アフリカ象とインド象約1ヶ月前『とよ田みのる』をフォローをしましたアフリカ象とインド象約1ヶ月前『沙村広明』をフォローをしましたアフリカ象とインド象約1ヶ月前『松本大洋』をフォローをしました釘リバーズ・エッジ 岡崎京子starstarstarstarstarアフリカ象とインド象根っこから強い人間なんていない。 何事にも動じない人、飄々としてる人、人生達観してる奴、 どんな人間もみんな腹には何かを抱えている。 読んでると苦しくて、気持ち悪くて、 でも読まないといけない気がして本を閉じられない。 目を背けてはいけないと思う。 戦争のニュースを見ている感じ。 岡崎京子の好きなところは、全部を逃げずに描き切るところ。 人間の汚いとこ、綺麗なとこ、全部まとめてこねていじってそれでもやっぱりキレイでしょ、と彼女は言う。 そこでああこの人は強い人だと思ってしまうけど、 いや強いだけの人にはこんな漫画書けないよな、とも思う。 読み終えたあと、自分の体に釘が刺さって一生抜けないような、そんな漫画をこの人は描く。 弱い私たちに、ありったけ残酷を突きつけた上で、 それでも生きようぜと、 生きた方がハッピーじゃんと声を張って叫ぶ。 これは私に必要な漫画だ。 誰にとってもきっと意味ある漫画だ。 全ての若者に岡崎京子を。 そういう政策をつくります。アフリカ象とインド象約1ヶ月前秋には出る...秋には出る......耐えろ......!!宝石の国清々しいヘドロ3わかるアフリカ象とインド象約1ヶ月前最終巻まだ?宝石の国清々しいヘドロアフリカ象とインド象約1ヶ月前『線セーショナル』さんをフォローをしましたアフリカ象とインド象約1ヶ月前『かしこ』さんをフォローをしました風が吹いてきたな...散歩もの 谷口ジロー 久住昌之starstarstarstarstarアフリカ象とインド象夏が終わり、残暑。 ひぐらしの鳴き声が遠く響き、空には沈んでゆく太陽、 あなたがベランダで冷たい缶ビールでも飲もうというのなら、 片手にはこの漫画があるでしょう。 ただ写実的な絵が優れているならこの時代、背景なんて全てAIでいい。 でもそれは違うと私たちは知っています。 均等で精緻な線、原稿用紙を重くするほど重ねられたトーンの奥行き。 それらは全て人間が生み出した重みであり、この漫画の深みです。 「孤独のグルメ」は漫画界の発明であり、 久住氏と谷口氏の出会いは鮮烈でした。 ではこの作品はどうでしょう。 「散歩もの」はとても静かです。 孤独のグルメ以上に淡々と、何も起きず、時間はただ過ぎるばかり。 それはとても上質な「退屈」です。 眠れぬ夜があるでしょう。 死にたい朝があるでしょう。 そんな時にこの作品はきっとあなたを見つめています。 励ましません。 寄り添いません。 ただそこに在る、 それがこの漫画の魅力なのです。アフリカ象とインド象約1ヶ月前『散歩もの』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。散歩もの谷口ジロー久住昌之石黒正数の『熱』ネムルバカ 石黒正数starstarstarstarstarアフリカ象とインド象起承転結がはっきりしていて破綻がない、理性的な超実力派。 それが自分の石黒正数に対するイメージです。 ですがこの本は、そんな氏の作品の中でひときわ「衝動」的なものを感じました。 物語のベースは、 夢あり女子大生 & 夢なし女子大生のふたり暮らしの自堕落な日々... みたいな感じです。 でも決してただのほのぼの漫画ではない。 組み上げられたストーリーと気の利いたギャグ、 その完成度はそんじょそこらの作品とは満足感が違います。 そして人生です。 ここが熱い。 漫画家漫画にハズレなしとどこかのネット記事に書いてありましたが、 その法則で行くなら本書もまた「クリエイター漫画」です。 そう、言い忘れてたけどミュージシャンの話ですこの漫画。 漫画家とミュージシャン、どちらも創作的な職業です。 石黒氏がその半生で得たこと、 感じたことがそのまま置き換えられて、 描き連ねられているのだと直感でわかります。 そりゃついペンにも力がこもりましょう。 人生が乗ってるからこその説得力、リアルゆえに込められた強い想い、 それがこの漫画にはあります、多分。 だから 読もう。アフリカ象とインド象約1ヶ月前『南くんの恋人』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。南くんの恋人内田春菊 « First ‹ Prev 1 2 3 4 5 6 7 8 9 Next › Last » もっとみる
アフリカ象とインド象約1ヶ月前『とよ田みのる』をフォローをしましたアフリカ象とインド象約1ヶ月前『沙村広明』をフォローをしましたアフリカ象とインド象約1ヶ月前『松本大洋』をフォローをしました釘リバーズ・エッジ 岡崎京子starstarstarstarstarアフリカ象とインド象根っこから強い人間なんていない。 何事にも動じない人、飄々としてる人、人生達観してる奴、 どんな人間もみんな腹には何かを抱えている。 読んでると苦しくて、気持ち悪くて、 でも読まないといけない気がして本を閉じられない。 目を背けてはいけないと思う。 戦争のニュースを見ている感じ。 岡崎京子の好きなところは、全部を逃げずに描き切るところ。 人間の汚いとこ、綺麗なとこ、全部まとめてこねていじってそれでもやっぱりキレイでしょ、と彼女は言う。 そこでああこの人は強い人だと思ってしまうけど、 いや強いだけの人にはこんな漫画書けないよな、とも思う。 読み終えたあと、自分の体に釘が刺さって一生抜けないような、そんな漫画をこの人は描く。 弱い私たちに、ありったけ残酷を突きつけた上で、 それでも生きようぜと、 生きた方がハッピーじゃんと声を張って叫ぶ。 これは私に必要な漫画だ。 誰にとってもきっと意味ある漫画だ。 全ての若者に岡崎京子を。 そういう政策をつくります。アフリカ象とインド象約1ヶ月前秋には出る...秋には出る......耐えろ......!!宝石の国清々しいヘドロ3わかるアフリカ象とインド象約1ヶ月前最終巻まだ?宝石の国清々しいヘドロアフリカ象とインド象約1ヶ月前『線セーショナル』さんをフォローをしましたアフリカ象とインド象約1ヶ月前『かしこ』さんをフォローをしました風が吹いてきたな...散歩もの 谷口ジロー 久住昌之starstarstarstarstarアフリカ象とインド象夏が終わり、残暑。 ひぐらしの鳴き声が遠く響き、空には沈んでゆく太陽、 あなたがベランダで冷たい缶ビールでも飲もうというのなら、 片手にはこの漫画があるでしょう。 ただ写実的な絵が優れているならこの時代、背景なんて全てAIでいい。 でもそれは違うと私たちは知っています。 均等で精緻な線、原稿用紙を重くするほど重ねられたトーンの奥行き。 それらは全て人間が生み出した重みであり、この漫画の深みです。 「孤独のグルメ」は漫画界の発明であり、 久住氏と谷口氏の出会いは鮮烈でした。 ではこの作品はどうでしょう。 「散歩もの」はとても静かです。 孤独のグルメ以上に淡々と、何も起きず、時間はただ過ぎるばかり。 それはとても上質な「退屈」です。 眠れぬ夜があるでしょう。 死にたい朝があるでしょう。 そんな時にこの作品はきっとあなたを見つめています。 励ましません。 寄り添いません。 ただそこに在る、 それがこの漫画の魅力なのです。アフリカ象とインド象約1ヶ月前『散歩もの』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。散歩もの谷口ジロー久住昌之石黒正数の『熱』ネムルバカ 石黒正数starstarstarstarstarアフリカ象とインド象起承転結がはっきりしていて破綻がない、理性的な超実力派。 それが自分の石黒正数に対するイメージです。 ですがこの本は、そんな氏の作品の中でひときわ「衝動」的なものを感じました。 物語のベースは、 夢あり女子大生 & 夢なし女子大生のふたり暮らしの自堕落な日々... みたいな感じです。 でも決してただのほのぼの漫画ではない。 組み上げられたストーリーと気の利いたギャグ、 その完成度はそんじょそこらの作品とは満足感が違います。 そして人生です。 ここが熱い。 漫画家漫画にハズレなしとどこかのネット記事に書いてありましたが、 その法則で行くなら本書もまた「クリエイター漫画」です。 そう、言い忘れてたけどミュージシャンの話ですこの漫画。 漫画家とミュージシャン、どちらも創作的な職業です。 石黒氏がその半生で得たこと、 感じたことがそのまま置き換えられて、 描き連ねられているのだと直感でわかります。 そりゃついペンにも力がこもりましょう。 人生が乗ってるからこその説得力、リアルゆえに込められた強い想い、 それがこの漫画にはあります、多分。 だから 読もう。アフリカ象とインド象約1ヶ月前『南くんの恋人』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。南くんの恋人内田春菊
根っこから強い人間なんていない。 何事にも動じない人、飄々としてる人、人生達観してる奴、 どんな人間もみんな腹には何かを抱えている。 読んでると苦しくて、気持ち悪くて、 でも読まないといけない気がして本を閉じられない。 目を背けてはいけないと思う。 戦争のニュースを見ている感じ。 岡崎京子の好きなところは、全部を逃げずに描き切るところ。 人間の汚いとこ、綺麗なとこ、全部まとめてこねていじってそれでもやっぱりキレイでしょ、と彼女は言う。 そこでああこの人は強い人だと思ってしまうけど、 いや強いだけの人にはこんな漫画書けないよな、とも思う。 読み終えたあと、自分の体に釘が刺さって一生抜けないような、そんな漫画をこの人は描く。 弱い私たちに、ありったけ残酷を突きつけた上で、 それでも生きようぜと、 生きた方がハッピーじゃんと声を張って叫ぶ。 これは私に必要な漫画だ。 誰にとってもきっと意味ある漫画だ。 全ての若者に岡崎京子を。 そういう政策をつくります。