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大手広告代理店で働くデザイナーの渡瀬佐代は、身に覚えのない上司との不倫を告発する怪文書をばらまかれ退職を余儀なくされてしまう。そんな時、佐代は新進のデザイン集団<アンロック>のCCOの橘修人からヘッドハンティングを受ける。以前から憧れていた<アンロック>からの誘いに二つ返事で転職を決めた佐代だが、オフィスで会ったCEOの神楽総二郎は佐代の顔を見るなり「この女はうちに相応しくない。帰れ」と嫌悪感をあらわにする。橘の口添えで入社を許可された佐代に、神楽は無理難題を押し付けてきた。なんとか神楽に認められようと懸命に働く佐代だったが、佐代を見る神楽の瞳の奥には憎しみと悲しみが宿っていた…。次第に距離が近づく佐代と神楽。神楽が時折見せる優しさに、佐代は少しずつ神楽に惹かれていく。しかしその優しさすら神楽の「罠」だった。佐代が手に入れようともがく「愛」は、「偽りの愛」だった。神楽が抱く「憎しみ」とは? そして佐代もまた、長い間「心の重し」を抱いてきた。二人が心に抱くものが交差するとき、本物の愛憎劇がはじまる――。謎に包まれた復讐と純愛の物語。
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「僕の上で乱れる君は最高に魅力的だよ…」憧れだった役者の道へ進んだ穂花。ある日、先輩女優の瞳子に誘われてセレブが集うパーティーに出席することに…。そこで出会った男に夢を否定され…激高した穂花は手元のシャンパンを男の顔にぶっかけてしまう。数日後、穂花の元に初のCM出演オファーが舞い込んできて――。依頼主はあの時の?!一躍急成長を遂げる大手通販会社の社長、桜庭涼介だった。まさかこんな形で再開するなんて。あの時の失態を謝る穂花だったが…。僕の恋人になってよ。それでこないだのことはチャラにしてあげる。…どうせまた私のことを馬鹿にして。ダメなのに…耳元で囁かれるとだんだんカラダが熱くなってきて…。