名無し5ヶ月前マンガを読む理由は人それぞれだと思いますが改めて考えてみるとさまざまな理由がありそうなのでみなさんはどうしてマンガを読むのか、ぜひ教えてください! 自由広場みんなはなぜマンガを読むの?1わかる
兎来栄寿5ヶ月前皮膚病の娘を持つシングルマザーでアラカンの田中まりこが、魔法の存在する異世界の令嬢ソフィ・オルゾンへと転生する物語です。 ソフィは原因不明で魔法でも治療不可能な謎の皮膚病も持ち「化物嬢」と呼ばれ、「私は人でありたい」という言葉と共に窓から飛び降りた少女。しかし、そこにオカン力の高い田中まりこの記憶と生命力が宿ったことで、ソフィは変貌を遂げていきます。 ソフィは、大きな怪我などは治せないものの皮一枚分だけを癒す弱い魔力を持っており、まりこ時代の娘が患い悩んでいたような皮膚の問題を抱える人のために「化物嬢ソフィのサロン」を開業します。 私も小さいころからアトピーであったり尋常性疣贅であったり肌のトラブルが多く皮膚科に通い詰めている子供でしたので、少なからず気持ちが解る部分があります。 たった皮一枚、されど皮一枚。それが解消されるだけで日々の生活が、人生が、どれほど変わることか。主人公のまりこ=ソフィも、娘がそれでどれだけ苦しんできたかを身をもって体感してきているからこそ、その仕事に使命感を燃やせるのが伝わってきます。 皮一枚のトラブルといっても人それぞれで、傷痕であったり消したい刺青であったり、さまざまな物が存在します。それを消し去って、新たな人生を歩んでいけるようにするさまは非常にハートフルで、読んでいて元気がもらえます。 こちらは紺染幸さんの小説のコミカライズですが、マンガ担当のなまざかなさんの絵も素晴らしく、人物も背景や小物も綺麗で魅力的です。主人公のソフィもかわいいですし、1巻で登場するクロコダイル国の王女アニーが個人的に好きです。 おまけマンガで描かれるお話も温かく、懐かしい記憶を呼び覚まされました。近所に大きい病院ではなくおじいさんがひとりで営んでいる皮膚科があり、そこの独特の匂いと、静寂の中に古い時計が針を進める音だけが響く空間が何とも言えず好きでした(そこで『週刊少年サンデー』が置いてあり、『うしおととら』などに滾っていたのも良い思い出です)。何より、その老先生がとても穏やかで優しくて、通うのが苦ではなかったのはありがたいことだったなぁと。あの時に受け取った温かさを忘れずに、私も世界に返していきたいと思い直しました。化物嬢ソフィのサロン皮一枚だけを治す魔法 #1巻応援3わかる
ゆゆゆ5ヶ月前本作からスタートでも楽しく読めます。 室町幕府末期〜戦国時代、近江(滋賀県)の小国を舞台にした「淡海乃海 水面が揺れる時」の外伝です。 見た目は5歳、中身は50歳+α(現在の年齢)の精神年齢をもつ、かつては歴史好きだった転生主人公。 何かあれば「童だからわかんない」を盾に出すものの、歴史の指針が見えているせいもあって、頼れる男と化しています。 外伝とは言え、興味を惹かれる展開は本編と変わりません。 皆が腹の中を探り合っているので、少しでも何かが異なっていたら、全く別の展開になるんだろうと想像できます。 実際の歴史もこんなふうに、いろんな思惑が入り乱れて織り重ねられていったんでしょうか。 ちなみに、フィクションで歴史上の人物が出てくると、最初に読んだ作品のイメージが今読んでいる作品に引きずられることはありませんか。 わたしは、弾正がそれです。 やたら腹黒いイケメンに見えます。羽林、乱世を翔る~異伝 淡海乃海~本編では武家として生きる主人公が、公家になっていたらというifストーリー2わかる
ゆゆゆ5ヶ月前2010年より、小説家になろうで連載されている小説のコミカライズ版です。 あらすじをみて、実はこれは何かの作品の外伝なのかと調べてしまいました。 本編でした。 彼女たちの出会いと絆を描く、道中を楽しむ作品なので、最終的な展開は道しるべ程度なのかもしれません。 さらに2024年5月現在、原作小説はかわらず更新されているようです(現在2684エピソード)。 漫画の刊行分で読めた部分はいったい何分の一なのかと、壮大な物語に思いを馳せてしまいます。 そのせいでしょうか。 話数を経て、登場人物の裏表が描かれていても、「まだ何をいろいろ隠しているんですか?」という気持ちがしてきます。 アルフィリースとシスター・アノルンに対して仲がいいなとか、不思議な縁での友情が続くといいなとか思いながら、やはりあらすじによるネタバレである、"後に「魔王アルフィリース」として歴史の編纂で審議を問われる女剣士"が心のどこかにひっかかりながら、読んでいます。呪印の女剣士@COMICあらすじに最終的な展開が描かれているッ!2わかる
名無し5ヶ月前2024年春の四季賞は力作揃いでしたが文句なし大賞作だと思います。次点の「弟の俤」がとても絵が上手くてそれに比べるとその点は劣るのですが、コマの流れやセリフが自然で読みやすくいつでも連載をしそうな力のある作家さんだと感じました。1930年代のアメリカの人種差別という難しいテーマを選んで描き切るのもすごいです。ただ上手くまとまってるからこそ読後の引っ掛かりとしては弱いような気がしました。連載するならアフタヌーンよりもビッグコミックが合いそうな気がしますよね。とにかく次回作が楽しみです。果たされない歌文句なしの四季賞大賞作!!2わかる