冬といえば逃避行…かどうかは分かりませんが、冬の逃避行作品を2点。

さらば、佳き日』は兄妹が「夫婦」として北陸に逃げてゆく物語ですが、冬の北陸に行くのにしっかり者の妹は重装備な一方で、ぼんやりした兄は薄着で寒さにビビる対比が面白い。

また羅川真里茂先生の短編集『朝がまたくるから』の一編『冬霞』は、ネグレクトされている双子の男の子を若い男が誘拐する逃避行もの。貧しさ・辛さ・閉塞感が寒さと結びつき、苦しみを増幅する。

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ネグレクト

ネグレクト

昼間から漏れてくる隣室のあえぎ声。その間、子供は外に放り出されている。その事態に気づいた男は児童相談所に連絡するのだが…。表題作「ネグレクト」他、同じく児童虐待を扱った「ぼうやはよい子だ」、貧困家庭の少年を描いた「この子誰の子」、年が離れた妻の産んだ子に疑念を抱く「聖家族」、計4作を収録。

さらば、佳き日

さらば、佳き日

ある地方都市に“新婚夫婦”として引っ越してきた、桂一と晃。新しい生活を始めたふたりは、睦まじく穏やかな日常を送っていた。しかしふたりの陰には、大きな「秘密」があって――。とある“夫婦”と、ふたりをとりまくオムニバス・ストーリー。

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