格闘技が好きなら読むべしTOUGH―タフ― 猿渡哲也さいろく「高校鉄拳伝タフ」の続き。 前作を読んでいなくてもわかるぐらい序盤から説明がしっかりとあり、いつどこから読んでもTVをつけたらたまたま格闘技の試合をやってた、みたいな感覚で読める。 序盤は割と闇の世界っぽさがあるものの、ハイパーバトルからはちょっとだけスポーツ感が出る(試合だからかもしれないが) それでもヤクザやマフィアと金で動くこの格闘技者達のぶつかり合いは、秋田書店の少年誌でやっていた某親子喧嘩格闘バイブル漫画とは一味違う面白さを魅せてくれる。 何より猿渡哲也先生が格闘技が好きだというのが強く出ており、色々な実在する選手たちがその特徴そのままで出演しているところがまた楽しい。 鈴木みのるなんか名前もそのまんまだし、風に因んでいるところなんかはみのるが好きじゃないとなんのことかわからないかもしれないが、そういうのがわかる人にはたまらない漫画です。田舎町のあたおか兄貴が愛を説くサルチネス 古谷実さいろく最後がとても心が満たされる終わり方で、そこに至るまでのくだらないクダリが全て報われるぐらい良かった。 正直、序盤は「古谷実」だったからなんとか連載できたんじゃないか、編集は何やってたんだ、と思ってしまっていた。 でもこの頭のおかしい兄貴は愛に満ちており、妹の愛ちゃんは愛に満ちた人生を過ごすべきで、それを守るという彼の使命を果たすために今日も田舎町で説法を説くのだ。 全体通していい具合に頭がおかしい漫画。古谷実お得意のサイコホラーのような展開に怯えながら読了。ジャパニーズSF漫画の看板の1つEDEN It’s an Endless World! 遠藤浩輝starstarstarstarstarさいろくアフタヌーンで読んでいた頃はこんな超大作になるとは思っていなかった。 個人的アフタヌーン作品ベスト5に入る大好きな作品。 ガワだけ硬質化してしまって中身がドロドロになる人間の終焉を表したかのようなウィルスによってボロボロになった人類はそれでも地球でしぶとく生きていた。 第一話はタイトルにもあるとおり、エデンとは何なのかを示唆している(最初はこの1話だけでの読み切りの予定だったとかなんとか) 二話から初めて主人公となるエリヤが登場、彼の素性や性格などを少しずつ描いていくが、ディストピアとなった地球は弱肉強食であり、それはまた人類も同じだった。 電脳ハックやロボットとの融合など、理にかなった説明があり腑に落ちるように描かれていて遠藤浩輝の素晴らしいのはここなんじゃないかと感じる。 今読み返しても2巻までの間に死んでいく仲間(というか脇役達全部)の印象深いシーンが読んだ当時まだ大人になっていなかった自分の脳裏にトラウマレベルで焼き付いていたことがわかる。 女性が酷い目に合うシーンがたまにあるんだがそれがまたしんどい。。 ただ、圧倒的な暴力の食い物にされるような展開は嫌いだが、この世界では仕方がないと思えるところもちょっとある。それでも数冊に渡って出ていたキャラに痛々しい死に方をされるのは心に来るものがあるが。 ストーリーはもちろん、そもそもの世界観や主役級の登場人物たちの背景の描き方など、天才としか言いようがない。人種の表現力もまた素晴らしく、日本人の良さや中東の儚さや辛さ、欧米軍人の強さと容易さなど本当に評価に値するところばかり、と私は思っている。 とかいうわりにだいぶ久しく読んでいなかったので最後までもう一回読み返そう。電子の合本版でもいいんじゃないかな。 自由広場のスレであった「女の子の部屋にあったら惚れ直す」みたいなタイトルの中に是非加えたい作品。松本次郎を語るには外せない奇作(快作)女子攻兵 松本次郎 新潮社編さいろく新東京都市では女子高生の形をした巨大ロボ、女子攻兵(以下JK)での戦争が繰り広げられている。 パイロットは軍人(おっさん)であることがほとんどだが、長い間このロボに搭乗していると精神まで女子高生になっていってしまい、精神汚染ランクが8になると電波を受信していもしないはずの友人や家族とケータイで連絡を取るようになってしまう(もちろんJK搭乗時にそれと話したりしてるわけなので巨大なケータイを使っているわけでもある) 近未来のようでケータイがガラケー型でJKのスカートの短さなどからも90年代後半のJKのイメージを松本次郎的にマッシュアップした戦争モノだが、巨大ロボ×JKというだけでもよくやったと言って差し支えない本作は、連載当時のバンチでも異彩を放つ作品だった。 精神汚染の原因はイカれてしまった汚染ランクの高いモンスター(元JK)との密な状況や接触であり、多くは物理攻撃によるJK自体への汚染が原因でコックピットにいる軍人(JK乗り)を巻き込んで汚染していくものである。 殺伐とした世界なくせにネオン街ではセーラー服を着たキャバや風俗が繁盛しているという割と救いようのない世界観だが、どこかドロヘドロのようなパンクさとMADMAXのような退廃・荒廃感を感じる。 あ、コッペリオンとも少し空気や設定も似ているとこがある。アイアムアヒーローもそうだ。つまりは世紀末感があるということだが、ここまで書いておいて松本次郎の作品でそれが感じられないのは「いちげき」ぐらいかもしれないw白いマットのジャングルに今日も嵐が吹き荒れるタイガーマスク 梶原一騎 辻なおきstarstarstarstarstar_borderさいろくルール無用の悪党に正義のパンチをぶちかませ とありますが、パンチはプロレスでは反則となります。 (歌詞を記載するのはNGなんでしたっけ?) タイガーマスク世代ではないのですがプロレスファンとしてプロレスを語るのに外せないタイガーマスクのお話。というか原作ですね。 実在したプロレスラーであるタイガーマスクは新日本プロレスが当時海外修行に出していた佐山サトルという若手の天才(イギリスだったかな?で東洋人だからということでブルース・リーのような黄色いジャージに黒ラインの衣装で現地でも大人気だったそうです)を日本に呼び戻し、講談社・梶原一騎と正式なタイアップとして実現させてヒーローを具現化するプロジェクトにより誕生した本当のヒーローです。 当時のプロレス人気は凄まじく、日本全国でタイガーマスク旋風が巻き起こっていたとかなんとか。 当時の映像をNJPW WORLDという新日本プロレスの公式動画配信サービスで見ることが出来ますが、タイガーマスクは他の選手と比較にならない動きをしてます。本当に圧倒的に違うし、一人だけ格ゲーのキャラみたいな動きをバンバン繰り広げていく様は今見ても体幹・センス・スピード・運動神経のレベルが常人のそれを遥かに上回っている事がわかります。一度見てみてほしい。 タイガーマスクで大成功を収めた新日本プロレスですが、当のタイガーが相手がいなくてつまらん、こんなルール(プロレス)では最強になれないので最強を目指すため辞めます!と言って人気絶頂のところで本当に辞めてしまい非常に困った状態になってしまったのでした(初代タイガーこと佐山さんはここから総合格闘技の前身とも言える修斗(シューティング)を創設、後の格闘技界に多大な影響を与えます) ただ、タイガーの影響でプロレスラーを志す若者は後を絶たず、結果としてプロレス業界を力道山・アントニオ猪木に次いで盛り上げた人物といえるのではないかと思います。諸説あるのは重々承知ですので文句がある人は一緒に飲みながら語りましょう。 ちなみにプロレスファンなら最近まで現役だった獣神サンダー・ライガー選手をご存知かと思うのですが、そちらも永井豪先生の原作との公式タイアップで生まれたキャラで、そちらも名に恥じぬ豪腕・スーパースターぶりを発揮し、私も含め多くのファンを魅了し続けた名選手でした。 というわけで脱線しまくりですが、漫画のほうでも色々とあります。 孤児院で育った「伊達直人」という主人公が、「虎の穴」という悪のレスラー養成所に攫われて(スカウトだっけな)訓練して殺人拳を学んで覆面レスラー(悪役)としてデビューするところから始まります。 虎の穴での修行は常軌を逸したもので、伊達直人は自分と同じような境遇の孤児たちにつらい思いをしてほしくないと願い、ファイトマネーを孤児院に投げ入れていくのですが、それが虎の穴からは裏切り行為とみなされて虎の穴からの刺客たちと戦う羽目になる…という流れだったと思います。違ったらごめんなさい。 ただ、その「伊達直人」という名義で幼稚園や保護施設に匿名に近い形で莫大なお金を寄付する人が度々現れているんですよね、現実に。 2005年だか2007年だかぐらいにもあったんですが、当時はすでにTwitterが生まれていたので割と話題になったのを憶えています。 まぁ何が言いたいかというと、本当に全国のちびっこ達の心を掴んだ作品であり、そのちびっこたちが大人になって力を得た結果として慈善事業が潤ったりプロレス業界が潤ったりしていて、色んな所へ波及しているのがわかるんですよね。 漫画に限った話ではないですが「本当に素晴らしい作品」とはこういうのを指すのだろうな、という話でした。 長くなりすぎたのでこの辺で。正直絵が古いのは否めないのですが一度読んでおくとためになるかもしれませんよ!完結してしまった、中野への想いが溢れた現実のようなファンタジー中野ブギウギ 研そうげんさいろく不思議な生き物オメメ。 どう見ても地球外生命体…!こりゃ地球がヤバいぜ!中野発のインデペンデンス・デイか!という流れに行くかと思いきや馴染みすぎだろうがよ。。。 最高の中野愛が詰まった作品で、東京の高校生ってこうだったよな!っていうような弟や、アキバより中野の方が先なんだぜと言わさんばかりのアナーキーの下乳を眺めながら今日もみれいちゃんはなんとなくおとなになっていく。 すごく色々な感情も経験も感動も詰まったいい作品だった。ゴーストオブツシマ(GoT)の舞台アンゴルモア 元寇合戦記 たかぎ七彦さいろく舞台は対馬。 蒙古に攻め入られた対馬の村々は侵略による略奪でモノだけでなく命すらも全て奪われていた。 実際の元寇(げんこう。蒙古と高麗による実際にあった日本侵攻のこと)を描いた漫画で、罪人として島流しされて流人となった主人公が義を貫いていく。 なんというか、こいつがゴーストオブツシマの主人公なのかと勘違いするぐらい日本の侍としての気持ちの良い活躍を見せる。ただ、もちろん一人がどんだけ強くてもどうにもならない時がある。そんなときの脇役たちは各々光って魅せてくれる。 漫画としてもバタバタ人が死ぬしよく考えるとかなりグロい。 ただ、ダークヒーローのようなスタートを切る訳あり主人公の迅三郎が対馬の人々を護る戦いを繰り広げていく様は読む手が止まらない。 博多編はまだ読んでない!さいろく1年以上前!?さいとうプロの関わりある人じゃないんですか!ここまでそっくりなのに…w 1巻読了しましたが一つもギャグじゃなく真剣でよかったです!自由広場これぞヤクザ、と思えるおすすめマンガ1わかるさいろく1年以上前任侠沈没はぶっ飛びすぎてていいですよねえ…これは超迷作ですが名作でもある逸品…!自由広場これぞヤクザ、と思えるおすすめマンガ1わかるさいろく1年以上前な、なんじゃこりゃ~!って全部デューク東郷ですっていう一発ギャグかと思ったら割とちゃんとした漫画でした…失礼しました。これは純粋な純トロだ!ありがとうございます! プラスアルファはたしかにちょっと欲しいですが、仁義なき戦いとか好きな人らにはたまらないやつですね〜自由広場これぞヤクザ、と思えるおすすめマンガ1わかるさいろく1年以上前おお、男樹!そういえば本宮先生はたしかにヤクザというか荒くれ者を割とリアルな路線で描いてますね。 俺の空を思い出しましたw(ライバルである武尊はヤクザじゃないけど見た目がヤクザなのに対し、主人公はただの学生にしか見えないのに大親分の息子でガチヤクザ)自由広場これぞヤクザ、と思えるおすすめマンガ1わかるさいろく1年以上前潜入捜査ってここまでやるのすごいなー生き死にをかけてるからそのぐらい当然なのか、読んでみましたが2巻が早く来ないかなーと待ち遠しい作品になりました。ありがとうございます!自由広場これぞヤクザ、と思えるおすすめマンガ1わかる « First ‹ Prev … 98 99 100 101 102 103 104 105 106 … Next › Last » もっとみる
格闘技が好きなら読むべしTOUGH―タフ― 猿渡哲也さいろく「高校鉄拳伝タフ」の続き。 前作を読んでいなくてもわかるぐらい序盤から説明がしっかりとあり、いつどこから読んでもTVをつけたらたまたま格闘技の試合をやってた、みたいな感覚で読める。 序盤は割と闇の世界っぽさがあるものの、ハイパーバトルからはちょっとだけスポーツ感が出る(試合だからかもしれないが) それでもヤクザやマフィアと金で動くこの格闘技者達のぶつかり合いは、秋田書店の少年誌でやっていた某親子喧嘩格闘バイブル漫画とは一味違う面白さを魅せてくれる。 何より猿渡哲也先生が格闘技が好きだというのが強く出ており、色々な実在する選手たちがその特徴そのままで出演しているところがまた楽しい。 鈴木みのるなんか名前もそのまんまだし、風に因んでいるところなんかはみのるが好きじゃないとなんのことかわからないかもしれないが、そういうのがわかる人にはたまらない漫画です。田舎町のあたおか兄貴が愛を説くサルチネス 古谷実さいろく最後がとても心が満たされる終わり方で、そこに至るまでのくだらないクダリが全て報われるぐらい良かった。 正直、序盤は「古谷実」だったからなんとか連載できたんじゃないか、編集は何やってたんだ、と思ってしまっていた。 でもこの頭のおかしい兄貴は愛に満ちており、妹の愛ちゃんは愛に満ちた人生を過ごすべきで、それを守るという彼の使命を果たすために今日も田舎町で説法を説くのだ。 全体通していい具合に頭がおかしい漫画。古谷実お得意のサイコホラーのような展開に怯えながら読了。ジャパニーズSF漫画の看板の1つEDEN It’s an Endless World! 遠藤浩輝starstarstarstarstarさいろくアフタヌーンで読んでいた頃はこんな超大作になるとは思っていなかった。 個人的アフタヌーン作品ベスト5に入る大好きな作品。 ガワだけ硬質化してしまって中身がドロドロになる人間の終焉を表したかのようなウィルスによってボロボロになった人類はそれでも地球でしぶとく生きていた。 第一話はタイトルにもあるとおり、エデンとは何なのかを示唆している(最初はこの1話だけでの読み切りの予定だったとかなんとか) 二話から初めて主人公となるエリヤが登場、彼の素性や性格などを少しずつ描いていくが、ディストピアとなった地球は弱肉強食であり、それはまた人類も同じだった。 電脳ハックやロボットとの融合など、理にかなった説明があり腑に落ちるように描かれていて遠藤浩輝の素晴らしいのはここなんじゃないかと感じる。 今読み返しても2巻までの間に死んでいく仲間(というか脇役達全部)の印象深いシーンが読んだ当時まだ大人になっていなかった自分の脳裏にトラウマレベルで焼き付いていたことがわかる。 女性が酷い目に合うシーンがたまにあるんだがそれがまたしんどい。。 ただ、圧倒的な暴力の食い物にされるような展開は嫌いだが、この世界では仕方がないと思えるところもちょっとある。それでも数冊に渡って出ていたキャラに痛々しい死に方をされるのは心に来るものがあるが。 ストーリーはもちろん、そもそもの世界観や主役級の登場人物たちの背景の描き方など、天才としか言いようがない。人種の表現力もまた素晴らしく、日本人の良さや中東の儚さや辛さ、欧米軍人の強さと容易さなど本当に評価に値するところばかり、と私は思っている。 とかいうわりにだいぶ久しく読んでいなかったので最後までもう一回読み返そう。電子の合本版でもいいんじゃないかな。 自由広場のスレであった「女の子の部屋にあったら惚れ直す」みたいなタイトルの中に是非加えたい作品。松本次郎を語るには外せない奇作(快作)女子攻兵 松本次郎 新潮社編さいろく新東京都市では女子高生の形をした巨大ロボ、女子攻兵(以下JK)での戦争が繰り広げられている。 パイロットは軍人(おっさん)であることがほとんどだが、長い間このロボに搭乗していると精神まで女子高生になっていってしまい、精神汚染ランクが8になると電波を受信していもしないはずの友人や家族とケータイで連絡を取るようになってしまう(もちろんJK搭乗時にそれと話したりしてるわけなので巨大なケータイを使っているわけでもある) 近未来のようでケータイがガラケー型でJKのスカートの短さなどからも90年代後半のJKのイメージを松本次郎的にマッシュアップした戦争モノだが、巨大ロボ×JKというだけでもよくやったと言って差し支えない本作は、連載当時のバンチでも異彩を放つ作品だった。 精神汚染の原因はイカれてしまった汚染ランクの高いモンスター(元JK)との密な状況や接触であり、多くは物理攻撃によるJK自体への汚染が原因でコックピットにいる軍人(JK乗り)を巻き込んで汚染していくものである。 殺伐とした世界なくせにネオン街ではセーラー服を着たキャバや風俗が繁盛しているという割と救いようのない世界観だが、どこかドロヘドロのようなパンクさとMADMAXのような退廃・荒廃感を感じる。 あ、コッペリオンとも少し空気や設定も似ているとこがある。アイアムアヒーローもそうだ。つまりは世紀末感があるということだが、ここまで書いておいて松本次郎の作品でそれが感じられないのは「いちげき」ぐらいかもしれないw白いマットのジャングルに今日も嵐が吹き荒れるタイガーマスク 梶原一騎 辻なおきstarstarstarstarstar_borderさいろくルール無用の悪党に正義のパンチをぶちかませ とありますが、パンチはプロレスでは反則となります。 (歌詞を記載するのはNGなんでしたっけ?) タイガーマスク世代ではないのですがプロレスファンとしてプロレスを語るのに外せないタイガーマスクのお話。というか原作ですね。 実在したプロレスラーであるタイガーマスクは新日本プロレスが当時海外修行に出していた佐山サトルという若手の天才(イギリスだったかな?で東洋人だからということでブルース・リーのような黄色いジャージに黒ラインの衣装で現地でも大人気だったそうです)を日本に呼び戻し、講談社・梶原一騎と正式なタイアップとして実現させてヒーローを具現化するプロジェクトにより誕生した本当のヒーローです。 当時のプロレス人気は凄まじく、日本全国でタイガーマスク旋風が巻き起こっていたとかなんとか。 当時の映像をNJPW WORLDという新日本プロレスの公式動画配信サービスで見ることが出来ますが、タイガーマスクは他の選手と比較にならない動きをしてます。本当に圧倒的に違うし、一人だけ格ゲーのキャラみたいな動きをバンバン繰り広げていく様は今見ても体幹・センス・スピード・運動神経のレベルが常人のそれを遥かに上回っている事がわかります。一度見てみてほしい。 タイガーマスクで大成功を収めた新日本プロレスですが、当のタイガーが相手がいなくてつまらん、こんなルール(プロレス)では最強になれないので最強を目指すため辞めます!と言って人気絶頂のところで本当に辞めてしまい非常に困った状態になってしまったのでした(初代タイガーこと佐山さんはここから総合格闘技の前身とも言える修斗(シューティング)を創設、後の格闘技界に多大な影響を与えます) ただ、タイガーの影響でプロレスラーを志す若者は後を絶たず、結果としてプロレス業界を力道山・アントニオ猪木に次いで盛り上げた人物といえるのではないかと思います。諸説あるのは重々承知ですので文句がある人は一緒に飲みながら語りましょう。 ちなみにプロレスファンなら最近まで現役だった獣神サンダー・ライガー選手をご存知かと思うのですが、そちらも永井豪先生の原作との公式タイアップで生まれたキャラで、そちらも名に恥じぬ豪腕・スーパースターぶりを発揮し、私も含め多くのファンを魅了し続けた名選手でした。 というわけで脱線しまくりですが、漫画のほうでも色々とあります。 孤児院で育った「伊達直人」という主人公が、「虎の穴」という悪のレスラー養成所に攫われて(スカウトだっけな)訓練して殺人拳を学んで覆面レスラー(悪役)としてデビューするところから始まります。 虎の穴での修行は常軌を逸したもので、伊達直人は自分と同じような境遇の孤児たちにつらい思いをしてほしくないと願い、ファイトマネーを孤児院に投げ入れていくのですが、それが虎の穴からは裏切り行為とみなされて虎の穴からの刺客たちと戦う羽目になる…という流れだったと思います。違ったらごめんなさい。 ただ、その「伊達直人」という名義で幼稚園や保護施設に匿名に近い形で莫大なお金を寄付する人が度々現れているんですよね、現実に。 2005年だか2007年だかぐらいにもあったんですが、当時はすでにTwitterが生まれていたので割と話題になったのを憶えています。 まぁ何が言いたいかというと、本当に全国のちびっこ達の心を掴んだ作品であり、そのちびっこたちが大人になって力を得た結果として慈善事業が潤ったりプロレス業界が潤ったりしていて、色んな所へ波及しているのがわかるんですよね。 漫画に限った話ではないですが「本当に素晴らしい作品」とはこういうのを指すのだろうな、という話でした。 長くなりすぎたのでこの辺で。正直絵が古いのは否めないのですが一度読んでおくとためになるかもしれませんよ!完結してしまった、中野への想いが溢れた現実のようなファンタジー中野ブギウギ 研そうげんさいろく不思議な生き物オメメ。 どう見ても地球外生命体…!こりゃ地球がヤバいぜ!中野発のインデペンデンス・デイか!という流れに行くかと思いきや馴染みすぎだろうがよ。。。 最高の中野愛が詰まった作品で、東京の高校生ってこうだったよな!っていうような弟や、アキバより中野の方が先なんだぜと言わさんばかりのアナーキーの下乳を眺めながら今日もみれいちゃんはなんとなくおとなになっていく。 すごく色々な感情も経験も感動も詰まったいい作品だった。ゴーストオブツシマ(GoT)の舞台アンゴルモア 元寇合戦記 たかぎ七彦さいろく舞台は対馬。 蒙古に攻め入られた対馬の村々は侵略による略奪でモノだけでなく命すらも全て奪われていた。 実際の元寇(げんこう。蒙古と高麗による実際にあった日本侵攻のこと)を描いた漫画で、罪人として島流しされて流人となった主人公が義を貫いていく。 なんというか、こいつがゴーストオブツシマの主人公なのかと勘違いするぐらい日本の侍としての気持ちの良い活躍を見せる。ただ、もちろん一人がどんだけ強くてもどうにもならない時がある。そんなときの脇役たちは各々光って魅せてくれる。 漫画としてもバタバタ人が死ぬしよく考えるとかなりグロい。 ただ、ダークヒーローのようなスタートを切る訳あり主人公の迅三郎が対馬の人々を護る戦いを繰り広げていく様は読む手が止まらない。 博多編はまだ読んでない!さいろく1年以上前!?さいとうプロの関わりある人じゃないんですか!ここまでそっくりなのに…w 1巻読了しましたが一つもギャグじゃなく真剣でよかったです!自由広場これぞヤクザ、と思えるおすすめマンガ1わかるさいろく1年以上前任侠沈没はぶっ飛びすぎてていいですよねえ…これは超迷作ですが名作でもある逸品…!自由広場これぞヤクザ、と思えるおすすめマンガ1わかるさいろく1年以上前な、なんじゃこりゃ~!って全部デューク東郷ですっていう一発ギャグかと思ったら割とちゃんとした漫画でした…失礼しました。これは純粋な純トロだ!ありがとうございます! プラスアルファはたしかにちょっと欲しいですが、仁義なき戦いとか好きな人らにはたまらないやつですね〜自由広場これぞヤクザ、と思えるおすすめマンガ1わかるさいろく1年以上前おお、男樹!そういえば本宮先生はたしかにヤクザというか荒くれ者を割とリアルな路線で描いてますね。 俺の空を思い出しましたw(ライバルである武尊はヤクザじゃないけど見た目がヤクザなのに対し、主人公はただの学生にしか見えないのに大親分の息子でガチヤクザ)自由広場これぞヤクザ、と思えるおすすめマンガ1わかるさいろく1年以上前潜入捜査ってここまでやるのすごいなー生き死にをかけてるからそのぐらい当然なのか、読んでみましたが2巻が早く来ないかなーと待ち遠しい作品になりました。ありがとうございます!自由広場これぞヤクザ、と思えるおすすめマンガ1わかる
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「高校鉄拳伝タフ」の続き。 前作を読んでいなくてもわかるぐらい序盤から説明がしっかりとあり、いつどこから読んでもTVをつけたらたまたま格闘技の試合をやってた、みたいな感覚で読める。 序盤は割と闇の世界っぽさがあるものの、ハイパーバトルからはちょっとだけスポーツ感が出る(試合だからかもしれないが) それでもヤクザやマフィアと金で動くこの格闘技者達のぶつかり合いは、秋田書店の少年誌でやっていた某親子喧嘩格闘バイブル漫画とは一味違う面白さを魅せてくれる。 何より猿渡哲也先生が格闘技が好きだというのが強く出ており、色々な実在する選手たちがその特徴そのままで出演しているところがまた楽しい。 鈴木みのるなんか名前もそのまんまだし、風に因んでいるところなんかはみのるが好きじゃないとなんのことかわからないかもしれないが、そういうのがわかる人にはたまらない漫画です。