名無し
1年以上前
掲載誌の移動などいろいろあり終結しないのではとも 思っていたが、なんだかんだで大団円。 普通の人間がある日突然、という設定はSFでは ありきたりでもあるが、 この作品の中身は濃く、最終的には本当に 惑星戦争レベルの壮大なSF物語になっていく。 壮大な物語なだけに色々な登場人物の登場や 急展開だったり平行して進んでいる話もあり、 正直、自分の頭ではついていけない部分もあった。 「えーっと、この人はダレだっけ」みたいな。 しかし客観的には、ゆうきまさみ先生の話と絵の上手さで 壮大だけれどわかりやすくて読みやすい漫画なんだろうと思う。 女主人公のバーディは、これでもか、というくらい 露出度の高いコスチュームなんだが、 Hだとかエロいというイメージは少ない。 この辺もこの漫画ならではの良さだと思うのだが、 そういう点で、逆に人気が出ないのだろうか? もっと世間が話題にしていい漫画だと思うのだが、 例えばコスプレの世界などでも、バーディのカッコウを する人は少ないような感じだ。 日本やアメリカ政府の政治絡みの話とか、 銀河連邦や旧帝国の駆け引きや思惑なども展開されるので 話は相当に複雑なのだが、 ストーリの矛盾やホコロビなく話が展開して行くので、 ゆうきまさみ先生の構成力には驚く。 とかく「SFなんだから」と都合のいい展開に はしるSF作品は多いし、だから面白いというSFもある。 一見するとそんな漫画かと思ってしまいそうな 「鉄腕バーディ」は、実はほとんどそんな部分がない。 なんだよそりゃ、とスカされたりとか そりゃないだろ、と白ける部分がほとんどない。 なので面白くて読み応えがあった。 長い話だったが、読んでみて読みがいがあった。
とある少女漫画スキー
とある少女漫画スキー
1年以上前
少女漫画からピックアップしてみました! (数が多いので月ごとに分けて投稿します) まずは1月。 2018年2月号 ベツコミ『あまい、にがい、あまい』 →恋を知らないヒロインが、幼馴染と再会して好きになるまでの話。ストーリーは普通なのに、中身が可愛すぎて危険なレベル。期待のルーキーというキャッチコピーは伊達ではなかった。ただし内容的にはJKよりJC、りぼんあたりの作風にも見える。 2018年2月号 LaLa『ルタの骨頂』 →魔術のある世界で、魔力がないルタという一族の女の子が頑張る話。最初はさげすまれていたヒロインが、隠された異能を発揮し周囲を圧倒する様は痛快で、ざまぁ大好きな女性読者の心をつかむこと間違いなし。ただ特別おいしいシーンを切り貼りした印象も。ページ数的に厳しかったのかと思うと残念。 2018年4号 花とゆめ『ギャルはすきもの』 →見た目は派手なギャルなのに実は○○、という設定はテッパンだが、この作品のギャルは華道をたしなむという大和撫子ぶりが素晴らしい。ヒーローも地味眼鏡くんだが、素直で優しく嫌味がない。可愛らしい話に花というアイテムが効果的に絡んだ秀作。