーが決め球だと周りに吹聴していながら、本当の決め球はシュートのほうだったという食わせ者でもあります。 ほかにも、ささやき投法や、目の細さを利用したポーカーフェイスだったり、投げる直前で握りを変えたり、あらゆる要素を掛け合わせて勝ち星を取りにいく。ピッチャーとして非凡な能力を持っていたのはもちろんですけども、さらにそれに加えて一級の勝負師でもあった。それ故に無茶な連投しながらの42勝があるのでしょう。 マンガの世界の夢の投手だと思っていた渡久地のような選手が、じつは野蛮だったといわれる昔の野球に実在していたのは何とも面白おかしなはなしではありませんか。2年前の読切だけどまた読みたい #読切応援未織と山神様 とこみちstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)※ネタバレを含むクチコミです。娼年は映画で見てたの…逝年 石田衣良 幸田育子aico娼年は映画で見てたので、まさか続きがあったなんて!!実写より漫画の方がおもしろいなーと思った!これは前編から読んだ方が絶対にいい話。 小説だとまた一味違うんだろうなぁ。石田衣良さんの小説はおもしろいから、小説も良いかも! かわいいふたごの物語だまっていればの花愛ちゃん 長谷川潤名無しそっくりな双子の姉妹の学園生活と恋愛を描いた漫画です。私自身、双子の女だったりするので共感することも多かったです。 この姉妹、仲はいいけどシスコンって思われたくなくって、意地を張る妹のひな子がかわいいです。 しっかり者の姉・るう子も、乙女なところがあってほっておけない。 2巻で終わってしまうのが残念なほど面白かったです。北海道あるある道産子ギャルはなまらめんこい 伊科田海名無しタイトルの通り、ギャルを全面に押し出し、北海道の魅力を描いた漫画です。 道民からは賛否両論あるかもしれませんが、本州の人たちが思う北海道と、実際に北海道在住の人が感じる”北海道あるある”が、ちょうどいいバランスになってると思います。おとななじみおとななじみ 中原アヤゆ ゆ ゆ※ネタバレを含むクチコミです。 キレイゴトだけじゃない恋愛・夫婦恋傷(コイキズ) 天堂きりん兎来栄寿『きみが心に棲みついたS』天堂きりんさんの最新作です。 優しい夫は自慢である一方で、誰にでも優しすぎるところに日頃から言い知れないもやもやを抱えていたある日、そのもやもやが一気に爆発する事件が起きる妻の話から始まります。 基本的に1話完結ですが、それぞれの話が上手くリンクしており、前話である人物が取った言動の理由が連鎖的に後から明かされていくという構成に面白さがあります。 その上で、現実にありそうな痛みを催す関係性や感情が巧みに描かれていき、人によって嫌悪感や苦々しさ、狂おしさ、あるいは深い共感などさまざまな感情を喚起させられることでしょう。 ピュアで綺麗な恋より、ドロドロでリアルな愛憎を読みたいという方にお薦めです。ありなっちの美麗ワールド全開!紳士同盟+ 種村有菜名無しありなっちの美麗ワールド全開! りぼんっ子もそうで無い人も全ての少女漫画好きさんは必見! ありきたりなラブストーリーかと思いきや、少女漫画には珍しくボーイズラブ要素があったり、簡単には上手くいかない恋の様子にハラハラさせられます。 なかなか心を開いてくれなくても、一途に思い続けるいじらしさ。。 ただただ美しいとしか言いようのない絵柄とストーリーにどっぷり浸かってみてください!「ダレカノセカイ」三都慎司がヤンジャンで新連載!アルマ 三都慎司mampuku三都節全開のSF!!! 週刊だというのに絵の迫力も背景の精緻さもアフタヌーン時代と何ら遜色なく、かえって心配になるレベルw 頑張れ三都先生!! 第一話 https://ynjn.jp/app/title?tid=954 さわやか青春物語君に届け リマスター版 椎名軽穂名無しとても爽やかで温かみのある少女マンガ。主人公・爽子は、一見すると暗くて近寄りがたい雰囲気を醸し出していますが、ホント健気で良い子なんです。そんな爽子が想いを寄せている相手が、クラスのザ・人気者である風早君。この対照的な二人の恋愛模様がとても微笑ましくてほっこりします。友人や担任教師等まわりのキャラクターも魅力的だし、恋愛以外の話もイイ。個人的に主人公とクラスメイトとの友情エピソードが一番好きでした。普段、少女漫画を読まない人にもおすすめです。受験や卒業シーズンにぴったりな読切竜の落とし子―タツノオトシゴ― 吉田優希名無し竜の卵をひろった中学生の女の子の話。 受験生として成績が重視されるなかで自分の価値を問い、今いる場所から飛び立つ恐怖と不安を描いた、まさに今読むべきという作品でした。拾った卵の中の竜の子と対面しないというオチがすばらしい。 主人公の子がそれ町の歩鳥っぽいドラマ化に向いてると思うHoney Bitter 小花美穂名無し子供の頃、りぼんで子どものおもちゃなどを描いていた小花美穂先生の作品を読みました。 小花先生の作品は繊細で美しい少女漫画らしい絵柄なのですが、テーマは割と重かったり切ないものが多いです。 今回の作品も出だしから意味深で引き込まれました。 しかし決して鬱では無いのでご安心を(笑) 恋愛しないと決意していた女性がイケメンと出会い、どのように心を開いていくか…お楽しみください。 絵柄はやはり繊細で美しく、このまま人気俳優や女優でドラマ化してくれたらなと願ってます。 色褪せない魅力があるホットロード 紡木たく名無し不良や暴走族に勢いがあった時代の漫画。影響力も凄くて、連載当時の小中高生はこの世界にハマる人続出だったのを思い出します。今読むと、時代の古さは感じるけど、和希の透明感ある綺麗でかわいくて切ない感じ、春山のかっこよくて危うい感じ、やっぱり魅力にあふれてます。横浜の夜景や海などの風景描写が美しく、色褪せない作品だなと思います。性欲が怖いリビドーズ 笠原真樹ナム「リビド」というウイルスに感染すると、異性への欲情をきっかけに病気が進行し、自分をコントロールできなくなりモンスターに変形してしまう。地味な主人公には、美人の幼馴染がいるのだが、悲しいことに欲情するとモンスターになってしまうので、ひたすら我慢しなければいけない生殺し設定だ。徐々にパニックに陥る世界をなんとか救おうとするのだが・・・。 性をテーマにしているものの、絵柄やストーリーに極端なエロさはあまり感じなかった。むしろホラーやグロテスクな要素の方が強い。<<157158159160161>>
学生のころに読んで、大好きだった作品。「瞬きもせず」は、同じ紡木先生の「ホットロード」の世界に比べて、より身近な学校生活が舞台で、より世界に入り込んで何度も読みました。 かよちゃんが純粋でかわいいし、紺野くんの性格がほんとかっこいい。そして、恋の話だけじゃなくて、家族の話し、周りとの関係など、切なくもどかしくなる場面も。 大人になった今読みかえしても、当時と同じように切なく、キュンとさせてくれる作品です。