あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前『池辺葵』をフォローをしましたあうしぃ@カワイイマンガ1年以上前『大和和紀』をフォローをしました自己主張ばかりの姉妹の結末は #1巻応援けむたい姉とずるい妹 ばったんあうしぃ@カワイイマンガあとがきで作者に「楽しんでいただけましたでしょうか」と問われて「これはそもそも、楽しむものなのか…」と考えてしまう。 というよりはこの作品は、重い物を「突きつけられる」のを好む人向けだろう。キャラのポジティブな魅力や尊い関係性といった楽しみの代わりに、人間が皆持つ駄目さ・面倒さを「突きつけ」て物語に誘引する。 自分の物を全て……挙句は男さえも奪ってゆく妹に、嫉妬する姉。母の遺した一軒家だけは死守しようとする姉を最初は応援したくなるが、すぐに見方は変わる。妹の言い分、姉の恨みの執拗さ。さらに妹のパートナー・元彼に接近する姉。 よく見ると、姉も妹も自分の主張ばかりで、お互いの思考に考えを巡らす事は一度たりとて無い。よく学校で言われた「相手の立場になって」という教訓は、二人には全く活かされない。そしてその姿は、かつての・そしてこれからも変わらない、私の姿だ。 私は今後もこの作品を読みながら、争いを止めない身勝手な人の性を見続ける事になるだろう。それを追っていった先に、彼女達が変化する事はあるのか?変われないまま壊滅的な破局を迎えるのか?いずれにせよ、この酷い姉妹関係の結末が気になって仕方がない。 タバコの煙、靡くリボンで覆われた画面に幻惑されながら、面倒臭い人のための私小説を読む様に、次巻も読むのを止められそうもない。あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前冬といえば逃避行…かどうかは分かりませんが、冬の逃避行作品を2点。 『さらば、佳き日』は兄妹が「夫婦」として北陸に逃げてゆく物語ですが、冬の北陸に行くのにしっかり者の妹は重装備な一方で、ぼんやりした兄は薄着で寒さにビビる対比が面白い。 また羅川真里茂先生の短編集『朝がまたくるから』の一編『冬霞』は、ネグレクトされている双子の男の子を若い男が誘拐する逃避行もの。貧しさ・辛さ・閉塞感が寒さと結びつき、苦しみを増幅する。自由広場いい冬を描いたマンガを語ります【マンバ読書会】1わかる幼馴染の三角関係と冬 #推しを3行で推す舞妓さんちのまかないさん 小山愛子あうしぃ@カワイイマンガ①舞妓のすーちゃん、屋形のまかないさんのキヨさん、そして二人の幼馴染・健太の三角関係はその困難さにも関わらず「良い関係」に見える。 ②すーちゃん→健太、健太→キヨさんの想いはあるのに、すーちゃんとキヨさんの強すぎる結びつきがロマンシスとして、とてつもなく強い! ③初詣や雪かきなど三人のエピソードは青森の冬に結びつく。そして三人が京都で再開するのも、冬のはしり(11月か12月) #マンバ読書会 #いい冬のマンガあうしぃ@カワイイマンガ1年以上前『少女終末旅行』は雪の降る巨大な廃墟を少女二人が旅する物語ですが、しんしんと降る雪、踏み跡の無い雪原の広がりが本当に誰もいない終末世界を表現していて、凄いと思いました。自由広場いい冬を描いたマンガを語ります【マンバ読書会】1わかるあうしぃ@カワイイマンガ1年以上前昨年「ヤングケアラー漫画」として少し話題になった『赤ちゃんと僕』ですが、私は中高生の頃に読んで衝撃を受けました。 結婚して子供を産む事の重み、誰かに家事の負担がかかりすぎる事など、美しい結婚の後の事を考えさせられる内容に、自分の幸せな人生が何と脆い足場の上にあるのだろうと感じました。 恋愛や結婚にどこか二の足を踏むようになった反面、この作品を読んでいなければ気づけなかった事もたくさんあったでしょうし、百合漫画も読んでいなかったかもしれません。自由広場【募集】あなたの「人生を変えたマンガ」は!?あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前暗い話で恐縮ですが、精神的にひどく辛い2018年を過ごし、このままではいかん!と2019年の正月、父に大きなブックオフに連れていってもらいました。 その時買ったのは『ばらかもん』の途中までで(6巻くらい?)笑いながら少し気持ちが楽になったのを覚えています。もちろんその後の巻は新品を買いました。 マンガは人の人生を大きく変えないけれども、少しずつ何かを与えてくれるものだと思います。自由広場【3/13〆】アイコンラリー2022:冬のマンガの思い出3わかるあうしぃ@カワイイマンガ1年以上前『小山愛子』をフォローをしましたあうしぃ@カワイイマンガ1年以上前『中村哲也』をフォローをしましたあうしぃ@カワイイマンガ1年以上前『ばらスィー』をフォローをしましたあうしぃ@カワイイマンガ1年以上前『あずまきよひこ』をフォローをしました « First ‹ Prev … 47 48 49 50 51 52 53 54 55 … Next › Last » もっとみる
あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前『池辺葵』をフォローをしましたあうしぃ@カワイイマンガ1年以上前『大和和紀』をフォローをしました自己主張ばかりの姉妹の結末は #1巻応援けむたい姉とずるい妹 ばったんあうしぃ@カワイイマンガあとがきで作者に「楽しんでいただけましたでしょうか」と問われて「これはそもそも、楽しむものなのか…」と考えてしまう。 というよりはこの作品は、重い物を「突きつけられる」のを好む人向けだろう。キャラのポジティブな魅力や尊い関係性といった楽しみの代わりに、人間が皆持つ駄目さ・面倒さを「突きつけ」て物語に誘引する。 自分の物を全て……挙句は男さえも奪ってゆく妹に、嫉妬する姉。母の遺した一軒家だけは死守しようとする姉を最初は応援したくなるが、すぐに見方は変わる。妹の言い分、姉の恨みの執拗さ。さらに妹のパートナー・元彼に接近する姉。 よく見ると、姉も妹も自分の主張ばかりで、お互いの思考に考えを巡らす事は一度たりとて無い。よく学校で言われた「相手の立場になって」という教訓は、二人には全く活かされない。そしてその姿は、かつての・そしてこれからも変わらない、私の姿だ。 私は今後もこの作品を読みながら、争いを止めない身勝手な人の性を見続ける事になるだろう。それを追っていった先に、彼女達が変化する事はあるのか?変われないまま壊滅的な破局を迎えるのか?いずれにせよ、この酷い姉妹関係の結末が気になって仕方がない。 タバコの煙、靡くリボンで覆われた画面に幻惑されながら、面倒臭い人のための私小説を読む様に、次巻も読むのを止められそうもない。あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前冬といえば逃避行…かどうかは分かりませんが、冬の逃避行作品を2点。 『さらば、佳き日』は兄妹が「夫婦」として北陸に逃げてゆく物語ですが、冬の北陸に行くのにしっかり者の妹は重装備な一方で、ぼんやりした兄は薄着で寒さにビビる対比が面白い。 また羅川真里茂先生の短編集『朝がまたくるから』の一編『冬霞』は、ネグレクトされている双子の男の子を若い男が誘拐する逃避行もの。貧しさ・辛さ・閉塞感が寒さと結びつき、苦しみを増幅する。自由広場いい冬を描いたマンガを語ります【マンバ読書会】1わかる幼馴染の三角関係と冬 #推しを3行で推す舞妓さんちのまかないさん 小山愛子あうしぃ@カワイイマンガ①舞妓のすーちゃん、屋形のまかないさんのキヨさん、そして二人の幼馴染・健太の三角関係はその困難さにも関わらず「良い関係」に見える。 ②すーちゃん→健太、健太→キヨさんの想いはあるのに、すーちゃんとキヨさんの強すぎる結びつきがロマンシスとして、とてつもなく強い! ③初詣や雪かきなど三人のエピソードは青森の冬に結びつく。そして三人が京都で再開するのも、冬のはしり(11月か12月) #マンバ読書会 #いい冬のマンガあうしぃ@カワイイマンガ1年以上前『少女終末旅行』は雪の降る巨大な廃墟を少女二人が旅する物語ですが、しんしんと降る雪、踏み跡の無い雪原の広がりが本当に誰もいない終末世界を表現していて、凄いと思いました。自由広場いい冬を描いたマンガを語ります【マンバ読書会】1わかるあうしぃ@カワイイマンガ1年以上前昨年「ヤングケアラー漫画」として少し話題になった『赤ちゃんと僕』ですが、私は中高生の頃に読んで衝撃を受けました。 結婚して子供を産む事の重み、誰かに家事の負担がかかりすぎる事など、美しい結婚の後の事を考えさせられる内容に、自分の幸せな人生が何と脆い足場の上にあるのだろうと感じました。 恋愛や結婚にどこか二の足を踏むようになった反面、この作品を読んでいなければ気づけなかった事もたくさんあったでしょうし、百合漫画も読んでいなかったかもしれません。自由広場【募集】あなたの「人生を変えたマンガ」は!?あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前暗い話で恐縮ですが、精神的にひどく辛い2018年を過ごし、このままではいかん!と2019年の正月、父に大きなブックオフに連れていってもらいました。 その時買ったのは『ばらかもん』の途中までで(6巻くらい?)笑いながら少し気持ちが楽になったのを覚えています。もちろんその後の巻は新品を買いました。 マンガは人の人生を大きく変えないけれども、少しずつ何かを与えてくれるものだと思います。自由広場【3/13〆】アイコンラリー2022:冬のマンガの思い出3わかるあうしぃ@カワイイマンガ1年以上前『小山愛子』をフォローをしましたあうしぃ@カワイイマンガ1年以上前『中村哲也』をフォローをしましたあうしぃ@カワイイマンガ1年以上前『ばらスィー』をフォローをしましたあうしぃ@カワイイマンガ1年以上前『あずまきよひこ』をフォローをしました
あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前冬といえば逃避行…かどうかは分かりませんが、冬の逃避行作品を2点。 『さらば、佳き日』は兄妹が「夫婦」として北陸に逃げてゆく物語ですが、冬の北陸に行くのにしっかり者の妹は重装備な一方で、ぼんやりした兄は薄着で寒さにビビる対比が面白い。 また羅川真里茂先生の短編集『朝がまたくるから』の一編『冬霞』は、ネグレクトされている双子の男の子を若い男が誘拐する逃避行もの。貧しさ・辛さ・閉塞感が寒さと結びつき、苦しみを増幅する。自由広場いい冬を描いたマンガを語ります【マンバ読書会】1わかる
あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前『少女終末旅行』は雪の降る巨大な廃墟を少女二人が旅する物語ですが、しんしんと降る雪、踏み跡の無い雪原の広がりが本当に誰もいない終末世界を表現していて、凄いと思いました。自由広場いい冬を描いたマンガを語ります【マンバ読書会】1わかる
あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前昨年「ヤングケアラー漫画」として少し話題になった『赤ちゃんと僕』ですが、私は中高生の頃に読んで衝撃を受けました。 結婚して子供を産む事の重み、誰かに家事の負担がかかりすぎる事など、美しい結婚の後の事を考えさせられる内容に、自分の幸せな人生が何と脆い足場の上にあるのだろうと感じました。 恋愛や結婚にどこか二の足を踏むようになった反面、この作品を読んでいなければ気づけなかった事もたくさんあったでしょうし、百合漫画も読んでいなかったかもしれません。自由広場【募集】あなたの「人生を変えたマンガ」は!?
あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前暗い話で恐縮ですが、精神的にひどく辛い2018年を過ごし、このままではいかん!と2019年の正月、父に大きなブックオフに連れていってもらいました。 その時買ったのは『ばらかもん』の途中までで(6巻くらい?)笑いながら少し気持ちが楽になったのを覚えています。もちろんその後の巻は新品を買いました。 マンガは人の人生を大きく変えないけれども、少しずつ何かを与えてくれるものだと思います。自由広場【3/13〆】アイコンラリー2022:冬のマンガの思い出3わかる
あとがきで作者に「楽しんでいただけましたでしょうか」と問われて「これはそもそも、楽しむものなのか…」と考えてしまう。 というよりはこの作品は、重い物を「突きつけられる」のを好む人向けだろう。キャラのポジティブな魅力や尊い関係性といった楽しみの代わりに、人間が皆持つ駄目さ・面倒さを「突きつけ」て物語に誘引する。 自分の物を全て……挙句は男さえも奪ってゆく妹に、嫉妬する姉。母の遺した一軒家だけは死守しようとする姉を最初は応援したくなるが、すぐに見方は変わる。妹の言い分、姉の恨みの執拗さ。さらに妹のパートナー・元彼に接近する姉。 よく見ると、姉も妹も自分の主張ばかりで、お互いの思考に考えを巡らす事は一度たりとて無い。よく学校で言われた「相手の立場になって」という教訓は、二人には全く活かされない。そしてその姿は、かつての・そしてこれからも変わらない、私の姿だ。 私は今後もこの作品を読みながら、争いを止めない身勝手な人の性を見続ける事になるだろう。それを追っていった先に、彼女達が変化する事はあるのか?変われないまま壊滅的な破局を迎えるのか?いずれにせよ、この酷い姉妹関係の結末が気になって仕方がない。 タバコの煙、靡くリボンで覆われた画面に幻惑されながら、面倒臭い人のための私小説を読む様に、次巻も読むのを止められそうもない。