ポコニャン
ポコニャン
12ヶ月前
と、言い切ってしまうのは乱暴すぎますが。 でもママ友はあくまで子供があってのものなので、ママ同士の仲の良さや絆はちょっとのことで吹けば飛ぶようなものなのはよくある話だと思います。 この話のメインは、犯人がわからないけどおそらく誰かの子供がしでかしたであろう事件をきっかけに、4人のママ友の関係性が崩壊していくさまを描いています。 途中からは4人のうち「明らかにこの人がおかしい」という人物がいて、他3人はその人のおかしい言動の被害者的な空気が流れます。その人が友情崩壊の原因の中心であることは間違いないのですが、忘れてはいけないのがそもそもの発端は「子供のやらかし」です。その目線を常に持って読んでいると、少しづつ構造が見えてきます。 だとしても最後のオチにはびっくりしました。 オチを知るまでは、あの車の傷は(悪意はなくとも)故意につけられたものだと思っていたんですが、違ったんですね。でもその傷をつけてしまった子がなぜ本当のことを言えなかったのか。その理由を考えると、このマンガの本質のところにやはり「ママ友の友情」はあまり関係ないような気もしてきます。 高見さん一家は、引越し先ではどんな生活をおくることになるんでしょうか?少し心配です。