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【電子限定】彼とオバケと恋愛小説家
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孤独と静寂を好む小説家の川上幸夫は、読者の求める『可愛い恋』が思い浮かばず夜の墓地を歩いていたところ、オバケに取り憑かれてしまう。配達員の前田順は川上に取り憑いたオバケを見てしまうが関係ないと黙っていることに。取り憑かれていると知らない川上は再び夜の散歩へ。そこで暗闇のなか、ひとり踊る女性の姿に目を奪われてしまう。しかし女性には秘密があり──。
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犬擬人化漫画略して犬漫画
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たとえば、町で見かけたハスキーが近づいて挨拶してくれた! 道の向こうのポメラニアンがこっちに向かって尻尾を振ってる! 何を考えて、何を話しているのかな?? そんな彼らを擬人化してみた夢の犬漫画がここに! Twitterで大人気の擬人化コミックがついに単行本化♪あなたの知ってる犬種が擬人化してるかも…?
Gad Sfortunato
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誰にでも鷹揚で、誰にも本気にならない。美貌のタトゥー・アーティスト、ガッド。彼に隠された過去とは…? 謎めいた刺青師ガッドの性と生、巡り巡る人の輪を描いたシリーズ作品集。
『東京心中』や『ジドリの女王』で知られるトウテムポールさんが歴史マンガ、しかも戦国や幕末などタレント揃いの時代ではなく奈良時代の坂上田村麻呂を描いていくという挑戦的な内容には期待に胸が躍りました。 なお、BLレーベルで出されており公称も歴史BLではありますが、少なくとも1巻の時点では男性同士で抱擁し合う程度でむしろ歴史マンガとしての趣が断然強いので、男性でも抵抗なく読めるでしょう。 阿倍内親王=孝謙天皇が寵愛した僧侶・道鏡が完全なイケメンとして髪の毛フサフサで描かれていたり、少しだけファンタジー要素も出てきたりしますが、基本的には史実に忠実なドラマを描こうとしているのが伝わってきます。 権力闘争が激しい時代において後の桓武天皇である山部王と、幼少期の坂上田村麻呂である利仁の国を良くして民を助けたいという志を同じくするふたりの出逢いから歴史が動き出していきます。 利仁は他人のために自分のものを躊躇なく分け与える清廉な心を持っていますが、優婆塞の老人に「本当に人を助けたことがあるかい?」「それは自分の力ではなく与えられたものではなかったかい?」と問われるシーンがとても良いです。理想だけでも、力だけでも、世界を良くすることはできないという厳しい現実を受け入れながら彼はどのように成長して行くのか。 更に、その優婆塞との暮らしの中で農耕や麻を使った布作り、ヘクソカズラの実を用いた調薬など当時の庶民の暮らしぶりが丁寧に描かれていくところは学びもあります。 今後の描写次第では学級文庫に置くには難しいかもしれませんが、奈良時代の歴史を学ぶ際に読んでおけば解像度が一段高まること間違いなしの良質な歴史マンガです。 なお、坂上田村麻呂といえば征夷大将軍であり蝦夷の征伐を成し遂げたことで有名ですが、彼はそのときの好敵手に対して敵味方を越えた友情があったという話もあります。BLという題材においては非常にうってつけの関係性であり、良い種の蒔かれたその部分が今後どのようにエモーショナルに描かれて行くのかは本作の最大の焦点で非常に楽しみです。