酒チャビン2022/11/28こころに響く教えの数々史記にはメインのストーリーとなる「本紀」の他にも色々あって、こちらはその中で、本紀に描ききれなかった人物で特に取り上げたい者にスポットライトを当てる「列伝」というシリーズもののコミカライズです。 コミカライズ担当はお馴染みの横山先生に白羽の矢が立っています。 列伝とかいっても結局本紀では取り上げられなかった人たちなので、どうせ大したことないだろうと完全にナメていたのですが、面白い!! というか本紀にもゲスい人物とか道徳観ヤバめの人物とか大量に出てる中で、むしろ列伝で取り上げられている人物に素晴らしい方が多くないですか??話もすごく今読んでも「なるほど」「酒チャビンもかくありたい」と思わせるものが多く、善い価値観の普遍性を確認することができました。 「士は己を知るもののために死す」とか「法律によって指導し刑罰によって統治しようとすれば、民は少しでも抜け道を探そうとして恥を知らない。徳によって指導し礼によって統治すると恥じることを知り、正しい道をふみおこなう」などほんまにそうやねんな、とありがたく拝読しました。 勉強になりすぎて、明日から出世してしまうかもしれません。史記列伝横山光輝1わかる
酒チャビン2022/11/28とってもシュール!ちびまる子ちゃんのセルフパロディ!実はちびまる子ちゃんのマンガ版は読んだことないから比較はできないのですが、こちらはかなりシュールな作風になっていて、ナンセンスマシ、毒マシの内容になってます。 めちゃ面白いですね。ちびまる子ちゃんを知らなくても(そんな人テレビもない田舎出身でない限りいなそうですが)楽しめると思いますが、知ってるとより楽しめることは間違いないと思います。 まる子の代わりに主人公がしか子が担当しているのですが、自分に自信がなく、おどおどしていて、めちゃ卑屈でMっ気たっぷりです。周りのキャラはそんなしか子に優しく接しようともせず、ガンガンに虐げ抜いてきます。 ですが、不思議と残虐感や不快感を感じることはありません。 話と話の間に登場人物紹介があるのですが、だまちゃん(まる子でいうたまちゃんポジ)の紹介が『「たまちゃん」と違い、人の不幸を好む傾向がある。』となっているなど、だいぶシュールでこれだけでも結構楽しめます。 総合的には自信を持ってオススメできる作品だと思います。ちびしかくちゃんさくらももこ1わかる
酒チャビン2022/11/28すごーく おもしろいんだ! すごーく ゆかいなんだ!通常版のドラえもんのコミックスは、いろいろな雑誌に掲載されたものをF先生が取捨選択し、順番も四季の流れに沿って再構成されたものなので、雑誌に掲載された作品でも、コミックスに収録されていないものもあります。 本作品は、そんな中から、ドラえもんが世の中に初登場した際の作品と、関連する作品を集めたものになります!!! ちなみにコミックス1巻に収録されている第1話は、このうち小学四年生版を再構成したものです。 長寿マンガではありがちですが、現在われわれが認識しているドラえもんと違う点も散見されます。 ・ドラえもんが四つ足でギャロッピング ・小学二年生版はボディが異常にテカっている ・「イヌとネコのできそこないのロボット」との設定 ・尻尾を引っ張ると透明になる 後ろの方には、貴重な資料が満載で、有名な1969年12月号に掲載された新連載予告(ドラえもんのアイデアが固まっておらず、描かれていない)や、ドラえもん誕生をマンガで描いたもの、コミックス収録話のリストなどが収録されています。これだけでも買った甲斐があると思います。 ドラえもん収録話リスト ■「よいこ」第1話(1970年1月号) ■「幼稚園」第1話(1970年1月号) ■「小学一年生」第1話(1970年1月号) ■「小学二年生」第1話(1970年1月号) ■「小学三年生」第1話(1970年1月号) ■「小学四年生」第1話(1970年1月号) ■「小学三年生」第2話(1970年2月号) ■「小学五年生」第1話(1973年4月号) ドラえもん 0巻藤子・F・不二雄3わかる
酒チャビン2022/11/27タイトルが秀逸!!なんかすごいサスペンスやミステリーを孕んだストーリーが期待できる、雰囲気のあるタイトルです!!! が、内容はそこまでドキドキ・ハラハラはなく、読んでいて先が気になってページを捲る手が!!!みたいなこともありませんでした。短編集で、1作目が表題作、2作目が「続・11人いる!」だったのですが、それの20ページ弱くらい読んだところでリタイアさせていただきました・・・ SFとかサスペンスとかっぽい作り・アイデアなのですが、どうもドタバタ人間模様としか感じなかったので・・・ 他の方の感想を見ると、結構楽しんで読まれている方も多数ですので、人によるんだと思いますが、わたしはいまいちのめり込むことはできませんでした。 ちなみに萩尾望都先生の作品は、短編集ばかりですが、これで3冊目で、1勝2敗。その1勝もギリギリ薄氷の勝利だったので、もう諦めようと思います。 さらば少女漫画の神様!楽しかったよ!!!11人いる!萩尾望都
酒チャビン2022/11/27☆5にするか迷ったのですが一応4とさせていただきました。すいません。 今も「ちゃお」で連載中の「こっちむいて!みい子」の前身的なマンガです。 わたしの好みのタイプのマンガで、そこまで似てるわけではありませんが、あさりちゃんとかの系譜でしょうか??幼年向けの少女まんがですね。 あさりちゃんと比べると、意地悪なキャラが出てこない点が違います。皆のびのびと生活していて、すごく好感が持てます。みい子のキャラもすごくいいですね。基本めちゃいいやつで、騒がしいのが玉に瑕なのですが、健気で愛くるしく感じます。 お気に入りのエピソードはまもるの誕生日ためにケーキを作ったり飾り付けをしたりする回です。 とかく現代社会に不足してるのびのび感、ほのぼの感、ほんわり感を求めてる方は、こちらの作品がぴったりだと思います。みい子で~す!おのえりこ2わかる
酒チャビン2022/11/27ギャグ度0%のほんかく劇画!わたしの大・大・大ひいきのマンガ家、小林まこと先生による、本格劇画です。ちょっとGoogったところ、先生の連載デビューから1年後くらいにスタートした作品のようです。 そのときオン歳21歳!それでこれだけ重厚なギャングものをかけるというのがビビります(しかもものすごく雰囲気もあります)(しかも学生の時くらいの作品のリメイクとのことです)。 ただ先生の持ち味は、やはりシリアスになりすぎないように入れてくる程よいギャグとのバランスだと思うので、ギャグ度0%(まじで一回も出てこなかったと思います)では、その持てる才能を十全に発揮できてるとは言い難く、本作も良いのですが、何回も読み返すような名作に昇華してるかというと、いくらわたしでも否定的な見解を述べざるを得ません(雰囲気はすごくあると思います。そこはすごいです)。 なので、1・2の三四郎や柔道部物語が未読の方はそちらを読まれることをオススメしたいです。 一応、未完っぽいですが、続きが描かれることは多分ないと思います。シロマダラ小林まこと
酒チャビン2022/11/27森田先生の類まれなるギャグセンスを楽しめる作品ろくでなしBluesやRookiesでお馴染みの森田先生で、ろくでなしではヤンキーマンガを、ルーキーズではヤンキー&スポ根マンガを描かれてますが(すいません、他のマンガは未チェックです💦)、ストーリーのうまさ、絵のうまさもさることながら、ギャグの面白さも大きな魅力だと思います。 こちらの作品は、コメディタッチのショートショートのみを集めたものになります。ですので、森田先生のギャグの部分だけを純粋に心ゆくまで楽しむことができます。 (ちなみにわたし的に一番のヒットは、島袋と同じマンガを手に取ってしまうシーンで、その作品が「てんぎゃん」だったシーンです) 改めて読んでみて、大変面白かったので、わたし二つ決めました。 ①ろくでなしブルースを全巻再読のこと(ジャンプ卒業に伴い、実は最終回の結末知らないです・・・) ②他の作品もチェックしてみること(まずは何があるかの棚卸からです) ちなみにろくでなしには大量の女子が登場しますが、わたしは和美派でした。千秋は、連載開始直後の森田先生の絵がヘタすぎて、好きじゃないというよりも、ぶっちゃけめちゃブサイクにしか思えなかったんですよね。。。その後、森田先生の絵もだいぶソフィスティケイトされてきたので、千秋も無事ヒロインにふさわしい顔面を手に入れることとなったので、安心しました。ろくでなしぶるーちゅ森田まさのり1わかる
酒チャビン2022/11/27期待値がものすごく高かっただけに・・・惜しい!!コロコロ創刊伝説ということで、もっと重厚な何かストーリーを期待してしまっていたのですが、ちょっとタッチが軽かったですかね・・・!!いい話っぽい部分もあるのですが、如何せん軽い気が・・。 完全に好みですので、いい悪いの話では無いのですが。。コロコロっぽいちゃコロコロっぽいのかもしれません。 内容も少し著者ののむらしんぼ先生ものによりすぎている気がしました。もう少しフラットに書いてくれると個人的には良かった気がします。 ただ5巻の徳田ザウルス先生とダッシュ!四駆郎の話はものすごく面白かったです!!!! 世代的にミニ四駆はバリバリやっていて、エンペラーやシューティングスターなども購入して所持していたのですが、残念ながらコロコロは卒業してしまっていたので、実はマンガは未読です。 ただ、こちらの本で紹介された写メに写っている徳田ザウルス先生の笑顔が素敵すぎましたし、田宮の前ちゃんやコロコロのスタッフも皆、子供のためを思って情熱的に一生懸命企画を進めているのが伝わってきて、ものすごく感動しました。わたしもそのようなやりがいのある取り組みに参加してみたいと思いました。 しかも徳田(ザ)先生、お亡くなりになってしまっていたのですね。。。 わたしは今でもたまに新橋のタミヤにミニ四駆をしに行くので、この際ダッシュ四駆郎を全巻読んでみようと覚悟をキメました! ちなみに完結していると思っていたのですが、この作品はまだ未だ描き切っていないようですね。かっとばせキヨハラくんが登場してないのが、コロコロを語る上ではあり得ないと思っていたので、7巻以降で登場の予定なのかもしれません。 最後にざっくりですが、本作品で取り上げられているコロコロ作品をメモしておきます。 ■ウルトラ兄弟物語:かたおか徹治 ■ゲームセンターあらし:すがやみつる ■おじゃまユーレイくん!!:よしかわ進 ■ケンカばんばん:のむらしんぼ ■とどろけ!一番:のむらしんぼ 2巻 ■超人キンタマン:立石佳太 ■ファミコンロッキー:あさいもとゆき ■ファミコンランナー 高橋名人物語:河合一慶 ■プラコン大作:たかや健二 3巻 ■男トラゴロウ:のむらしんぼ ■つるピカハゲ丸:のむらしんぼ ■あまいぞ!男吾:Moo念平 ■おぼっちゃまくん:小林よしのり 4巻 ■星のカービィ デデデでプププなものがたり:ひかわ博一 ■ビックリマン:竹村よしひこ ■魔界ゾンべえ:玉井たけし ■ウルトラ怪獣かっとび!ランド:玉井たけし 5巻 ■ダッシュ!四駆郎:徳田ザウルス 6巻 ■つるピカハゲ丸:のむらしんぼ ■スーパーマリオくん:沢田ユキオ ■ザ★超能力:あすかあきお ■炎の闘球児 ドッジ弾平:こしたてつひろ コロコロ創刊伝説のむらしんぼ
酒チャビン2022/11/27山椒は小粒でピリリと辛いと申しますが、こちらの短編も1巻完結と短いながらもシュワッとした読後感を残してくれます。けしてクリビツテンギョーな結末ということはなかったりしますが、プロでなくては書けない作品に仕上がってると思います。 なんとあのカイジの福本先生が原作、代表作多数のかわぐち先生が作画と、奇跡のタッグですので、面白くないものができようがなく、もしできてしまったらそれは編集者(もしくは大人の事情)のせいでしかありません。 結論としては面白かったです。読んでいると絵が全然うまいのでカイジ感は忘れてしまうくらいなのですが、言葉の選び方とか心理の抉り方など端々に福本節は感じられます。 ただ、この作品を体験してみてわかったのですが、福本作品は福本先生のあの絵だからこそ引き出せている魅力というものがありますね。マンガにタラレバは禁物ですが、もし福本先生が鳥山先生クラスに絵がうまかったとしたらカイジや他の福本作品はココまでヒッツしてなかったと思います。 ちなみに本作は心理サスペンスです。テンポもよく、面白いよ!告白~コンフェッション~かわぐちかいじ 福本伸行2わかる
酒チャビン2022/11/27ガンダムの企画段階からブーム着火までの熱い物語!こういった作品の裏話的なものに目が無いので、そういう部分ではすごく楽しめました!当時の資料も写メ入りで掲載&解説されており、ガンダムのコアなファンの方であれば、それらもものすごく楽しめると思います!! ただちょっとこれは個人の感想になってしまうのですが、主人公の富野先生のキャラが好きになれず、応援する気(もしくは成し遂げた際の感動)があまり湧いてきませんでした。ご本人がどのような方とかは別として、あくまでこのマンガ内のキャラとして、ということです。 ちなみに伝説の完成度が高すぎるガンダムマンガの作者である安彦良和先生も当然のことながら登場されます。 これを見る限り、元はマンガ家では無かったのでしょうか??それにしては完成度が高すぎるマンガを制作されるので、元来マンガも練習されていたのか、それともただの天才なのか気になっています。「ガンダム」を創った男たち。大和田秀樹 矢立肇 富野由悠季1わかる
酒チャビン2022/11/27島本先生の完全にファンになりかけてます。島本先生、すごくギャグが面白いですね。簡単に笑わせられるツートップが下ネタと意味不明な奇声&動きだと思うのですが、それらを一切使用せずにここまで笑わせられるというのは、本当にすごいことだと思います。 しかもギャグの面白さだけでなく、マンガ作品としてもストーリーがまた面白いんですよね! アオイホノオを必要に駆られて読んで島本先生に興味を持ち始めたのですが、こちらの作品を読んで、ますますファンになりかけている自分がいます。もし可能ならサインが欲しいマンガ家の5位以内には入ってきています。 「アオイホノオ、気にはなってるんだけど長いんだよな」って躊躇されている方は、こちらの本で合う合わないをテストしてもらえるといいと思います。作風はほぼ同じですので。燃えよペン島本和彦6わかる
酒チャビン2022/11/27画太郎先生みなおしました!一巻の最初から「これまでのあらすじ」ってのが既に面白かったです。 シリーズものっぽいのが3シリーズ分入っているのですが、真ん中の「家・なき子」は正直駄洒落ものでエスプリも効いておらず、イマイチだったのですが、他の二つは面白かったです。 多分わたしのような高齢者よりも、小中学生の方が楽しめると思いますが、身内の小中高生にオススメするかというと、微妙(というか限りなくネガティブ)だと思います。 そういう意味では大人のマンガと言えるかもしれません。なお、内容はほとんどないため、5分程度でサクッと読み終わることができます。(褒めてます)くそまん―サイテーの漫画短編集―漫☆画太郎
酒チャビン2022/11/27久しぶりにマンガで笑いました。マンガで爆笑するってことありますか??基本、たぶん一人で読むことが多いと思うので、ギャグが面白くても「クスリ」とか「ニヤリ」程度だと思うのですが、私はこちらの作品で久しぶりに笑ってしまいました。 脳科学的に止むを得ない話なのですが、ギャグマンガの先生って、やっぱりお年を召してくるに従って、少しキレが落ちてくる宿命にあると思います。 ですが画太郎先生は珍遊記の頃に比べてさらにキレを上げてらっしゃいました。珍遊記より圧倒的にこちらの方が面白いと思います。 正直わたしもいい大人になってしまったので、画太郎先生のち○ことかう💩ことかションベンとかハゲとかの小学生ギャグでは最早笑えないだろうな、と思ってましたが、大爆笑です。 とにかく何もかも忘れて笑顔になれる作品ですので、最近、政争に負けて讒言に遭い失脚してしまった大臣や、リモートワーク移行で部下の心が掴みにくくチームのパフォーマンスが上がらないとお悩みの部長クラス以上の方にオススメします。地獄甲子園漫☆画太郎1わかる
酒チャビン2022/11/27あの頃のジャンプファンは楽しめます!平松先生のマンガは実はそこまで読んでなく、どす恋ジゴロ以来となります。わたしがジャンプを購読していた時は、ブラックエンジェルズなどを連載されていました。そんな平松先生の自伝的マンガとなります。 平松先生のマンガをそこまでチェックしていなくても、80年代のジャンプが好きだった方であれば楽しめると思います。ちなみに登場する人物はざっとですが、以下のような感じです。 中島徳博先生:平松先生のアシスタント先の先生。アストロ球団を執筆中の大人気作家。 本宮ひろ志先生:ジャンプ編集部にカチコミ中のところに遭遇。男一匹ガキ大将を執筆中の大人気作家。 武論尊先生:平松先生の連載デビュー作であるドーベルマン刑事の原作者。のちに北斗の拳の原作も手がける大人気作家。 高橋陽一先生:平松先生のところにアシスタントとして滞在。のちにキャプテン翼を連載することとなる大人気作家。 猿渡哲也先生:同じくアシスタント。のちに高校鉄拳伝タフを連載することとなる大人気作家。 江口寿史先生:パーティーで意気投合。すすめ!!パイレーツやストップ!!ひばりくん!などを連載する大人気作家。 権藤狂児:初代担当編集。モデルは後藤広喜。のちの4代目ジャンプ編集長。 魔死利戸毒多:2代目担当編集。モデルは鳥嶋和彦。Dr.マシリトでお馴染みの敏腕編集者。のちの6代目ジャンプ編集長。 真髄栄加元:3代目担当編集。モデルは松井英元。 中剛裕次郎:ドーベルマン刑事連載中のジャンプ編集長。モデルは中野祐介。2代目ジャンプ編集長。名著「男の条件」を愛読。 仁死村繁樹:同副編集長。モデルは西村繁男。のちの3代目ジャンプ編集長。口癖は「地獄に堕ちろ」。 執筆にのめり込んでくると外道と化してくる平松先生ですが、たしかにブラックエンジェルズは当時のジャンプ掲載作品でも、冷たいカミソリのような唯一無二の他にはない雰囲気を放っており、すごく納得がいきました。真面目に読んだことないですが、読んでみようかと思いました。 あとブラックエンジェルズの他に、愛読者賞用に書いた「ミスターレディー」(不良たちで荒れた男子校に赴任してきた金髪ナイスバディの女性教師がエロい魅力で不良たちを更生し、裏番長との決闘にて女の武器をご開帳しKOするストーリー)が猛烈に気になっています。 川崎のぼる&梶原一騎両先生の「男の条件」も登場しますので、同先生のファンの方にもおすすめです。そしてボクは外道マンになる平松伸二1わかる
酒チャビン2022/11/25F先生のチーフされてたむぎわら先生による作品!むぎわら先生は、藤子不二雄コンビ解散の直前からお亡くなりになるまで、ずっとF先生とご一緒にお仕事されていた方なので、細かいエピソードなどもあり、すごくためになりました! F先生の優しい人柄などがすごく伝わってきました!やはりやはりこういった人柄でないと子供に好かれる作品を生み出すことはできないのでしょうか。 あと仕事場の写メや、原稿などの一級資料も豊富に収録されているので、マニアにはたまりません。むぎわら先生がプライベートで描いたマンガに、F先生が1ページ1ページ細かく添削するシーンが泣けます。お体が良くなくなった後、現場のスタッフに宛てた愛のある指導メッセも泣けます!! 今でこそヅカラーとして頑張っている私なのですが、むしろ幼少期はどちらかというと手塚先生のマンガではなく、藤子不二雄先生のマンガに育てられたクチですので、今一度原点に戻って藤子不二雄作品を読み直してみたい。そんな気持ちになりました。ヘコー!!ドラえもん物語 ~藤子・F・不二雄先生の背中~むぎわらしんたろう 藤子プロ2わかる
酒チャビン2022/11/25入り込みにくかったです。ホラーものということで、怖いもの見たさもあったので、読んでみました。怖さはそこまでではなかったですね。。各自が抱えている問題などもわりによく見かける感じのものが多く、目新しさもありませんでした。 あとは登場人物の全員が狂ってるからなのか「そうはならんやろ」っていうシーンが多く、そのたびに気持ちが引っかかって物語に入り込みづらかったです。 まだ1巻なので、今後面白くなるかもしれません!ラクガキ~呪いの館~志名坂高次 粂田晃宏3わかる
酒チャビン2022/11/25矢口先生の自伝的マンガです!タイトルこそ「手塚治虫」と堂々と入ってますが、内容は作者である矢口先生の小学生時代を描いた自伝的マンガになります!!! 矢口先生は小学生時代に、メトロポリスやジャングル大帝などをリアルタイムで体験され、立派なヅカラーとしてご成長されたようなので、その話が結構入ってます。 わたしが本作品を手に取ったきっかけは「手塚治虫」の文字に惹かれたからだったので、最初はその内容に多少戸惑いました。だって矢口先生の話やねん。 ただ、読み進めていくうちに、すっかり矢口先生のマンガや、イキイキとしたキャラクターに魅了されてしまいました!!!お・おもしれえ。 内容も半分以上は手塚先生が関連するエピソードなので、タイトルが「ボクの手塚治虫」でも全然間違ってはないのですが、翻って考えてみると、他人の自伝的マンガのタイトルにまでなってしまう手塚先生の影響力に神々しさすら感じます。 手塚先生に関係ないエピソードも全部面白く、魅力的です!!この作品自体の面白さ、作中で描かれる手塚先生のマンガに対する姿勢、作中で手塚先生のマンガに一喜一憂する主人公が、三位一体となって「マンガ」というものの本来の魅力を改めて気づかせてくれます!!!! 正直バリ面白いので、もし私が権限を持ったとしたら重要文化財クラスの指定をすると思います。 矢口先生作品は、釣りキチ三平が子供の頃近所の大新飯店に置いてあったのくらいしか接点がなかったのですが、これを機に他の作品も含めて読み進めようと心に誓いました。まず三平が65巻あったので覚悟が試されますが、本作の主人公のように心からマンガを楽しみたいと思います。ボクの手塚治虫矢口高雄1わかる
酒チャビン2022/11/25アシスタントをされていた古谷先生によるこぼれ話!古谷先生は1958年〜1961年(アトムの時代)に手塚先生のアシスタントをされていて、ご自身も「ダメおやじ」「ぐうたらママ」や「BARレモン・ハート」などのヒット作も描かれているマンガ家の先生になります。赤塚不二夫先生も手伝っていたとのことで、フジオプロ時代はブレーン的な存在の方だったようですね。 凄か! さて本作品なのですが、そんなキャッチーな古谷先生による、アシスタント時代の手塚先生こぼれ話集になります。マンガ+エッセイの構成で、有名エピソードの真実や、近い存在だったからこそ語れる手塚先生のお人柄など、ヅカラーであれば必ず知っておきたい情報が盛りだくさんです。 特徴としては、やはり近しい存在の方だからこそ見聞きできた「人間臭い」エピソードなど、キレイゴトではない部分が描写されている点です。 全体的にライトでリラックスした感じの作品で、ボリームも100ページちょいなので、手塚治虫先生の誕生日である11月3日(祝日に設定されてます)にほうじ茶ラテ片手に楽しむのがいいと思います。毎年読みましょう。 最大の見どころは、1コマだけですが、わたしの好きな笹川ひろしさんも登場しているシーンです!ボクの手塚治虫せんせい古谷三敏1わかる
酒チャビン2022/11/24読切傑作選!!2011〜2014年に発表された読み切りの傑作選とのことです。あまりこの時期のゆで先生について詳しくないのですが、「傑作」ではないとして、こちらに収録されなかった読切作品もあるのでしょうか??むしろ駄作の方が好きだったりもするので、もしあれば読んでみたい気もします。 内容は、どれも初代キン肉マンの時間軸内における、描かれなかった裏エピソードになります。正直玉石混交で当たり外れもありますが、個人的にはマシンガンズの話が一番面白かったです!! ①奇跡の救世主伝説の巻 初出:グランドジャンプPREMIUM 2014年5月号 夢の超人タッグ編の後の出来事で、他の惑星でのピンチを救います。クモのコチラスやハンマーヘッドも登場して豪華です。話としてはシンプルな勧善懲悪ものですね。 ②ベンキマン 〜失われたインカの記憶〜 初出:週刊プレイボーイ 2013年43号 超人総選挙2013で29位となったベンキマンを主人公とした公式スピンオフ。28位がジ・オメガマン、30位がサタンクロスだったので、ベンキマンで良かったと思います。エラード(ソフトクリーム)マンとして超人オリンピックのペルー予選を戦うベンキマンの物語です。前回大会の本戦出場者である銅ベルマンを倒したヒガンテマンと決勝で対戦しました。「ウンコを投げないでください!」はこの時に誕生したようです。 ③ザ・マシンガンズ空白の三日間 初出:週プレNEWS 2011年10月10日・17日掲載分 アメリカ遠征編直前、キン肉マンとテリーマンがマシンガンズを結成するに至った経緯が描かれます。初代の時にスグルが、マシンガンズ結成の経緯を「そいつはあとまわしだ会長」と後回しにしていたようなのですが、30年経過してようやく説明されたようです。わたしは、初代キン肉マンの中でも、アメリカ遠征編から7人の悪魔超人編までが最高に雰囲気も含めて好きなのですが、本作は2011年の作品でありながら、その頃のムードが如実に残っていて、好きでした。ギャグの感じや間がその当時のキン肉マンの感じで、とても楽しく読みました! ④超人血盟軍、結成秘話 初出:ジャンプSQ. 2013年12月号 同誌の6周年にちなみ、超人総選挙2013で6位のアシュラマンを中心に据えた公式スピンオフ。もはや伝説となったソルジャーが牧師に扮するエピソードがあった当日の夜の物語です。初代オマージュのエピソードも出てきますが、作風は完全に最近のゆで先生で、ちょっとわたしの好みとは違うかな、と思いました。もっと泥臭さがあるところがキン肉マンの魅力だと思うんですよね。。 ⑤ラーメンマンとブロッケンJr. 〜恩讐の彼方に〜 本単行本の刊行に合わせた描き下ろし作品です。第21回超人オリンピックのラーメンマンvsブロッケンJr.戦直後、ウォーズマン戦前の出来事です。完全に最近のゆで先生の作風になっていて、いまいちスッと入ってきませんでした。 キン肉マンの魅力は「ダサくてカッコ悪いんだけど、でも一生懸命なところが尊くカッコ良い」というところだと思うのですが、最近の作風は「なんかカッコ良さそうなこと言ってるけど、よく読むとウワベだけで、浅くてダサい」になってしまってる気がするのですよね。。。ラーメンマンとブロッケンJr.にブロッケンマンも絡めた号泣物語で、登場人物も皆感涙するのですが、わたしには伝わってきませんでした。すいません、悪口ではないです!!!!キン肉マン 読切傑作選 2011-2014ゆでたまご1わかる
酒チャビン2022/11/24裏稼業プロフェッショナル三部作のひとつ医者のブラックジャック、タクシードライバーのミッドナイトと並んで舞台役者の七色いんこが活躍する、裏稼業プロ三部作のひとつです!いずれもチャンピオン掲載作品で、こちらはBJ終了後、ドンドラキュラを挟んで1981年〜1982年に連載されたモノです! つくりはブラックジャックなどと似た感じで、一話関係で何かしかを解決していくヒューマンドラマです。役者が主人公だけあって、毎回のテーマが実際の演劇に準えたものとなっています。 最初はかなり面白く、正直中盤は少しダレてきてパワーなくなってくるのですが、最後の最後のまとめ方が圧巻です。再読で結末がわかっていてもゾワゾワします!!ヅカ先の作品でも、そこまで知名度が高い方ではないと思いますが、もう少し中盤が短くてこのラストだったら名作になってたと思います。 途中からホンネが登場するのですが、これがいまいち最後まで効いてこなかったのが少々残念でした。本人はホンネに苦しめられるも、他人から見るとボロ布に見えるってのはアイデアとしては良かったと思います。 ロボットカーの話も、ここ数年自動運転がメジャーになってきてるので、興味深く読めました。 なお、ピーターパンの回では、手塚先生が描いたドラえもん(ヘタです)も登場するので必見です。七色いんこ手塚治虫3わかる
酒チャビン2022/11/24人によって評価が激変すると思います!わたしはあまりマンガ家を目指すつもりが、そこまでないので、☆は低いめですが、目指してる方にとっては☆5を出して良いくらいの貴重な内容となっています! まず、前半1/3くらいは、よくあるマンガの書き方をマンガで解説するというものですが、鳥山明先生直々の解説なので、それがすごくためになると思います(わたしはサラリーマンなので得るところは少なかったです)! その後、読者(素人)の作品についてどこが良くてどこが良くないかの添削をすごく細かくやっていくページが長めに続きます!!こちらも、実際の素人の作品の添削なので、内容はすごく実践的で、うまく活かせればかなりためになると思います!鳥山明のヘタッピマンガ研究所鳥山明 さくまあきら2わかる
酒チャビン2022/11/24ビバ懐かしの80年代!📷80年代に子供時代を過ごしたと思われる作者が、輝ける懐かしの80年代の子供たちの日常を描写した作品です! わたしもおそらく同年代で、かなり懐かしいモノやあるあるな出来事が満載でした!! ゆかいなとこやさんや宝石箱アイスなどとても懐かしかったです!同時代に小学生時代を過ごし、懐かしい気持ちに浸りたいって方にはオススメできると思います!! こどもエイティーズ柘植文2わかる
酒チャビン2022/11/22唯一無二の三国志マンガ!何が完結編なのかというと、既に孔明没までを描いたこちらの作品に対しての完結編となります。 https://manba.co.jp/boards/72170 三国志マンガは数多あると思いますが、孔明没後の話を描いたものはかなり少ないと思います。全60巻を誇る大長編ドラマ、横山三国志ですら、59巻が「秋風五丈原」で、最後の60巻で駆け足で紹介するだけなのに対し、こちらは3巻(合計約1000ページ)にわたって孔明没後の世界を描きます。 三国志というのが、文字通りギゴショクの三国の興亡記であるとするならば、晋による中華の統一までが三国志なので、秋風五丈原までしか読んでいないのは画竜点睛を欠きますので、こちらの作品もしっかりと読んでおきたいところです。 特徴としては、かなり書き込みの多い劇画タッチなのですが、リアルに寄った作画のため、ほぼ誰が誰だかわからない点が玉に瑕なのと、姜維をはじめ、世間の印象的にはわりとシュッとしたタイプや、智将タイプの登場人物も、軒並み猪武者感を感じる描写になってしまっている点です。三国志 完結編寺島優 李志清1わかる
酒チャビン2022/11/22最高クラスに近いくらいの面白さわたしが贔屓にしているマンガ家である土田先生と、元スタージョッキーである田原さんのタッグによる競馬マンガです。駄作のできようがありません。 前半4巻くらいまで一話完結のギャグものなのですが(しかもさすが土田先生のギャグは面白い)、後半にいくに従って、かなりレースの奥深いところまで描いてくる本格競馬マンガに変身していきます。 さすが元超一流ジョッキーの原作(というか監修)が入っているだけあって、必殺技などのファンタジー路線ではなく、徹底してリアルなスポーツとしての競馬が描かれており、読み応えたっぷりです。 出場している全ジョッキーの位置どりや、その時々で考えていることなどが、すごく丁寧に描写されており、競馬が好きな方はまず間違いなくどハマりすることができると思いますし、昨今のソシャゲブームで競馬を見始めたよって方も、深く競馬を知ることができるきっかけとなることは間違いないと思います。 そういった意味で、完全に☆5でいいマンガなのですが、一点、ちょっと特に後半ジメッぽさが過度になりすぎてしまっていて、そこが個人的な好みに合わなかったので、一応4にしておきました。ジメッとした部分は土田先生の持ち味でもありますし、それが熱さや感動につながることが多いのですが、本作品の終盤は少しメメしく写ってしまいました。個人の感想ですが、悪くいうつもりは本当になかったです。すいません。競馬狂走伝 ありゃ馬こりゃ馬土田世紀 田原成貴5わかる