※ネタバレを含むクチコミです。
毎週モーニングで読むのが楽しかったです。特に前半の昔の少女漫画みたいなノリがたまらなくツボでした。大正時代に実在した日本画家のカップルをモデルにしていて、漫画になるくらいだから波瀾万丈なのは仕方ないんですけど、2人がすれ違っていくのは読んでいて辛かったな…。でもあの状態からヨリを戻すからすごいです(実際にそうらしい)。最終4巻には描き下ろしのエピローグがあります。個人的に装丁を鈴木哲生さんがされているので紙で買うのがおすすめです。
そーっと(?)メジャーデビューしたロックバンドの日常漫画。元製薬会社の営業マンだったモーちゃんを筆頭にマニアな音楽好きが喜ぶような曲をやってるカッコいいバンドなんだけど演奏シーンはあんまりない!とはいえ単行本の最後ではドレスコーズの志磨涼平とかフジファブリックの名前があったので取材はしっかりしてるのかも…?もしかしてステージに立ってない時のミュージシャンのリアルってこうなのかッ!!?という面白さが読み終わってからジワジワ湧いてきました。読み返すのが楽しみだ。ちなみに1巻にはねねちゃんと巴ちゃん、3巻にはゴロちゃんとマキオくんの「誰も寝てはならぬ」メンバーも登場します。
実写映画などで「おいしいごはんと幸せ生活」と宣伝されていて「そんな作品だったっけ?」と読み直しました。むしろ日本で同性愛者が生活していくことの厳しさ、息苦しさがよしなが先生らしいかき方でさらりと書かれているゲイマンガの傑作のひとつだと実感しました。家に帰ってからの調理と、すきな人とのおいしいごはんは、そうした苦しさをカバーするためのリカバリー手法なのではと感じます。
この物語の着地点は何処なんだろう。 80歳の幸子が死んでしまったら18歳になっていた。 やり残したことが、人への執着ってのが深いなと思った。 幸子さんが息子君に会えてから、色々と話も動き始めた。お隣さんの仙太郎の人生も中々過酷で悲しい。 仙太郎も良かったと思う人生を送ってほしいなぁ。。 現実は人生やり直せないから、もし18歳に戻れたら自分どうする?何する?と思いながら作品を読んでました。
8月31日を繰り返してしまう、高校生男女2人の話。 ループするけど、この2人だけは記憶が残るという設定。 ジャンルとしては、ラブコメだと思う。 冒頭が毎話、服だけ代わって同じ感じではじまるのも特徴(添付画像) 懐かしい感じの絵柄や、野暮ったい男子とフランクな女子という関係が、おっさんである自分の心に謎に刺さりまくる。 夏という甘酸っぱい季節なのが、またいい。 なんとも形容しがたいのだが『タッチ』とか好きだった人は好きになってくれるんじゃないかと思う。 この2人だけ同じ日を繰り返しているのだが、基本はその謎を解くとかではなく、この現実を受け入れて、毎回2人でどこか行ったり、同じ日でも変化をつけて、笑いあり、ちょいシリアスありな展開が飽きさせない。 2人の仲も一進一退で、進んだと思ったらちょっと後退するなどの駆け引き的なのも良い。 この夏の終わりにぜひ読んで欲しい作品。
母親と別居しており、父からは母親に会わないようにと言いつけられている小学生の穂高は、どうしても「母の味」が知りたくて少しずつためたお小遣いを使って母親が惣菜担当をしているスーパーへ1人で向かいます。お弁当だけを買いお母さんには会わないと決めていたものの、やはり来たことはバレてしまいます。でも慌てて買ったお弁当の味は父親の料理の味と同じで…。 母親の味をスーパーのお弁当で味わうという現実とその発想がなんとも切ないのですが、この出来事をきっかけになぜ別居するに至ったかが明かされると、人には人の事情があるなというか全員が不幸にならないためにはこういう判断ができることって大事なことだなと思いました。いい話でした。
これといったものが見出だせないまま「これで最終回?」って 感じであっさり終わってしまいました。 ヒロインポジ的らしき人が新婦を惚れさせる魔性噂は見た目も キャラクターもそんな風には見えない違和感がありました。 費用をどこまでケチれるかをテーマにした回はコミカルでもあり 面白かったです。
冒頭のこの表情、どういう感情なんだろう。 左上を見るのは思い出すときというけど、そうしたあとの真上。 表情がみんな変わらないように見えて、目元の表情がよく変わる。 寒いから、口元はあまり動かないのだろうか。 あまりにも目の表情が変わる(変わらなさすぎることもある)ので大変顔がにぎやか。 言葉は多くないのに、「目は口ほどにものを語る」というのはこういうことかと、思わず膝をつく勢い。 もともとタイトルは聞いたことがあって、どうしてこの人はもの悲しい顔をしているんだろうと思っていたけど、まさかこんな漫画だとは思わなかった。 縄文時代から弥生時代への変化は、こういう感じだったのかなぁと思いながら読んでいる。 若い青少年が初期化した世界を行脚するのではなく、おじさん一人というのが哀愁溢れ出て、またおもしろいと思う。
※ネタバレを含むクチコミです。