秋田弁女子の春夏秋冬めんけぇなぁ えみちゃん 沼ちよ子あうしぃ@カワイイマンガおばあちゃんと二人暮らしで秋田弁強めの中二女子・えみちゃん。田舎暮らしの毎日はとっても楽しい! 読んでいくと、秋田独自のイベントや風物や食、細かな風習の多さに驚かされる。意外と楽しさいっぱいの秋田を素直に享受し、楽しむえみちゃんは、最初から最後まで純粋で愛らしい。 さらに共に楽しむ方言少なめ幼馴染のかなこ、カルチャーショックを楽しむ東京出身のみよしさんの三人娘が揃うと、途端に賑やかになって楽しい。 食べること大好き、演歌大好き、ゆるキャラ大好きな、まだまだ垢抜けないえみちゃんには、「素直」という言葉がよく似合う。その感性を通して見る世界のきらめきは、例えば『明日ちゃんのセーラー服』と同じような眩しい感動を与えてくれる。 春の芽吹きにときめき、眩しい夏に弾け、秋の実りに喜び、長い冬にも楽しみを見つける、とことん前向きなえみちゃんと、無数に散りばめられた「秋田あるある」を楽しむ、どこまでも明るい秋田漫画。方言を使いたくなる! (ちょっと調べた限りでは、ここまでしっかり秋田を舞台にした漫画って、見当たらない。そういう意味でもレアな漫画かもしれない、多分)新人編集者珠子、走る!金のタマゴ カツヲあうしぃ@カワイイマンガ高校時代に誓った二人の夢、それは 「一千万部売る編集者!」 時は経ち、同じ大手出版社に入社した桜井珠子と高瀬数真。珠子は立ち上げ三年目のライトノベル編集部に、高瀬は主力漫画雑誌編集部に、それぞれ配属。編集部の規模は違えど夢は同じ、二人の編集人生が始まる! 直感で走る珠子とデータ重視の高瀬は正反対の性格だが、時に相手に刺激を与え、時に相手に助け舟を出すいい関係。これは隠れた良質な「フロマンス(friendship+romance、男女の強い友情譚)」作品。 珠子のラノベ編集が主に描かれるが、考え無しに突っ走る珠子は、呆れられながらも編集の基本を叩き込まれ、全2巻でしっかり成長する。編集にまつわる基本事項や業務内容、お金の話などの内情もたくさん描かれて為になる上、キレのある名言がポンポン飛び出て面白い。 個性的な作家達とのやりとりも、珠子の土壇場の発想力で面白おかしく乗り切り、作家が育つ様はワクワクする。 絵柄は均一な線と美しいシルエットで頭身も高く、決して萌え系ではない。全年齢向けの読みやすい漫画になっている。 珠子がドタバタ繰り広げるコメディを笑いながら、社会人漫画、お仕事漫画としてももっと注目されて欲しい作品。 (添付画像の答えは1巻のどこかにあります)コミュ障女子のトモダチ作戦!ひとりぼっちの○○生活 カツヲあうしぃ@カワイイマンガたった一人の友達に、絶交されちゃう! 仲直りの条件、それは 「クラス全員と友達になること」 親友と同じ学校に行けなかった新中学一年生の「一里ぼっち」。極度のコミュ障の彼女に、親友は友達作りミッションを与えた。最初に声をかけたのはちょっと怖そうな......。 「友達になってください」の一言がなかなか言えずに行動がおかしくなる「ぼっち」にヤキモキし、勇気を振り絞った「ぼっち」をホッとしながら見ていると、自分の中のコミュ障を呼び起こされつつ感情移入してしまう。 基本女の子達の笑えるやりとりで進行する、テンポのいいコメディだか、その中には友達一人作ろうとするたびに、様々な事情から来るドラマがあって、ひとつひとつが切なくて泣ける。 少しずつ増えていく友達たちが5巻あたりで集合すると、ものすごい感慨があるので、そこまで頑張って読むと幸せになること間違いなし! カバーや扉から可愛いトーンづかいまで、徹底して女子中学生っぽい空間を演出、こちらの脳内をカワイイ雰囲気に染めてくれる。 たくさんの笑いの中に、友達へと踏み込む大変さを思い出しながらほろっときてしまう、外見からは意外なほど心に響く作品。あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前ああ、やっぱりあの訴求だと、そういう受け止めの方もおられますよね...ちょっとその辺が心配だったのもあり、あのクチコミを書いたのですが、伝わって嬉しいです!ちなみにマンガUP!で連載も読めますが、1巻最後に出てくるキャラもがっつり関わって、さらに主人公の成長を実感できますので、楽しみにしていただいてよいと思います!君のお母さんを僕に下さい!母子家庭とフリーター成長物語2わかるクソガキ共よ、上野を遊べ!三ツ星カラーズ カツヲあうしぃ@カワイイマンガわたし達、「カラーズ」。 小学生だけど、上野の街を悪から守る! ●泣き虫リーダー・結衣(レッド) ●明るい全力バカ・さっちゃん(イエロー) ●残酷な頭脳派・琴葉(ブルー) 今日も3人は上野恩賜公園にある秘密のアジトで作戦会議。今日のミッションは……? 上野を遊ぶカラーズ達は愛らしさ満点だけれど、遠慮ない言動で年長者達を翻弄し、面白いけれど危険球のネタを投げ続ける、警官の斎藤に言わせれば「クソガキ共」。 でも翻弄される年長者達も彼女らを温かく受け流し、遊びに乗ってやり、さらに進んで面白冒険ネタを提供するなど、子供達を見守る眼差しが平和で優しい。 『ひとりぼっちの〇〇生活』の四コマとは違う自由なコマ割りの中で、3人の配置にグラフィック的な趣向が凝らされており、スタイリッシュですらある。何ならアングラ路上パフォーマンス的な面白さもある。子供達にこの発想力を与えたカツヲ先生は神。 また、瞬間を切り取ったコマ送りのような表現がテンポよく、動きを感じさせる。 広大な上野恩賜公園とアメ横の迷路空間を、元気に駆け回る無邪気な小悪魔集団「カラーズ」に、こちらも翻弄されたくなる! 次巻第7巻は2019年10月26日発売!あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前ぜひぜひ!お楽しみください! シバユウスケ先生のこの良さは現在連載中の『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』でも発揮されていますので(原作付きではありますが、それでも)そちらも併せてどうぞ!チェルシーお笑い女子高生の青春!3わかる母子家庭とフリーター成長物語君のお母さんを僕に下さい! 田澤裕あうしぃ@カワイイマンガ「綺麗なお母さんは、好きですか?」というキャッチコピーに、私も好きです!とノリノリで読み始めると、しょっぱなに強烈な一撃を喰らうことになる。 この作品では、かなりリアルでハードな母子家庭の現実が描かれる。主人公のフリーター青年は、シングルマザーに恋するが、母子家庭の現実に打ちのめされることになる。 この作品、実はこう見えて、かなり真剣(マジ)なのだ。 第1巻では主人公が、いかに恋愛脳から逃れて、相手の事情を理解して寄り添えるようになるかが試される。 実際、独りよがりな恋を反省した主人公は、次第に優しさと頼もしさを獲得し、母子家庭を助けながら成長していく。ほんの1巻での成長は見事で感動的だ。 「男児との母子家庭」独特の問題も描かれていて、そこに「男の子」である主人公がうまく関わっていくのも見どころ。 お母さんが張り切ったり、疲れてたり、寝ぼけてたりと、所々に見せる愛らしさを愛でながらも、真剣にこの先を考えてしまう、そんな漫画だ。お笑い女子高生の青春!チェルシー シバユウスケあうしぃ@カワイイマンガ女子高生四人組、お笑いに挑戦! 一年生からの仲良し三人組 ●突っ走りボケ・ユキ ●天然斜め上ボケ・サチ ●いじられ担当・シノブ 面白い事がしたくても、ツッコミ不在ゆえかどこか空回りしていた彼女達。そこに二年生から加わった仲間 ●鬼ツッコミ・ユウ そしてユキは思いつく。 「お笑いやるよ!」 授業も遊びも面白おかしく笑いにして、最初は学園祭のステージから、遂には… 最初は無軌道だった彼女たちの行動は、人を笑わせる喜びを知ったことから急激に輝きを増し、ゾクゾクする盛り上がりと愉快な行動に目が離せなくなる。 お笑いというと「漫才」を考えがちだか、彼女達の形態は「コント」。それがお笑いの要素と、四人の関係性コメディの漫画を綺麗に両立させた。 さらにライバルとの因縁の対決や、彼女達に勇気をもらって挑戦を始める子も現れて、世界観が広がったところで、2巻での終了。もっと見たかった! 『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』のシバユウスケ先生の、爽快なデビュー作。この時すでに絵は最高に可愛い。 電子化望む!絶対バレてはいけない「同居生活」ペコロス シバユウスケあうしぃ@カワイイマンガ高校生と小学生の「青田姉妹」×こちらも高校生と小学生の「菜原姉弟」。幼馴染の両家は、ある秘密を抱えていた。一見隣同士の二つの家。しかし実は、二つの家は中で繋がっていた! 両親が揃って旅行中の両家は、子供達だけで共同生活を送っている、というお話。 この物語を面白くしているのは、その同居生活を「絶対誰にも知られてはいけない」という鉄の掟。そのためにわざわざ回りくどいことをしたり、友達を家に呼ぶかどうかの攻防戦が繰り広げられたり、というシチュエーションコメディが展開され、ゆるい雰囲気の中でのドタバタ劇がかわいくも可笑しい。 個性豊かなカワイイ女の子の集団に振り回される、一人男の子の菜原蕗の存在もまたかわいらしい。彼をめぐる恋愛地獄絵図(笑)と、彼の小さな恋の行方を愛でつつ、あまり深く考えずに楽しみたい漫画。 そして表紙や扉等、ポップなデザインも目に楽しい!最強魔女と各種族女子のスローライフ!スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました シバユウスケ 森田季節 紅緒あうしぃ@カワイイマンガ前世で過労死した社畜女子が異世界に転生し、不老不死を活かしてのんびりしてたら、300年でステータスMAXの最強魔女に。その噂が人を呼び、いつしか女子だけの疑似家族のできあがり!毎日事件はありつつもスローライフは絶対死守!という物語。 魔女のもとには頑張りすぎたり、何か思いつめたり、立場上しっかりして見せていたりと色んな物を抱えた、様々な種族の女子が集まり、魔女の強さとスローライフの教えに心安らぐ様が繰り返し描かれる。 基本ギャグなのだが、女の子達が様々に魔女に甘える姿は安心感と百合のトキメキを与えてくれる。 『ペコロス(pecoros)』というシチュエーションコメディの傑作を描いたシバユウスケ先生の、本領発揮の面白さとかわいさ! (5巻まで読了)あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前ぜひ読んでみてください! 怪異譚はどんなに優しい作品でも、絶対に人と怪異との相容れない部分が描かれますが、この作品は基本怪異と人間はフレンドリーで、協調してやっていけるという世界観なので、そういう点では『夏目友人帳』『蟲師』『もっけ』などで怪異譚に親しんだ方でも新鮮だと思います。 (レビューに反応があると嬉しいですね。ありがとうございます!)えびがわ町の妖怪カフェ腹ペコ怪異と過ごす夏休み!5わかる腹ペコ怪異と過ごす夏休み!えびがわ町の妖怪カフェ 上田信舟あうしぃ@カワイイマンガ東京から来た小学生のまなと、父方の縁者の佐吉おじさん、そして怪異たちが繰り広げる夏休みの物語。 怪異と人間の交流がテーマの漫画は数多くありますが、この漫画の特異な点は、世界観が「可愛い」という点にあると思います。 最初は怖そうな怪異たちも、空腹につい素の顔を見せ、美味しいご飯で笑顔になって主人公達と仲良しになる、温かなエピソードに溢れています。 その中で、主人公のまなが、怪異が見えることで母親と折り合えず苦しんだり、佐吉おじさんが何か秘密を抱えていたり、という人間側の物語が、怪異たちの協力でどう着地するのかが少しずつ語られます。 重いテーマも田舎の風物と怖くない怪異が慰めてくれる、ゆったりしたい人にオススメな物語。 « First ‹ Prev … 163 164 165 166 167 もっとみる
秋田弁女子の春夏秋冬めんけぇなぁ えみちゃん 沼ちよ子あうしぃ@カワイイマンガおばあちゃんと二人暮らしで秋田弁強めの中二女子・えみちゃん。田舎暮らしの毎日はとっても楽しい! 読んでいくと、秋田独自のイベントや風物や食、細かな風習の多さに驚かされる。意外と楽しさいっぱいの秋田を素直に享受し、楽しむえみちゃんは、最初から最後まで純粋で愛らしい。 さらに共に楽しむ方言少なめ幼馴染のかなこ、カルチャーショックを楽しむ東京出身のみよしさんの三人娘が揃うと、途端に賑やかになって楽しい。 食べること大好き、演歌大好き、ゆるキャラ大好きな、まだまだ垢抜けないえみちゃんには、「素直」という言葉がよく似合う。その感性を通して見る世界のきらめきは、例えば『明日ちゃんのセーラー服』と同じような眩しい感動を与えてくれる。 春の芽吹きにときめき、眩しい夏に弾け、秋の実りに喜び、長い冬にも楽しみを見つける、とことん前向きなえみちゃんと、無数に散りばめられた「秋田あるある」を楽しむ、どこまでも明るい秋田漫画。方言を使いたくなる! (ちょっと調べた限りでは、ここまでしっかり秋田を舞台にした漫画って、見当たらない。そういう意味でもレアな漫画かもしれない、多分)新人編集者珠子、走る!金のタマゴ カツヲあうしぃ@カワイイマンガ高校時代に誓った二人の夢、それは 「一千万部売る編集者!」 時は経ち、同じ大手出版社に入社した桜井珠子と高瀬数真。珠子は立ち上げ三年目のライトノベル編集部に、高瀬は主力漫画雑誌編集部に、それぞれ配属。編集部の規模は違えど夢は同じ、二人の編集人生が始まる! 直感で走る珠子とデータ重視の高瀬は正反対の性格だが、時に相手に刺激を与え、時に相手に助け舟を出すいい関係。これは隠れた良質な「フロマンス(friendship+romance、男女の強い友情譚)」作品。 珠子のラノベ編集が主に描かれるが、考え無しに突っ走る珠子は、呆れられながらも編集の基本を叩き込まれ、全2巻でしっかり成長する。編集にまつわる基本事項や業務内容、お金の話などの内情もたくさん描かれて為になる上、キレのある名言がポンポン飛び出て面白い。 個性的な作家達とのやりとりも、珠子の土壇場の発想力で面白おかしく乗り切り、作家が育つ様はワクワクする。 絵柄は均一な線と美しいシルエットで頭身も高く、決して萌え系ではない。全年齢向けの読みやすい漫画になっている。 珠子がドタバタ繰り広げるコメディを笑いながら、社会人漫画、お仕事漫画としてももっと注目されて欲しい作品。 (添付画像の答えは1巻のどこかにあります)コミュ障女子のトモダチ作戦!ひとりぼっちの○○生活 カツヲあうしぃ@カワイイマンガたった一人の友達に、絶交されちゃう! 仲直りの条件、それは 「クラス全員と友達になること」 親友と同じ学校に行けなかった新中学一年生の「一里ぼっち」。極度のコミュ障の彼女に、親友は友達作りミッションを与えた。最初に声をかけたのはちょっと怖そうな......。 「友達になってください」の一言がなかなか言えずに行動がおかしくなる「ぼっち」にヤキモキし、勇気を振り絞った「ぼっち」をホッとしながら見ていると、自分の中のコミュ障を呼び起こされつつ感情移入してしまう。 基本女の子達の笑えるやりとりで進行する、テンポのいいコメディだか、その中には友達一人作ろうとするたびに、様々な事情から来るドラマがあって、ひとつひとつが切なくて泣ける。 少しずつ増えていく友達たちが5巻あたりで集合すると、ものすごい感慨があるので、そこまで頑張って読むと幸せになること間違いなし! カバーや扉から可愛いトーンづかいまで、徹底して女子中学生っぽい空間を演出、こちらの脳内をカワイイ雰囲気に染めてくれる。 たくさんの笑いの中に、友達へと踏み込む大変さを思い出しながらほろっときてしまう、外見からは意外なほど心に響く作品。あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前ああ、やっぱりあの訴求だと、そういう受け止めの方もおられますよね...ちょっとその辺が心配だったのもあり、あのクチコミを書いたのですが、伝わって嬉しいです!ちなみにマンガUP!で連載も読めますが、1巻最後に出てくるキャラもがっつり関わって、さらに主人公の成長を実感できますので、楽しみにしていただいてよいと思います!君のお母さんを僕に下さい!母子家庭とフリーター成長物語2わかるクソガキ共よ、上野を遊べ!三ツ星カラーズ カツヲあうしぃ@カワイイマンガわたし達、「カラーズ」。 小学生だけど、上野の街を悪から守る! ●泣き虫リーダー・結衣(レッド) ●明るい全力バカ・さっちゃん(イエロー) ●残酷な頭脳派・琴葉(ブルー) 今日も3人は上野恩賜公園にある秘密のアジトで作戦会議。今日のミッションは……? 上野を遊ぶカラーズ達は愛らしさ満点だけれど、遠慮ない言動で年長者達を翻弄し、面白いけれど危険球のネタを投げ続ける、警官の斎藤に言わせれば「クソガキ共」。 でも翻弄される年長者達も彼女らを温かく受け流し、遊びに乗ってやり、さらに進んで面白冒険ネタを提供するなど、子供達を見守る眼差しが平和で優しい。 『ひとりぼっちの〇〇生活』の四コマとは違う自由なコマ割りの中で、3人の配置にグラフィック的な趣向が凝らされており、スタイリッシュですらある。何ならアングラ路上パフォーマンス的な面白さもある。子供達にこの発想力を与えたカツヲ先生は神。 また、瞬間を切り取ったコマ送りのような表現がテンポよく、動きを感じさせる。 広大な上野恩賜公園とアメ横の迷路空間を、元気に駆け回る無邪気な小悪魔集団「カラーズ」に、こちらも翻弄されたくなる! 次巻第7巻は2019年10月26日発売!あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前ぜひぜひ!お楽しみください! シバユウスケ先生のこの良さは現在連載中の『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』でも発揮されていますので(原作付きではありますが、それでも)そちらも併せてどうぞ!チェルシーお笑い女子高生の青春!3わかる母子家庭とフリーター成長物語君のお母さんを僕に下さい! 田澤裕あうしぃ@カワイイマンガ「綺麗なお母さんは、好きですか?」というキャッチコピーに、私も好きです!とノリノリで読み始めると、しょっぱなに強烈な一撃を喰らうことになる。 この作品では、かなりリアルでハードな母子家庭の現実が描かれる。主人公のフリーター青年は、シングルマザーに恋するが、母子家庭の現実に打ちのめされることになる。 この作品、実はこう見えて、かなり真剣(マジ)なのだ。 第1巻では主人公が、いかに恋愛脳から逃れて、相手の事情を理解して寄り添えるようになるかが試される。 実際、独りよがりな恋を反省した主人公は、次第に優しさと頼もしさを獲得し、母子家庭を助けながら成長していく。ほんの1巻での成長は見事で感動的だ。 「男児との母子家庭」独特の問題も描かれていて、そこに「男の子」である主人公がうまく関わっていくのも見どころ。 お母さんが張り切ったり、疲れてたり、寝ぼけてたりと、所々に見せる愛らしさを愛でながらも、真剣にこの先を考えてしまう、そんな漫画だ。お笑い女子高生の青春!チェルシー シバユウスケあうしぃ@カワイイマンガ女子高生四人組、お笑いに挑戦! 一年生からの仲良し三人組 ●突っ走りボケ・ユキ ●天然斜め上ボケ・サチ ●いじられ担当・シノブ 面白い事がしたくても、ツッコミ不在ゆえかどこか空回りしていた彼女達。そこに二年生から加わった仲間 ●鬼ツッコミ・ユウ そしてユキは思いつく。 「お笑いやるよ!」 授業も遊びも面白おかしく笑いにして、最初は学園祭のステージから、遂には… 最初は無軌道だった彼女たちの行動は、人を笑わせる喜びを知ったことから急激に輝きを増し、ゾクゾクする盛り上がりと愉快な行動に目が離せなくなる。 お笑いというと「漫才」を考えがちだか、彼女達の形態は「コント」。それがお笑いの要素と、四人の関係性コメディの漫画を綺麗に両立させた。 さらにライバルとの因縁の対決や、彼女達に勇気をもらって挑戦を始める子も現れて、世界観が広がったところで、2巻での終了。もっと見たかった! 『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』のシバユウスケ先生の、爽快なデビュー作。この時すでに絵は最高に可愛い。 電子化望む!絶対バレてはいけない「同居生活」ペコロス シバユウスケあうしぃ@カワイイマンガ高校生と小学生の「青田姉妹」×こちらも高校生と小学生の「菜原姉弟」。幼馴染の両家は、ある秘密を抱えていた。一見隣同士の二つの家。しかし実は、二つの家は中で繋がっていた! 両親が揃って旅行中の両家は、子供達だけで共同生活を送っている、というお話。 この物語を面白くしているのは、その同居生活を「絶対誰にも知られてはいけない」という鉄の掟。そのためにわざわざ回りくどいことをしたり、友達を家に呼ぶかどうかの攻防戦が繰り広げられたり、というシチュエーションコメディが展開され、ゆるい雰囲気の中でのドタバタ劇がかわいくも可笑しい。 個性豊かなカワイイ女の子の集団に振り回される、一人男の子の菜原蕗の存在もまたかわいらしい。彼をめぐる恋愛地獄絵図(笑)と、彼の小さな恋の行方を愛でつつ、あまり深く考えずに楽しみたい漫画。 そして表紙や扉等、ポップなデザインも目に楽しい!最強魔女と各種族女子のスローライフ!スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました シバユウスケ 森田季節 紅緒あうしぃ@カワイイマンガ前世で過労死した社畜女子が異世界に転生し、不老不死を活かしてのんびりしてたら、300年でステータスMAXの最強魔女に。その噂が人を呼び、いつしか女子だけの疑似家族のできあがり!毎日事件はありつつもスローライフは絶対死守!という物語。 魔女のもとには頑張りすぎたり、何か思いつめたり、立場上しっかりして見せていたりと色んな物を抱えた、様々な種族の女子が集まり、魔女の強さとスローライフの教えに心安らぐ様が繰り返し描かれる。 基本ギャグなのだが、女の子達が様々に魔女に甘える姿は安心感と百合のトキメキを与えてくれる。 『ペコロス(pecoros)』というシチュエーションコメディの傑作を描いたシバユウスケ先生の、本領発揮の面白さとかわいさ! (5巻まで読了)あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前ぜひ読んでみてください! 怪異譚はどんなに優しい作品でも、絶対に人と怪異との相容れない部分が描かれますが、この作品は基本怪異と人間はフレンドリーで、協調してやっていけるという世界観なので、そういう点では『夏目友人帳』『蟲師』『もっけ』などで怪異譚に親しんだ方でも新鮮だと思います。 (レビューに反応があると嬉しいですね。ありがとうございます!)えびがわ町の妖怪カフェ腹ペコ怪異と過ごす夏休み!5わかる腹ペコ怪異と過ごす夏休み!えびがわ町の妖怪カフェ 上田信舟あうしぃ@カワイイマンガ東京から来た小学生のまなと、父方の縁者の佐吉おじさん、そして怪異たちが繰り広げる夏休みの物語。 怪異と人間の交流がテーマの漫画は数多くありますが、この漫画の特異な点は、世界観が「可愛い」という点にあると思います。 最初は怖そうな怪異たちも、空腹につい素の顔を見せ、美味しいご飯で笑顔になって主人公達と仲良しになる、温かなエピソードに溢れています。 その中で、主人公のまなが、怪異が見えることで母親と折り合えず苦しんだり、佐吉おじさんが何か秘密を抱えていたり、という人間側の物語が、怪異たちの協力でどう着地するのかが少しずつ語られます。 重いテーマも田舎の風物と怖くない怪異が慰めてくれる、ゆったりしたい人にオススメな物語。
あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前ああ、やっぱりあの訴求だと、そういう受け止めの方もおられますよね...ちょっとその辺が心配だったのもあり、あのクチコミを書いたのですが、伝わって嬉しいです!ちなみにマンガUP!で連載も読めますが、1巻最後に出てくるキャラもがっつり関わって、さらに主人公の成長を実感できますので、楽しみにしていただいてよいと思います!君のお母さんを僕に下さい!母子家庭とフリーター成長物語2わかる
あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前ぜひぜひ!お楽しみください! シバユウスケ先生のこの良さは現在連載中の『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』でも発揮されていますので(原作付きではありますが、それでも)そちらも併せてどうぞ!チェルシーお笑い女子高生の青春!3わかる
あうしぃ@カワイイマンガ1年以上前ぜひ読んでみてください! 怪異譚はどんなに優しい作品でも、絶対に人と怪異との相容れない部分が描かれますが、この作品は基本怪異と人間はフレンドリーで、協調してやっていけるという世界観なので、そういう点では『夏目友人帳』『蟲師』『もっけ』などで怪異譚に親しんだ方でも新鮮だと思います。 (レビューに反応があると嬉しいですね。ありがとうございます!)えびがわ町の妖怪カフェ腹ペコ怪異と過ごす夏休み!5わかる
おばあちゃんと二人暮らしで秋田弁強めの中二女子・えみちゃん。田舎暮らしの毎日はとっても楽しい! 読んでいくと、秋田独自のイベントや風物や食、細かな風習の多さに驚かされる。意外と楽しさいっぱいの秋田を素直に享受し、楽しむえみちゃんは、最初から最後まで純粋で愛らしい。 さらに共に楽しむ方言少なめ幼馴染のかなこ、カルチャーショックを楽しむ東京出身のみよしさんの三人娘が揃うと、途端に賑やかになって楽しい。 食べること大好き、演歌大好き、ゆるキャラ大好きな、まだまだ垢抜けないえみちゃんには、「素直」という言葉がよく似合う。その感性を通して見る世界のきらめきは、例えば『明日ちゃんのセーラー服』と同じような眩しい感動を与えてくれる。 春の芽吹きにときめき、眩しい夏に弾け、秋の実りに喜び、長い冬にも楽しみを見つける、とことん前向きなえみちゃんと、無数に散りばめられた「秋田あるある」を楽しむ、どこまでも明るい秋田漫画。方言を使いたくなる! (ちょっと調べた限りでは、ここまでしっかり秋田を舞台にした漫画って、見当たらない。そういう意味でもレアな漫画かもしれない、多分)