過去作のキャラを登場させる手法は瀬尾作品では常套ですが、最新作「ヒットマン」で柚希と青大たち「君町」キャラがこれまでになくガッツリ話に絡んできていたので、久しぶりにまた君町が読みたくなってしまいました(思うツボ) マガジン誌上で、くっついたり離れたりする少女漫画的なストーリーといったら「ドメカノ」の流石景先生が台頭するまえは瀬尾氏の代名詞だった気がします。
※ネタバレを含むクチコミです。
高校三年間、特になにもせず、友達も無く、ひねくれるだけ、ひねくれて卒業式の日を迎えた今村が、ひょんな事から入学式の日にタイムスリップ(作中ではアゲインと呼ぶ)。高校三年間をやり直して行く話。 自分も高校三年生の時に、今の状態で一年生から、やり直して〜〜って思ったことがある。多分、みんな1回はあると思います。 いわゆる「強くてニューゲーム」状態ですが、本作の今村くんは、強くないのがポイント。 自分の三年間がどうなるか知っているからこそ、勇気を振り絞り、失敗し、もがきながらも成長していく姿は、胸が熱くなります。 作中で今村くんは、やたらリア充化していくのですが、卑屈でネガティヴがベースにあるので、ヤキモキすることもありますが非常に好感が持てます。 本作を読みながら、オレも今アゲイン中って設定で生きることにしようと心に決めました。 アゲイン〜〜
『シュガーズ』と呼ばれる、かわいいモンスターのようなぬいぐるみのような生き物が暮らす世界。 アニメで言えばミッドナイトホラースクールや、アドベンチャーランド、モンスターズ・インク。漫画ならマシュマロ通信(タイムス)が好きな人間には堪らない! 殺人事件の犯人が現れるシーンは、シュガーズ達がかわいらしいゆえに物凄く不気味で恐ろしい…。 ホラー・サスペンスに友情が詰まったいい読切でした。 https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156635675366
『からかい上手の高木さん』『くノ一ツバキの胸の内』山本崇一朗先生の新作! 相変わらず素晴らしい安定感! ポーカーフェイスの後輩男子にじわじわ攻められるかわいい先輩女子がかわいい! 困ったときやどや顔、焦ってる感じの目線や豊かな表情、くちの表現が好き! シンプルなようでいて抜いてないようなバランス感覚、柔軟な線! 「高木さん」では男子が攻められたけど、今度は逆!これもまた最高! 藤井聡太による将棋ブームで将棋なのか、攻める守るといった言葉遊びの要素以外は、将棋である必要性はないような気もするが、 会話しながら、考えながら、対面で、床に座って、あまり人気ない部活で、となると将棋がちょうどいいのかもしれない。 なんにしろ、とてもいい・・。
米4合は炊きすぎだろ…3合でいいよ。 いや、わかるよ? 「3合だと少ないかな…」って思っちゃうよね。 そんで炊きっぱで放置しちゃうのもわかる。 たまにしか自炊しないから忘れちゃうのよ、炊いたこと。 んで、ジャーの中で保温(もしくは常温)で放置された米の状態が気になっちゃうのも、すごーくよくわかる。 ①工夫して料理して、②料理して、③料理して、からのオチはズルい…!!! めちゃめちゃフツーの1人暮らしあるあるとして読んでいたところに、あのくだらない完成品はズルいって!! 最後まで読んでから1ページ目の作者名を読むとフフッとなる。好き
いわゆる初期不良などを意味する『バグってる』先輩と、それに思いを寄せる女の子の話。こういう話は好き。 漫画表現を活かした、変化球のラブコメ漫画。週刊少年ガールを思い起こさせるが、こっちはよりギャグテイストに寄せられているために差別化できてる。読切にとても良く合っている設定だった。連載するにはかなりの引き出しが必要そう。頑張ってほしい
表紙だけ見ると、なにこれ?別漫画?って感じがするけど、全巻を通して読んでると意外と違和感ないよ。翔太の寿司の全国大会編の漫画。 最終決戦は王道ながらにあのライバルとの決戦になった。あの人は、初登場時はここまで重要な立ち位置になると思わなかったなぁ……。せいぜい笹寿司のコマがいいところだと思ってた。 まぁそんなわけで王道的にも楽しめるし、笹寿司の悪行も見れる楽しい漫画。未読の人は、ぜひ読んでみてほしい。
笹寿司の悪行が有名な漫画。 とはいえ、笹寿司だらけの話かというと実はそうでもない。最初の最後でとてつもなく邪悪なことしてるから、そのイメージが強いだけ。 納豆を作ってる家で生まれた子供の回をよく覚えてる。あのイジメはちょっと心に来た。が、料理をすればイメージが変わる。子供に悪いイメージを払拭させたこの回は、料理の可能性をしっかりと伝えてくれた回だった。
過去作のキャラを登場させる手法は瀬尾作品では常套ですが、最新作「ヒットマン」で柚希と青大たち「君町」キャラがこれまでになくガッツリ話に絡んできていたので、久しぶりにまた君町が読みたくなってしまいました(思うツボ) マガジン誌上で、くっついたり離れたりする少女漫画的なストーリーといったら「ドメカノ」の流石景先生が台頭するまえは瀬尾氏の代名詞だった気がします。