野愛2024/01/08入社したい不器用でかわいい同期ちゃん。頑張ってアピールするけどうまくいかない同期ちゃん。酔うとすぐ寝ちゃう同期ちゃん。 かわいい。かわいすぎる。 ムッチムチでセクシーな後輩と上司におろおろしたりムッとしてる顔もまたかわいい。 セクシーというよりは丸っこくてかわいらしい絵柄なのに、タイトスカートやストッキングの質感が生々しくてアンバランスなエロスがよいですね。この会社入りてえよ。がんばれ同期ちゃんよむ4わかる
野愛2024/01/07たしかに名作大人気すぎる作品は読むまでに時間がかかってしまう。でも読んでみると大体おもしろい。だから大人気なんだなあ…。 女子高生がバンドやる話ってくらいしか知らなかったので、主人公のぼっちちゃんが想像以上に陰キャで驚いた。本当に陰だった。 ギターテクニックはかなりのものなのにコミュ力がないからバンドに入ると下手くそっていう解像度が素晴らしい。ひとりでやるのとみんなとやるのは大違い、その難しさ楽しさに出会う成長物語なんだなあ…と感心してしまった。 女の子同士のわちゃわちゃだけでなく、音楽や仲間の素晴らしさが描かれていてグッとくる。 結束バンド、推せる。ぼっち・ざ・ろっく!はまじあき6わかる
野愛2024/01/06大人のかわいさ人気作だから読んだつもりで読んでなかったけど、甘酸っぱくてかわいいのに大人でよい…!! 疲れたおじさんサラリーマン佐々木さんとやさぐれスーパー店員田山(山田)さんの関係性がたまらなくよい。 ゆるく言葉を交わしているだけ、でも駆け引きめいている瞬間もあり、互いの存在に元気をもらっている2人。 田山と山田で気づくだろ!と思いつつ、佐々木さんのおじさん描写で気づかないことにリアリティを持たせてるのもうまいなあ。でも気づくだろ…とは思うけど。 山田さんのことは偶像崇拝みたいな感覚で、田山さんのことは1人の人間として表情までしっかり見ているから逆に気づかないのかな…と考えてみたり。 そんな細かいことはどうでもいいと思えるくらいかわいくて癒される作品です。 スーパーの裏でヤニ吸うふたり地主6わかる
野愛2024/01/05変われる“人は変われる“というテーマが主人公だけのものではないのがよかった。復讐の物語ではなくて救いの物語。 自分を傷つけた人を見返して終わりではなく、その人だって変われるんだというところまで描いているのが素晴らしい。 単純なスカッとで終わらないからいい作品。犬の面墨ケンゾウ1わかる
野愛2024/01/05分厚い紙一重友達って結局は他人で、生きてきた環境も文化も違って、紙一重のところで成立する関係なのかもしれないなと思いました。その紙一重が案外分厚くて破るのが難しい、だから友情って尊いし熱いんですよね。 なんてことをたった4ページで考えてしまうくらいに濃密な作品でした。短い中でこれを見せられるのは本当にすごい。友達の腹の中砂糖野しおん4わかる
野愛2024/01/03収集しすぎて失ってるタイトルが気になって読んでみたら、収納しすぎてというより収集しすぎてのほうが正しいのでは?という内容だった。 収納が悪いとか家の造りが悪いとかいう話を学ぶ作品ではなく、癖って治らないんだろうなという学びがありました。 思い出の品は取っておかないと気がすまない、作ってくれたものは捨てられない、珍しいものかわいいもの気になるもの全部揃えたい……気持ちはわかるけど、家手放すまでに至った人が収集物について嬉々と語る姿は狂気すら感じました。でも欲しくなってしまう気持ちはわかるから楽しく読んでしまうんだなあ…。 足るを知るといいますか、なんでも自分で管理できる程度にしておかないとね…と改めて感じました。収納しすぎて家、失いました堀内三佳6わかる
野愛2023/12/31許さないという愛許さないって愛だと思った。執着しているだけかもしれないけど、忘れられない許さないって愛だ。 よく笑ってくれる先輩を好きになってフラれて、先輩にお笑い芸人の彼氏ができたと聞いて自分もお笑い芸人になる。 これで先輩に振り向いてもらえたりめちゃくちゃ売れたらいいお話になるけれど、そんなあっさり報われるわけはない。報われるどころか不幸は重なりまくる。 読むのをやめたくなるほど苦しいのに、物語から目が離せない。 どうしたらいいんだと思いながら読み進めて、最後の最後に見えた少しの希望。絶望にほんの少しの光をさしてくれるのは、いちばん最初に抱いた純粋な想いなんだなあ。愛だ。息することすら許さない市川苦楽3わかる
野愛2023/12/29実話のようなエネルギー創作じゃなくて実話なんじゃないかと思うようなエネルギーだった。 主人公が思い悩み、衝動的に動き、新たな発見をする。素晴らしい絵を描いたり物語を創るひとたちはこういう気づきを何度も繰り返して、内臓を抉るような作品を生み出しているのだろうなと思った。 ストーリーとして目新しいものではないかもしれない、読切じゃなくて連載になってほしいという類のものではない、ただこの人が感じた衝撃をそのまま伝えてくれるような作品。だからこそ熱量に圧倒されて、気持ちが晴れやかになる気がした。裸の内側ナシウヒカ5わかる
野愛2023/12/28クイズみたいに2択じゃない青春だ思春期だかわいいだなんだで片付けたら少年にうるさいと言われてしまいそうだけど、こういう頭でっかちではち切れそうな青春っていいよね。 バインに振り回されるのもカタラーナに包まれるのもいい。クイズみたいに2択じゃないんだぞ!!少年!! と、うるさくてうざい大人は言いたくなる。 男子ってやーねみたいな感じでも、少年かわい〜みたいな感じでも、どちらからでも楽しめる。 バインもカタラーナもいいから両方行ったらええんやぼくとバインとカタラーナあやき4わかる
野愛2023/12/25能天気で好きずっと能天気でおもしろいです。エロいから読むというよりこのひと人生楽しそうでいいよな〜みたいな気持ちで読んでます。 ノリでAV出た話が終わったらノリでメンエス始める話になるし、どっちもノリノリでやってて悲壮感がゼロなので清々しいです。 しかも自分で開業してるしよくわからんけどバイタリティがすごいなと感心してしまいます。 風俗絡みのエッセイはちょっと暗さがあるものが多いですが、この作品は楽しそうなので何も考えたくないときにはぴったりです。絵がエロくないので刺激もないし、日常漫画くらいの感覚で読めます。 寝る前にはちょうどいい!私がAVに出演した時のこと教えます寺藤潤 なぎ4わかる
野愛2023/12/24どうにか生き延びてほしい #1巻応援どんなホラーよりミステリーより恐ろしかった。 ちょっと心配性で責任感の強いお母さんと、体が弱くて優しい息子。それだけならよくある家庭なのに、心配が愛情がどんどんエスカレートしていく。 いつから愛情でなくなったのか、暴力に攻撃に支配になってしまったのか判断がつかない。明らかに狂ったポイントはあるけれど、その前からずっとずっとおかしい。 どこかで救いがあるのかと思ったけれど、エンターテイメントとして創作された作品ではないだろうしまあこうなるか…と。親がおかしくなってしまったら、子どもは逃げるしかない。そうするしかない。 いつか大人になれば…なんて無責任なことは言いたくないけれど、こんな家庭で抑圧されている子どもがいるならばどうか逃げ場を見つけてほしい。正しい大人を頼ってほしい。どうにか生き延びてほしい。すべては子どものためだと思ってたしろやぎ秋吾10わかる
野愛2023/12/21ネタバレ心地よいモヤっとに向き合う絶対子ども向けではないけれど、童話っぽさ寓話っぽさがある作品。 小さくてかわいらしい死神が人間のような感情を抱いて…というのはまあある話だけど、ここまでスカッとスパッと終わるのは珍しい気がする。 人間味があるようでない666が次々と死神を倒していくのは爽快さすから感じるけれど、これではい終わり〜だからこそモヤっとする。悪い意味のモヤっとではなくて、ここではじめて問題提起をされたようなモヤっとさ。 読者側がなんらかの結論を見つけないといけないんだろうな、とぐるぐる考えてしまう。 全部説明してくれる親切な漫画ばっかりじゃなくてもいいもんね。666番目の死神ジゃンプ3わかる
野愛2023/12/21こんな友達ほしいこのノリが好きかどうかは別として、好きなものが同じ人とずっと楽しく暮らせるって最高だ!思わせてくれます。 どんなに好きでも些細なことですれ違ったりギスギスしたりするのに、3人はずっと仲良しでいつまでも学生みたいな空気でうらやましくなります。〆切に追われた漫画家を見て「楽しそう」って思うことなんてあるわけないのに! 腐女子という絆で繋がった3人が、ギャーギャー言ったりキャッキャ言ったりしながら原稿書いて遊んで喋ってるだけなのに、この時間が永遠に続けばいいね……と尊い気持ちになります。 こういうのって永遠じゃないって知ってしまってるからなんだろうなあ。友達は大事にしようと思います。腐女子ぐらし藤峰式5わかる
野愛2023/12/19定番の逆説これはとてもいい! サキュバスはエロくなきゃいけないのに実は全然エロくないのがいい、という定番の逆説に則りながらもちゃんとエロくてよかった。いやエロくないけどこれくらいがいちばんエロいなと最近思うようになった。 サキュバスもいいけどハスキーボイスの森田くんのキャラクターもいい。会話のテンポがよくてコミカルでいい。サキュバスがネギを背負って満月とまと2わかる
野愛2023/12/18まっすぐだからこそ胸を打つまっすぐだからこそまっすぐ入ってくる作品。こうあるべきが全部揃っていて、裏切りは1ミリもないけどそれが胸を打つ。 不器用な親父と不器用な息子。歪みあって憎みあっているのではなく、本当に不器用なだけ。 ありきたりなストーリーを貫くからこそ、ちゃんと感動してしまいました。宇宙一の池間潮3わかる
野愛2023/12/18ネタバレ表面を性欲はないのに愛はある世界って不思議と思ってしまう時点で旧時代的な考え方なのかもしれない。理論じゃなくて感覚で捉えればあるような気もするけど、この作品の世界観だと不思議だなと思う。 でも、すべてがシステマチックになっても理屈じゃどうしようもない愛が残るって話だと思えば素敵かもしれない。 この物語の表面かもしれないけど、そう思えば素敵な作品。Facts of lifeGRACE4わかる
野愛2023/12/15可愛いは面白い昔みのもんたが司会でなんか叶えたい夢がある人たちにじゃんけんさせて賞金出す番組があってあんまり面白くなかったと思うんですが、この作品はほぼじゃんけんしてるだけなのに面白い。 3人の目的がしっかり描かれているし、全員可愛いし、全員可愛いので面白い。 設定の妙や盛り上げや煽りも大事だけど、やっぱり可愛いって強いんだなと変に感心をしてしまった。2等辺3角関係葵せきな 森田俊平4わかる
野愛2023/12/15エッセイみたいなお伽話お話そのものはファンタジーなのに、語り口がエッセイみたいで面白い。民話みたいなお伽話みたいな、あたたかさと優しさに満ちている。 うだつの上がらない先輩が売る万年筆、1匹の狸、人気シンガーソングライター。関係のなさそうな者たちが偶然につながって、ささやかだけど大きな奇跡が起きる。 淡々としているけれどあたたかくて、本当にこんなことがあったんだろうなと少し信じてしまいたくなる作品。便箋とファン中口環太3わかる
野愛2023/12/13気をつけて読んで意味怖系ではなく、本能に訴えかけるような怖さがあるホラーです。 フードデリバリー、加工アプリ、マスクなど現代社会に根付いた文化をテーマに、現実でも起こりそうな恐怖を描いています。身近だからこそ馬鹿にできない、ありえないと切り捨てられない怖さがあります。 怖いの見ちゃったら夜眠れないとかトイレに行けないなんて言いますが、この作品を読んだあとは携帯見るのもご飯食べるのも何をするのも怖くなります。 実際フードデリバリー怖くなっちゃいましたし……。気をつけて読んでください!怖れ -令和怪談-川上十億2わかる
野愛2023/12/11おしゃピクきっかけの美しい友情物語Get Ready?の南マキ先生作品ならハズレはないだろうと読んでみました。予想通り面白いです。 会話のテンポがよくてほのぼのコメディとして楽しめるのに、登場人物1人1人の心情が丁寧に描かれていてグッとくる作品です。 友達が少ない不器用OL、インスタグラマーの姉御肌な主婦、お人よしで食べるのが大好きな女子高生、クールな女子小学生、年齢も生活もバラバラな4人がおしゃピクを通して仲良くなっていくお話です。 自分のこんなところ人には見せられないな、こんなこと言ったら嫌われるかな……と取り繕ったり武装していたところごと愛されたらうれしいよね、友達に対してこうでありたいよね、という素敵な友情が描かれているのが素晴らしいんです。 コミカルなのに気がついたらホロっときちゃうから南マキ先生はすごいなあ……。 全2巻でサクッと読めるのに心が温かくなる作品です!おしゃピクしてみたい!おしゃピクしませんか?南マキ5わかる
野愛2023/12/09転がり続けた果て電車内をコロコロ転がる空のペットボトル。 みんな仕事や家庭でイライラモヤモヤを抱えて、それを誰かにぶつけずにはいられない日もある。人として正しくはないけど、理不尽に八つ当たりしたり約束を反故にしたり弱いものイジメをしたり。 そんな人々のもとを渡り歩いたペットボトルの行く先は……。 みんないろいろ抱えてるんだなとは思うものの、人の背景まで想像しながら優しくするなんて難しい。自分も人間だし。 せめてゴミはすぐ捨てようと思いました。ペットボトルの向かう先あいだ朮4わかる
野愛2023/12/09何かを吹っ飛ばしてくれるフラストレーションをそのまま紙に書き写して吹っ飛ばしたみたいな作品。 何かが解決しているわけではないのに気持ちいい。暴力表現は一切出てこないのに確実に何かを殴ってる。ボコボコにしてスッキリしてる。面白い。 飛べ生徒の名前くらい憶えろ号とともに読者の何かも吹っ飛ばしてくれる。 何かは各自で書いたり乗せたりしていい。それが飛べ生徒の名前くらい憶えろ号だと思う。飛べ生徒の名前くらい憶えろ号八乃れん4わかる
野愛2023/12/08内田春菊節ほのぼの節約コミックとは言いつつ、かなり内田春菊節が炸裂してます。途中からワタハン読んでる気持ちになりました! 竹を割ったような性格のママとヒトシ・フルタ・ミツバの3兄妹。 貧乏だけど楽しく仲良く、役に立つ節約レシピを教えてくれます。ここまではかなりほのぼの! 貧乏なシングルマザーに対する偏見、性に対するあけすけな発言、縁を切ったのに家に乗り込んでくるオレ様なおじいちゃん……やっぱり内田春菊作品だなあと思わされます。でもそれが豪快で面白いから読んじゃうんですよね。 賛否両論あるかもしれないけど、内田春菊作品を読むと家族っていいなと思えます。何言われても本人たちが幸せだったら幸せなんですよね。貧乏も偏見も怖くない!ママとミツバのビンボフル・ワンダフル お一人様二つまで!内田春菊3わかる