sogor25
sogor25
1年以上前
就職浪人中のコテツの家には、祖母の代から棲み着いている花緒という座敷わらしがいます。 霊感の全くないコテツは花緒のことを認識していませんが、花緒はコテツのことを慕っており、座敷わらしとして彼のことを守ると決意しています。 ある日、帰りの遅いコテツを迎えに行くために少し家を離れた花緒でしたが、 その瞬間にコテツの家に雷が落ち、部屋が全焼してしまいます。 しかし、焼け残りを整理していたコテツは何を思い立ったのか、ワーキングホリデーのために海外に飛び立ち、ドイツの「黒い森」にあるシェアハウスに住み始めます。 この作品は、そんなコテツに付いていった花緒とシェアハウスに棲むドイツのあやかしとの日常を描く物語です。 物語は基本的には人間には視認できないあやかしたちの視点で描かれています。 コテツが訪れたシェアハウスには不思議と各国のあやかしが集まり、日本のあやかしとの違いに花緒は毎度驚かされています。 特に、コテツのことを守ろうとする花緒と人間を敵視する精霊・ラッツェルとのいがみ合いが引き金になって騒動が巻き起こるのですが、気付いたら丸く収まっている、そんな様子が微笑ましい作品です。 また、花緒のことを認識していないコテツとそんな彼を慕う花緒の関係性もとても魅力的で、コテツが花緒を認識していないので一方通行ではあるのですが、人間と人外とのパートナーのようにも読める作品です。 1巻まで読了
nyae
nyae
1年以上前
数あるバトルエピソードのなかでも、ダントツに好きなのがコミックス25巻から26巻にかけて描かれる『ヤマタノオロチ編』で、自分が生まれて初めてらんま1/2を読んだ回でもあり、ヒロインのあかねが主役です。 ある日あかねがひとりで化物退治に向かい、そこである少年と運命的な再会を果たし…というもの。まず料理下手のあかねが"普通のカレー"を作るという衝撃的な始まり方をする点からも、他とは一線を画すると思っています。 またここでは"真之介"という(この漫画の中では)わりと普通の少年が出てくるのが特徴的で、それにより"乱馬に正統派ライバルがいるタイプ"の珍しい三角関係が生まれるのも見どころのひとつ。 そんな複雑な関係性と悲しいすれ違いが起こる中、乱馬はあくまであかねの「真之介を救いたい」気持ちを汲んで、真之介と共闘する展開になるのもアツい。全体的にみんなの人としての優しさとか思いやりがベースにあるのがなんかいいんですよね。 女好きなヤマタノオロチのところへ、あかねのかわりに女らんまが行くのではなく、あえて乱馬は女装して戦いに臨みます。あくまでもあかねが中心に真之介のために戦うという構図が最後まで崩れないのが良かった。そして忘れてはいけない良牙の存在ですが、ここまで都合のいいように扱われた回もなかったのでは。笑 という感じで、あかねの武道家としての強くて真摯なところと優しくて情に厚いところ、更には乱馬とあかねのもはや"家族愛"ともいえる絆を改めて感じることができたいい回だったなと思います。らんまを読んだことがない人にこのエピソードだけでも読んでほしいくらい、お気に入りです。 しかし、あの時どうしてあかねは普通のカレーを作ることができたのか。謎です。 #マンバ読書会
マンバ
マンバ
1年以上前
どうもマンバです! 今月のマンバ読書会のテーマは「少年マンガの名バトル今昔」! 少年マンガへの熱い思いの込もったクチコミ、マンガソムリエ兎来栄寿さんと配信でご紹介させていただく予定です。 そしてこのトピックでは「**配信で話して欲しい少年マンガのバトルの話題**」を募集します! 「藤田和日郎作品のラストバトルの思い出」 「範馬勇次郎が一番追い込まれた相手は?」 「最も巻数が長くかかった戦いが知りたい」 …などなど、話題・議題はなんでもOKです。お気軽にどうぞ! もちろんこのトピックへのコメントだけでなくクチコミ投稿も大歓迎! 推理漫画、グルメ漫画、スポーツ漫画、ゲーム漫画、ラブコメなどなど…バトル以外のジャンルの名勝負・対決も含めて「少年マンガ」で描かれた戦いであればなんでもOK、まるごと語りましょう! 配信後には皆さまから寄せられた連載中作品のクチコミと完結済み作品のクチコミの数をそれぞれ発表します。どの年代が多いか楽しみですね! *完結済み作品は「2010年代、2000年代、1990年代、1980年代」の部門で募集します *クチコミ投稿の際は本文に「#マンバ読書会」とお書きください *既存のクチコミで配信紹介を希望される際はクチコミへのコメントにて「#マンバ読書会参加希望」とお書きください それではみなさまからのクチコミ&コメント、お待ちしております! みんなで盛り上がりましょ〜〜〜! ◎配信テーマ:「少年マンガの名バトル今昔」 ◎配信日時:2/27(土)18:00〜 ▼イベント詳細(マンバ公式note) https://note.com/manba/n/n4ba49b9e88d2 ▼配信会場 https://youtu.be/LDUDFMHCZsc ▼最新情報はマンバ公式Twitterで! https://twitter.com/manba_co
どうもマンバです!
今月のマンバ読書会のテーマは「少年マンガの名バトル今昔」!
少年マンガ...
かしこ
かしこ
1年以上前
高階良子先生の作品を読んだことはないのですが、本屋の新刊コーナーで「ミステリー&サスペンスコミックの女王」「高階良子引退作」「真実の実話的物語」という気になるワード満載の帯を見たら買わずにいられませんでした。 実母の葬式で泣くことが出来ず、むしろホッとしていた主人公。どうして自分がこんな気持ちになったのか過去を振り返るところから物語が始まります。主人公が生まれたのは戦後ですが、まだ母のお腹の中にいた頃、疎開する旅の途中で何度も空襲に遭いながら、母は「ああ苦しい…!こんな子いなければよかったのに…」思っていました。そんな出来事があったからなのでしょうか、5人兄弟の3番目に生まれた主人公だけが母から愛されることなく虐待を受けて育ちます。しかも母には虐待をしてる自覚がないというのが恐ろしいです。 主人公がまだ小さかった頃に命の危険があるような病気になってしまうのですが、母がロクに看病をしようとしないのを父が見兼ねて、子供を欲しがっていた自分の姉夫婦の養子に出そうとしますが、母と姉の関係が悪化した為に一年で元の家に戻されてしまう事がありました。これが主人公に「自分は母に捨てられ、叔母にも捨てられた…」という意識を植え付けていて読んでいてとても辛かったです……。 とにかく最近よく問題にされている「毒親」の事例がてんこ盛りです!しかも学校の先生にもいじめられるし、唯一の救いだった父も亡くなるし、ハード過ぎる人生が続きますが、「辛くても自分には漫画があるから大丈夫だった」という言葉と、これから漫画家として活躍されることを知っているので、安心して読むことが出来ます。高階先生にはこれまでのしんどかった出来事をすべて吐き出して頂きたいです。続きを楽しみにしております。 #1巻応援
名無し
1年以上前
読んで感動したり好きになった漫画は数多くあります。 それらは自分なんかじゃ到底創作できなかった世界を 見せてくれたわけでほぼ全面的にリスペクトしてしまいます。 とはいえ、そうは思いながらもなかにはいくつかは あの展開に進まずにこういう展開に進んでくれたほうが 良かったのになあ、とか思う漫画もあるわけです。 とくに続編的な作品とかスピンオフ作品とか、 あからさまに物語を引き延ばした作品とかに。 そういう「僭越だけれども、あそこはこうしてほしかった」 という作品はありますか? 私は「北斗の拳」は好きですが、 修羅の国編に移行するあたりで、 いっそそれまでのケンシロウの個人バトルみたいな流れから、 バット隊とかアインの軍とかの各分隊の戦いを 総司令官的にケンシロウが指示を出して統括し、 ここぞというときにケンシロウの個人バトルを出す、みたいな 軍記物的な話になっても面白かったのでは、などと思ったりします。 またはそれまでの拳法vs拳法の戦いから、 vs異種格闘技の使い手、みたいな 敵キャラが登場する話にしても面白かったかも、とか。 あと、修羅の国に向かう船で、その時だけケンシロウが サングラスかゴーグルみたいなものを装着しました。 あれはスタローンの映画「コブラ」のオマージュなのでは、 とかも言われているみたいですが、私、あれ好きでした。 カッコイイと思いました。 いっそそのあとはずっとあのファッションで登場して 欲しいと思うくらいに(笑)