マンバ2018/03/28【会期終了間近】りぼんのふろく展(京都国際マンガミュージアム)みなさーん! 京都国際マンガミュージアムで開催中の 『LOVE♥りぼん♥FUROKU 250万乙女集合!りぼんのふろく展』2016年12月8日(木) 〜 2017年2月5日(日)をご存知でしょうか。 NEWSと言いながら、会期終了間際のお知らせでホントすいませんという感じなのですが、この展示をぶらりと見に行ったら、こ、こ、これは、鼻血がでそう、と、予想を遥かに越えた興奮を味わいましたので、... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=1136) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(14)食事の支度 アニメーション版「この世界の片隅に」では、場面の変わり目で、動物たちが句読点を入れるようにさっと画面を過ぎることがある。冒頭からして、すでにそうだ。「うちはよう、ぼーっとした子じゃあいわれてじゃけえ」。すずのゆっくりした口調にさっと読点を差し挟むように、カモメが飛び過ぎる。 19年5月、径子が嫁ぎ先に帰ると、すずの声は急に気分が変わったよう張り切ってきこえる。「おねえさんもお嫁入り先へ帰... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=1107) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(13)サイレン 「う~~~~」と少しくぐもった声で言うのが、戦中に少女時代を過ごした母の得意の口真似だった。警戒警報の長いサイレンのことだ。口真似の次にはたいてい「あの音ぁよう忘れんねえ」が来て戦時中の思い出話となり、それが一段落すると、「では、○○体制に、かかれ-!」と子供たちを片付けだの風呂だの勉強だのと次の活動にせき立てるのが常であった。その号令は、戦争の悲惨さをまるで感じさせない奇妙な明るさを伴っ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=1085) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28この世には4種類の童貞がいる 新井英樹の『SCATTER』について 『SCATTER あなたがここにいてほしい』は2009年にコミックビームで連載開始。既刊7巻。 この漫画を読んでいると本当に色々なことを考えるんだが、文章にするのはむずかしい。なのでひとまず、今回は「童貞」というテーマを取っ掛かりにしてみたい。というのも、この漫画には四人組の童貞が登場するんだが、その描き分けが本当に見事で、全員がたしかに童貞でありながら、それぞれがそれぞれにまったく別の... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=1041) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28【1月13日放送】松本大洋「ピンポン」から卓球の深淵に迫る「ぼくらはマンガで強くなった」1月13日(金)午後11時より、 NHK BS1にて「ぼくらはマンガで強くなった『2.74メートルの大宇宙“ピンポン”』」が放送される。 「ぼくらはマンガで強くなった」は、スポーツマンガに影響を受けたアスリートが登場し、そのスポーツの魅力と、マンガ制作の秘密に迫るドキュメンタリー。これまで、「柔道部物語」(柔道)、「ガンバ!Fly high」(体操)、「ハイキュー!!」(バレーボール)など... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=1061) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(12)右手が知っていること アニメーションには、原作のマンガにはない小さなエピソードがいくつか散りばめられているが、中でも印象に残るのは、晴美とすずのやりとりだ。 たとえば、19年9月、まだまだ暑い畑で、すずと晴美が何かを収穫しており、晴美は黄色い花を手にしている。次のカットでは、カボチャに墨で顔を描いたものが本棚の前に置かれており、そばに添えられた黄色い花が色鮮やかなので、短いカットながら印象に残る。おそらく顔を... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=1029) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(11)こまい こまい、ということばは懐かしい。 子供の頃、呉出身の両親の知り合いたちと久し振りに会うと決まり文句のように「おおきゅうなったのう」「こまいころようあそんだのう」と言われた。「こまい」は、背丈の小さい人にも小さいものにも使う呉弁だけれど、わたしが印象に残っているのはこの「こまいころようあそんだのう」だ。たいていはそのあとに「おぼえとるか?」という問いがきた。わたしはなんとなく面映ゆく、居心... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=1005) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28田中相インタビュー『LIMBO THE KING』第1巻でました!! 『マンバ通信』の伊藤ガビンです。 このサイトは「無闇矢鱈にマンガを読むキッカケを作る」というポリシーで運営されております。そのポリシーを基に新たなシリーズ『1巻でました!!』をはじめたいと思います。 えー、なんの商売でも最初が肝心。映画の初週興行成績、テレビドラマの第一回視聴率などは、その後の展開を大きく左右しますよね。マンガも同様に「第1巻」の売れ行きが、その後に展開を揺さぶるとはよ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=966) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(10)爪 爪のあるなしは、登場人物の印象を決定づける。たとえば、萩尾望都描く「ポーの一族」のエドガーやアランの指先に爪があったら、彼らの散らすバラは全く異なった意味を持っただろう。山岸涼子「日出処の天子」の厩戸皇子が爪を持っていたなら、その手先から発せられる霊性はまるきり失われてしまっただろう。逆に、岩本ナオの「金の国 水の国」から爪を取り去ってしまったら、サーラやナランバヤルの手先に宿るこの世との... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=921) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(9)手紙の宛先 小学2年の頃だっただろうか。「不幸の手紙」ならぬ「幸運の手紙」(ハガキ)をもらったことがある。くれたのは確か同級生のミヤちゃん(仮名)だった。ミヤちゃんは付き合い下手のわたしとよく遊んでくれる子で、ミヤちゃんから手紙をもらうのは正直うれしかった。しかし、もらったのは「幸運の手紙」だ。そしてこの手紙をもらったことは、単に幸不幸の問題というよりも、ともだち関係を考えさせられる微妙な体験だった。... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=889) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(8)虫たちの営み さて、正月早々、これはトリならぬ虫の話。 「戦争しよってもセミは鳴く。ちょうちょも飛ぶ。」 そう物語った19年夏のある日、すずは晴美がしゃがんで「ありこさん」を見ているのに気づく。二人はアリの行列をたどってゆくのだが、そのアニメーションの描写に、わたしは思わず笑ってしまった。アリの行きと帰りが描かれていたからだ。 (図1 『この世界の片隅に』中巻 p. 12) 原作のマンガでは、アリ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=875) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(7)紅の器 アニメーション版『この世界の片隅に』を見ていると、マンガにそんなことが描かれていたのかと虚を突かれることがある。たとえば画帳だ。 19年5月、径子たちが街に戻って再び食事の支度をすることになったすずは、刈谷さんから教えてもらった料理を試みるのだが、なぜか広島に帰ったときに描いた街のスケッチを広げており、めくると、続くページに調理法を描いた絵が現れる。この画帳は、すずが実家に帰ったとき父親... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=831) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(6)笹の因果 「とりかへしのつかぬあやまちをおかして仕舞ひました」と主婦十九歳はがっくりしている。義姉の径子が様子を見に行くと、驚いたことにその主婦十九歳はずらりと並んだ端切れを前に、目を笹の葉のごとく三本線にして「裁ち間違えた……」と俯いている… 【図1: 中巻 p. 74】 19年11月の回は、マンガ版『この世界の片隅に』の中でもとりわけ変わった構成をしている。まず、テキストは、戦前のお悩み相談本... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=772) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28ジャンプにおける<血筋>はどこから始まったか?こんにちは。僕は週刊少年ジャンプを1982年ごろ(「3年奇面組」が「ハイスクール!奇面組」に切り替わったのをうっすら覚えている)から読んでいる、いわゆる「ジャンプ黄金期」をまるっと経験した読者なのですが、この連載ではいま一度、そのあたりのマンガについて考え直してみようと思います。けっしてノスタルジー的な意味合いではなく、競争の激しい世界だったからこそ生まれたマンガ表現があるんじゃないか。そし... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=651) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(5)三つの顔 マンガ版「この世界の片隅に」の第15回、19年9月のこと。周作はうっかり家にノートを忘れ、すずが届けに行こうとする。普段着のまま出ようとするのを見咎めた径子にうるさく言われて、すずは着替えて白粉もはたき、すまし顔で出かける。着替えた服は、やはり径子にうるさく言われて着物から仕立て直した笹模様のもんぺなのだが、これは周作にというよりは径子に気を遣ってのことかもしれない(以来、すずのお出かけの... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=633) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28ドラゴンボールのヤムチャが、ザコとしての地位を確立できた理由ドラゴンボールのヤムチャは、ザコキャラとしての地位を確立している。 そんなもん確立してどうすんだ、という意見はもっともである。ザコとして有名になってどうするのか。そんな名前の売り方があるか。しかし、ザコの代名詞になるのも立派なことなのである。多くのキャラクターは記憶にも残らずに忘れられていくのだから。 この記事では、ヤムチャが有名なザコであるということを前提に進めるが、いちおう証拠をあげてお... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=609) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(4)空を過ぎるものたち 『ぴっぴら帖』『こっこさん』『日の鳥』。こうの史代の作品で、鳥は特別な位置を占めてきた。『この世界の片隅に』に表れる鳥もあちこちで不思議な印象を残す。中でも読後、間違いなく読者の記憶に残る鳥は、サギだろう。 マンガの中でサギがはっきりと描かれるのは、意外にも中盤以降だ。19年12月、呉で久し振りにすずに再会した水原は、オミヤゲがわりに鳥の羽をすずに渡す。水原は南方の船上で、サギに似た鳥を... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=590) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(3)流れる雲、流れる私 マンガのことばはテキストで、アニメーションは声。 そう書くと、いや、マンガのセリフだって話し言葉ではないか、という反論がくるかもしれない。しかし、たとえ話し言葉であってもそれはテキストである。その多くは抑揚や強弱や速度、あるいは表情を欠いている。もちろん、?や!、あるいは太文字や書き文字による装飾によって多少の表情をつけることはできるし、そうした装飾付きのテキストから頭の中で誰かが話して... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=578) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(2)「『かく』時間」 マンガ「この世界の片隅に」には、「かく」場面が多い。鉛筆で、絵筆で、羽で。すずはかくことが好きだ。婚礼の日ですら、嫁ぎ先の片隅に居場所を見つけ、行李の前に座り込んで兄に絵入りのはがきを書く。祝いの席で出た食べものをひとつひとつ鉛筆で絵に描いてから、「兄上のお膳も据ゑましたよ。せめて目でおあがり下さい。」とことばを添える。しかし翌朝、はがきの表に自分の名前を書き終えたすずの手がふと止まる。す... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=545) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28アニメーション版「この世界の片隅に」を捉え直す(1)「姉妹は物語る」 2016年11月、ついにアニメーション版『この世界の片隅に』が公開された。アニメーション好きばかりでなく、原作であるマンガのファンからも高い評価を受けている。2回あるいは3回観たという知人もいる。わたしは4回観た。名作であることは間違いない。しかし、名作名作と言っているだけでは飽き足らない。そろそろこの物語について、ネタバレも含めて自由に語りたくなってきた。 わたしはふだん、誰か一人の行... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=520) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28トリックを暴いたあげく犯人に感謝までされる金田一少年について私は金田一少年になりたい。 大の大人がこんな場所で言うことではない。しかし『金田一少年の事件簿』を読みかえすたび、私は金田一少年になりたいと思ってしまう。とにかくこの男にあこがれる。本当にいい役回りだと思う。いくらなんでもおいしすぎると思う。 金田一少年とはどんなキャラクターなのか。まずはそれを説明しておいたほうがよさそうだ。 この男のベースにあるのは「不真面目さ」である。高校の授業をサボる... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=467) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28床屋のマンガとしてのKindle Unlimited こんにちは。流行りにのって、トランプ当選で急に言うこと変えてみてる伊藤ガビンです。このサイト『マンバ通信』の編集をやっております。マンガとその周辺についてぶらぶらと考えていることをこのコラムで書いていけたらと思います。 さて、いきなりですが、Kindle Unlimitedってみなさん使ってますか? Kindle Unlimitedのことを知らない方もいらっしゃると思いますが、詳しいこ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=445) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28「この世界の片隅に」監督・片渕須直インタビュー 調べるだけではだめだ、体験しないと!写真:ただ(ゆかい) 現在公開中の映画「この世界の片隅に」。戦時中の日常生活を描いたこの作品の監督・片渕須直に、映画制作と原作の良さについて聞いたのだが、驚かされたのは徹底してリアリズムを追い求めるその姿勢だった。フィクションだからあいまいな描写が許されるというわけではない。その愚直な制作姿勢が、映画の主人公「すずさん」の実在感を支えているのだろう。そのすごい監督が「すごい」と絶賛する、こう... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=367) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2018/03/28日本刀を咥えた犬のマンガこんにちは『マンバ通信』編集部です。 このサイトが、マンガ好きが集まる口コミサイト『マンバ』と連動しているのはご存知でしょうか? この「今日のマンバから」のコーナーでは、編集部が選んだ『マンバ』のトピックの中から選りすぐりのものお届けしていきたいと思います。 さて、今日みなさまにお届けしたいのは、長い時間をかけて継ぎ足されてきた老舗の鰻屋のタレのような人気トピック『犬が刀を咥えて戦う漫画総合... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=277) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信