まみこ
まみこ
1年以上前
主人公、米野国崇は、農水省の下っ端役人で、落ちこぼれっていうか、グータラとは違うかもだけど、普段はイマイチ。彼と、新人女性役人、及川栞が組んで、農水省の肝入りプロジェクト、…とは名ばかりの、食堂「丼ぶり一丁」の運営を任される。 どう考えても、厳しい条件の中、米野国崇は、隠された才能、膨大な素材/料理知識と包丁裁きで、どんどん問題を解決していく。 米野の父親は一流名高い料理人だったが、彼は、自分と妹達を捨てた父親に対して、許せない感情を抱いていたのであった。 …どこかで見た設定ですね。ま、こう言う定番化したクリシェは、もうなくならないのでしょう。 ちなみに、原作の花形怜が、途中のコラムで1977年生まれと書いていて。と言うことは、アニメ版『美味しんぼ』が始まった時は、11歳なので、色々吸収したんでしょうね。 基本的に、一杯の丼ぶり飯で、困った人/困っている人の記憶を呼び覚まし、人間関係と感情を解放するという、食漫画のパターンというか、クリシェなんですが、蘊蓄も軽いものですし、嫌な感情は無いですね。でも、これでよく18話も持たせたよな、と言う感じも。 たった2年程しか存在しなかった月刊雑誌『食漫』の中でも、かなり長い連載だったかもしれません。 …後、やっぱり、国民にもっと米を食べてもらう、という「丼ぶり一丁」の目的の割には、米の味とか蘊蓄とか、全く出てこないのが、今となってはフフッて感じです。
SS
SS
1年以上前
鳩先パイと融合して体を得たパパウサが、おしるこの海を泳ぎ抹茶ロールに貪り尽く描写には胸が滾りましたね。 …な、何を言っているかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった… この超ストーリー展開で連載されているという事実に日本の漫画の自由度に震えます。ありがとう世界。 こちらの漫画はキュートできゃわなウサちゃんスイーツが転生を繰り返しながら自らを食すことで進化し、家族の形を追い求める熱き血脈の物語です。…な、何を言って(以下略) 斬新過ぎる切り口に始終目が離せませんでした。一体どうなるんだ…作品タグをつけるなら 動物 転生 ループ 家族愛 異種愛 カニバリズム キメラ とかそういう感じでしょうか。どうなってるんだ…。しかもフルカラーです。 とりあえず読んでみないことには理解できない超展開なので、新しい扉を開くこと間違いなし。 あと、おそらくこの作者さんはジョジョがお好きかと思われます。自然となじむぞ…。 この作品でしか感じられない戸惑いと安らぎ、癒し、驚きと感動がきっとある。一読されたら誰かと話したくなると思います。今度からスイーツ食べる時にはウサミミが混じってないか気をつけ、全て美味しくたいらげたい思います。