nyae1年以上前読みました…もんのすごく良かったです。女子高生が食べ歩くグルメ漫画としても、東京の面白いところを知れる街歩き漫画としても、そしてふたりの青春漫画としても、すべてにおいて満たされた1冊だと思いました。 発売された時は紙版で買うつもりでいたのですが、クチコミを読んで電子版を買ったところ、このカラーがないなら紙で買う意味とは…と思ってしまうほど感動。 各話にあわせたふたりのTwitterのやり取りも手が込んでいるな、と感心しました。黄昏の買い食い部二人の東京「食の」心象風景 #1巻応援4わかる
六文銭1年以上前同著者の作品「千早さんはそのままでいい」が好きで、将棋マンガも好きだったので、ある種流れで読んでしまったが、いい作品に出会えた。 女流棋士を題材にした作品だが、特に気に入ったのが、主人公がその業界ではいたって「普通」な感じなところ。 もちろん主人公になるくらいなので、ある種センスみたいなものはあるようだが、神童だったとか、業界から一目おかれるズバ抜けた才能があるとかない。 なんなら奨励会に通う年下に、ハンデをもらうくらいだ。 伝聞推定だが、将棋界とは、幼少の頃から化け物みたいな強さでしかプロにはなれないし、ゆくゆく生き残っていくにはそれ以上でないと厳しいと聞いているなかで、主人公の能力はいたって平均値(ちょっと強い?)くらいの印象しかない。 ずっと続けていくのかも不明だ。 ただ、将棋を教えてくれた憧れの女流棋士と指したい、その一心のみで指している。 この普通なのが、なんとも良いんです。 将棋よく知らない一般人と目線が揃うというか、特に女流はぬるま湯とか腰抜けとか、この普通さに女流の現実を切り込んできちゃうのもいい。 そんな主人公の香が、これからどう化けていくのか、そのきっかけは何なのか、将棋界における女流の現実と、どう立ち向かうのか? 色々、今後が楽しみな作品です。永世乙女の戦い方女流棋士として普通なのが、むしろ良い3わかる
nyae1年以上前読み終わってから知ったのですが、ヒダル神って実在?するんですね。笑 (以下ウィキペディアより引用) “ヒダル神(ヒダルがみ)は、人間に空腹感をもたらす憑き物で、行逢神または餓鬼憑きの一種。主に西日本に伝わっている。” ストーリーとしては、ヒダル神に取り憑かれた女子大生のヒルダちゃんが、自分探しも込みで日本各地の美味しいものを食べに行く、というものですが「グルメ漫画」感はそこまでない気がします。 最初はヒダルの方が一方的に「ウマいものを食わせないとお前を食うぞ!」と脅しにかかるのですが、少しずつ2人の間に絆が生まれてきて、とてもハートフルでちょっぴり感動的なラストが待ってます。 お気に入りはヒルダちゃんが自分の髪の毛など体の一部を入れた料理を、ヒダルが空気を読んで無理して食べるシーン。 いろんなコンビを描いた漫画がありますが、この2人はかなり好きな方のコンビです。ヒダルとヒルダ就職浪人女子と祟り神がいいコンビすぎる。2わかる
兎来栄寿1年以上前webやコミティアで精力的にマンガを発表していた肋骨凹介さんの待望の初単行本です。 端的に言えばSF。ですが、未来の技術を用いながら現代の私たちが日常的に行う営為とまったく地続きの営みを行う姿、最先端の叡智と俗っぽさの融合は多くのSF作品とは違った面白さがあります。 抹香も摘める焼香ロボ、整体や眼鏡屋も入った地球への巡航船、ロボット三原則を越えた将棋AI、「甘酸っぱ鉄冷い」料理etc... そこかしこに鏤められた数々の興味深いガジェットや設定から、濃密なセンスオブワンダーを受け取ることができます。 「自分の技能は私利私欲のためにしか使わない」と決めている主人公を始めとして登場人物たちは癖のあるキャラばかりで、そんな彼らの掛け合いにも妙味が詰まっています。 そして、1話目からでは想像がつかない展開もあり1冊を読み終えた時の満足感と続きへの期待感は非常に大きなものとなります。 本作も他の作品も含めて今後がとても楽しみです。宙に参る2020年、見逃せない新鋭の注目SF5わかる
ウマタロ1年以上前ありがとうございます。男性向けの釣りマンガって、ちょっとガチ勢向けだったり、「釣りバカ日誌」のような長巻モノのイメージが強くて、気軽に読める作品は貴重なんですよね。もっとこういうマンガが増えてくれたらなあって思います。自由広場オススメの趣味マンガ2わかる
名無し1年以上前試し読みしてみたのですが面白いですね!東京の女子高生が都内のそこら辺で釣りまくるとは…。しかも1話でウナギを釣るなんて(笑) 都会にこんなにも魚がいるのかと驚かされました。浜咲さんなら引いている東京「釣魚」女子高生!2わかる
sogor251年以上前海面上昇で陸地が海に沈み、人類が人工地盤の上で生活する世界。旧時代の遺物が遺る海底遺跡へとダイブして探索を行う"アトラダイバー"の物語。新人のナギサは実技の成績はいいけどその他はまるでポンコツ、実際の遺跡へのダイブでもドジばかり。でも優秀な先輩のハルカとバディを組むことになり、持ち前の明るさと切り替えの早さで"アトラダイバー"として成長しながら未知の世界へと足を踏み入れていく―。 という物語なんだけど、物語が進むにつれて徐々に作品の様相が変わっていく。元々海底遺跡へのダイブは危険が伴うという描写が描かれているけど、ナギサが学校で学んできたものとは明らかに違う"危険"が物語の端々で映るようになり、そして1巻の最後でそれは正体不明のままナギサの目にもはっきりと見える形で顕現する。 公式のあらすじにも「ナギサの未知との出会いが始まる」とあるが、果たしてナギサの出会う"未知"とは何なのか。1話からは想像できないような物語が今後も広がっていきそう。 「がっこうぐらし!」を例に挙げると極端かもしれないけど、この作品も実際に手にとってもらった人に最高の形でストーリーのサプライズ感を楽しんでほしい意図があって表紙や帯・あらすじをデザインしてると思う。だけど、逆にそのために本来のターゲットに届いてないとすれば勿体なさすぎる作品。ぜい、騙されたと思って1巻を読んでみてほしい。 1巻まで読了ナギサマリンライフサプライズ満点のディストピア海洋ファンタジー #1巻応援6わかる
野愛1年以上前都会の生活に疲れた田舎で農業して暮らしたい、なんて話を聞くと馬鹿じゃないの農業なめんなと思ってしまう。田舎出身ではあるものの、別に実家は農家じゃないし農業経験なんてないのに。 明らかに田舎で育った者には、田舎への負い目と誇りが入り混じった謎のアイデンティティみたいなものがあるのだと思う。 だから、という訳ではないけど凄く響いた作品。 ゆったりした時間が流れているように見えるけど、畑と向き合うのは命と向き合うことだから結果的にいち子は自分と向き合えたのかなあなんて思った。 同じことを感じたひとがほかにいるかはわからないけれど、作物を収穫して食べる行為が妙にエロティックに感じられた。生命活動の原点だからなんだろうな。生きるって眩しい。 発酵しすぎた米サワーのエピソードがとても可愛くて好きです。リトル・フォレスト都会の生活に疲れた田…1わかる