たか
たか
1年以上前
も〜〜これだからサンデーさんは最高…!!流石「可愛い女の子」と「ファンタジー」に定評がある週刊少年サンデーさんだけある…!!!魔王城でおやすみも水女神は今日も恋をするか?に並ぶ美少女×ファンタジーものです…! **んも〜〜まず扉絵が美しすぎる…!!** https://res.cloudinary.com/hstqcxa7w/image/fetch/c_fit,dpr_2.0,f_auto,fl_lossy,h_365,q_80,w_255/https://manba-storage-production.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/board/thumbnail/111406/f5c7ce5d-cce1-4ff8-827b-b504bcf435ea.jpg これもうサンデーじゃなくてCheese!ベツコミでも行けるでしょってくらい可愛い**(そんな素敵な絵が少年漫画雑誌に載ってるところがまたいい)**。 主人公・ゆりこはタイトル通り、容姿端麗で上品な振る舞いの生徒会長というパーフェクト・ガール。が、実は彼女の想い人は二次元キャラ「アポロン様」で**かなり強火のガチオタ**。ある日学校で、告白を断った男の子の近くをゆりこが通りかかると不思議な世界にいて…というあらすじ。 思いの強さが力になる「心の世界」では、その人の持つ「悩み(クレーシャ)」に思いが届けば元の世界に戻ることができるのだけど、**推しへの愛がめちゃくちゃ強いゆりこは、つまりめっちゃ強い!!!**シンプルな設定がまた素晴らしい。 そして**心の世界の案内人・ポッケちゃんか、かわ〜〜〜!!!** ゆりこがクールビューティーなら、ポッケちゃんは幼女(ロリ)かわいい!困ってるお顔が最高にキュート。 https://i.imgur.com/jDdpD2d.jpg (『パーフェクト・ガール』あおきいっぺい。第1話より) 心の世界での細川の描写が藤城清治とか劇団イヌカレーっぽくて(※メルヘンで可愛いのにホラーの意)すごく好きです。 **そしてこの見事な蹴り!!!もう完全にこれニチアサヒロインのそれですよ…!!**幼い頃から刷り込まれているので反射で愛してしまいます…強くて美しい女の子好き… https://i.imgur.com/DlwAgZF.jpg (『パーフェクト・ガール』あおきいっぺい。第1話より) 個人的に一番見てほしいのが、**1話に出てきた「心の世界」を描写した見開きです。最高すぎるのでぜひお金払って見てください…!!!** 魔王城でおやすみ第1話のカラー見開きや、ナルトが修行から戻ってきたときの木の葉の里の見開きのような迫力を感じました。 こちらはシリーズ連載とのことなので、ぜひその後は続編を連載してほしいです…!!編集部の皆様何卒…!! 【追記 2019/11/06】 すっかり5話構成だと思っていたのですが、4話で最終回でした。 好きな人の前で本気を出すのをためらうゆりこの姿が、「パーフェクトではない」ごく普通の女の子で新鮮でした。けどそこからのリカバリーの方法がとんでもなくて、笑えるわ格好いいわで流石だなと…。 アポロン様にしか興味がないゆりこは、巻き込まれてからずっとカラフルバスターズのみんなに塩だったので、きっと今回限りでスパッと活動を断るんだろうな〜と思っていました。なのでオチには本当に驚きました! **そりゃ本来一生逢うことが叶わないはずの相手に逢えたし、最強のゆりこが願えばこれからも会えるとわかっちゃったもんね…!!*" 個人的には、結びがちょっと急でゆりこの情緒が忙しく感じたので、できればあと1話ほしかったなと思います…! なのでぜひ連載化してたっぷり見せてもらいたいです!とても素敵なシリーズ連載でした…!
mampuku
mampuku
1年以上前
アメリカ合衆国が定義した、陸・海・空・宇宙空間に次ぐ「第五の戦場」ともよばれる"インターネット空間"を舞台とし繰り広げられるサイバーバトルの漫画。エンジェル投資家・坂井に才能を見出された天才ハッカー少年・是枝は、全く新しい形のサイバーセキュリティを立ち上げ様々な犯罪者たちと対峙していく。 我々の祖先が「集合的想像」による虚構の世界(宗教・国家・貨幣経済など)を獲得したことで核家族や小さな村落の枠を超え数千人、数万人を超える協力のネットワークを生み出すことに成功したことで、彼らはネアンデルタールをはじめとするほかの霊長を滅ぼし地球上の覇者となった。そして2千年紀の終わり、人は新たな世界「情報通信網」を作り上げた。何万年もの昔に生まれた「集合的想像」の虚構は、「情報通信網」によって急速に拡散し共有され、文化という文化を均した。インターネットの出現は、宗教や貨幣が世界を変えたことと等価かもしれない。 急速な変化に苦しむ旧い社会・体制はやがて淘汰され、「第五の戦場」を征服した者が新たな世界の王となる。ロマン主義の思想は人々に自由と幸福の追求を促し、そのために人々は富を蓄え、それを消費した。新しい虚構世界の誕生はそうした旧来の幻想を壊し誰も想像してこなかった価値観をも生み出しうる。 そうした新しい空間の冒険者である是枝そしてライバルの笑い猫やValkyriaと、彼らの手綱を引き、貨幣と法の支配する現実社会に繋ぎとめる役割をする坂井、サイバー空間を征服することで世界の王になろうとしている魔王のようなラスボス──。日本にはハッカーが足りないとは耳にするけど、案外いま一番必要なのは坂井さんみたいな人なんじゃないかなぁ あと一番重要なポイントですが、ヴァルちゃん可愛すぎません?めっちゃ好み。。
ウマタロ
ウマタロ
1年以上前
川三番地のデビュー作「男ぞ!硬介」の次に描かれた1980年代の忍者ギャグ漫画。なぜ主人公を忍者にしたのかわからないほど無秩序でハチャメチャな学園ギャグとなっている。ダジャレの手数は非常に多いのだが、お世辞にもいずれのギャグも面白いとは言い難かった。(時代的な感覚の差もある…)決して「こいつら100%伝説」のような忍者コメディを期待しないように。 なので、ここではギャグ以外の部分で作品の魅力を伝えたいと思う。 (1巻)とにかく時事ネタが多い 80年代初頭に流行った商品や芸能人、スポーツ選手、CMネタなどが大量に使われてるので、時代の流行を感じることができた。(自分は半分ほどしか判らなかったが…) (2巻)アーチストリーグの思い出話、そして野球試合が描かれる アーチストリーグとは、水島新司先生を中心とした漫画家とその関係者の草野球大会の事。作者はもちろん、ちばてつや先生のチーム「ホワイターズ」 に所属していたと思われる。ギャグを交えながらではあるが、試合形式の野球マンガとして描かれている。後の「4P田中くん」「Dreams」など、名作のルーツがここにある。 (3巻)最終話の俯瞰図 最終話では大勢のキャラが登場するのだが、1ページの俯瞰で描くシーンはさすがの一言。大師匠・ちばてつや先生の息吹を感じた場面だった。
サミアド
サミアド
1年以上前
古今東西の英霊がスタイリッシュバトルを繰り広げるFate(フェイト )のスピンオフです。 シリーズを知らなくても楽しめます!(多分) 「仮面ライダー龍騎と似た設定…?」ぐらいの知識でも大好きな漫画になりました!(体験談) 「聖杯戦争」が始まる1年前。 原作主人公の衛宮士郎やヒロインも登場します。英霊も少し出ます。 しかし、バトルは一切ありません! 4コマ誌「ぱれっと」で2006年から続く長寿コメディ漫画です!安心。 主人公は原作で ほぼモブキャラの眼鏡っ娘「氷室 鐘(ひむろ かね)」 それに親友2人を加えた陸上部3人娘がメインキャラです。完全無欠の一般人です。 主人公達がアナログゲームしたりアライグマ捕まえたり遠坂凛をミスコンV2に導いたり長野旅行したり陸上部で散々な結果を出したりカードゲームで盛り上がったり馬鹿話したり怪しい英雄を妄想したりします。 裏では色々起きますが現在は聖杯戦争の被害を抑えた この漫画だけのパラレル世界に突入しています。 会話や無駄知識が面白く、話もブッ飛んでいてワクワクします。 作風としては『ふおんコネクト!』などの「ざら」先生に少し近い気がします。 パロディや小ネタがモリモリ盛りに 盛りだくさんで、元ネタ探しも楽しいです。 作者さんは原作の大ファンで、趣味全開で氷室ばかり描いていたら公式から連載オファーが来た猛者です。リスペクトばっちり(のハズ)なので原作ファンも納得です!(多分) 画像は台風の日にあえて友人宅の雨どい修理を強行したがるマキデラと家でくつろぐ氷室・三枝(さえぐさ) 陸上部3人娘です。
古今東西の英霊がスタイリッシュバトルを繰り広げるFate(フェイト )のスピンオフです。
シ...
ぺそ
ぺそ
1年以上前
以前に読んだものをふと再読したくなって読んだのですが、やはりドクターが本当にかっこいい✨そして今回読んで一番驚いたのは、このドクターも病院もナースも本当に実在する方だということ。 前回読んだときは、「ナースの方のエッセイ漫画だけど、プライバシーに配慮してたぶんフィクションもふんだんに混ざってるよね…」と思いながら読んでいました。そのくらい設定がかっこいいんです! ・病院は関東大震災でも空襲でも焼けなかった洋館で文化財 ・ドクターはロシア革命から逃れてきた両親を持つ満州出身の多言語話者で「無国籍者」 ・お金がない人からは治療費をもらわない ・日米露からスパイ容疑をかけられ連行される ・診療に本名もパスポートも不要 ・日本に来たマイケル、ブラピ、マドンナなどを診察するも彼らが何者なのか全然知らない ……これでエッセイと信じられなくても当然じゃないでしょうか。 が、今回はこの作品を久々に読もうと検索した際にドクターご本人の記事を見つけてビックリ!全部本当だったとは衝撃です。 https://wedge.ismedia.jp/articles/-/1068 https://www.1101.com/yamamoto_rumi/2014-12-08.html 怪我人が海外から帰国する際に付き添う「エスコートナース」としても活躍されている方の目線で病院内の日時が描かれます。 ・全身真っ青な患者=水疱瘡のロシア人 ・待合室にモハメドさん多すぎ問題 ・検尿が通じずまさかの…… ・世界のご当地民間療法すごすぎ などなどそのドタバタぶりが本当に面白かったです! 仕事中、結果待ちの患者さんと一緒にのんびりコーヒーを飲んだり、建物が気に入ったという方に毎朝待合室に新聞を読みに来るのを許したり。 昔ながらの人情、いい意味でのゆるさ優しさが残っている本当に素敵な病院で、日本の保険は効かなくてもここでお世話になりたいなという気持ちになりました。 ネトフリでアニメ化して世界中に配信されてほしいなぁ。 エッセイ漫画好きなら絶対読んでほしい作品です♫
以前に読んだものをふと再読したくなって読んだのですが、やはりドクターが本当にかっこいい✨そして...
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前
BLにまったく興味がない男性でも十二分に楽しめる作品であることは最初に断っておきたい。 少女マンガは萩尾望都、大島弓子、木原敏江、竹宮惠子、青池保子、山岸凉子ら24年組と呼ばれる作家陣によって、1970年代に多大な発展を遂げた。 その内の一つの成果は1973年の『トーマの心臓』や1976年の『風と木の詩』に代表される、今でいうBLという括りの物語の萌芽だ。美しい少年たちが織りなす美しい物語に人々は心酔し耽溺した。 1978年10月には、後にそのタイトル自体が代名詞のようにつかわれるようになる雑誌『JUNE』の前身である『COMIC JUN』が刊行される。 その狭間、1977年に始まったのが青池保子の『エロイカより愛をこめて』だ。この前年に描いた『イブの息子たち』共々、それまでは基本的にシリアス一辺倒だった男性同士の恋愛を描いた物語にコメディ要素を取り入れた先駆的な作品である。 この遺伝子は1978年開始の『パタリロ』にも受け継がれ、これらの作品に登場する美形黒髪長髪男子は今もなお多くの人に愛好されている。 『エロイカより愛をこめて』は、少女マンガの題材としては非常に硬派な東西冷戦時代の政治の世界も絡んだ怪盗とスパイの物語だ。当初はコメディ色が強かったが、硬派さが人気を博すと物語もシリアスな方向にも舵を切っていく。 美術品と男性が大好きなエロイカことドリアン侯爵と、彼に気に入られてしまう鉄のクラウスことエーベルバッハ少佐の奇妙で熱い関係は実に魅力的だ。 この作品のお陰でドイツのエーベルバッハ市への観光客が急増し、1990年にはエーベルバッハ市から表彰されたという逸話も存在する。 エーベルバッハ少佐の好物の一つがネスカフェゴールドブレンドなので、私が運営していたお店でも扱っていたのはゴールドブレンドであったことはここだけの秘密である(私は本来はエクセラの方が好きだ)。 冷戦時代の空気、背景を学ぶ歴史の参考書としても一読に値する名著なので長さに気圧されず少しでも触れてみて欲しい。