手のお化け、手っちゃん。見た目はリアルな手のお化け。でも中身は人間と同じ。最初は驚いていたキヨシ一家もアッと言う間に家族になって…!?手のお化け、手っちゃんとキヨシ一家が巻き起こす珍騒動と家族の愛を描いたほのぼのコメディ!!
昭和34年、古谷三敏のもとに手塚治虫から、アシスタントになりたいのならすぐに上京すべしとの手紙が。その頃の手塚治虫は、ときわ荘を引っ越し、渋谷の初台に住み、20本以上の連載を抱える超多忙なマンガ家だった…!「ダメおやじ」や「BARレモン・ハート」でおなじみの古谷三敏が描く、マンガの神様・手塚治虫のチャーミングなエピソード満載の1冊です!
パパさん
鯉のぼりを欲しがる息子のマーくんに、ケチなパパさんは、鏡に映った隣の家の鯉のぼりを…。/ マーくんが拾ってきた子犬にカプと名付けたパパさんだが、オネショしたマーくんがカプのせいにしたから、さあ大変…。/ 待望の赤ちゃんが誕生し、大喜びのパパさん。しかし、パパさんにそっくりの女の子と言われ…。/ パパさん一家のほのぼの4コマ傑作集!!
パチンコ、麻雀、ちょいと一杯。人生、寄り道する時が一番楽しい。/ 一人息子の誕生日、妻と子供から早く帰宅するように言われたアゼ道。そんな日にかぎって麻雀や大好きな合コンの誘いが…。(より道せず!)/ 屋上で同僚と話していたアゼ道は、ひょんなことから、次に屋上にやって来るのが男か女かを当てる賭けをすることに。だが二人の前に現れたのは…!? /(賭け)/ ナイトマンと呼ばれる男の、寄り道ギャグコミック第1巻!
浮世床
髪結床の親方、鬢さんに弟子の留公。そして小うるさい隠居、貧乏学者の孔糞、近所の大酒飲み、勇さんたちが、噂話の集まる髪結床で繰り広げる、笑いとうんちくと人情の世界。江戸滑稽本の代表作、浮世床を軽妙なタッチで描いた真面目で酒脱な世界。
田所ハカセが発明した驚異の新薬は、一粒飲むだけで空を飛んだり驚異の馬力を発揮できる、とんでもないシロモノ。その薬を飲んだロボット、M-13号は、助手の森クンをバラバラにしてしまい!? (空飛ぶ薬)/ 思ったことがスクリーンに映り、それが実体化するというイメージマシンを発明した田所ハカセ。しかし、ハカセも森クンもイメージするのは美女ばかりで…。(イメージマシン)/ ハチャメチャラボの3人?が繰り広げる、ハチャメチャサイエンスギャグ!
中井小学校落ちこぼれクラスに名物先生がやってきた!その名はどくだみ先生。奇想天外などくだみ先生にダメダメ生徒達もびっくり仰天。笑いあり、涙ありの抱腹絶倒学園コメディ!
マンダム・金田は世界一大金持ち。豪邸に住んで、毎日ご馳走を食べて暮らしているけどお金を持ちすぎていることが一番の悩み。時々お金で生き埋めになっています。超大金持ちのマンダム親子が繰り広げるハッピーコメディ。
やられっぱなしのダメおやじは、「オニババア!!、クソタレダコーッ!!、ヒスおんなーっ!!」と叫ぶ。イビられ続けても懲りないダメおやじは一本ビシッと筋が通っている?おもしろさ抜群のブラックギャグ集大成!古谷三敏の代表作、全39巻。第1巻は30話収録。
老妻と二人暮らしの野呂先生。その野呂先生の家に3日に一度、風呂をもらいに来る畑中のおばあさん。それが3カ月続いた頃、畑中のおばあさんの家にようやく風呂ができ、入りに来ないかとの誘いの電話があったのは、なんと朝の5時。災難と思いながら出かける野呂先生だったが…。老夫婦の日常を描いた心あたたまるストーリー。
ぐうたらママ
熱しやすく冷めやすい、ぐうたらママが15年間もあきないのはパパだけ…。1年中、家の中に閉じ籠っているママは季節と無縁になり、春の匂いも感じられない。そんなママが春を感じるのは、テレビ中継の選抜高校野球を見た時…。上司に怒鳴られ、財布を落とし落ち込むパパだが、帰宅すると手料理とビールが。偶然かママの気遣いか…!?
ダメおやじは成長し変わった。失敗ばかりでなく時にはいい目にあい強さを発揮。そして、公園でたまたま出会った女性ヒミコが運命を変えていく。成功者となっていき、アウトドアを楽しみ、酒を味わい・・・我が道を歩みはじめたダメおやじ!オニババも穏やかになっていく。「ダメおやじ・マイウェイ編」第1巻。15話収録。
いや~、この発想はないです。主人公は手ですよ、手。解説にはおばけなんて書いてありますが、そんなオバQ的なかわいらしさはまるでなくて、ひたすら不気味。これで酒は飲むはおねしょはするはでシュールという次元も突き抜けてしまっています。元ネタはおそらく「アダムス・ファミリー」か、とは思いますが、後の漫画につながっているかというと…、まさか『寄生獣』!?なんてことはないですよね。日本漫画界において唯一無二の存在なのではないでしょうか。お話はいたってほのぼのしたホームコメディ。なぜか浜辺に埋まっていたところを、潮干狩りにきていたキヨシに掘り出されて、そのまま居候することになった手っちゃん。一見するとペットのようですが、いたずらはする、恋もする、歯も抜け変わるし、エリートサラリーマンにもなって、最後は子供まで…。書いていてもよくわからないんですが、やんちゃな少年の成長記という印象で心が温まります。それにしても手っちゃんに目がある、というくだりは絶句もの。あ、これなら『寄生獣』につながるか?