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名菓の老舗の一人息子、29歳の雄介と結婚した26歳の奈佳子。玉の輿ではあったが、それなりの愛情を奈佳子は信じていた。夫亡きあと、一人で店をきりもりしていた姑から、短期間で店の経理を任されることになった奈佳子だが、店を拡張するという雄介の野望に不安を感じる。そんな時、雄介が店の金を無断で持ち出し、３日も帰ってこない。彼は、いったいどこに…!?

優しい夫、久也、一人息子の優一と幸せな日々を過ごしていた27歳の主婦・里加子だったが、同居する姑のトミ子にカメラを与えてから、生活が一変した。近所の人たちの不倫現場や、マナー違反などを写真に撮り、町内掲示板に貼り出すトミ子。姑は町内のフォーカス記者として人気者に。だが、周囲の人々は里加子たちを避け始め…。

長女ひろ美、次女ゆかり、三女くららと３人の娘に恵まれた洋子。やがて３人は成長し、それぞれが幸せな家庭を築いていくことを洋子は願っていた。その後、夫を病で亡くした洋子だが、何か起きたら３人のうち、誰かが助けてくれると信じていた。だが、長女ひろ美の夫が、次女のゆかりと不倫していることを知り、一挙に不幸の波が押し寄せて…。