講談社マンガの感想・レビュー6231件<<132133134135136>>第45回講談社漫画賞、総合部門受賞!ゆりあ先生の赤い糸 入江喜和さいろく愛とか夫婦とかジェンダー、というだけだと割と最近増えてきたものに見えるけどこちらはもう50歳の妙齢、ゆりあ先生。 ゴローさんの意識が戻らない状態でのゆりあの葛藤、男勝りな彼女の根底にある父の呪い、ガテン系ちょっと見ただけでキュンとする殻しか残ってないゆりあ先生の日々が描かれています。 周りに振り回されすぎではー・・・と最初読んでて思ったけど、男気っていうか勢いっていうか。 人情と気概に溢れたゆりあ先生(50)は本当にすごい。 ゴローさんもすごいけど、情に溢れた人格が想像つくから怒れないわ。 そして周りの人々がとにかく濃ゆい。ゴローさんの妹、ゆりあの姉…登場時から濃い人も多いけど、どんどん素が見えてきてリクくんもゆりあ先生も普通じゃないのがよくわかってくる。 とにかく読むと勇気をもらえるような気もする、そんな情に溢れたゆりあ先生の男気を読む感じです。山田風太郎『戦中派不戦日記』が漫画に風太郎不戦日記 山田風太郎 勝田文名無し大作家・山田風太郎が、医大生だった23歳のときに書いた日記『戦中派不戦日記』がコミカライズ…! マリーマリーマリーや、イギリスの人気小説原作の「プリーズ、ジーヴス」で知られる勝田文の新連載『風太郎不戦日記』がモーニング36・37合併号よりスタート(月イチ掲載) https://morning.kodansha.co.jp/news/5160.html すでに扉絵の時点で魅力にあふれていて、ワクワクしながら読みました。 ガラスに貼られたテープ、尋ね人のチラシ、若者のいない銭湯、濁った湯船…。戦中の市民の暮らしぶりが一人称視点で描かれるため、非常に生々しく感じました。 作画に関して、勝田先生の白黒はっきりした塗り、独特の味わいの線、背景と小物の書き込みがとにかく素敵。 物語の内容自体は重たいのですが、「絵と内容のバランス」が取れていて読みやすかったです。 【第1話】「昭和20年の湯加減」 https://morning.kodansha.co.jp/c/futaroufusennikki.html残酷なのに気持ちいいさくらの唄 安達哲starstarstarstar_borderstar_borderかしこ※ネタバレを含むクチコミです。死出の旅路とロマンシス #1巻応援ヒラエスは旅路の果て 鎌谷悠希あうしぃ@カワイイマンガ試し読みをすると、何だか随分明るい雰囲気で、生死の話をしていても深刻に見えないかもしれません。しかし先を読んでいくと、カジュアルさを纏いながらもそこには切ない思いがあり、胸に来る物語となっています。 親友を亡くした少女が、死期を悟った神様、死ねない男と共に「黄泉比良坂」を目指すお話。三人それぞれの死生観はどうしたって重くなりますが、それを美麗な画面と、かなりズレている三人の楽しい旅が和らげます。 少女がいかに親友への喪失感に苛まれているかが語られる。喪った大切な人への「執着」、そしてその「執着」を失う事への恐怖に、強く共感してしまう。 心に亡き友を想いながら旅をする、という形は例えば『マイ・ブロークン・マリコ』とも似たところがあります。その想いの強さも同様ですが、それは旅の同行者や出会った人によって、変化を起こすのか。それともその重い愛を保ったまま、少女は黄泉の国に辿り着くのか……。 そんなロマンシス(女性同士の愛情にも近い友情)的観点からも、今後読み続けたいと思います。 (勿論、人の視点を超越した神様、死ねない男それぞれの物語も今後注目。男色が描かれるので、百合好きさんはご注意を) 本当にカッコイイ!!め組の大吾 救国のオレンジ 曽田正人 冨山玖呂starstarstarstarstar干し芋迫力あって、ドキドキしながら読みました。 天性の消防士の大吾。 現場での肩を外しての人命救助なんて考えられない発想!! 斧田駿とも名コンビになりそうで、今後の展開が楽しみ♪ 雪のキャラクターも強くて優しくて駿との関係もどうなるのか? 早く2巻が読みたい!!うれしくてむずかしい小さなことおみやげどうしよう? 西園フミコ名無し「おみやげ」でお菓子を貰うのは嬉しいことです。 渡したほうも、お礼を言われたり、 美味しいと言ってもらえれば嬉しいし。 それで人間関係が良好になるなら良いことづくしです。 だが、まったく美味しくなかったり、どうころんでも 話のネタにすらならないものを貰っても戸惑ってしまいます。 渡したほうも、相手が全くノーリアクションだったり、 ましてや不味いとでも言われたら、けっこう落ち込みます。 色々な意味で「重い」おみやげってのも 渡されても困ったりもします。 また、過度に恩を感じられてもそれはそれで贈ったほうも困ります。 結果的に人間関係が気まずくなったりしたら全く無意味です。 あまり選択に悩まず、値段的にも重みでも互いにさほど 負担ではなく、その場の空気が軽く明るくなって その日の話題に昇るくらいのもの、 そういう程度のものを渡し、貰う。 こういう、ちょっとだけを連鎖させたおみやげってのが、 おみやげの正しいやりとりなのかもしれません。 「おみやげどうしよう?」の主人公の基山トウコさんは、 そういう意味では結構ギリギリだと思います(笑) 大学職員の22才。学生募集で全国各地に出張に行く仕事が多い。 そして出張帰りにはおみやげ持参が職場の慣例化している。 トウコさんは仕事はバリバリこなす。 だが仕事をこなすことより出張時のおみやげを どうするかについて仕事以上に悩んでしまったりする。 結構、値段のはるものを選んだりもする。 まあそこそこ楽しみながら悩み選んではいるのだけれども。 そして何より「これはギリギリだな」と思う点があって、 それはトウコさんが何より報われるのが 一見は冴えない中年オジサン上司が、 おみやげを味わって喜ぶ笑顔をみることだったりすること。 愛らしいオジサンではあるけれど・・ 22歳の女の子の喜び方としては結構、 ギリギリだと思います、これ。 (食の知識は豊富で味覚も鋭く、人柄もよいオジサンではあるが) それらのギリギリ感がこの漫画の独特な味に なっていると思いますが。 笑っちゃったのは、トウコさんがかつて浜松みやげとして 「うなぎパイ」を渡したところ、相手から 「美味しいけれど(貰いすぎていて)あきちゃった」 と言われてトラウマになった話。 実は私は以前は静岡から出張で来る方が多い職場にいたので、 まさにこの通りで渡されるほうとして 「うなぎパイは美味しいけれどあきちゃった」 という気持ちがものすごくよくわかるのです(笑) けれどそういわれたトウコさんからしたら 「それ以降、おみやげ選びにいっそう命がけになった」 と、なるほどに傷つく一言だったんですね。 すみません。 まあしょうがないかなとも思う面もあります。 人それぞれ好みや環境の違いがありますし。 私も「うなぎパイ」「八ッ橋」は貰ってありがたくないけれど、 「萩の月」「マルセイバターサンド」なら何箱貰っても嬉しいです。 そんなん廻りの人間が知る由もないわけですが。 まあ貰う人渡す人、それぞれ個性がありますから、 そんななかでベスト・マッチングのおみやげの やり取りが出来た時は ホントにお互いに嬉しい、ってことですよね。 題名がとても秀逸おいしい学び夜 大井昌和 北島和洋名無し調理師学校の、それも夜間部が舞台ということを 判りやすくて面白く題名で表している。 そして調理師学校が舞台のマンガって珍しい。 これは面白いかも、と思った。 しかし表紙の絵は、巨乳女子と それに興味がなさそうな男子の絵。 これはもしかしたら「おいしい」の意味が H系の「おいしい」マンガってこと? それはそれで嫌いなマンガではないが、 そっちばっかりのマンガだったらいやだな、 とちょっと不安になった。 読んでみたら、たしかにH系の要素もあった。 だが、それもありながらさらに珍しい展開の漫画だった。 登場人物たちがとくに調理師になるのが夢だったとか、 なにがなんでもなろうとか、そこまで必死になっていない。 主人公なんか自分も別に調理師になりたくないのに、 成り行きで入学して、それなのに屁理屈をこねて クラスメイトの退学を止めさせたりする。 そのへんの、熱血でもなければ緩すぎもしない、 みんな、それぞれの事情に応じてそのなかで 一生懸命に生きている、 という感じがちょっと新鮮なマンガだった。 そしてその感じはまさに題名によく表れている。 とりあえず第一巻を読んだ感想としてはそう思った。 ただし、一巻かけて各登場人物のキャラの紹介説明に 終わっている感じもした。 物語の種をまくのに、よく言えばじっくりと、 悪く言えば時間をかけ過ぎという感じはした。 一方で、調理技術の描写に関しては、専門学校のわりに ダシのとり方とか地味すぎる面は割愛している感じもしたが、 衛生管理などの「調理の基本」はちゃんと抑えていて 良い感じがした。 履修学科や試験の内容や学費や器具の扱いなども 細かく描かれていると思う。 また、主人公が本来は「科学系フリーライター」だとか、 調理学校に通いながら「刃物恐怖症」という設定が とても面白く、これからどんどんその点が面白く 描かれていくのだろうなと思った。 残りの二巻を読みたくなる内容だった。 噛みたい女子のコウガさんに噛まれたいコウガさんの噛みぐせ 月野和青名無し※ネタバレを含むクチコミです。面白かった聖銀の兄妹 矢羽々笑市名無しテーマや設定に既視感はあるな〜と思いつつ読んだんだけど、ちゃんと面白くて最終的にガッツリ引き込まれてしまった。絵の力強さがすごくいい・・・伊藤悠と同じものを感じた。http://www.moae.jp/comic/seiginnokyoudaiただの感想です。ネタばれはないですが一応伏せておきますブルーピリオド 山口つばさ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 満を持して封印が解かれる禁断のスナック「キャンドル」とは…さよならキャンドル 清野とおる名無しなんでこんな話を今までどこにも出してこなかったのか。なにか事情があるに違いない。このインタビューを読むと、「キャンドル」の話がいかに危険か伝わってくる。 https://comic-days.com/blog/entry/goodbyecandle しかし清野マンガの読者は「そんなもんかかってこいだ」という感じでしょう。知りませんが…車内泊の楽しさワクワクさ。今夜は車内でおやすみなさい。 小田原ドラゴンPom 車内泊、楽しそう! 行き着いた先が富士山の麓とか最高ですね。 ふとしたことがきっかけで、楽しさを見つけるってすごく素敵だなと思いました。 今のご時世、中々旅行とか気軽にできないからこそ、ワクワクさを感じさせてくれる漫画にとても惹かれます。 相棒のちょんぺー可愛い。 次は日本一周!えっ これなんでクチコミないの徒然チルドレン 若林稔弥starstarstarstarstar_borderさいろくと思うぐらい私の中では超名作で、Tシャツも応援のつもりで購入したぐらい、最高に素晴らしく大好きなマンガなのです。 だからみんな読もうね。 若林稔弥先生のファンになったのはここからで、WEBで毎日毎日まだかなまだかなと更新を心待ちにしながら日々の仕事を乗り越えていたものです。。 ちなみに、今の大人気作品である「幸せカナコの殺し屋生活」のカナコがキャラがぶっ飛んでるとか面白いとか話題ではあるんですが、古参の風を吹かすようですごく恐縮ですが本作「徒然チルドレン」に出てくる超多数キャラ達の尖った個性と同格の1個性です。カナコ並にぶっ飛んでる(だけじゃないぞ!)キャラがいっぱい出てきて全員好きになるでしょう。間違いない。 ヲタあるあるすぎて何言ってるかわからなくなってきてますが本当に語彙力が欲しい。 でも本作が如何に面白いかは読んでもらわんと伝わらんのですが、4コマであり何パターンに至るかわからないぐらいのカップリングがあります。 で、設定云々は読んできゃわかるんでいいとして、本作の本当の売りはこの胸キュン度!声が出るほど胸に来るシーンが4コマの起承転結でめっちゃあります。もちろんほとんどギャグっぽい展開が多かったりはしますし、4コマだけで落ちてないやんけとかそういうのもあるものの本当に出来が素晴らしいです。 絵も上手いし、4コマに適した画角が得意な先生なんだと思うので(引きの画あんまり見た記憶がない)ずーーーーーっと読めます。 4コマで12巻まで続いてる実力がその内容の良さ、質の高さ、尊さを証明している!さあ読もう。 マンバに出会ったばかりぐらいの頃に完結してしまってたようでクチコミ書けてなかったのが悔やまれます。若林稔弥センセーのクラブハウスでのトークとかも面白いですよ!普通に心配になるよ! 画像は応援で買ったTシャツですがなんかまだ売ってそう!在庫残ってるサイズだけみたいですが1500円なのでサイズ合う人は買ってみるといいよ!外では着づらいデザインだけど!! とりあえず読んでみてやってもいいぞ、という方はこちらから無料でかなりの数読めますので読みましょう。 http://tsuredurechildren.com/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC/ こいつ天才か!?と思うぐらいバカ無能の鷹 はんざき朝未さいろく鷹。 そう、鷹。 たか→高嶺の花子さん みたいな連想を誘う見た目と雰囲気を持っているクセにこの女…何も知らない! 厚顔無恥とかではなくて、本当に知らないのだ。 無知の方であり、人並みに恥じらうところもあるんだろうけど「気づかない」のだ、バカすぎて気づかないんだこいつ…! そこにこっちが気付かされた時はガラ○の仮面のような目になった。 気づいたら後は心から応援するだけだ。 運動会に出る我が子を見るかのような目で。「どこから読んでも大丈夫」という安心感1日外出録ハンチョウ 福本伸行 萩原天晴 上原求 新井和也さいろく11巻を購入して読了。 相変わらず面白いし気持ち良いテンポであるが、よくネタが続くものだと感心しつつ一息ついていたら、10巻を読んでいない事に気づいた。 さらに振り返ると5巻・8巻も読んでいなかったので5巻から読み返した。 どこから読んでも大丈夫だし、いつまでも読み続けられるのすごいんじゃないか?と思う。1巻のハンチョウがイカ持ってるのはそういうスルメマンガですよって意味かもしれない。トビってそのトビか!トビ嬢は遥か高く! 櫻井ゆうすけ天沢聖司コミックDAYSの読切ページを眺めてて偶然見つけた作品。100万回読みたい王道学園ガール・ミーツ・ガールな展開が心地よかった…! 主人公がお嬢様学校で出会ったお嬢様には秘密があり、それが表題のトビに繋がってて「そういうことか〜!」となりました。 最後の最後にお嬢様がデレるところほんと完璧だなと思います。 暴力亭主から逃げ切ったら、次なる敵は…PTA?やめちまえ!PTAって言ってたら会長になった件 斎藤かよこ名無し※ネタバレを含むクチコミです。酸いも甘いもあるラブコメキラキラ! 安達哲かしこ※ネタバレを含むクチコミです。ゲーム実況配信者漫画!?ガチ恋物語 プチキス 青木万里子名無しなんと若い題材の漫画か! …と思ってしまいました!ゲーム実況者とそれをプロデュースする女性の漫画(実況者ファン)、でしょうか。 なるほど生まれるべくして生まれた漫画だなと思ってしまいました。 実況主に対して「個人的にDM返さないで」と言ったり「誰かの承認欲求の為にゲームしてるわけじゃない」と言ったりするところはホントリアル…。 女性目線でも男性目線でも楽しめそうなテーマでさらっと読めます。 普通の異世界漫画家かと思いきや…この世界は不完全すぎる 左藤真通名無し※ネタバレを含むクチコミです。三つの歪み愛、交わる先の嘆息この愛を終わらせてくれないか 筒井いつきあうしぃ@カワイイマンガソゴールさんの1巻のクチコミで、この物語の不穏さがビシビシ伝わって来たので読んでみたのですが、4巻最後の最後までヤバかったです。 描かれる三人三様の歪み。その変遷の物語は、余りにも苦しすぎる。 女優である同級生・瞬(まどか)を崇拝する隠キャ・柚。彼女の偏執的な崇拝心は、その後、瞬の親友・幸子との「入れ替わり」を機に、迷走を始めます。瞬に振り回され、幸子とぶつかる柚の「らしくない」迷走の痛々しさ。 柚に罵られながらも手を差し伸べられる幸子。彼女の苦しみは、一言で言えば「永遠の罰」。この絶望感が、私には一番理解できました。 一方、最もゾッとするのが、瞬が抱える「コミュニケーション不全」。かなりずれている愛に、私の理解がとても及ばない。 三者三様の歪みの形は、それぞれに作用し合って感情の形を変え、一応の決着を見ます。しかしラストを見ると、あぁ……と嘆息。 最終話のサブタイトルは「もう懲り懲りなんだって」。課長の寿命が縮みそうな激辛グルメ漫画激辛課長 前田悠明太子読切から見事、連載を勝ち取った新たなグルメ漫画。その名も「激辛課長」…!読んでるだけで辛い! http://www.moae.jp/comic/reiwaproject/4 良い上司でいるために、辛いもの好きの部下・新城さんに合わせて激辛料理を食べる羽目になる課長。毎度天国からお迎えがきそうな勢いなので、食べるたびに寿命が縮まってるような気がします。 連載第1話のお店は、下北沢のマジックスパイス! https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131802/13004603/ スープカレーの店で有名だけど、激辛料理の店としては認識していなかったな。自分は辛いものは苦手な方なので、間違っても試したりはしないですが… 「辛い」を表現するのにこんなバリエーションがあるのかという驚きで、少し興味が湧いてしまったのは否定できない。 読んだら激辛グルメに目覚めてしまうかも? アニメ見て、読みたく…東京卍リベンジャーズ 和久井健名無しアニメ見て、読みたくなりました。 マイキー最高❤️余命短い女子大生が出会った"束の間の恋"の物語 #1巻応援束の間の一花 タダノなつsogor25高校2年のときに病気が発覚し、余命2年と宣告された主人公の一花。 それでも彼女は普通に生活することを望み、家族以外に病気のことを伝えないままいつしか余命と言われた2年が過ぎ、大学にも進学することができました。 ただ、病気が治ったわけではなく、命の終わりを感じながら生きてきた一花。そんな彼女が大学で哲学の講師・萬木(ゆるぎ)と出会い、彼に思いを寄せ始めます。 徐々に萬木と交流を深めていく一花でしたが、ある日突然、彼女の知らないうちに萬木が大学を辞めたていことを聞かされます。 そんな彼女が駅で偶然萬木と再会するところから物語が動き始めます。 萬木との出会いにより生きる希望を見出していた一花は、彼との再会により更にその恋心を燃え上がらせていきます。 一方の萬木のほうも決して一花のことを蔑ろにしていたわけではないのですが、彼女に何も伝えずに大学を辞めたのには「ある理由」がありました。 互いが互いのことを想って接していて、両想いとも言える関係の2人なのに、一花の「余命」そして萬木の「ある理由」のためにその想いがすれ違ってしまう、そんな切ない様子が描かれる、2人それぞれにとっての"束の間の恋"の物語です。 1巻まで読了<<132133134135136>>
愛とか夫婦とかジェンダー、というだけだと割と最近増えてきたものに見えるけどこちらはもう50歳の妙齢、ゆりあ先生。 ゴローさんの意識が戻らない状態でのゆりあの葛藤、男勝りな彼女の根底にある父の呪い、ガテン系ちょっと見ただけでキュンとする殻しか残ってないゆりあ先生の日々が描かれています。 周りに振り回されすぎではー・・・と最初読んでて思ったけど、男気っていうか勢いっていうか。 人情と気概に溢れたゆりあ先生(50)は本当にすごい。 ゴローさんもすごいけど、情に溢れた人格が想像つくから怒れないわ。 そして周りの人々がとにかく濃ゆい。ゴローさんの妹、ゆりあの姉…登場時から濃い人も多いけど、どんどん素が見えてきてリクくんもゆりあ先生も普通じゃないのがよくわかってくる。 とにかく読むと勇気をもらえるような気もする、そんな情に溢れたゆりあ先生の男気を読む感じです。