のひめなつくも

のひめなつくも

とある地方の神社に祀られている神様の一人“のひめ”こと“ハヤオカナハナノヒメ”と小学5年生の葦原那美、小学1年生の葦原太一の姉弟との交流を描いたシリーズの続編のほか、「ワニ姫さま」「おにこもりの話」「N.A.ノーズアート」等を収録。●「のひめなつくも」第一話「雨とバネと夏の雲」。ナミの親友、しまちゃんのアンデスという楽器を壊してしまったスサくんのお話。第二話「月夜の流れ弾」。ミケが月夜に散歩していると、流れ弾三神がのひめに代わって土地を治めようとするお話。第三話「子供の味方(三年前)」。ナミとタイチの三年前のエピソード。そこにも、のひめは確かにいたのだった。●「のひめたおやか」第一話「神様将棋対決」。岩木のオジジが将棋盤の前に座ったというので、さあ大変。なにしろ60年振りというのだから。対戦相手は道祖神のミカヅキさん。その秘めた思いは?第二話「ミケのケン玉」。ミケがケン玉に挑戦すると、あらら、大変なことに。そこで、岩木のオジジが作ってくれたケン玉とは。第三話「ムジナの黒丸」。遠くから旅をしてきたムジナの黒丸がのひめと出会うエピソード。第四話「突出のミカヅキさん」。将棋を覚えたてののひめがミカヅキさんと対戦。その結末は?第五話「バケ屋の黒丸」。第三話で登場した黒丸は怖い姿に化けることが得意。だが、その力がまったく効かない存在が…第六話「のひめたおやか」。三毛猫の子供たちと戯れ、幸せを願うのひめ。●「ワニ姫さま」。泳ぎの下手な主人公がワニ姫さまを助けて、お礼に貰ったものとは?●「おにこもりの話」節分に現れた鬼はいつもの鬼ではなく、鬼の子だった。鬼の子は決闘を申し込まれ、対決の場へと向かう。●「N.A.ノーズアート」死にかけた飛行士の見た夢は?
のひめおかぐら

のひめおかぐら

とある地方の神社に祀られている神様の一人“のひめ”こと“ハヤオカナハナノヒメ”と小学5年生の葦原那美、小学1年生の葦原太一の姉弟との交流を描いたシリーズ。「のひめおかぐら」「のひめあひみて」「のひめにぎたま」の3編を収録。●「のひめおかぐら」神社の境内で太一少年が絵本を読んでいると、大きな鈴をつけた三毛猫が現われ、気をとられている隙にのひめに本を取られてしまう。のひめは神社に祀られている神様の一人なのだった。三毛猫は喋るネコでミケという。太一少年がのひめにお話をせがむと、いなばのしろうさぎの話を説明するのひめ。そこに本物の大黒様が現われて…。●「のひめあひみて」葦原太一の姉の那美とのひめの出逢いを描いたエピソード。博打に負けたミケがのひめの怒りを買うことになるが…。のひめに許しを乞うミケと学校では腕白な乱暴娘、那美の意外な一面を見て照れる同級生、須佐のゆるい恋のお話。●「のひめみぎたま」那美と太一の家はラーメン屋でお父さんは味の追求に悩んでいる。ラーメンを食べたことのないのひめは姉弟からラーメンを食べにきてと誘われて、ラーメン屋に行くことになるが…。神様はラーメンが大好きという微笑ましいエピソード。
コムラリアン

コムラリアン

バラエティに富む異色作品集。「フルキヨキ」は大学卒業を間近にした主人公の行動とともに大学時代を思い返す抒情的な作品。「少女アリの部屋」はデカルトの形而上学から発想された作品で、夢と現実の狭間で迷う主人公の姿を描く。「マルのかたち」では性別の無い人間が存在する近未来の社会という設定で、主人公のトラウマと友人との関わりを見事に描いている。方向性の違う3作品だが、これらが纏まることで魅力的な作品集となっている。
如何にして彼女は虜囚たりえたか

如何にして彼女は虜囚たりえたか

個性的な絵柄で構図に躍動感を感じられるひらのまさのりの作品集。●「如何にして彼女は虜囚たりえたか」誰もいない学校の屋上は解放感に溢れた世界。授業中で誰も来ないとわかっていればスッポンポンになったって平気。だが、一陣の突風によって衣類が吹き飛ばされることで状況が一転するシチュエーション・コメディの表題作。他に必殺のボディブローを持つ女子校生の話「BodyBlow」、天使から悪魔に間違われた男の話「Black&White」、4コママンガ「真田ぬこ」を収録する。●「魔剣フンバルトモーデルの轟き」魔剣フンバルトモーデルに導かれて異界に紛れ込んでしまった女子高生は強烈な便意のあまり、状況がよくわかっていなかった。気が付けば魔剣フンバルトモーデルのおかげで邪悪な森の怪物たちを薙ぎ倒していく。はたして彼女は無事トイレに辿りつけるのか?●「へれいめ」vol.1Heidon’sELECTRONICIMAGEを略して“へれいめ”。この巻には謎のロボットと闘うヒーロー、ブラックフェイスの物語「ハンバーガー1コじゃ足りない」、賞金首「首継ぎのざくろ」の物語「肉汁胡乱」、マンガ家の姉と妹のボーイズラブに関するコメディ「おねーちゃんといもーと」の3篇を収録。●「へれいめ」vol.2この巻ではセリフを一切排除して描く「JUNKINJUNK」、その続編でジャンク品からお宝捜しをする主人公ユンカの「DISINTERGRATOR」の他にバラエティに富んだ「聞くと刀と女子高生2」「FLYNGTHESANADIANCAT」「新発見!シグマ大学」を収録している。●「要塞教室アルトバラコ」聖メカニカル学園を舞台にメカオンチのアルとメカに関しては天才的なバラコの対決と友情を描く。併録の「戦車vs.日本刀」「知ってる女」「聞くと刀と女子高生」「THREEFAVORITES」「真田ぬこ」アクション、コメディ、4コママンガと幅広い作品を収めている。●「TaxMachine」この話の舞台は人間が悪徳と腐敗を駆逐するために社会を人工知能を基盤としたシステム「Kボーグシステム」に委ねた極めて合理的な世界。このシステムは3日ほどは上手くいった。3日目以降は荒廃の一途を辿った。そして、…●「ランチデスマッチ」マスターから魔法を習得中の魔法使いの卵ティコがドラゴンと遭遇し、ドラゴンと対決することになるドタバタコメディ。●「やさしい悪魔」契約を取ったことのない悪魔が初めて契約を取ってしまうことから始まる「やさしい悪魔」、空を見て金ダライが降ってくる恐怖を克服する「空を見るもの地を見るもの」、ストラップが引っ掛かったことでテスト前の勉強を一緒にすることになった「BloodyStrap」。他に無声4コママンガのシリーズ「真田ぬこ」「真田ぬこの情景」「真田ぬこの相談」を収録している。
霊能番長

霊能番長

これまで、5作品を紹介した怪奇探偵シリーズとは趣の異なる新シリーズが『霊能番長』だ。この霊能番長は根本尚が学生時代から描いていたという。2008年から再びこのシリーズを描き始め、1~6話を2009年に『霊能番長』として、7~9話を2010年に『霊能番長2』としてまとめられた。この本は2冊の総集編であり、書下ろしの新作も1篇追加。10作品をまとめて読むことができる。基本的には霊能を持つバンカラな番長が助手役となる神路壱与とともにさまざまな妖怪を退治していくという作品。どの作品も10ページ前後の掌編で、ギャグのセンスが秀逸。妖怪やギャグマンガが好きな人なら、存分に愉しむことができる作品集となっている。
日記漫画 札幌の六畳一間

日記漫画 札幌の六畳一間

怪奇探偵シリーズでおなじみの根本尚が某誌から依頼され、日記漫画を描き始めるも、あえなくボツになったことで始まった日記漫画。この総集編では2010年5月から2012年10月までに描かれた42エピソードを収録している。単行本なし、受賞歴なし、アシスタント歴なし、担当に会ったことなしの北海道在住の売れない漫画家を自称する根本尚の日常がディープに語られる。貧乏ならではの洗濯や食事にまつわるエピソードから漫画家にとって非常に苦しい連載打ち切りに関するエピソード、同人ネタ、古本ネタなど、根本尚独自の切り口が心地良い。怪奇探偵シリーズを読んだら、ぜひこの日記漫画も読んでいただきたい。
真空地帯

真空地帯

全12巻の大河ドラマの第1巻。地震と凶悪なウイルスによって荒廃した世界を描いた作品。神奈川県厚木市にある理化学研究センター、そこは日本でも数少ないP4実験室を完備し、エボラ出血熱等危険度最高レベルのウイルスを扱える施設。ここから最終ウイルス兵器“Z”が研究の第一人者であった矢口博士によって持ち出される。そのタイミングで関東大震災よりも規模の大きい関東大地震が発生し、最終ウイルス兵器“Z”が拡散し、さらには東海地震も発生し、日本政府は南関東を囲むかたちで自衛隊を配備、関東隔離政策を実施することになる。そのような背景のなか、テツをグループリーダーとする子供たちの共同生活が営まれていた。ある大人グループと対立し、囚われていた怜子がグループに合流する。テツたちは「帝王」の支配下に置かれた町から物資を盗もうとして、大人たちの罠にはまるのだが…
Armatura(アルマトゥーラ)

Armatura(アルマトゥーラ)

どこの国かは明示されていないが、中世の騎士道社会を舞台に、偉大な父を持つフリッツ(ジョン・フリッツ・アウグスト)とイケ面のエリアス(エリアス・シアルヴィ)という二人の騎士を主人公に描いた作品。二人ともその出自に謎があり、その謎と因果が物語の軸となっている。病床の父が残した言葉を頼りに雨の騎士を探す旅に出発するのだが・・・この巻では序章に当たる、第1話から第3話までを収録。画力は高く、時代考証も的確で読み応えのある作品だ。全4巻。
~いつも心に太陽を~

~いつも心に太陽を~

魔法少女をモチーフにした短編。セーラームーンやプリキュアのような魔法少女ルナエンジェルとタバコ怪人との闘いを描くが、それに留まらず、主人公(女性)が子供時代の記憶を甦らせ、ルナエンジェルとともに闘いに参加するところにほのかな感動を感じさせる。
怪奇探偵シリーズ

怪奇探偵シリーズ

推理小説作家の芦辺拓、有栖川有栖の両名が『このミステリーがスゴい!!2013年版』(宝島社)で紹介し、絶賛している幻の傑作探偵マンガ。実験部に所属する女子中学生の名探偵、写楽炎(シャラクホムラ)が、助手の空手くん(山崎陽介)とコンビを組んで毎回怪奇な事件を見事に解決していく。発端は怪奇な事件ではあるが、謎が解ければ実は整合性のとれた事件ばかり。トリックの解明も見事で、本格探偵マンガとしても出色の出来。この巻ではシリーズ第1作の「一つ目ピエロ」、第2作「血吸い村」、第3作「踊る亡者」を収録する。江戸川乱歩の少年探偵シリーズが好きならば、気に入っていただけるだろう。作者の根本尚は秋田書店の『ミステリー・ボニータ』でも「恐怖博士の研究室」を連載中。●「一つ目ピエロ」(100ページ)。数学の春日井先生が一つ目ピエロに殺された。春日井先生の残したダイイングメッセージと密室消失の謎を写楽炎は解くことができるか。そして驚愕の結末は。写楽炎、最初の事件。●「血吸い村」(104ページ)。隠れキリシタンの村で吸血鬼を名乗る怪人が次々と殺人を犯す。そして写楽炎の目の前で展開される拷問部屋での殺人。炎はアリバイを崩せるか。ダイイングメッセージの謎とは。●「踊る亡者」(36ページ)。自殺の名所の断崖に現れたエビス面の男。男はためらう自殺未遂者を叩き落とした。正体を突き止めた炎も海へ落とされる。そこで炎が見た恐るべき光景とは。
宮部サチ短編集:エスの季節/まなつのまなざし

宮部サチ短編集:エスの季節/まなつのまなざし

少女同士の思いを綴った百合マンガを2篇収録。「エスの季節」は良妻賢母であることが良しとされた大正期の二人の女学生の出逢いから始まり、吉屋信子の『花物語』をはじめとした少女向文学と婦女子が観ることを禁じられていた活動写真をモチーフに二人の思いが重なっていくさまを描いた抒情に満ちた作品。併録の「まなつのまなざし」では現代に舞台を移し、美大を目指す二人の女子高生のほのかな愛情とひみつの出来事を描いている。