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わかる

とにかく思考する小学三年生の花ちゃんが主人公。

カレーに餃子を合わせてくる父親
両親に甘やかされる親戚の子供
自分の都合に合わせて親に離婚して欲しいと言う同級生シリーズ同級生
片親についての持論を展開してくる転校生
クラス替えで疎遠になった親友

両親が離婚したことによる身の回りの変化と、家族や親戚、同級生たちとの関係性。人間同士、わかり合えなくて当たり前なんだと小学生に教えてもらったような気持ちになりました。

無性愛者(Aセクシャル)とは、「他者に対して恋愛感情を寄せることや、性的な欲求を感じることがまったくない性的指向をもつ人」のこと。(日本大百科全書の解説より)

来世ではちゃんとします来世ではちゃんとしますの梅ちゃんもこのタイプ(たぶんたぶん)。

漫画家で無性愛者の主人公・厚樹は、性的な関心が無いため周囲と馴染めなかったり、作品に色がない(魅力がない)と言われたり生きづらさを抱えている。そんなときに、10年近く会っていなかった親友から助けを求める電話が入って…というあらすじ。

物語後半の、

「恋なんかしなくても子供の頃は寂しくなかっただろ?」
「なんで大人は発情しないと孤独になっちゃうんだよ…」

という厚樹の本音のセリフがとても印象に残った。

そして最後は、「性的欲求などなくても、バラバラの人間が一緒に暮らせばそれだけで家族になる(孤独じゃなくなる)」というシンプルな事実を示唆するとてもハッピーな終わり方でよかった。
(忘れがちだけど同居する義理の両親や甥姪は、血も性的な繫がりがなくてもちゃんと家族で、それは寄せ集めの同居人同居人同士でも同じことが言えるはず)

大人になるにつれ子供の頃のような「性的な関心抜き」の純粋な関係というのは失われていく(ストレンジャーストレンジャー・シングスのシーズン3とかまさにそう)ことが当たり前だと思っていた自分にとって、この作品は視野を広げる機会をくれたいい読切だった。

ヤングジャンプヤングジャンプ 2019 No.38 掲載】
http://jumpbookstore.com/item/SHSA_ST01M02817101934_57.html

「勝てないけれど真摯に練習に励んでいた剣道部の元へ魔性の女がやってきて、主人公以外の部員を『手フェチ・髪フェチ・首フェチ・くびれフェチ』の変態に仕立て上げ、執着心を高めることで試合に勝たせる」というあらすじ。

開幕早々、松井先生の狂気迸る描写全開で「ウヒョー!!これだよこれ…!」とテンション上がった。

そして1ページ目で「★正統派剣道譚開幕─!!」と勢いがあったアオリが、2ページめで「正統派…剣道…譚…!?」になってたのが草。

変態ばっかり出てきた流れが、主人公の覚醒で王道へ転じ、しかも同時にテーマである「フェチ」も抑えているオチがとても素晴らしく、さすが松井優征松井優征という感じ…!

主人公が変態的な剣道を批判したあとに女の子が言った、「好きだけど勝てない剣道やってりゃいいよ」という言葉は、ギャグ漫画でありながらやけにリアルに辛辣で印象に残った。

主人公の覚醒が熱い&女の子が可愛いので買って読んで間違いなし!!

週刊少年ジャンプ週刊少年ジャンプ2019年36・37合併号」
http://jumpbookstore.com/item/SHSA_JP01WJ2019033D01_57.html

(画像は本編より。「きちゅうぅぅぅん♡♡」すこ)

「勝てないけれ...

ニコニコ掲載時にもTwitter掲載時にも大いに話題になった本作。

最愛の妻を若くして亡くしてしまう悲しみは如何許りでしょうか。そんな妻と10年ぶりに再び出逢うことができて、その手料理を食べられる喜びは如何許りでしょうか。

私はタイトルを聞いた時まったく違う内容を想像してしまいましたが、蓋を開けてみれば実に感動的でシリアスな内容でした。

妻の毅然としながらも根底に家族愛に溢れた性格がとても良く、運命がもたらした奇跡の再会に涙します。今後の物語を動かすピースが巧みに配置され、最終的にどうなるのか期待と不安が混じりながらも最後にはまた泣かされる予感がします。

単行本描き下ろしの結婚前の二人の姿もニヤニヤすること間違いなし。連載で読んでいる方にもぜひ読んで頂きたいです。

裸の肖像/加納梨衣 吐露/三ト和貴 いっきのみ/日𠮷ゆい子 『初恋』/くれよんカンパニー 白ヒゲとボイン/板垣巴留 Who am i?/根本拓実 咲宮センパイの弓日/天野茶玖 sweet home/新田章 樫村一家の夜明け/沙村広明 岡村星 くるくるくるりん/冨手優夢 たったひとつのことしか知らない/本田 背に負はば月影の重き/久保田かど

裸の肖像/加納梨衣 吐露/三ト和貴 いっきのみ/日𠮷ゆい子 『初恋』/くれよんカンパニー 白ヒゲとボイン/板垣巴留 Who am i?/根本拓実 咲宮センパイの弓日/天野茶玖 sweet home/新田章 樫村一家の夜明け/沙村広明 岡村星 くるくるくるりん/冨手優夢 たったひとつのことしか知らない/本田 背に負はば月影の重き/久保田かど

@吉川きっちょむ

咲宮センパイの弓日咲宮センパイの弓日』が連載になってました!これは嬉しい!

『咲宮センパイ...

少女漫画から11月分。

2018年12月号 FEEL YOUNGFEEL YOUNGアイとエフアイとエフ
→12ページの短編。一人暮らしを満喫しつつも、あちこちに元カレの面影を探してしまうヒロインと、実際現れた元カレからの最後のギャップが痛々しく、共感度高すぎた。

2018年12月号 フラワーフラワーズ『おとぎの杜おとぎの杜
→とてもフラワーズらしい絵柄と、大人向けのおとのおとぎ話のようなテイストで心が揺り動かされた。ある人の死があり、残された人たちがその死を乗り越えて成長するというテーマを、短いページ数で描き切っているところは素晴らしい。ただ、どことなく『違国日記違国日記』とのキャラ被りを感じさせられたところが残念。

2018年12月号 KISSKISS安らぎとその指先に安らぎとその指先に
→『テラモリテラモリ』のikoiko先生の短編。キャリアウーマンの女性が彼氏に振られて、ずっと癒してくれていた美容師さんとくっつくという話なのだが、普通の恋愛物と見せかけて最後にひどいギャグを盛り込んでくるのがこの作者様らしいというか、思わず笑ってしまった。癒し系美容師さんが実はSだということもよく分かった。

12月分。

2018年1月号 フラワーズ『トムトムとポポトムトムとポポ
→ポポというピュアな女の子が、トムトムという異形の(しかし優しい)生き物と友達になる話。童謡『森のくまさん』を彷彿とさせるような、ハートフルハートフルなファンタジー。雪化粧の風景に重ね合わせた、春を待つポポの心象描写が素晴らしかった。

少女漫画から8月分。

2018年9月号 プチコミックプチコミック『ピロ―トーク』
→吉原由紀先生の短編。人形のように無表情なキャラが、次々と奇妙な行動をとるところにおかしみを感じる。そして抱き枕扱いの上司が結局ほだされてしまうあたり、王道ラノベ的でよい。

9月分。

2018年10月号 フラワーフラワーズ『鉄とマヨ』
衿沢世衣子衿沢世衣子先生の短編。意味が分からない設定なのに、ぐいぐい読まされてしまう謎の霊圧を感じる作品。結局メリルちゃんの目的は分からずじまいだったが、ひと夏のひと夏の冒険譚という感じで不思議な余韻が残った。

2018年10月号 フラワーズ『三分間の魔法』
→無職の青年が、三分間だけ透明になれるキャンディキャンディーを使って、昔憧れていたヒーローの真似事をする話。ラスト、助けた女の子の笑顔を見るだけで満足してしまう、主人公の不憫なキャラがいい感じ。何より犬が可愛くてほっこりする。

10月分。

2018年11月号 ココハナ電子版Cocohana読めすぎる女の婚活事情読めすぎる女の婚活事情
→お見合いパーティーで出会った犬猿の仲な男女が、田舎の農業体験を通じて親しくなり、見事カップルに……と思いきや、まさかのどんでん返し。しかしツッコミどころは満載なものの、最後に救済措置的シーンもあり、楽しく読めた。あと婚活では自意識過剰になりすぎないように、という教訓が得られた。

2018年11月号 KISSKISS君の羽根はきらめく君の羽根はきらめく
→デビュー作。宝塚を目指すヒロインと、野球少年野球少年のピュアな恋愛モノ。淡い恋心と思いやり思いやりと青春のきらめきが詰まった、地味にいい話だった。しかし宝塚といえば、かげきしょうじょ!という名作があるのでつい比べてしまいがちだけれど、単にアイドル(またはバレリーナなど)にしてしまうとストイックさが消えてしまうので、やはり宝塚という舞台設定がベストなのではないかと。

2018年11月号 KISS『青嵐』
→公募トップ賞。短い中に濃厚なドラマがぎゅっと詰まっていて、最後まで楽しく読めた。しかし、ポエミーな台詞回しがあちこちにあり、若干古臭い。そのせいでキャラの行動が演技がかっているように見える(西炯子西炯子先生のキャラを悪化させたような)。もう少しナチュラルナチュラルな口語のモノローグを入れた方がいいけれど、それもこの作品の味なのかもしれない。

少女漫画から4月分。

2018年5月号 プチコミックプチコミック『遅咲きアイラブユー』
→ずっと片思いしていたオトナ女子(中身はJK並みの初心さ)が、ヒーローの心の隙間にするっと入り込む話。2人とも性格がよく可愛らしい話だったが、最後に出てきたモトカノがさすがに哀れ……誰かが幸せになるということは別の誰かが不幸になること、という格言が身に染みる。

5月分。

2018年6月号 KISSKISSわたしのお嫁くんわたしのお嫁くん
柴なつみ柴なつみ先生が描くオフィスラブ短編。後輩のイケメン君に汚部屋を見られるところからはじまり、片付けを手伝われて距離が縮まって、当て馬キャラが現れて……というストーリー展開は王道で、短編としての完成度も高い。美人なのにどこか抜けているヒロインが、ふわっと合鍵を渡してしまうあたりもgood。

6月分。

2018年7月号 ベツコミベツコミ『PAGE BLUEBLUE
→地味眼鏡女子が、高校デビュー高校デビューして片想いの男子とくっつく話。イメチェンしたせいで過去の自分を知られていないと思っていたら、実は知っていた(好きだった)というどんでんがえしは、ありがちだけど恋愛モノの王道感があり爽やか。

7月分。

2018年8月号 Cheese!Cheese!真夏にエアコン壊れた私ですが、幸せになりました。真夏にエアコン壊れた私ですが、幸せになりました。
→暑がりなヒーローの家に転がり込んだ隣人JKが、秒で襲われつつもイチャラブする話。ストーリー的にはあまり起伏がないものの、細かいセリフやリアクションで笑いを獲ってくる良作。

少女漫画から3月分。

2018年4月号 ベツコミベツコミ『キミの方から泣いてみて。』
→引っ越した幼馴染に「次に泣いたら結婚して」と言われてから、強くなろうとがんばった柔道少女が、再会後に想いを再確認する話。ヒロインに一本筋が通っているため、見ていて清々しい。ヒーローも人間味があってよい。

2018年4月号 ベツコミ『はずかしいこと、教えてください』
→赤面症でマスクをつけている隠れイケメン男子に、おせっかいな世話焼きヒロインが特訓という名のイチャラブをしかける話。からかい上手の高木さんからかい上手の高木さんの少女漫画版といった雰囲気で、二人のキャラがとてもかわいらしくて萌えた。

2018年4月号 ココハナ電子版Cocohana『くもりレンズを覗いたら』
→元グラドルがスキャンダルで田舎の民宿で働く、という設定がシビアでいい。そこを訪れたお客さんのヒーローも爽やかで心洗われる。しかしいきなり胸を触らせるという痴女っぷりはいかがなものか。

少女漫画から2月です。

2018年5号 【電子版】花とゆめ花とゆめ漢娘乙女脳漢娘乙女脳
→公募受賞作。マッチョで線の濃いヒロインのギャグモノ。この手のキャラは『女の友情と筋肉女の友情と筋肉』を彷彿とさせるが、恋愛とギャグを丁寧に描いていて好感触。最後にちゃんと乙女系ヒーローの見せ場をつくるあたりも良かった。

2018年3月号 【電子版】LaLaLaLaご主人様と呼ばないでご主人様と呼ばないで!』
→公募受賞作。流行りの獣人要素と、オトメン(乙男)オトメン的犬キャラをこれでもかと使い倒したギャグモノ。ラスト、ラブの要素皆無なまま普通にご主人様におさまってしまうヒロインの態度がドライで良かった。

2018年3月号 別冊花とゆめ別冊花とゆめ『お見合い探偵帷子ノ辻椥』
海野つなみ海野つなみ先生の短編。最近あちこちに短編を掲載してる海野先生だが、中でもかなり楽しんで書かれたことが分かる一作。軽妙な会話と文学的かつ中二的な世界観のライトミステリで、短いながらも濃厚な味わいでした。

2018年3月号 別冊花とゆめ『誰がお前のことなんか』
→高飛車なお嬢様が実はピュアで主人公に片想いしているのだが、主人公は女装中にそれを知ってしまう……という設定に対して「ちょっとカツラ被っただけで好きな相手の顔も判別できなくなるのはおかしくね?」というツッコミさえ入れなければ、とても尊みあふれる胸キュン作品。

少女漫画からピックアップしてみました!
(数が多いので月ごとに分けて投稿します)

まずは1月。

2018年2月号 ベツコミベツコミあまい、にがいあまい、にがい、あまい』
→恋を知らないヒロインが、幼馴染と再会して好きになるまでの話。ストーリーは普通なのに、中身が可愛すぎて危険なレベル。期待のルーキーというキャッチコピーは伊達ではなかった。ただし内容的にはJKよりJC、りぼん電子版りぼんあたりの作風にも見える。

2018年2月号 【電子版】LaLaLaLa『ルタの骨頂』
→魔術のある世界で、魔力がないルタという一族の女の子が頑張る話。最初はさげすまれていたヒロインが、隠された異能を発揮し周囲を圧倒する様は痛快で、ざまぁ大好きな女性読者の心をつかむこと間違いなし。ただ特別おいしいシーンを切り貼りした印象も。ページ数的に厳しかったのかと思うと残念。

2018年4号 【電子版】花とゆめ花とゆめ『ギャルはすきもの』
→見た目は派手なギャルなのに実は○○、という設定はテッパンだが、この作品のギャルは華道をたしなむという大和撫子ぶりが素晴らしい。ヒーローも地味眼鏡くんだが、素直で優しく嫌味がない。可愛らしい話に花というアイテムが効果的に絡んだ秀作。

ハルタハルタの読み切りはどれも面白い

51号
君の前ではいつも赤鬼/仁科彰太郎
魔女フェリパとの約束/真冬麻里真冬麻里

52号
なれた手つきで ちゃんづけで/ゴトウユキコゴトウユキコ
忍びのエン/加藤清
有明の月/百名哲百名哲

53号
はんざきさんとスイトンさん/得津宏太

54号
ペパーミントアパートメント/渡邉紗代渡邉紗代
雲の子くららちゃん/紙島育紙島育

55号
いきなり少女戦士/西公平西公平

56号
お嫁さんアレルギー/三輪皐月
改造快楽/比嘉史果比嘉史果

57号
傑作のピエタピエタ/真冬麻里

58号
剣闘奴隷アマゾニア/久慈光久久慈光久

59号
畑部の魔女/町馬順子

ヒトにはない、獣人たちの「発声・文字以外の方法で意思疎通を図る」習慣が興味深い! そんな異文化圏に飛び込んで、知識だけでなく身体を駆使して奮闘する主人公にはとても好感を覚える。

設定が細かくててリアリティを感じられるところはダンジョン飯ダンジョン飯に、異文化に入って暮らすよそ者という点では乙嫁語り乙嫁語りのスミスさんに通ずるところがある。「世界ふしぎ発見」的な異文化を学ぶ楽しさや、芸人が海外で四苦八苦する姿を見て楽しむバラエティ的面白さがある。

主人公のレポート用の手記がナレーションの役割を果たしていて、全体にアカデミックな雰囲気を出している。他人の日記を読んでる感も楽しい!

教授の著書や授業で習った知識を頼りに、その場その場で仮説を立て試行錯誤する主人公をずっと見ているので、読み終わったあとは「自分もだいぶ《大きいあご》の言葉に慣れてきたな〜!」と達成感があった。

最後に言いたいのは、表紙のススキちゃんがめっっっちゃんこカワイイので読んでくれということです。

ススキちゃん元気だね♡
とても助かる〜〜〜ッッ!!

ヒトにはない、...