アフリカ象とインド象29日前『松苗あけみの少女まんが道』を読みたいにしました。松苗あけみの少女まんが道松苗あけみアフリカ象とインド象29日前『松苗あけみの少女まんが道・結』を読みたいにしました。松苗あけみの少女まんが道・結松苗あけみアフリカ象とインド象29日前『HUSH!』のお気に入り度をstarstarstarstarstar_borderにしました。HUSH!松苗あけみアフリカ象とインド象29日前『サザエさん』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。サザエさん長谷川町子アフリカ象とインド象29日前『藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編藤子・F・不二雄アフリカ象とインド象29日前『A子さんの恋人』のお気に入り度をstarstarstarstarstar_borderにしました。A子さんの恋人近藤聡乃アフリカ象とインド象29日前『ニューヨークで考え中』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。ニューヨークで考え中近藤聡乃アフリカ象とインド象29日前『方舟』のお気に入り度をstarstarstarstarstar_borderにしました。方舟しりあがり寿アフリカ象とインド象29日前『ネムルバカ』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。ネムルバカ石黒正数アフリカ象とインド象29日前『青い春 松本大洋短編集』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。青い春 松本大洋短編集松本大洋アフリカ象とインド象約1ヶ月前『MOGUMOGU食べ歩きくま』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。MOGUMOGU食べ歩きくまナガノナガノはちいかわ作家じゃない。MOGUMOGU食べ歩きくま ナガノstarstarstarstarstarアフリカ象とインド象ナガノ氏のすごいところは、そのバランス感覚だと思う。 「ちいかわ」で言うなら、 万人受けするかわいいキャラクターと、 少し毒のある世界観の両立。 「自分ツッコミくま」LINEスタンプで言うなら、 気軽な使いやすさと、 我を出しすぎないちょうどいい面白さ。 需要と表現の間を完璧にとらえる客観性。 そのバランス感覚がこそが氏の突出した部分である。 そしてそんなバランス感覚は本書「MOGUMOGU食べ歩きくま」でも、 遺憾なく発揮されている。 本文で語られることはあくまで作者視点の体験である。 エッセイである以上、主人公は作者自身であり、 そこで描かれる思想はストーリー漫画よりも直接的に読者に伝わり、 大なり小なり読者の思想との相違がある。 それがエッセイ漫画のクセであり味であるはずなのだが、 本作ではそういった作者の「クセ」にさえ共感してしまう。 高級店で食事をした時に隣の人を見てマナーを真似したり、 コース料理をアトラクションの楽しさに例えたり。 誰もが感じたことがあっても言葉にはしていなかった 「ちょうどいいあるある」が作中の節々でビシビシと投げられる。 それらはあくまで淡々と、しかし感情豊かに。 この落ち着いたテンポの良さに、読んでいて安らぎを感じる。 違和感なく自然に読めるのに、 「気持ちのいい引っ掛かり」は「作品のクセ」と理解した上で、 小気味よく用意されている。 究極の自己プロデュース力を持った作家、それがナガノ。 我々は常に彼の手のひらで転がされているのである。 « First ‹ Prev 1 2 3 4 5 6 7 8 9 Next › Last » もっとみる
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ナガノ氏のすごいところは、そのバランス感覚だと思う。 「ちいかわ」で言うなら、 万人受けするかわいいキャラクターと、 少し毒のある世界観の両立。 「自分ツッコミくま」LINEスタンプで言うなら、 気軽な使いやすさと、 我を出しすぎないちょうどいい面白さ。 需要と表現の間を完璧にとらえる客観性。 そのバランス感覚がこそが氏の突出した部分である。 そしてそんなバランス感覚は本書「MOGUMOGU食べ歩きくま」でも、 遺憾なく発揮されている。 本文で語られることはあくまで作者視点の体験である。 エッセイである以上、主人公は作者自身であり、 そこで描かれる思想はストーリー漫画よりも直接的に読者に伝わり、 大なり小なり読者の思想との相違がある。 それがエッセイ漫画のクセであり味であるはずなのだが、 本作ではそういった作者の「クセ」にさえ共感してしまう。 高級店で食事をした時に隣の人を見てマナーを真似したり、 コース料理をアトラクションの楽しさに例えたり。 誰もが感じたことがあっても言葉にはしていなかった 「ちょうどいいあるある」が作中の節々でビシビシと投げられる。 それらはあくまで淡々と、しかし感情豊かに。 この落ち着いたテンポの良さに、読んでいて安らぎを感じる。 違和感なく自然に読めるのに、 「気持ちのいい引っ掛かり」は「作品のクセ」と理解した上で、 小気味よく用意されている。 究極の自己プロデュース力を持った作家、それがナガノ。 我々は常に彼の手のひらで転がされているのである。