酒チャビン
酒チャビン
2022/11/04
読んでてソワソワしてしまう…
連載開始時に掲載誌であるヤンマガを読んでいたので、すごく覚えています。なんか少し暗くてアウトロー感があって、それでいてすごくためになり、考えさせられるマンガで、しばらくずっと単行本が出ると買ってました。 けっこう人を選ぶマンガなのかな、と思っていたのですが、なんのなんの、なんと実写版映画とかにまでなって、大多数の国民が「カイジ」といえば「ざわざわ…」のマンガでしょうというくらい知名度の高い作品となりました。 けっこう内容も攻めていて、積み上げてないヤツはウスノロだ、根暗だ、いけすかないマイペース野郎だ、とすごい正論で芯を喰った指摘がズバズバ出てくるのですが、わたしのように全く積み上げてない人間からすると、ものすごく身につまされるようで、読んでてソワソワしてしまい、いまいち「面白かった!!」だけでは終われない気持ち悪さがあり、心底楽しみきることができなかったりします。 そんなこともあって、ここまで多数の人に支持される作品になるとは思っていなかったのですが、ただ、面白いことはヒャクパー間違い無いです。 ちなみにこの後もシリーズが続いていくのですが、本作品で出てくるギャンブルは以下のとおりです。 ■限定ジャンケン ■鉄骨渡り・人間競馬編 ■鉄骨渡り・電流編 ■Eカード ■ティッシュ箱くじ引き
酒チャビン
酒チャビン
2022/10/31
こっ、こんな作品が・・!
1・2の三四郎に出てくる「君のためなら死ねる」でおなじみの名脇役、岩清水くんのお兄さんが主人公のマンガです。 こんな作品が出ていたのですね・・・知らんかった・・。普通の本屋ではこの時代に絶対に入荷しない作品だと思うので、電子書籍の偉大さをひしひしと感じました。ビバ・マンガテック! ちなみにこの作品は「青春少年マガジン 1978〜1983」で紹介されていたので知りました。同作中で、読切のつもりで書いたのが、栗原編集長の「この漫画はまだ描ききってないな」(同氏の有名な名言だそうです)とのひと言により連載になったと紹介されていました。 確かに実際に読んでみると、そんなやりとりがあったと感じます。とにかく1話目(読切のつもりで書いた部分)はめちゃ完成度が高く、ギャクの品質も密度もかなり濃い傑作に仕上がっているのですが、2話目以降はいかにもネタ切れ(すいません・・!!)といった感じで、むしろ清々しいくらいに開き直って適当に(いい意味です)書いている感じが気持ちいいくらいに伝わってきます。別の作品で書いていた〆切がヤバいときのゴマかしテクも頻繁に使われてますし、そういった意味では貴重な作品なのだと思います。 後半は、常人では理解が追いつかないナンセンスギャグものになっており、これはこれで見ものかと思うので、お時間に余裕がある方は読んでみられるといいと思います! ただ繰り返しますが、1話目はめちゃくちゃ面白い名作だと思います!!!なので、1話目は時間がない方もスケジュールをやりくりして読みましょう! 表紙の感じもB級感が出てて好きです!
酒チャビン
酒チャビン
2022/10/30
マンガ界に革命が!
色々マンガの歴史の本などを読んでいると、例えば手塚先生が革命を起こしたとか、巨人の星がすごかったとか、AKIRAがどうのとかいう話が書いてあって、確かにそれらはすごいなと思うのですが、ただリアルタイムで体験してないので実感として分かりづらいんですよね。 そんなわたしが生きてきてリアルタイムでマンガを読んできた中で、「おぼっちゃまくん」「行け!稲中卓球部」と並んで「これはマンガの革命だ!!!」と感じた作品が「珍遊記」です。 ちなみに「ぼくは孫悟空(手塚治虫)」「ドラゴンボール(鳥山明)」と並び、世界三大西遊記マンガでもありますね。 初回がジャンプに掲載されたときは学校が大変な騒ぎになりました。わたしの当時の精神年齢ともマッチし、とにかくすごい人気で、近くの本屋では1巻が売り切れになっていました。あんまりコミックスが買えなかったって記憶がないのですが、このときの珍遊記は買えなかった気がします。 ただ、革命家は必ずしも名作を描くかというと少し違うのか、0→1ができる人と1→10ができる人が違うというのか、上記3作品はいずれも若干短命気味で諸行無常、盛者必衰の理を感じざるを得ません。ただそれでも名作であることには何らの変わりもないと思います!!!ギャグマンガが好きな人は必ず一度は読んでおいた方がいいと思います!!
酒チャビン
酒チャビン
2022/10/30
全世界においてやばいくらい人気の作品なので
大好きだったアラレちゃんことDr.スランプが終了してしまい、傷心の日々だったのですが、鳥山先生がジャンプに帰ってきてくれました!!さすが鳥山先生の作品が読めるのはジャンプだけ!ですね!!! 主人公の名前が孫悟空であることからも分かるとおり、当初は鳥山版ギャグ西遊記という感じでした。マジで面白かった。。。バンダイから出たファミコンも、あんなにクソゲーだったにも関わらず、ずっと遊んでましたからね。 「好きだからこそ無理にいいところを見つけて、クソなことを受け入れられない」という経験をその後何度もすることになるのですが、その原体験がドラゴンボールのファミコンだったと思います。 その後、連載はかなり長く続き、バトルが長引きすぎて「ギューン、ドカーッ!!バキッ!!うぅぅ・・オーーッホッホッホ!」で1週間が終わるというマンガに成り果て、友達同士でも5秒で読み終わるとネタマンガ化していきました。 この頃はわたしも年齢的に成長していたこともあり、ドラゴンボールに対する愛情も薄れ始めていたため、すでに庇いきれる状況ではなく、友達と一緒になってイジってしまってました。すいません。 ですので、その後人気が落ちていって打ち切りになるものだとばかり思っていたのですが、なにがあったのか分かりませんが、世界的にここまで人気がありすぎるIPに成長するとは思いもしませんでした。あのころ、イジってすいませんでした。
酒チャビン
酒チャビン
2022/10/30
わたしの大切なワン&オンリー
人生初マンガがこちらのキン肉マンです。こればかりは変えようがなく、わたしにとって唯一無二のマンガです。好きだった・・ 当時小1だったのですが、夏休みに毎年3週間ほどおばあちゃんちに滞在してまして、その際、すぐにやることがなくなって、マガジンラックに刺さっていたジャンプで見かけたキン肉マンにやられました・・・ たしか作中2回目の超人オリンピック決勝でウォーズマンと戦っており、ウォーズマンがキン肉マンの肩の上に乗ってエルボーを頭に打ち付けていた回だったように記憶しています。 すぐにおばあちゃんに言って、納屋に置いてあったバックナンバーを全て出してもらって、全部読み漁りました!!! その後程なくしてキン肉マンフィーバーが訪れ、寝ても覚めてもキン肉マンキン肉マン。 すでにドクターボンベくらいの年齢に達してしまったわたしですが、ちゃんと努力を怠らず友情に厚い、キン肉マンに恥ずかしくない男になれているでしょうか。 ちなみに2022年現在連載されているシリーズは、粋なことにこの初代の正当かつ完全なる続編という扱いになっており、巻数も通算されていますが、正直そこまで面白いとは思えず(試合とかが長い気がするのと、一部を除き新キャラが魅力的に感じないのと、チーム名とかが少しダサく感じるのと、セリフなども少しクサすぎる気がするのです…)購読はやめてしまいましたが、わたしにとっての唯一無二の大切な作品であることに変わりはありません(当然★5です)。
酒チャビン
酒チャビン
2022/10/30
わたし史上No.1三国志マンガ
表題のとおりです。たしか新丸子の本屋さんで1・2巻同時発売になっていたのを見かけて、好きな三国志モノだったのでなけなしのお小遣いで買った気がします。 最初は絵柄があまり好きではなかったのと、謎のオリキャラなのか史実キャラなのかわからないようなキャラが出てきたり、ファンタジーっぽいところがあったりで、そこまで夢中になってませんでしたが、3巻4巻と読み進むにつれてやばいくらい面白くなっていきました!! 当時ネットとか全然なかったため、基本的には三国志の情報はコーエーから出ているガイドブック&ハンドブックの武将紹介か、みんな大好き横山三国志という形だったのですが、知らない(なおかつ興味深い)エピソードもどんどん出てくるし、脇役っぽい武将の掘り下げなんかもあったりとかして、ぐんぐんのめりこんでいきました!それこそ毎日読んでました! 中盤からは絵柄もすごく良くなってきて、ケチの付け所がない名作中の名作に!!キャラの個性の付け方も秀逸中の秀逸で、本当に天才だと思っていました。マイナー武将もすごい個性で描かれるので本当にありがたい!!! 基本的には三国志は群雄ものなので、キャラの個性がものすごく立っているっていうのは、面白さを決定づける超重要な要素なのですよね(別に横山三国志をディスってるわけではないです)!! いつか死ぬまでにこれを超える三国志マンガを読んでみたいというのが夢ですが、もう無理かもしれません。
酒チャビン
酒チャビン
2022/10/30
完成度が高すぎる奇跡のガンダムマンガ
初めて読んだとき本当にびっくりしました。完成度が高すぎます。アニメのコミカライズになりますが、アニメの全43話の完成度がかなり高いように感じていたので、どうせそれよりは面白くないだろうとタカを括っていたのですが、全然そんなことありませんでした。 どうしてもアニメのコミカライズとなると、アニメ見てるのが前提になってるのか、ストーリーが端折られていたり、薄まることが多いと思いますが、これはかなりストーリーが過不足なく濃密にしっかりと描写されているうえ、アニメではうまく描ききれなかった部分を補足し、なおかつオリジナルエピソードまで入れ込んでくるという離業をやってのけています。 マンガってすごいんだって心底思いました。 圧倒的な完成度を誇りすぎていて、もう多分これを超えるガンダムマンガは出てこないと思わせられます。可能だったらでいいのですが、この感じでゼーターガンダム&ダブルゼーターガンダムを描いてほしいです。必ず描います(豪華版の方で)。 ガンダムに興味がある人で読んでない人はいないと思いますが、もしいれば、絶対に読んだ方がいいと思います。なるべく早めに。
酒チャビン
酒チャビン
2022/10/30
金田一くんの本格シリーズ第三弾!
一番最初の連載から20年経ち、かなり時代なども変わってきたのに合わせて、金田一くんの作風も結構初期から変貌を遂げています。ネットやスマホなども登場して、かなり現代っぽくなっています。「キター」とか「ワクテカ」とかの用語が出てくるのがほほえましいですね。 全般的に言えることですが、時代の雰囲気を反映して、作風が軽くなってきてしまっているのが、少し残念です。初期のおどろおどろしい感じが薄れ、絵柄もスタイリッシュになってきて、いつ殺人が起こるんだろう・・というハラハラとした緊張感が薄れてしまっているように感じるのです。 ただ、犯人を指摘するために皆が集まったシーンで「あの…私ほとんど出番なかったんですけど…💧」にはクスリとしてしまいましたので、その軽さも悪い面ばかりではないのかなとも思います。 個人的には二事件目の「亡霊校舎の殺人」がヒットでした!基本「校舎もの」が好きなのと、あとはシリーズ屈指の思いもかけないトリック!!!!これは過去最大級に予想を裏切られました・・・。 また「秀央のホームズ」こと明智さんが主人公の短編も2編含まれています。そのうちの1編での決め台詞「ギリシャ神話の葡萄酒の神 デュオニソス神の何かけて」にシビれます。 あと金田一シリーズは読む順番が分かりにくいので、参考までにメモしておきます。 ①金田一少年の事件簿   LFILEシリーズ(1992~1997)   LCASEシリーズ(1998~2001)   L第2期(2004~2011) ②金田一少年の事件簿 短編集(1997~2000) ③金田一少年の事件簿 特別編(1998~2000)   L明智警視の華麗なる事件簿   L明智警視の優雅なる事件簿 ④金田一少年の事件簿 20周年記念シリーズ(2012~2013) ⑤金田一少年の事件簿R(2013~2017) ⑥金田一37歳の事件簿(2018~)   Lこれだけ金田一が大人です ⑦金田一少年の事件簿30th(2022~) あとこの「金田一少年の事件簿」の収録事件もまとめておきます。 ■雪鬼伝説殺人事件 ■亡霊校舎の殺人 ■狐火流し殺人事件 ■学生明智健悟の事件簿(短編) ■蟻地獄壕殺人事件 ■吸血桜殺人事件 ■なぜ暖炉は燃えていたか?(短編) ■人形島殺人事件 ■ソムリエ明智健悟の事(短編) ■黒霊ホテル殺人事件 ■白蛇蔵殺人事件 ■聖恋島殺人事件 ■金田一二三誘拐殺人事件
酒チャビン
酒チャビン
2022/10/30
アトムより前にはじまった初期の代表作!!
1950年〜1954年に漫画少年で連載された作品です。アトムより先に始まってます! 小学生のとき、西武の帽子持ってました!!!いとこのおばさんがスポーツ屋に連れて行ってくれて、帽子を買ってくれるというので、色とルックスのカッコ良い西武の帽子を選んだのです!! その時手塚治虫の名や、ジャングル大帝のことは知らなかったのですが、やはりキャラに魅力があったということだと思います!! アニメ化もされていて、名前もかなり世間に通ってると思いますが、意外と読まれてなく、内容も知られてないのではないかと思います。 レオの物語と思われがちですが、パンジャ→レオ→ルネの三代にわたる大河作品です。葵三代に通じるものがありますね。西田敏行さんの秀忠、好きでした! かなり初期の作品なので、読みにくさがあるのかな、と思いきやかなり読みやすい!!というのも、裏話があったそうで、アニメ化の際に、スタッフが絵の練習をしたいということで、一部の方が原稿を持って帰ってしまったそうで、その後紛失したため、15年後に紛失していた部分(主に前半部分)を書き直したそうです。なので、原稿の残っている部分はやはり初期特有の読みにくさがあります。 これは個人的な感想なので、決してディスりではないのですが、書き直した部分が圧倒的に読みやすいのと同時に話もかなり面白く感じるので、やはりコマ割りや絵柄などは、マンガの面白さの重要な部分を占めるのだなと痛感させられます。そういった意味で、興味深く読ませていただきました。 ちなみに最終話を藤子不二雄先生が手伝っていて、ヒゲオヤジなどを一部描かれているようです。私は素人なので、どこが藤子先生の筆によるものかはわかりませんでした。
酒チャビン
酒チャビン
2022/10/28
言わずと知れた世界のアトム!
1951年から1968年まで続いたようで大長編マンガです!!!アニメにもなり、アニメは世界中で愛される手塚先生がほこる日本がほこる大名作です! ただマンガの方はやはり今読むとさすがに古式ゆかしい感じがします。当然、当時は最先端だったと思いますが、手塚先生自身がググッと押し上げたマンガの表現レベルにより、ご自身の初期の作風もだいぶ古く見えるようになってしまいました。 連載開始時は「アトム大使」というタイトルで、アトムは脇役だったのですが、故あってアトムを中心に据え、鉄腕アトムとして再出発。そこからヒットにつながったようです。 最終巻の9巻に「鉄腕アトムのおいたちと歴史」というご自身による解説マンガがついているのが面白かったです。また、「鉄腕アトムができる日」という小エッセイも巻末についているのですが、それもめっちゃ面白く、手塚先生の考えを知れて、ためになりました。 ちなみに1巻には、デビュー前の石ノ森先生が大幅に手伝った回(電光人間)が掲載されています。かなり石ノ森先生が書いているようですが、私の目にはどこが石ノ森先生でどこが手塚先生かわかりませんでした。。。