鳥人間1年以上前冒頭のすさまじい時間経過を描く1話を読んでやられました。ほのぼのとした絵なのでゆるい話かと思いきや、壮大な時間経過があって頭の中が「???」となり、1話だけで数回繰り返して読んじゃいました(笑)銀河の死なない子供たちへこれからも残っていくであろう名作1わかる
名無し1年以上前「この世界の片隅に」を読んだらこれも。 たんたんと原爆投下後の広島が描かれていて、差別だったり環境の変化だったり、色んな思いが錯綜してたんだろうな、ということを思い起こさせてくれる。夕凪の街 桜の国「この世界の片隅に」を読んだらこれも。1わかる
名前はまだない1年以上前惑星9というどこかにある星の人々の話。地軸の関係で年中日が当たらず凍りついてしまった街で氷漬けにされた美女に恋する男とか、芸術家の旦那を亡くした未亡人に恋する重力の研究者の話とか、惑星9から見える月で出会った未確認生物の話とか、思えば恋にまつわるものが多い。 どれも彼らのささやかな日常を描きながらもドラマチックに仕立てていて、最後にはちょっとしたどんでん返し的なオチが待っている。 芸術家の旦那を亡くした未亡人の話と月の話が特に好き。未亡人の話はなんだか話の作りのうまさが凝縮しているように感じるほど、前半までの話が最後の見せ場で集約されていて、読後感もすっといい気持ちになる。一方で月の話は切なさが胸に残り続けます。 どれも面白い。これがデビュー作らしいです。これからも楽しみにしたい漫画家さんです。惑星9の休日どこかにある星に住む人々のささやかだけどドラマチックな日常2わかる
名無し1年以上前読み終わって最終的に「戻りたいけど戻れないあの時」を思い出すような作品。 だらだらとした大学生の夏休み、山のひらけたところでBBQの準備をしていたらTHE科学者ルックのおじいさんが現れて「宇宙人的な何かにさらわれた親友を助けるのに協力してくれ」と言われる。 超自然的な何かが出てくるSFっぽく話が進んでいくけど、全体的に懐かしい風景というか空気感があってあの頃に戻りたい欲がふつふつと湧いてくる短編 夜とコンクリート文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作「夏休みの町」2わかる
ジェイムスン1年以上前。「その目には、まだ希望が宿っていた」というテキストが冒頭から重い。 幼い主人公ルトに、物語の果てに芽生えたのは「こいつら人間じゃない。だから殺してOK」ってことかな。絶望的過ぎる、悲しすぎる……でもなぜか惹き込まれる。 ここでも読める。 絵の具 (第73回ちばてつや賞大賞)/五月ヨシサト - モーニング・アフタヌーン・イブニング合同Webコミックサイト モアイ http://www.moae.jp/comic/chibasho_enogu絵の具絶望的といった表現がぴったりすぎる作品2わかる
にわか1年以上前最初の数ページで物語のスケールの大きさに驚き、気がつけば物語の世界に取り込まれている。クジラに飲まれて、死骸の中からΠが出てくるシーンは、壮大な自然の中、それとは無関係な次元に生きている存在であることをさらりと理解させる名場面だった。 随所で出てくるラップは膨大な時間を生きる中で出てきた感情がただの言葉でなく、音楽的に自然にでてきたことを表してるだろう。 そんな不死の彼らが出会うのが、宇宙から来た女性だ。その母体から生まれた子供と会うことで、不死の彼らは「生」の意味を真に学んでいく。 マンガ表現もテクストも非常によく練られた、繊細だけれどスケールの大きい素晴らしい漫画。 銀河の死なない子供たちへこれからも残っていくであろう名作5わかる