※ネタバレを含むクチコミです。
1巻読了。 清掃の仕事をしながら、ネカフェで生活している一希は、養護施設育ち。 大抵のものは、窓の向こうにあって手に入らないと思って生活している。 一希は、小さい頃から絵を描くことが、日常で、描かずにはいられないと自覚しているが、それで食べて行こうとは思っていなかった。 透に出会うまでは・・・。 美術品の価値は、専門家でなければ分からない部分の多い。 その裏側を垣間見ることができて面白い作品。 才能も、お金がないと萎んでしまうし、評価してくれる人がいないと価値が見いだされない、出会いが人生にとってどれだけ大切か思い知らされる。 これから、二人の関係性も気になるところ。 一希の作品は、透というパトロンを得てどのように変化していくのか、楽しみである。
北御門皇臥と名乗る、由緒ある陰陽師だという男。 小学校の頃、親の職業を発表する際、「陰陽師」と正直に言って周囲から辛い視線を送られたことで、陰陽師が普通でない職と気づいた。 名字は北御門といかついが、本当の名前は普通。嫁は皇臥と読んでくれるが、母親は本名で呼ぶ。 仕事柄、キラキラネームのほうがやりやすいらしい。陰陽師って、大変。 おまけに、物語では今まで人に譲っていた苦手なことをどんどんやらされている。 養う人が一人増えたからと、鬼嫁は言う。 彼の設定が一つずつ明らかになるにつれて、おもしろいなあと思ってしまう。 悪人になりきれない母も良い性格をしている。 あと、異常なほど知識を吸収したがり、どんどんと覚えていく主人公(嫁)も実は変わっている。 貧乏性設定のせいで、姑の嫌がらせが嫌がらせになりきらなかったりする。 読んでいると、話が飛んでいるような気がすることがあるのだけど、原作小説だとその穴が埋まっているんだろうか。
いつか自分が描いた絵が一億二千万円で売れたら。 それだけだと、夢だ。 才能もあるのだろうけど、パトロンに発掘してもらい、しかるべき人へつないでもらわなければ、ポンと一億円を出す人には出会えない。 パトロンの嵐山も、早々にその現実を説明している。 主人公はラッキーなのだ。 手すさびに描いているところを、窓越しに見つけてもらえ、販売のためのルートを用意してもらえたのだから。 おもしろいな。 夢と夢のような現実が混在している。 ただ、金持ちの道楽ともいえる、嵐山の行動は狂気も感じる。 ネカフェ底辺暮らしで、ソレ以下に落ちないよう、必死に踏みとどまっていた主人公を、動物を拾ってきたかのようになだめすかして、信頼させ…お金と人脈で場を整えていく様子は、何かのゲームのよう。 主人公に求められていることは描くこと。 より周知されたなにものかになりたければ、まず影響を強く持つ人に見つけてもらわなきゃいけないと訴えかけられている感じがする漫画だ。 考えたら、ペンパイナッポーアッポーペンも発掘されて、世界に広まった。
ネカフェ暮らしの清掃員で無名の絵描きである一希と、そんな一希の絵に魅せられた透の話。芸術の世界を知れてわくわくするし、なにより各キャラクターの描写がすごくいい。「バカにするな」と金を突き返す一希は最初見た時モヤモヤしたけど、読んでいくにつれ過去の背景が分かって心情が理解できたし、それでも引き留める透の熱い気持ちや見えてる世界だとか一希との違いだとか……。うまく言えないけどそういう差すごく良いです。 というか冒頭のシーンも伏線だったわけだしまだ気になるところもたくさんあるし、キャラクターもいいし、物語としてすごく面白いしクオリティが高い気がする。今後の展開が楽しみ。とりあえず1巻読了。
芸術って奥深い。 当たり前に生活するために、お金が必要。 いやー、背筋がゾクゾクしました。 2巻まで読みましたが、ここからもっと話が大きく展開していくのではないかなと予想。 美術的な豆知識もちょこちょこ書いてあるので、勉強になる。(芸術に触れるのが好きな自分には、へぇ〜!が多かったです。) 透くんも、何となく裏がありそうだし、凪森くんと何かあったのかな? ざっくりとすぎますが、学べることが多そうな作品。 伏線がはられすぎて気になることが多いし、読み返す度に面白さが増す気がします。
不器用すぎる男2人!! 人間そのものではなく才能に目が行ってしまう、お互いの力を必要とする運命力等、パトロンの関係性において魅力的な部分が詰まってて最高だ。
発売から遅れて1巻を読みました。この作品必ずもっともっと話題になります。 そのくらい面白くそして新しい、令和に始まった令和の漫画。 もっと有名になった時に古参がいた証の一人として、このクチコミを残しておきます。
今まで読んだ漫画遍歴で、最高齢の主人公。 でもそんなことは関係なく、いくつになっても、いつになっても。夢をあきらめない主人公に心動かされました。かかわる人に心が揺さぶられることも素敵だなあって思います。 時間をどう捉えるかを年代を比較して、好きなことに対する熱を冷静に燃やしていて、引き込まれます。おすすめです。
一巻が発売されてから読んで、あらおもしろいじゃないと思ったら、これも実写ドラマ化とのこと。 流石に早すぎませんかね、ドラマ化ありきの漫画だったんですかねと、気持ちが少しゲンナリした。 とはいえ。 ゲンナリしたものの、原作はおもしろい。 うまくいえない気持ちのとき、慰めてくれるというか、すくい上げてくれるというか。 バーというか、バーテンさんというか、そういう良いところが描かれていて、とても好きだ。 また、以前読んだときは、缶詰をオプションとして処理していたんだろう。 久々に読み直して、缶詰を調理して出すバーだったかとびっくりした。 高級缶詰に手を加えてこんな出し方をしていたら、一品おいくらなんだろう。 西荻窪とあるが、高級なエリアなんだろうか。 私が寄ったらちょいと一杯のはずが、すっきりした気持ちと寒々しい財布で出なければいけないのでは。 読み直したら、今度は変な考えが生まれてしまった。 え、かんづめ?と一瞬思うものの楽しめる作品。
画家や芸術をテーマにした作品は数あれど、お金との関係を取り扱うのは珍しいですね。「グラゼニ」のような新しい切り口を感じます。 漫画アニメオタクに嫌われがちだった(?)な村上隆や、最近だとバンクシーやNFTなど、「何でこれが億もするの!?」と一般人が疑問に思う部分に光を当てるのだとしたら、期待大! メインキャラ二人の関係も萌えれそうで楽しみです!
夫と死別した65歳のうみ子は、映像専攻の美大生海と出会い、映画の海へとダイブする。 自分は映画を撮りたい側なのではないか?しかしこの年で?これ以上日常に波を立てたところで面倒なのでは?と悩むうみ子。しかし自分だったらどうする?と考えてしまえば、止められない。 ここの表現が秀逸だな~分かるな~と。いやほんの数ページなんですけど、めちゃくちゃ共感できるんですよね。映画にしろ何にしろ、新しいことを始めようとするのは良くも悪くもドキドキする。面倒になってすぐやめちゃうかな、変に調子乗ってないかな、って思うんだけど始めてみるとものすごく楽しくなって夢中になってしまう。たまらんね。 私もほんの少し創作をしたことがあるので、その時のことを思い出して懐かしくなりました。いやエモくなりました。 色んな層に刺さる良き作品。
表紙のあったかい雰囲気に惹かれて読んでみたのですが、期待通りの優しいほっとする人情酒場物語でした! おかみさんとりえちゃん。常連さんたち。流れのサイボーグ板前、旧文明からのお客さん。傭兵夫婦の賢者の贈り物。 戦後15年という、まだ混乱の残る時代にたくましく生きてる人々が美味しいご飯とお酒のもとに集まる温かいひととき……素敵すぎます。 大人になってからこれほど「ここに行けたらいいのに……!」と思った漫画もないです。 同作者の別のSF居酒屋シリーズもあるのですが、読みたいようなでも今はこの「春來荘(ハライソ)」のお店の雰囲気だけを噛み締めていたいような複雑な気持ちです。
これはおもしろい! 施設で育ち、清掃員として働くもネカフェを寝床として暮らす青年・一希。唯一の趣味は小さめのスケッチブックに絵を描くこと。そんな彼の絵がある日突然、嵐山という男によって1億2000万という値段が付けられるが…!?180度ひっくり返る彼の人生はどうなってしまうのか!
表紙がとても好き。おばあちゃん映画への愛と情熱が伝わってくる、まさに映画のような作品!
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ サイバーパンクな雰囲気があり荒廃した世界でも人情が絡むマンガはいい。 ・特に好きなところは? 女店主・お春さんがいた部隊長が特にいい。あんまりキャラクターのその後の気にしたりはしないが続きがあるなら隊長のその後を描いてほしいね ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 表紙でもなんとなくわかりますが、舞台はサイバーパンクな感じですが良い人情話が多いので寝る前に読むのをおすすめします。
(がんばれっていうとパワハラになるらしいので) いざゆけ、うみ子さん。 映像科の大学生×夫を亡くしたおばあちゃんのなんともいえない感情と想いの交錯。 久しぶりにこんなに惹きつけるチカラが強い作品を見た。 「メタモルフォーゼの縁側」でも思ったけど、おばあちゃん主人公の作品って強い。これは自分がそういうのが好みなだけではないと思う。
久しぶりに読んでステキ!と思えた作品でした。 『生き方上手』の故・日野原重明先生経由で知った、 哲学者マルチン・ブーバーの言葉 「人は創(はじ)めることを忘れない限り、いつまでも老いない」 が、ステキな言葉だなとずっと思っていたので。 本作の主人公も65歳という年齢ながら映画をつくるために大学に入りなおすとか、人生100年時代にふさわしくステキでした。 自分のやりたいことに気づく瞬間や、実際に動き出すために必要な環境が整っているタイミングとかは、人それぞれですもんね。 特に、そのきっかけになった海(カイ)という美大生の一言 「今からだって死ぬ気で映画作ったほうがいいよ」 の発言はシビれました。 年齢や性別とか関係なく、同じ創り手として同じ目線で主人公に言い切る姿はホント格好よかったです。 年老いた老人に、冷水と嘲笑することなく、 何か新しいことやったほうがいいよ、なんて中々言えないよなぁと。 この二人でどんな映画をつくり、どういう関係になっていくのか凄く楽しみです。
65歳美大の映像学科のうみ子さんが、映画館で出会った同じ大学の同じく映像学科の海くんを誘って、早朝の海にロケハンに行った海で初めて撮りたいものを見つける。一巻読了。 ふたりともそれぞれの放つ言葉に大きく人生を揺さぶられる。 これから、物語が進展していく。 早く、その現場に立ち会いたい。 待ち遠しい♬
本作の主人公は夫と死別した65歳の女性・茅野うみ子。 彼女はふとしたきっかけで数十年ぶりに映画館を訪れるのですが、その映画館で、映像先行の美大生・海(カイ)に声を掛けられます。 この出会いを契機にうみ子が自分のなかにあった「映画を撮りたい」という感情に気付く、という導入の作品です。 実際に「映画を撮る」ための一歩を踏み出したうみ子は、その後の海との交流を通し、今までの人生で自分の中にあった、そしてこれから生まれるであろう様々な感情に気付いていきます。 そしてその様子が、波や舟などの"海"をモチーフにした描写で視覚的に表現されているのも印象的な作品です。 物語の冒頭、海に「映画を作りたい側」の人間だと指摘されたうみ子が1巻の終盤で「作る側」と「作らない側」の違いについて語るシーンには、誰しもが心をグッと掴まれるようなメッセージが込められています。 そんな、読者の心の奥底にある感情を奮い立たせてくれるような物語です。 1巻まで読了
まだ単行本も出てないのにドラマ化決定とな まあドラマ化前提の連載ってことだったのかな キャストを楽しみに待とうっと。 https://natalie.mu/comic/news/411451
※ネタバレを含むクチコミです。