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わかる

「余談」部分に書いたエピソード、記憶に自信がなかったので確認したところ、ちょっと不正確だったので、以下、訂正します。

当該インタビュー部分を引用しておきます。

林 東映動画で漫画サークルを作ってね、どうせやってるんだったら、「ガロ」で新人募集してるんだから、ひとりずつ乗っ取ろうと、エスカレートしちゃってね。(中略)蓋をあけると、僕以外の誰も応募していなかった。(笑)
ーーグループでは他にどなたが?
林 当時同じグループにいたのでは、NHKで“少年コナン”の演出をしたアニメーションの宮崎さん。
サンリオサンリオ刊『林静一林静一の世界』より)

すいません、かなり勘違いしちゃってますね。35年以上前に読んだものだったので、ご勘弁ください。

でも、林静一と宮崎駿宮崎駿が東映動画の同期で、漫画サークルを作っていたのは本当ですよね。
当時の宮崎駿が、当時の「ガロ」に投稿していたらどうなっていたのか…とか、別の興味は沸いてきたりします。

動物のお医者さん動物のお医者さん』が知られていないのは、アニメ化されていないから…ってのが、身も蓋もない理由だとは思いますが、実は、『DRAGON BALL モノクロ版ドラゴンボール』も『ちびまる子ちゃんちびまる子ちゃん』も、今の二十代前半あたりには読まれていない(知らない)可能性あったりして、事態はなかなか深刻です。

それはそれとして。

『動物のお医者さん』って、すっごく強靱なナンセンス・マンガなんですよね。
そこが、本っ当っにっ、素晴らしいと思います!

菱沼さんでも誰でも、普通は、ついつい主人公格の男性陣との恋愛物っぽい展開にしたくなっちゃうと思うんですが、まったくもってそういう方向に話が進まない。
ただひたすらに、みんな変な人。

恋愛とか師弟愛とか家族愛とか、そういう「湿り気」が物語から排除されているので、すっごくピュアにナンセンスな「状況」(テキスト中でいう「奇人賛歌」)を楽しめる。

そういう意味で、ハリウッド黄金期の「スクリュー・ボール・コメディー」の、マンガに限らず日本カルチャーでは極めて珍しい継嗣の大ヒットだと思います。
『赤ちゃん教育』とか『レディ・イヴ』とか、どっちも男は(奇人な)学者ですので。
まあ、どちらの映画にも「まったく湿り気のない」恋愛はありますがw そこがまた、ハリウッド黄金期っぽくて良いんですけど。

とにかく『動物のお医者さん』、今も代わりがない絶品の面白さですから、本当にもっと読まれて欲しいですよねえ。

いえいえ、どういたしまして。

しかし、岡野玲子岡野玲子をご存知ないというのに少しショックを受けました。一時期は、かなり著名な漫画家さんだったのですが。
とはいえ、『陰陽師陰陽師』連載開始がもう四半世紀前ですものね。今はあまり読まれていないのもしかたないことかもしれません。

個人的には、マンバの作品一覧には入っていませんが、『両国花錦闘士(りょうごくおしゃれりきし)』がフェイバリットです。綺麗な絵なのに変な漫画で、とても面白いですよ。

花狂ひ速攻で買いました!届くのが楽しみです! 似た絵柄、似た作風な漫画などないかなと思ってしまうのですが、きっとこんなに才能をお持ちの方はそうそういらっしゃらないのでしょう…。 10巻くらいの長編ならどんな話を書かれるのかとか考えてしまいますね…

花狂ひ速攻で買いました!届くのが楽しみです! 似た絵柄、似た作風な漫画などないかなと思ってしまうのですが、きっとこんなに才能をお持ちの方はそうそういらっしゃらないのでしょう…。 10巻くらいの長編ならどんな話を書かれるのかとか考えてしまいますね…

@名無し

方向性が似ているということですと、私がパッと思い浮かぶのは、山田章博山田章博ですね。少女漫画フィールドのかたではないので、そこは作風違いますし、日本の歴史物とは異なりますが『ラストコンチネントラストコンチネント』とか、チラ見してみてくださいませ。(マンバはパッと飛んですぐに試し読みできるから便利ですねえ)

後は、有名どころですが、岡野玲子岡野玲子かなあ。これも、ちょっと作風は違うかもだけど、方向性は似ているような気がします。

やっぱり2冊だけなんですね。 作家買いしようと思ったのに少ない… できるならもっと読みたいですね…。 紙で買い直すか考えてます。

やっぱり2冊だけなんですね。 作家買いしようと思ったのに少ない… できるならもっと読みたいですね…。 紙で買い直すか考えてます。

@名無し

現在入手が容易なものは『仏師』と『花狂ひ花狂ひ』ですよね。(電子版。でも紙本の古書価も割合手軽です)
以前プチフラワーフラワーコミックスで『首』というコミックスも出ていますが、そこに収録されているものは『花狂ひ』に基本的に入っていると思います。

つくづく、もう少し長いもの、できれば複数巻、少なくても厚めの一冊本まるまるひとつの話を、読んでみたいですよねえ。

なぜ下村氏があまり漫画を描かれなくなったのか、理由はよく分からないのですが、手に入るコミックスが2冊だけというのは、いかんせん少ない。

大学の漫画学科で先生をなさっていると聞いたことがあります。
その生徒さんたちにも期待なのですが、読者としては、本当に、もっと下村富美下村富美の作品を読みたいですよねえ。

この、今からちょうど半世紀前に描かれた作品の、背景描写やコマ割り・画面構成を見ると、そのあまりの強烈さに茫然とする。 石森(石ノ森)章太郎の凄さというのは、現代の読者にはあまりよく分からないと思うけれど(いや、自分もそうです。特に晩年の「HOTEL」とかを読んでも、別になーんにも感じません)、彼が、手塚治虫が驚愕し嫉妬するほどの途轍もない才能であったことを、まざまざと見せつけてくる。 (いや、『仮面ライダー』や『ロボット刑事』の漫画版導入部とかも、酔っ払っちゃうくらいカッコイイですが) とにかく、同時期に描かれた他の漫画作品と比べてみると良い。まったくクオリティーが違う。 『リュウの道』は、劇画の興亡や『AKIRA』の衝撃を経てデジタル作画全盛になった今の目で見ても、少なくとも「画」的には、まったく「古く」なっていない。充分に刺激的だ。 50年前ですよ、50年前。 凄いとしか言えない。 以下、余談を。 この『リュウの道』の大ゴマ使いは、当時の同業者から「手抜きだ!」と言われていたと聞いたことがある。 その意見もまた、時代の中で正しいものかもしれない。あくまで今の目で見て刺激的ってことかもしれないですから。 でも、先進性ってのは、そういうことでもあるんですよね。 石森章太郎の絵的な天才性を知りたい人は、『オバケのQ太郎』の初めのほうを読むのが、一番簡単です。 オバQは「藤子FがQ太郎、藤子Ⓐが正太、北見けんいちが背景、石ノ森章太郎とつのだじろうがその他の人物を描いていた」(Wikipediaより)というのは、なに気に有名なのですが、石森の描くモブっぽいキャラだけ、本当にケタ違いに柔らかで活き活きとしているのが、はっきり分かります。メインキャラを描いている藤子ふたりとベーシックな作画能力が違いすぎるのが、なんとも言えない気分になります。 (藤子おふたりも、後にもちろんそれぞれ異なった形で素晴らしい進化を遂げるのですが)

この、今からちょうど半世紀前に描かれた作品の、背景描写やコマ割り・画面構成を見ると、そのあまりの強烈さに茫然とする。 石森(石ノ森)章太郎の凄さというのは、現代の読者にはあまりよく分からないと思うけれど(いや、自分もそうです。特に晩年の「HOTEL」とかを読んでも、別になーんにも感じません)、彼が、手塚治虫が驚愕し嫉妬するほどの途轍もない才能であったことを、まざまざと見せつけてくる。 (いや、『仮面ライダー』や『ロボット刑事』の漫画版導入部とかも、酔っ払っちゃうくらいカッコイイですが) とにかく、同時期に描かれた他の漫画作品と比べてみると良い。まったくクオリティーが違う。 『リュウの道』は、劇画の興亡や『AKIRA』の衝撃を経てデジタル作画全盛になった今の目で見ても、少なくとも「画」的には、まったく「古く」なっていない。充分に刺激的だ。 50年前ですよ、50年前。 凄いとしか言えない。 以下、余談を。 この『リュウの道』の大ゴマ使いは、当時の同業者から「手抜きだ!」と言われていたと聞いたことがある。 その意見もまた、時代の中で正しいものかもしれない。あくまで今の目で見て刺激的ってことかもしれないですから。 でも、先進性ってのは、そういうことでもあるんですよね。 石森章太郎の絵的な天才性を知りたい人は、『オバケのQ太郎』の初めのほうを読むのが、一番簡単です。 オバQは「藤子FがQ太郎、藤子Ⓐが正太、北見けんいちが背景、石ノ森章太郎とつのだじろうがその他の人物を描いていた」(Wikipediaより)というのは、なに気に有名なのですが、石森の描くモブっぽいキャラだけ、本当にケタ違いに柔らかで活き活きとしているのが、はっきり分かります。メインキャラを描いている藤子ふたりとベーシックな作画能力が違いすぎるのが、なんとも言えない気分になります。 (藤子おふたりも、後にもちろんそれぞれ異なった形で素晴らしい進化を遂げるのですが)

@(とりあえず)名無し

上に描いたオバケのQ太郎オバQについては、このマンバの『オバケのQ太郎オバケのQ太郎』ページ「1巻を試し読み」を見てみるだけで充分ですよ。

例えば、ド頭、第1話「Qちゃん誕生」のP1、1コマ目のQ太郎や正太の絵の硬さと、3コマ目の上からスルスル降りてくる忍者軍団の滑らかさの違い!
それ以降も、ずっとモブ的キャラクターの柔らかで艶やかな「動き」が際立っているのが、一目瞭然です。

正に手塚治虫手塚治虫の後継として、若き石森章太郎石森章太郎の天才性が当時いかに同世代の「後の巨匠たち」を圧倒していたか、残酷なほどクリアに分かると思います。

こんなカー・レースもあるんだ、という感じに 色々なアメリカーンなレースを見せてくれた。 特に面白かったのは大陸横断レース。 たしか映画の「キャノンボール」が公開を されたのとほぼ同じ時期に連載されたと思う。 どっちが先だったかはわからないが、 映画もドロファイターもそれぞれキャラが立っていて とても面白かった。 ロッドとラッキーのコンビ、最高(笑)。

こんなカー・レースもあるんだ、という感じに 色々なアメリカーンなレースを見せてくれた。 特に面白かったのは大陸横断レース。 たしか映画の「キャノンボール」が公開を されたのとほぼ同じ時期に連載されたと思う。 どっちが先だったかはわからないが、 映画もドロファイターもそれぞれキャラが立っていて とても面白かった。 ロッドとラッキーのコンビ、最高(笑)。

@名無し

そうそう、『トランザム7000』や『キャノンボール』的なエピソード、良いですよねえ。『ジョジョの奇妙な冒険 第7部 モノクロ版スティール・ボール・ラン』をどんだけ先駆けてんだ、って話で。
それに、あの辺のエピソードって今思うと、完全に「アメリカン・ロードムービー」でした。
ドロファイタードロファイター』は、自分がロードムービー的なるものに触れた、初めての記憶かもしれません。

赤いペガサス赤いペガサス』は日本にF1ブームが来る遥か以前でしたし、『ドロファイター』で描かれたNASCARやインディなど北米のカーレースに至っては未だに日本でメジャーメジャーになっていないことを考えると、村上もとか村上もとかの先進的独自性は本当に素晴らしいと思います。

私もドロファイターのラストシーンは大好きです。 全開で追い上げを開始してからの盛り上がり方と、 ラストの余韻が凄く好き。 それまでの、これでもかというほどの 疾走感が溢れるシーンから、一転して 一コマ一コマに釘付けにさせられてそして・・。 ドロファイターというのは ドロに塗れて戦って、ドロの中から賞金を 掴み取る、というワイルドな存在。 主人公・ノブはまさにそんな感じでワイルド過ぎる男。 第一話ではハンドルを折ってしまうほど。 だがドロファイターとはワイルドなだけではない。 同じ失敗を繰り返す愚直な存在はドロファイターではない。 自身を成長させつつもワイルドさを失わない。 成長するかわりにワイルドを失うわけではない。 成長するし洗練もされるがワイルドであること。 それがドロファイターなのだと思う。 ノブもサキもワイルドなまま男として女として成長し、 そして家族という安息も得る。 だがドロファイターのままだ。 そんなラストが物凄く好きだ。

私もドロファイターのラストシーンは大好きです。 全開で追い上げを開始してからの盛り上がり方と、 ラストの余韻が凄く好き。 それまでの、これでもかというほどの 疾走感が溢れるシーンから、一転して 一コマ一コマに釘付けにさせられてそして・・。 ドロファイターというのは ドロに塗れて戦って、ドロの中から賞金を 掴み取る、というワイルドな存在。 主人公・ノブはまさにそんな感じでワイルド過ぎる男。 第一話ではハンドルを折ってしまうほど。 だがドロファイターとはワイルドなだけではない。 同じ失敗を繰り返す愚直な存在はドロファイターではない。 自身を成長させつつもワイルドさを失わない。 成長するかわりにワイルドを失うわけではない。 成長するし洗練もされるがワイルドであること。 それがドロファイターなのだと思う。 ノブもサキもワイルドなまま男として女として成長し、 そして家族という安息も得る。 だがドロファイターのままだ。 そんなラストが物凄く好きだ。

@名無し

そうなんですよね〜。
最後のレースで、「周りはみんな週刊少年チャンピオンチャンピオンばかり…野良犬みたいなおれが勝っているのはパワーだけなんだ!」って、自分に火をつけるところ、滾(たぎ)りまくるんです。
それで、あのラストシーン…。

もうね、その後の人生で厳しい状況に置かれるたびに、自分は、このガキの頃に読んだ「おれにあるのは○○だけだ」ってのを自らに言い聞かせて、「今もドロファイタードロファイター!」と思えるラストに向かっていったものです。

実際の人生に勇気を与える、本当にフィクションの「力」ですよねえ。

わかります。 安彦作品、絵が動く! なんというか動いた絵の一場面の切り取り方がうまいのか、はたまた違う理由かもしれませんが動いてくれるので窮屈さを全く感じない。 アニメーターが嫉妬するような動くヒット漫画切望します。

わかります。 安彦作品、絵が動く! なんというか動いた絵の一場面の切り取り方がうまいのか、はたまた違う理由かもしれませんが動いてくれるので窮屈さを全く感じない。 アニメーターが嫉妬するような動くヒット漫画切望します。

@名無し

本当に、アニメーターが描いた漫画って、なんで絵が動いているように見えるんでしょうねえ。
とにかく読んでいて気持ち良いんですよね。
必ずしも線の魅力ではないと思うんです。宮崎駿宮崎駿風の谷のナウシカナウシカは、ペン使えなくて鉛筆で描いてるらしいんで。
アリオンアリオン』は線自体もとても素敵ですが。

後にアニメーターになっちゃった大友克洋大友克洋も「動く」表現がうまいですよねえ。

アニメーターで漫画家といえば、巨大な先達に坂口尚坂口尚がいますが、あの人は、ちょっとあらゆる意味で絵がうますぎるので、アニメーターだったから「絵が動く」のかどうか、判断つかないんですが(笑)