む1年以上前読んだことなかったんで読んでみましたがこれ中学生の話だったんですね!中学生だけどタバコも吸って、お酒も飲んでいた昔。 そして恋愛の甘酸っぱい駆け引き。 大人だ! 今読むと逆にエモいというか、シティポップを聞いていいなと思う感覚に近いかもしれませんきまぐれオレンジ☆ロードうーんエモい!1わかる
野愛1年以上前お家でできるストレッチも学べて、慧子と蘭のコミカルなやりとりも面白くて、それだけでじゅうぶんなのにこの作品には必然性が描かれている。 傷を抱えた2人の女性が、前を向くために寄り添い手を取り合う。 お互いの傷を見せびらかして慰め合うわけではなく、罵り合ったりいたずらを仕掛けたり酒を飲んだり。 めんどくさいけど日課になったストレッチみたいに、何気ない日常が2人の心をほぐしていく。 言葉にすると友情や絆とかになってしまうけれど、慧子と蘭の魂の結びつきみたいな関係性が強く柔らかく描かれていて何度でも読み返してしまう。 重たい背景、ストレッチ、女の子2人暮らし。いろんな要素が盛り込まれているのに、すべてが必然性をもった素晴らしいストーリー。 心も体もほぐしたいひとにぜひ読んでほしい。ストレッチ心も体もほぐしたいひとへ6わかる
野愛1年以上前panpanyaさんの作品が面白いという情報はマンバで得ていたものの、どんな作風でどんな作品を描いているのは正直知らなかった。 なのである話として途中まで読んでた。デアゴスティーニで建てた家、絶妙にありそう。 緻密に描き込まれた背景とエッセイ漫画的な語り口が、明らかにない話を絶妙にある話にまで落とし込んでくる。 脳に直接作用して記憶を書き換えられてるような気持ちになった。かん水で鳩でっかくなるし関東ローム層の焼き芋美味しそうだし。原理としては合ってそうな気がする。騙されてる気もする。 グヤバノも架空のフルーツだろうにリアリティが凄いなと思ったらこれは実在するのか…。虚構に驚き真実に驚き、どっちみち凄い。グヤバノ・ホリデー心地よく騙された5わかる
sogor251年以上前まずはじめに、panpanyaさんの作品を読んだことがないという方。この段落で一旦回れ右して、取り急ぎ今作ではなく、著者のページから過去作を手に取って見てください。個人的には「足摺り水族館」もしくは「蟹に誘われて」が入り口としては良いのでは無いかと思います。 panpanyaさんの作品は、一度見たら忘れられない圧倒的な書き込み量とその書き込みによって生み出される現実とも非現実とも付かない摩訶不思議な世界観が最大の魅力です。過去5冊の単行本ではその世界観を余すところなく展開していましたが、今作ではそこから1歩踏み出した感じがあります。 表題作「グヤバノ・ホリデー」は未知の果物"グヤバノ"との出会いから、それを追い求めてフィリピンまで赴き実食に至るまでのドキュメンタリー風の作品です。 この物語を読んだ時、非実在の存在を描きながら現実・非現実の境目が曖昧になるpanpanyaさんらしい作品なのかと思っていましたが、"グヤバノ"という単語を調べてみて、それが実在する果物と分かった瞬間、物語の見え方が大きく異なってきます。 この物語は、グヤバノを追い求めて海外まで行くという点を除けば、ほぼ全て現実に存在する物が描かれています。これまでのpanpanya作品では実在物と非実在物を織り交ぜて世界の境目が曖昧な作品を描いていましたが、今作では描かれているものは全て実在する、でも世界観は非現実的ないつものpanpanya世界。これは、panpanyaさんが自身の作家性をもって現実を飲み込もうとしている、私達はその過程に立ち会っている。そう思うのは考え過ぎでしょうか。いずれにせよ、panpanyaさんは過去作を含めて線で追っていくべき作家で、そして現在における到達点がこの「グヤバノ・ホリデー」ではないかと思います。グヤバノ・ホリデーpanpanya世界が現実を飲み込んでいく4わかる
鳥人間1年以上前「足摺り水族館」を前に読んだことがあったので、今作とりあえず試し読みをして……その後購入して読みました。 グヤバノ・ホリデーは確かにドキュメンタリーっぽくて他作品と異なる印象ですね。この作風もまた面白いです。いずれ再訪問していただいて、それを元にした作品も読んでみたいですね。グヤバノジュースやドライフルーツを探したくなりました(国内で生のグヤバノを食べるのは無理だろう……)。 他には「比較鳩学入門」「芋蔓ワンダーランド」が好みでした。路地と地下トンネルの描写が好き。グヤバノ・ホリデーpanpanya世界が現実を飲み込んでいく2わかる
hysysk1年以上前作者のいつもの感じで架空の食べ物だと思ってたら、実録ルポで驚いた。虚構に実在感を与えるのが上手い人だが、表題作ではそれが逆転しているのが楽しい。グヤバノ・ホリデーグヤバノは実在するんだ…1わかる
名無し1年以上前楽園を読んでいると最近のpanpanya先生は、現実的な話も結構描くようになってるなぁと思いました。それがゆえに現実と虚構の境界がより曖昧に融和して、世界観ができあがってきてるな、と。 こちらの作品はまだ未読なので楽しみですグヤバノ・ホリデーグヤバノは実在するんだ…1わかる