ルポルタージュ

ルポルタージュ

2033年、近未来の日本。そこでは恋愛する者はマイノリティとなり、“飛ばし”結婚という、面倒事や痛みを伴わない男女のパートナーシップが一般化されていた。その象徴とも言える「非・恋愛コミューン」と呼ばれるシェアハウスが突如テロリストに襲撃され大勢の犠牲者が発生。中央新聞社会部記者・青枝聖は、テロ被害者のルポを書きながら恋愛に巻き込まれていく――。

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ご飯つくりすぎ子と完食系男子

ご飯つくりすぎ子と完食系男子

OL・荻野には、ご飯を作りすぎてしまう癖がある。ある日、隣に住む大学生・平瀬にあげることを思いつくが、平瀬の態度はなかなかつれなくて…? お隣同士から始まる食ラブコメディ♪ 電子限定おまけに描き下ろしカラーイラストを収録!

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アサ−シネ

アサ−シネ

犯罪組織が対立から連帯へと移行する時代。組織同士での抗争はリスクのみが増える不経済な行為と見なされ、各組織は雇った殺し屋に代理戦争をさせ、その勝敗による賭けに委ねることで問題を解決することとなった。代理戦争の舞台として、殺し屋同士が血みどろの戦いを繰り広げる現代の闘技場(コロシアム)が生まれた。 / 月刊コミックバーズ2013年11月号 第1~5話までを収録した別冊付録

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花束をください

花束をください

町はずれ、深夜の森。人生に終止符を打つべく、首に縄をかけた西田さとる(46歳)と棒居模羅流(19歳)。その偶然の出会いが《ふたり》の新たな始まりとなった――。これは、『生きた証』を残したいと迷走する男たちに捧ぐ讃歌の物語……のはずである。

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Under the Rose

Under the Rose

19世紀英国。没落貴族である侯爵家の娘・グレースは愛人のロウランド伯爵宅で謎の死を遂げた。彼女の息子ライナスとロレンスは実父のロウランド伯爵に引き取られるが、ライナスは母の死にロウランド家の人々が関わっていると疑念を抱く。真相を究明しようとするライナスの孤独な闘いが始まった――。

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アイとアオの境界

アイとアオの境界

東大阪で暮らすアラサー書店員・藍子と、ひょんな事から同居することになった無口で無愛想な大学生・蒼。お互いの印象は“最悪”だったのだが…!? 天堂きりんが贈る不器用な男女の同居物語、開幕。

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バリエ ガーデン

バリエ ガーデン

精神科医ダン・トルヴィルの庭で、ルナが見つけた少年デルタ。名前以外何も覚えていないデルタは、ダンの家を訪れた使い魔エドに自分が人ではなく“使い魔”だと告げられる。主人も魔力もない迷子の使い魔デルタは、エドとともに、魔術使いや使い魔も通う寄宿学校へ入学するが……。

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このはな綺譚

このはな綺譚

ここは、疲れを癒す極上の宿。どうぞ、つかのまの休息をお楽しみ下さい。あの世とこの世の間にある温泉宿で仲居のお狐たちがおもてなし。あなたの心に癒しの火を灯す、ノスタルジック和風綺譚、待望の完全新作、開幕。

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純喫茶ねこ

純喫茶ねこ

大学受験に失敗したショックから、飼い猫のお嬢と函館山へと逃避行してきた錦織紺。勢いで飛び出してきてしまった紺は、財布もお腹も空っぽ。途方に暮れていた紺がとある青年に連れて行かれた先は「純喫茶ねこ」で…!?

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おとめ妖怪ざくろ

おとめ妖怪ざくろ

人と妖怪が共存する日本。人間側が勝手に改暦をしたことで、反対派の妖怪たちが人間たちに対して様々な事件を起こすようになった。妖怪が関わる不可思議な事件を解決するため、人と妖怪との政府組織「妖人省」が設立された。「妖人省」に召集されたのは、人と妖怪の血をひく「半妖」のざくろ・薄蛍・鬼灯・雪洞と、陸軍少尉の総角・利劔・丸竜の7人。半妖の少女たちと陸軍少尉がコンビを組んで妖怪退治の任務につく!!

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ご飯つくりすぎ子と完食系男子

割れ鍋に綴じ蓋ならぬ作りすぎに完食系

ご飯つくりすぎ子と完食系男子
名無し

題名でほぼ完ぺきに話の中身が予想できてしまう 面白くて美味しいコメディ。 ほのぼの系というか癒し系というか。 しかし日常系ではないな。 だって、 ・綺麗な可愛い妙齢の女性が ・アパートの隣の部屋に一人暮らしをしていて ・美味しい料理を作れて ・必ずつくりすぎてしまう というのは、日常ではかなりありえなさそう。 特に最後の「必ずつくりすぎる」が(笑) 現実にありえそうなのは上記の4条件のうちの 2つくらいなんじゃないかな。 そういう意味では結構ありえない話なんだけれども、 食事はだれかと一緒に食べるほうが美味しいし、 自分の作った料理を美味しそうに食べる人の顔をみたり 美味しい料理をふるまってくれる人の顔をみれば なにより幸せな気分になるのは間違いない。 実は色々とありえない設定ではあるが、 その点をついていることで 確実にこの漫画は読者の心をとらえる。 共感できる、そう思う。 自己紹介より先に料理を渡しあったり、 最初は隣の部屋から同じ料理の匂いがすることだけで 嬉しかったり、それが互いの顔を見ながら食べる仲になったりと ちょっとじれったい速度で距離感が縮まっていくのも ほのぼのしつつ面白い。 まだ2巻までしか読んでいないが、読みながら 「これ、男女のキャラが逆でも面白かったのでは?」 とか 「お酒が絡んできても面白いんじゃないか?」 と思ったりしたのだが、すでにちゃんと? 「自炊男子に不器用な恋してます。」 「ハッピーアワーガールズ」 とかの作品もあるんですね。 これら、絶対にそういう方向の漫画だろ(笑) そっちも読んでみたいと思います。

ルポルタージュ

「恋愛」が持つ意味を改めて考えさせられる。

ルポルタージュ
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)

すごく良かった。 すごく良かった! 舞台はそう遠くない近未来である2033年。 主人公の表紙の女性は新聞記者で、とあるテロの被害者たちの追悼記事を書くために故人の遺族や友人・知人に取材してわまっていく。 故人に寄り添った丁寧な取材を通して、この社会における「恋愛」や「結婚」の輪郭を少しずつ捉えていくことになる。 ずっと読みたいと思っていたのに、こんなにいい作品と知ってたらもっと早くに読んでおくんだったと後悔・・。 何がいいって、人物と社会をすごく良く描けてるんですよねー。 それぞれの個人が抱えてる感情や悩みはあくまで秘匿されるべき個人のものなんだけど、それを取材を通していろんな人物の視点からつまびらかにしていくと、それまで外側から見えていた一面的なレッテルでは推し量れない立体的で複雑な人物像が浮き上がってくる。 「恋愛」を"飛ばし"て「結婚」するための出会い目的のシェアハウスでテロが行われるが、同じ目的のもと集まったはずの被害者たちにもそれぞれ全く事情があった。 ここでのテーマは、「恋愛」をダサいもの、古いとする潮流とそれを取り巻くいろんな事情と感情をもった人々、「結婚」、そして「性」だ。 骨太かつ心に優しく触れる繊細な描写に感動した。 恋愛なんてイマドキ流行らないよね、という風潮から逆説的に恋愛の良さ、そして悪さが浮き上がってくるなんて素敵すぎる。 この風潮に救われたように感じる人もいれば、行き場がなくなってしまう人もいる。 いたずらな社会の変化に、もてあそばれてしまった人たちがいる。 確かに、結婚という制度は時代によってどんどん変わってきている。 かつては家同士の政略結婚の意味合いが強かったが、欧米からの流れでトレンディドラマなども流行って恋愛結婚が主流になった。 そして、現代ではこの漫画の設定に少し近い現実的なもの、「婚活」という言葉が示すように就職のような「利」をとった考えで結婚する人が増えている。 恋愛自体が持つ社会における相対的な重要性は目に見えないスピードで日に日に変化していっているけど、実は「恋」の絶対的かつ本質的な部分って変わらないよね、というメッセージを感じた。 「恋」は本質的には「する」ものじゃない。 予期せず落ちるもので、突然で、とても理不尽だ。 社会的恋愛と本質的恋愛を混同するものじゃない。 本質的恋愛は、とてもロマンチックでとても残酷だ。 だから、どの時代においても社会制度が変わっても描かれるのだ。 取材を通して「恋」と一歩距離を置きつつも、「恋」を知り変わっていく主人公が愛しくてしょうがない。 あと、主人公の目が最高。 内容も最高なのだけど、なによりもあのじっとりとした色気のある目。 近年で最推しヒロインかもしれない。 素晴らしい読後感だったので、『ルポルタージュ‐追悼記事‐』での続きを楽しみにしている。