講談社マンガの感想・レビュー6231件<<133134135136137>>幸せとは幸子、生きてます 柘植文野愛元彼との思い出のシーツを切り刻んで持ち歩いてたり、婚活パーティーで知り合った男に欠陥住宅買わされたりしながらも幸子はなんだかんだ幸せそうです。 真面目な公務員である自分とは違う危うい男に惹かれちゃうところも、愛を求めつつも1人を満喫してるところも、アルゼンチンタンゴの先生(おじいちゃん)と駆け引きしてるところもいいんですよね。善良そうに見えてそうでもないところが絶妙に魅力的です。 役所の仕事仲間たちが言うように、別に結婚しなくてもいいのでは?と思いますが婚活に精を出す幸子がそれはそれで楽しそうなので見守りたくなります。 家の傾斜利用してお団子作るなんていい女だなあ…。島耕作シリーズの中で一番好き島耕作の優雅な1日 弘兼憲史霧兵衛良かった点 ・バブル時代の雰囲気と超うまそうな店の紹介と映画の紹介がメインの漫画 ・一昔前の名店/名画を知ることができる 総評 ・作者の弘兼憲史が書く飯漫画がどれもうまそう。この辺の知識が黄昏流星群の料理回に反映されているのかなヤンマガ40周年読切…OH MY GOD? 田中宏名無しヤンマガ40周年読切。めちゃくちゃ久しぶりに田中宏先生のマンガを読んだ。この人の作品には独特の臨場感がある。コロナ禍の広島を舞台に、ラジオの人気パーソナリティ女性とリスナーが巻き起こす騒動を描いたもの。日本を元気にしようとした読切なんだろうけど、オチが今の時代的に大丈じゃねえ笑アイドルと同クラ、天国と地獄 #1巻応援推しが隣で授業に集中できない! 筒井テツ 菅原こゆびあうしぃ@カワイイマンガそりゃ推しのアイドルと席が隣になれば、ドキドキよね〜入学した高校で、しかし彼女は悩み苦しむ。 「だって迷惑かけたく無い!」 熱烈なファンである一方、良識と善意のある主人公。ファンだと伝わってしまっても、距離感に戸惑ってキョドる感じは好感が持てる。いい奴だー。 しかし彼女のSNSには、何故か有名な「ガチ恋同担拒否勢」から、しつこいDMが。どこかで見られている……かなりの狂気を孕みつつ、しかしこれが意外に、あまりしんどくならない。主人公の優しさで、誰も悲しくならない展開。そして所々挟まれるアイドルの笑顔に、心洗われっぱなし。 その笑顔は、ファンだと告げつつ「同級生として」接する真摯な主人公に向けられる、信頼と友愛の笑顔。何と……何と尊いロマンシス!しかし舞台のアイドルの眩しさにも打たれる主人公……。 主人公の将来の夢とも絡む物語、先が楽しみ! これはドラマ化するなー屍活師 女王の法医学 杜野亜希名無し実写ドラマ化するというニュースを知りちょうど無料だったので1巻だけ読んでみました。タイトルにもなってる女王こと桐山ユキのキャラの強さはドラマ向きだと思います。 法医学をテーマとした漫画はいろいろあって作風も様々ですが、一貫してるなと思うのはやはり「いかにして遺体の声を聞き取るか」というところだと思います。ちょっとスピってる感じしますが、実際のところは知識と経験が物を言う現場で、思い込みや固定概念はご法度。何事もフラットな目線で見つめるキャラクターが多いので、法医学漫画は好きなんです。クソ真面目国民的アイドル(幼馴染) vs AV女優! お触りNGラブコメ!ミドリくんには触れない トヨタトヨ天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。うちにも来てくれないかな、夜廻り猫夜廻り猫 深谷かほる名無し1巻読了。タイトルは知ってたけど読んだことなかったので読んでみました。考えてみたら深谷かほる先生の作品を読むのも初めてかも?「カンナさーん!」と「ハガネの女」はドラマを観てたけど、同じ作者さんが「夜廻り猫」を描いてるなんて知らなかった…。すごく面白かったです!「泣く子はいねが〜」と言いながら猫の遠藤平蔵が夜廻りをして、一人でひっそりと心の中で泣いている人に寄り添ってくれる、そんな人情(猫情?)話です。どの話を読んでも心に響きました。これから心がささくれだった時には読もうと思います。 たまに読みたくなる名作だ完全版水木しげる伝 水木しげるマンガトリツカレ男「水木しげる伝 ボクの一生はゲゲゲの楽園だ」を改題したものだが「水木しげる伝 ボクの一生はゲゲゲの楽園」は読んでいないのでどれだけ差があるかはわからない。 内容は水木しげる自叙伝でのんのんばあとかと過ごした少年時代、戦時中南方な出征した時代、戦争が終わり復員後の貸本屋時代の話になる。大変な話が多いが何処か達観した内容でただ悲惨な話というわけでもなく面白い話になってる。水木しげるのインタビューも含めて面白い漫画だ。 「ビビビの貧乏時代 いつもお腹をすかせてた!」もセットでたまに読みたくなる名作だ ふたりソロキャンプ8巻を読んだふたりソロキャンプ 出端祐大名無し※ネタバレを含むクチコミです。2021年春の四季大賞受賞作!あさがくる ほそやゆきの名無し10代やそこらの年齢で、ひとつの目標に何年もかけて全力を注ぐという経験はなかなか出来ないですが、やはりそういう道を選ぼうと自分の意志で決められる人は、尊敬するなと読んで思いました。 主人公の少女・朝顔が、宝塚音楽学校への受験に失敗し、年齢制限によってその道が完全に閉ざされてしまうところから始まり、ひょんなことから音楽学校への入学を志す少女・くるみの指導係をつとめることになる話。 一度はドン底に突き落とされダンスや歌自体から離れようと決めた矢先に、再びこれから受験をしようとする人を目の前にして生まれる複雑な感情。 そんな中でくるみが直面する課題や、家庭の境遇に触れ、グラデーションのようにゆっくりと変化し、少しずつ整理されていく朝顔の気持ちの表現が素晴らしかった。 私のまんが道もここから始まりました火の鳥 手塚治虫かしこ小学生の頃、友達がいなかったので休み時間は図書室にこもって手塚治虫作品を読みふけってました。「火の鳥」「ブラック・ジャック」「ブッダ」は卒業するまでに何周したか分からないくらい読みましたが、やっぱり「火の鳥」は特別ですね。当時クラスメイトのことをロボットだと思ってた自分にとって「火の鳥」に描かれていることの方がよっぽどリアルな世界として感じられました。それというのも手塚治虫って読み手が大人だろうが子供だろうが誰であろうと関係なく真剣に語りかけてくるんですよ。確かに難しいところは読み飛ばしていたかもしれないけど、それでも子供だった自分でも正しく作品を理解していたと思っている。絵の力もすごいしね。だから今でも手塚治虫のことを漫画の父として尊敬してるし、この体験があるから漫画のことを友達だと思い続けられるのです。大人になると違う見方もできるようになっちゃうけど、子供の時とまったく同じように感動できる作品ってこれだけかもしれないな…と最近ふと思ったのでした。とにかく「ちぃ」が可愛いちょびっツ CLAMP名無し小学生の頃に「カードキャプターさくらの人の漫画だ!」と思って読んでみたらすごくエッチだったのでびっくりした記憶があるちょびっツ。今回初めて全部読みましたが、ヤンマガで連載されてたことに一番驚きました。だからエッチな描写がちょいちょいあるんですね。納得。パソコンが人型をしている架空の世界が舞台で、人間とパソコンの間に恋愛感情が芽生えることをどう捉えるか?という話でした。主人公が拾ったパソコン「ちぃ」は「Chobits」と呼ばれる特別なシリーズで、「ちぃ」にしか『できないこと』と『できること』があるんですが、『できないこと』がまさかのそういうこと?!って感じで、流石CLAMPだなぁと思いましたね…。でも、とにかく「ちぃ」が可愛い。数あるCLAMPキャラの中でも特に好きかも。おじいさんの恋を描く、BLならぬ"爺(G)L"スカートをはいたおじいさん ちべた店長 イトウモロコ名無しとある女性が過去を回想して語るところから始まります。 その女性かがつて養護老人ホームで働いていたときに入居していた、紳士な男性・准さん。さらにその准さんが自分の過去を回想します。遠い昔、ある男性に恋した准さん。誰にも打ち明けることなど出来ない恋だったが、同じ施設に入居している男性がかつて恋をした人だということがわかります。 しかし彼は妻を亡くしたショックから認知症が進んでいました。 1話の時点では、まだスカートを履いたおじいさんは出てきません。 もしかすると、男としてではなく女の姿で思いを伝えるのかな、と予想。 ヤンマガサードって連載作の幅広すぎますよね。笑 おいミツヤスー!!理想のオトコ チカポコニャン※ネタバレを含むクチコミです。囲碁、算術、天文…数々の人々の想いを繋ぎ、江戸の改暦事業へ挑む歴史時代劇 #推しを3行で推す天地明察 槇えびし 冲方丁starstarstarstarstarひさぴよ巻末で原作者・冲方丁氏もベタ褒めするほど完成度が高く、天文ジャンルのマンガとしても、歴史マンガとしても非常に優れた作品です。 原作の力も凄いですが、作画・槇えびし先生の人を惹きつける静謐な表現力がとにかく素晴らしい。 渋川春海の弱さとも取れる謙虚さ、優しさが、歴史に残る一大事業へと向かわせるのですが、中盤から終盤にかけて盛り上がってゆく物語なので、ぜひ最後の9巻まで通して読むことをおすすめします。古本屋で見かけたので買ってみた電夢時空 高山和雅名無し高山和雅って数年前に青林工藝舎から「天国の魚」「鎮魂巡礼」を出した人だよな?昔はアフタヌーンで描いてたんだ!と驚いたのでちょっと読んでみたくなり購入してみました。ものすご〜く絵も上手いし、SFとしても面白いけど、やっぱり読み手を選ぶ作家だよな…と思いました。決して万人受けはしない。でも作者本人にもそういう自覚があるようで、表紙カバーに記載されてる作者コメントに「こういう漫画をかいて、発表の場を探すことが、私自身の戦いです。」と書いてあって、この人は昔から戦ってるんだなと感慨深いものがありました。全1巻として完璧な終わり方でしたが2巻もあるようですね。掲載時の評判がよかったということだろうか。 今読めてよかった。葬送行進曲 ウチヤマユージnyaeこういう映画ありそう〜という感想が読んでてずっとありました。 元犯罪者の男がある事情で住む場所をなくし、嵐の日にゴミだらけの廃屋に雨宿りしたところ、実は老人がひとり住んでいて…というはなし。 刑期を終えて出所した元犯罪者の肩身の狭さや生きにくさ、扱いの難しさ、 家族のしがらみや独居老人のあり方、死に方をユーモアを交えて軽いタッチで描いています。 独り身で人生を終える可能性が今のところ高いですが、その時のために今からできることってたくさんあるなと感じます。何歳になっても柔らかい頭でいたいものです。最近「ひとりでしにたい」という漫画の影響もあり自分の死に方をより考えるようになりました。そういうタイミングでこれを読めてよかったかなと思います。 「そう来たか!」というひねりがあるラストも素晴らしい。草野球に舞い降りたスーパールーキー松井さん!松井さんはスーパー・ルーキー 詠里名無し平凡な男だらけの草野球チームに助っ人として現れた可憐な女性・松井さん。 女の子だから…という空気の中、1打席目からセンターを軽々越えるヒットを飛ばします。あースカッとした〜。気楽に読める野球漫画という感じ。ちょっとザワさんを思い出した。死の運命を変えるために 名波くんからの「告白」を回避せよ! #1巻応援ごめん、名波くんとは付き合えない 我楽谷sogor25高校2年生の小乾睦樹さんは同級生の名波くんのことが好きだったのですが、あと一歩が踏み出せないまま もうすぐ3年生になろうとしていました。 そんなある日 名波くんに突然呼び出された小乾さんは彼から「付き合ってください」と告白を受けます。 しかしその直後。暴走したトラックが突っ込んできて、小乾さんの目の前で名波くんはそのトラックに轢かれて死んでしまいます。 ところが次の瞬間、彼女はなぜか2年生の春、新学期初日にタイムリープしていました。 その後、彼女をタイムリープさせた張本人である"死神"が登場し、「高校2年生の間に小乾さんに告白すること」が名波くんの死の運命のトリガーであることが判明します。 この作品は名波くんの死を回避するために彼から告白を受けないよう奮闘する 小乾さんの姿を描く作品です。 名波くんに告白をさせないために彼と距離を取ろうとする小乾さんですが、何も知らない友人たちが2人の仲を取り持とうと画策してきたり、小乾さんをタイムリープさせた死神がいたずら心から妨害してきたりとなかなか思い通りに動くことができません。 そんなやり取りをしているで彼女に「名波くんと距離を取りすぎると今度は逆に彼に嫌われてしまうのではないか」という思いが芽生え始めます。 名波くんを守りたい気持ちと彼に嫌われてしまうかもという不安とが小乾さんの中で大きな葛藤となり、運命をさらに狂わせていきます。 果たして小乾さんは無事に2年生を終えて名波くんを守り抜くことができるのか、今後の展開を見守っていきたい作品です。 1巻まで読了 神風おにいさーん!!神風おにいさんといっしょ。 うづきあお名無してまじ何者??? 「また神風に会いたい!という人はアンケートで…」ってあるけど会いたくない人この地球上にいないでしょ絶対また会いたいでしょ…!!!よくわからなさも含めていちばん好きな世界観です。伝説残す?ヤンキー漫画の革命作品!東京卍リベンジャーズ 和久井健YuRi【公式】最初は少年マガジンということもありそこまで期待はしていなかった。ですが話としては鬼滅や呪術廻戦にも劣らない面白さ。愛する人を救うためにタイムスリップ能力を用いて?4月10日からアニメ化が放送中なので人気も莫大が期待される漫画!僕の最近の一押しです!ー中毒性のヤバい薬物みたいな漫画星のポン子と豆腐屋れい子 トニーたけざき 小原愼司にわか表紙から予想できないジェットコースター的展開。でありながら人間の倫理観を問いかけるようなSF漫画としての完成度も高い。風呂敷畳まで文句なし。いや、すごい 試し読みで、その面白さの片鱗が見える。ぜひ読んでみて欲しい http://www.moae.jp/comic/hoshinoponko/1?_ga=2.154199995.208182216.1615057429-1531232728.1615057429 モラハラ環境にご用心暴力亭主から逃れる10の方法 斎藤かよこ六文銭モラハラとか、最近流行っているのかよく目にしますね。 モラル・・・難しい問題です。 それが常識だと思っている人にとっては、当たり前のことなので、 ハラスメントになると気づかないんでしょうね。 ましてや、そういう環境におかれると、非常識が常識になってしまう感覚は、恐ろしいもんです。洗脳ってこういうことなんでしょうね。 本作も、モラハラ夫とその両親に苦しめられる主人公の話。 田舎出身だからバカにされたり、給料没収されたりとか、挙げ句、産まれた子供が「女」だったから(跡取りである男ではないから)といびられる。 壮絶すぎて、こんな世界があるんだなとまるでフィクションのようです。 (3つ目とかよっぽど田舎っぽいなと思いますが。) 相談しているママ友の友人が良い人たちばかりで、これだけが唯一の救いでした。家族よりも他人のほうが絆が深いって、なんとも皮肉ですが、こういうケースもあるということで。 こういう親父や環境をもつと子供が一番不幸なので、最終的には解決できて読後感も良かったです。月面で侍が宇宙服着て抜刀!!! #読切応援デストロノート KENTANAGUMA『カラーレス』のKENT先生の読み切り!! 月でヤバい生き物が暴れ探査船が取り残されてしまう事態が発生、制圧に銃器が使えないため伝説の侍・トムラにお声がかかり…というアルマゲドン的な展開。最高。一言も喋らないまま話を進めていくトムラのキャラ造形がシブいぜ…。 月面で起きている出来事や設定についても多くは語らずという感じでしたが、クールな画面づくりと剣戟の演出が一貫していて素敵でした。いいSFを読んだ…。<<133134135136137>>
元彼との思い出のシーツを切り刻んで持ち歩いてたり、婚活パーティーで知り合った男に欠陥住宅買わされたりしながらも幸子はなんだかんだ幸せそうです。 真面目な公務員である自分とは違う危うい男に惹かれちゃうところも、愛を求めつつも1人を満喫してるところも、アルゼンチンタンゴの先生(おじいちゃん)と駆け引きしてるところもいいんですよね。善良そうに見えてそうでもないところが絶妙に魅力的です。 役所の仕事仲間たちが言うように、別に結婚しなくてもいいのでは?と思いますが婚活に精を出す幸子がそれはそれで楽しそうなので見守りたくなります。 家の傾斜利用してお団子作るなんていい女だなあ…。