永遠を生きる男と生まれ変わる女の話です。奈良時代に大仏を造る際に人身御供となった心優しい娘がいました。まさに絶命しようとするその時に愛していた男に向かって「イアラー」と叫びます。永遠の命を得た男は時代を超えて何度も同じ顔に生まれ変わる女を探し、最後の言葉「イアラ」の意味を知ろうする遥かな旅が始まるのです。 まさか「イアラ」がそういう意味だったとは。楳図かずお先生はやっぱり天才だと思いました。
コービーや能代など、ピンとくるモチーフが随所に散りばめられていて、バスケ好きなら一巻から面白い。最初はイップスの話かと思ったけどそうじゃないっぽいのでこの先が楽しみ。
元夫婦。一度は人生を共にした関係なのだから、やはり他人にはなれないのだろうか。 ちょっと距離はありつつも、共通の話題は尽きることがない。知らない日々の話も聞きたい。そういうものなんだろうか。 あっさりしているようでいて、生きる希望を感じさせてくれるお話。
元夫婦という間柄ならではの会話から親しみと少しのぎこちなさが感じられて、ちょっとクスっとできて最後はグッときた
25歳が描いたとは思えない渋いヒューマンドラマでした。若年性アルツハイマーになってしまった父親。お気に入りの煙草を吸っている時だけは意識が正常になりあの頃の父親に戻るんだけど、その銘柄が廃盤になってしまったので残り2箱しかない。大事に吸わせなければならないと思っていたところに母親がガンで倒れてしまう。最後のお別れの為に煙草を吸わせようとするが…。煙突を大きな煙草に見立てたシーンが詩的で印象に残りました。このままビッグコミックで渋めの人情もの路線で描かれるんだろうか。なんにせよ次回作が楽しみな新人さんです。
※ネタバレを含むクチコミです。
1巻読了!ダム湖に沈んだ村が舞台のタイムスリップもの。ちょっぴり切なくてどこか懐かしい。続きが気になるなぁ。 ダム湖の枯渇により地上に現れた青旗村。この村出身の拓郎は27年ぶりに帰郷した。 …廃村直前の村から姿を消したままのクラスメート3人の行方を探るため。彼らの身にいったい何が起こったのだろうか…。 ところが村に戻り、そこに広がる不思議なひまわり畑を抜けると、なぜか拓郎は27年前にタイムスリップしてしまう。 心は大人のまま子供に戻った拓郎は、果たして運命を変え、友人たちを救うことが出来るだろうか…といったあらすじだ。 大人の目線で記憶を追体験していく事で、当時わからなかった様々な事情が見えてくる展開は、謎解き要素も感じられてワクワクする。
「BECK」といい、「デトロイト・メタル・シティ」といい、音楽漫画は、漫画なのに頭の中で音が聞こえてくる瞬間がたしかに楽しいですね。 アニメ映画化とのことで、広告がたくさんうたれているっぽい本作。 映画あらすじを先に見たせいか、一巻で高校生活を終えて、その後はジャズプレーヤーの日々が紡がれるのかと思ったら違いました。 ジャズにはまったからといって、一人でひたすら練習なんて、早々にできません。 良い意味で馬鹿です。 なりふり構わない、というか、気にしてもいない。そういう人がものすごい人物になるんでしょう。 巻末にある、未来の知り合いからの「あの人を語る」は、先を読んでないのに未来を想像させてくれて、なかなかジーンとしました。 音が聞こえる漫画は良いと冒頭で書きましたが、最初のころはサックスの音がバカでかかったようなので、音が聞こえない漫画で良かったと思いました。 想像の音しか聞こえないので、音量しかり、詳細が描写されたときは「あ、そうだったの?」というビックリ展開にもなっていて良かったです。 今なら4巻まで無料で読めるみたいなので、映画化記念にあなたもどうぞ。
コミックスは紙のみの発売という謎仕様だったので読めてなかったのですが、オアゾに別件できてたついでにたまたま目について購入しました!!!! 永井先生も巨匠なので言いづらいのですが、正直微妙でした・・・。単純なリメイクではなく、ストーリーはオリジナルです。ストーリーの骨格自体はそこまで変でもなかったと思います! ただ原作はミステリアスなムードが魅力なのですが、そういった部分がなくなってしまっていました。作風の違いってこともあるので、しょうがないのかもしれないのですが、別の作品の方がマッチしたかもしれないと思いました!すいません! 性的な描写もヤクザ同士の構想もなんとなくどことなくアレでした。。 冒頭「はじめに」に書かれた永井先生のばるぼらとブラックジャックに関する考察はなるほどど思いました。勉強させていただきました。
永遠を生きる男と生まれ変わる女の話です。奈良時代に大仏を造る際に人身御供となった心優しい娘がいました。まさに絶命しようとするその時に愛していた男に向かって「イアラー」と叫びます。永遠の命を得た男は時代を超えて何度も同じ顔に生まれ変わる女を探し、最後の言葉「イアラ」の意味を知ろうする遥かな旅が始まるのです。 まさか「イアラ」がそういう意味だったとは。楳図かずお先生はやっぱり天才だと思いました。