なおなお
1年以上前
物語のタイトルを考えると確かにその船が意味するもの、変化する過去に対して将来どんな「船」になっているかは事件とは別にストーリー上重要な要素ですよね。 私も仕事の合間にいろいろ考えてみたのですが、1話冒頭にあった、心が音臼岳近辺(?)で「これ(テセウスの船)が人間だったら?」と考える場面は物語の終盤で必ず来ると思います。どの時点か分かりませんが、このときで初めて自分が元いた世界への影響を考えるのだと思います。 父か娘かの選択、かなり精神的にキツそうですが、私としては心の判断のみなら佐野が有罪とされて死刑宣告となる将来にはさすがに優先して介入するのではないかと思っています。 一方で少なくとも犯人不明で音臼村`89編が終わるという前提の場合、心の状況を察した佐野の判断で自ら不利な状況証拠を作るという展開は考えられるとは思います。 ただ1話で伏線と思われる心の夫婦での写真、ハーモニカ演奏への娘の反応は、元の妻子のもとに帰れるかもという期待を持たせてくれているようにも思えます。 いずれにせよ過去になかったパターンのストーリー展開ですので最後の最後まで見逃せないですね。